みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
65.最後のオチはともかくとして、モンスターパニックとしてはそれほど目新しいものはなかったように思う。あえて言えば、他の作品に比べ、人間の内面をより深く描いているくらいかなあ。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-23 01:37:02) ★64.《ネタバレ》 形をかえた「クローバーフィールド」と言えるんじゃないでしょうか。 霧に潜む何かはそんな時間をかけずに姿を現します。しかしこの映画の 見所はスーパーに閉じ込められた集団の狂気!そしてそこから続くラスト! 6点つけましたが、もっと点を上げてもいいような下げてもいいような。 もう少し時間を削れるはずだから、この点数でいいでしょう。人の感想が これほど気になる映画は最近ではありませんでした。 【hiko】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-09-22 20:58:27) 63.《ネタバレ》 宗教狂いの女のほうは、最初は1人ぼっちで孤立していたが、恐怖が人々を支配するようになると、徐々に勢力を伸ばし始めるという人間劇が展開され、そのなかで宗教に身をおく人間たちが、ことさら愚かにみえるのは仕方ないにしても、間違ってもこんな女には従わないとは断言できないところが奥深い。たとえば「神」を信じない者であっても、初詣で祈ることはあるだろう、それが「神」に対する祈りでなくとも、何かに祈っていることは間違いないわけで、つまり「神」という具体的な存在をいくら否定していても、見えない抽象的な存在に祈ったり、罰に怯えている。それが人間の本質である。ようするに意識して「神」を信じるか、それとも無宗教の日本人のように潜在化で信じるか、そのどちらかである。「わたしは無神論者です」と単純に主張する人間ほど、その本質を理解していない。人は弱いからこそ、見えない力を信じて生きている、そしてミスト(霧)はそんな人の深淵に潜むものを露にしていく。すべての人間は宗教観を持っているのだ。とても濃密な人間模様だと思う。問題のラストシーンでは主人公の行動を理解できない観客も多い。しかし主人公は、世界が滅んだ、と思ったからこそ、それを決断したのです。当初マーケットの周辺のみの霧だと思われていたが、ついに車で脱出してみると、実は全世界が霧で覆われており、すでに人類は絶望していた─。観ている私はそう解釈し、それが衝撃的ラストの意味だと思い込んだ。仮にそんなラストでも充分説得力はあったはずだ。しかしこの作品のテーマはあくまでも「人間の本質」を表現することなので、霧を晴らすことにし、人間の愚かさを炙り出した。世界滅亡という思い込みは、先の見えない霧が、そこまで人の想像力を飛躍させた結果なのだ。誰が主人公を責められようか?アーメン。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-22 18:10:22)(良:2票) 62.《ネタバレ》 ハンマーで殴られた感が強く、悲壮感が漂うラストはコメントを差し控えたくなるほどの出来です。まさかそんな分けないだろうという感じ。えーと、余談ですがガンスリンガーを見つけたような気もしましたが、まさかねぇ。。。 【成田とうこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-22 13:50:32) 61.《ネタバレ》 化物に襲われてもう他の選択肢が無いギリギリの状況までなぜ生きようとしないのか。あそこまで行ったらなおのことだ。もう疲れきってしまって?そうは見えなかったがね。あの後味悪く救いのない結末が最初からありき、とういう気がしてならない。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-21 04:00:30) 60.《ネタバレ》 ここまで嫌悪感しかおぼえない映画は久し振りに観た。 ありがちなモンスター映画を装い、観客に毒を吐き絶望と嫌悪の底に突き落とす映画だ。 映画制作者の姿勢として最低。 キングの中編小説『霧』は何年も前に読んで、漠然とした恐怖が印象に残ったが 敢えて霧の中で終わる小説からは、まだ救いを想像することも出来た。 だが映画には希望どころか情けの欠片もない(知性もない)。 何しろ、小説で霧の中に踏み出していった主人公たちの、悪趣味な結末を映画は描いている。 それも無駄に丁寧に、ダラダラと時間をかけて、真綿で首を絞めるように如何に救いがない状況か見せつけ、あの結末に至る。 演出の技は認める。が、あの無駄に皮肉めいた結末は、悪乗りとしか言いようがない。 今までダラボン監督作品は好きな部類だったが、この映画の記憶が褪せるまでは観ないだろう。 もう一つ、この映画が最悪なのは、 結末変更を提案された原作者・キングに『思い付いていれば原作もこの結末にしただろう』等と 今更余計なひとことを言わせてしまったことだ。 そりゃないぜ。 【i-loop】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-09-21 02:44:04)(良:1票) 59.《ネタバレ》 子役が可愛く健気だったので「なんとか生き延びてくれ~!」と祈りながら観てましたが結局・・・。後味は最悪な映画でしたが全体的には楽しめました(「〇ローバー・~」や「〇プニ〇グ」よりは)。「人間、何事も早まってはいけない」と改めて思いました。 【より】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-20 23:21:10) 58.《ネタバレ》 凄いつまらなかった。人間の本質を衝いてる気なんだろうけど、スーパーに取り残された人達の行動は、あまりにもリアリティに欠けるんじゃないかと想像する。ほとんどギャグじゃん。キング作品に毎回感じるこの古臭さと違和感はなんなんだろう?人種や世代の違いからだろうか?それにしてもなんだかな~。感覚が全く合わない。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-20 08:56:32) 57.《ネタバレ》 予告に一目惚れ。最後まで「何か」の正体については引っ張ると思ってたので、早々にモロなクリーチャーが登場した時はびっくりして「出るのかよ!」と突っ込んでしまいました。「面白かったぁ…」と率直に言っていいかどうかは悩みますが面白かった。この後味の悪さで点数下がってる部分もあるんでしょうね。「絶望の中で全てを捨てたとたん救いの手が!」っていうオチはマンガでは何度か見たので読めてしまいましたが、本心からびっくりできてたら心臓止まってたかもしれないなあ。「もうちょっと待てよ!」感いっぱいです。 【えむぁっ。】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-20 08:54:04) 56.《ネタバレ》 いかんよ、殺しちゃあ。 なんとか、なるかも知れないジャン。 化け物に殺されるとは、限らんジャン。 自分も息子がいるから、こんな行動は考えられんよ。 絶対、考えられんよ。 やめてよ、こんなオチは。 「驚愕のラスト」って言うから、 霧の正体の事で、何か物凄い事が判明するのかと思ってたので、 まさか主人公が集団心中するとは思いもよらんかったよ。 どんでん返しは、大好きだけど、こんな背負い投げは、いかんよ。 映画は娯楽なんだから。 子を持つ親としたら、絶対ありえん。 【こまわり】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-09-18 16:36:11)(良:2票) 55.《ネタバレ》 キングのB級ホラーの空気感が好きじゃないと見れないかな・・ 霧の中は異空間からやってきた化け物っていうのはキング作品ではよくある手だから驚きはない。 もちろん化け物はCGだからそれなりにちゃちい。 いつものキング作品を少し金かけましたって感じ。 それにラストは原作と全く違います。 映画では宗教に狂い暴れた人々から逃げる為、5人が車で走っていたらガソリンが無くなり絶望に落ちて自殺するという話。 ただ弾が4発しかなく、主人公は仲間と息子4人を殺し自分は化け物に食われて死ぬ予定だったが、仲間達を殺し化け物に食われようと外に出たら霧は晴れて解決、1人だけ残され対立した人々は生き残るっていう何とも救いようがない物語。 しかしだね、このラストは読めます。しかも自殺シーンは衝撃よりも笑える。 原作では逃げた主人公と女性が恋人になるんだよね。少なくとも死にはしない! ラストを変えすぎてこういうのにするのは許せん。 ただ、霧に包まれおかしくなっていく人間の様はさすがキング。 そこだけかな。 【Sway N Lin】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-18 11:26:53) 54.《ネタバレ》 宗教おばさんが半主役なのだとは思わなかった。恐怖につつまれる中で、あんなに喋り続けられたら、たしかに盲信してしまう人はいるかもしれない。が、それを話の中心にもってこられると辛いなあ。ああなる前に何とでも対処しようはあった気がするのだが。ニューヨークの弁護士は、あっさりいなくなってしまった。それにしても最後、なんでいきなり心中しちゃうのさ。「怪物に殺させないで」って、「その前に殺してね」という意味じゃないだろう。最後まで守ってくれって話じゃなかったのか。 【mohno】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-17 03:44:49) 53.ただストレスが溜まっただけの映画。 特にラストはいただけない。 ドリームキャッチャーと何ら変わらない仕上がり具合。 監督だけに質の高い映画を期待してしまったのが間違い。 これは薦められません。 【ナラタージュ】さん [DVD(吹替)] 3点(2008-09-16 16:16:33) 52.《ネタバレ》 オチがダメなんじゃなくて、オチが許せない。観た直後なら0点付けてた。一面が見渡せるガラス張りのスーパーマーケットに閉じ込められるという展開が絶妙なシチュエーションで、映画という異次元の世界のポスターを描いてる主人公がまさに異次元の住人たちをガラス越しに見ることになるのだが、蛸の足のような、または食指のようなものをいきなり見せられた時点でちょっとガッカリ。それでもその後のイケイケなモンスターパニック路線に興奮。異次元の住人たちってただデカイだけかよ!とか思ったりもしながら、そのいかにもB級なノリも悪くない。ダラボンやるじゃん。と思ってたらこのオチ。最悪。原作は違う結末らしいが、仮に書籍でこの映画の結末をするならべつにいいです。問題なしです。たぶんこの後味の悪さを堪能できる。でも映画ではできない。映画と書籍の違いがここにある。ストーリーをひたすら追いかけてゆくという鑑賞ができる人なら問題無いかもしれないし、むしろ急転直下ともいえるこのオチこそを堪能できるだろう。でも映画は、映像は、本来、文字ほどストーリーを明確には語れないゆえに常に観る者の(それこそ十人十色の)想像力との共同作業で「世界」を作り上げてゆく。それゆえに疑似体験度は大きい。私の場合は子供がいるので特に後味最悪に感じたのかもしれない。でもたんに後味が悪いからダメってことだけじゃなく(後味の悪い映画は山ほどある)、その後味の悪さが、現実を、あるいは本質を描くための必然としての後味の悪さなんかじゃなく、たんに後味の悪さを狙ったものでしかないという悪意にも似た戦略からくるものだから許せないのだ。 ちなみに超ネタバレだが、自らの子を殺すから最悪なのではなく、そのあまりにも悲しい結末をチャンチャン♪的な結末にしてしまうから最悪なのだ。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 1点(2008-08-18 16:53:26)(良:2票) 51.《ネタバレ》 のっけからB級オーラとニオイがぷんぷんで、なんとも身震いするほどうれしい映画である。怪物の造型もOK。教(狂)祖と化したオバちゃんを「バン!」もOK。なんかスカッとしちゃったけど、きっとこの監督も昔からこの手の映画に出てくるこういう輩を何とかしたいと思っていたに違いない。ただ、それが行き過ぎて主人公たちまで「バン!バン!バン!バン!」。。。これはいけない。気前よく映画化はさせるくせに、すぐケチをつけるキング氏は、このラストを相当気に入ったそうだが、今回こそ違うだろう!!と思うのだが。せっかくいい感じで観てたのに、後味悪い点は大きなマイナスである。ただ、子供が親父に「奴らに僕を殺させないでね」という何とも違和感のある日本語訳は、このラストのためだったのかと、なんとなく納得しながらも、このDVDを購入するかはいまだに悩んでいる。もう一つ気に入らないのは、最後に勝ち誇った顔でトラックの荷台に乗っかって登場した母親・・・自分の子供のために人を巻き込もうとしたあなたは、ハッキリ言って自己中です。 【リニア】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-16 11:51:59)(良:1票) 50.《ネタバレ》 2008年公開の最高傑作、ダークナイトさえなければ、間違いなく1位をさらっていた。ここまで引き込まれるサスペンス/ホラーがあるだろうか。「異次元の怪物」という一見してチープなモチーフとは裏腹に、この人間がもちうる狂気は何だ!集団心理、極限の状態に追い込まれた者が理性から狂った宗教へ転落する様、すべてがリアルすぎる!まるで自分があのスーパーに閉じ込められたような気になる、まるごと劇場ごと。そんな空気さえ形成させるほどの撮り方、これはうますぎる。キング作品のもつ雰囲気・特徴を見事、撮影に実現させしめた。DVDでは半減、劇場で見なければ意味がない。何よりもこのラストよ、驚愕、衝撃、唖然、言語を絶するとはこのことよ。鳥肌がたって劇場を去ることができなかった。とにかく何よりもまず観てほしい、部屋を暗くして、液晶テレビで、大型32型以上で、5.1CHサラウンドで! 【JUKE】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-10 23:08:36)(良:1票) 49.原作は、15年以上前にはじめて読んで以来、3度読んだ。よくできた映画だと思うが、あのラストはやり過ぎだ。あれがすべてをぶち壊してしまった。違うバージョンのラストも撮影済みだったりするのかな。DVDに特典にはいってたりするのかな、わくわく。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-04 22:10:24) 48.《ネタバレ》 クチ開けながら見入ってた人間が言うことではないと思うけど、ちょっとこれは、面白いとは言いたくないなあ。最後が残酷すぎると言うか、オリーが死んだあたりからオチは読めてましたけど、なんかいかにも背伸びしたがりな高校生が残酷とかグロとかアンチヒーローにハマちゃって、途中までご都合主義の連続なのに最後でちゃぶ台返しして全部台無しにしちゃって俺大満足!みたいな子供っぽさを感じて呆然と苦笑い。リアリズムって意味なら、新バットマンシリーズのがよっぽどリアル。ただし、意図的なカメラの手ブレ演出やクリチャーのデザインには感心。クモ怪物の糸のCGがダメすぎて興ざめしたけど、それ以外はグラフィックも充分及第点。密室系サスペンスの心理描写なんかも上手いし、時間分の元は充分取れたと断言できます。 【DeVante】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-07-31 00:01:09) 47.《ネタバレ》 序盤のスーパー・マーケットのワンシーンだけで人々の個性や人となりが説明されていて、そのスムーズな導入が素直に凄いと思いました。 マーケットの中の人々が二分されていく中で、一方は大学卒や教師などのインテリでももう一方は明らかに労働者階級の人々という構図も分りやすかったです。 チープなCGの怪物や異世界云々はオイオイと突っ込んで仕舞いましたが、映画自体のコンセプトが閉鎖空間における人間関係に重きを置いているので問題ないかと。 役者も皆いい味出してるんだけど、狂信者を演じたマーシャル・ゲイ・ハーデンが際立って素晴らしかった。終盤には私も彼女を殺してやりたいといつの間にか思ってしまっていたのがまた怖い。いつの間にか観客も憎しみの連鎖に取り込まれている。彼女が殺されたときにスカッとしてしまう。恐ろしい映画ですね。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-30 13:25:51) 46.《ネタバレ》 ラストはいくらなんでも悲劇的過ぎるでしょう・・・。ただ、密室劇として、人々の心理を丁寧に描いてて面白かった。オカルト的思想に走りすぎた感はあるけれど。怪物については・・・ノーコメントです。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-07-22 18:54:27)
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