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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
3.なんか違う。乱歩の原作を読んでいないので、どれがより原作に近いものなのか答えは出ないし分からないのだが。 少なくとも清水美砂が主演だった人間椅子(1997)にはまだ面白さがあった。 面白さというか、そこには、乱歩独特の雰囲気がほど良く漂い充満し、見てはいけない想像の世界を見せられてしまうんではなかろうかっていうような危険さを感じさせる何かがあった。そこに妙な空気が張り詰め、緊張感すらあった。一つ一つのアイテムにしてもそう、まずは一番重んじられるはずの 『椅子』 というものには充分すぎるほどのこだわり感があったように思えた。例えばその椅子、家具職人が手間隙掛けて作り上げたような立派な一脚であったし、今で言うエグゼグティヴチェアと呼ばれるような気品めいた本格嗜好の立派な革張りのお椅子であった。とにかく 『椅子』 。そこが話の基本であった。なのになぜ‥ ‥ どうしてこうも変な出来になってしまったんかいな‥ なぜにあんな安っぽい椅子を使い、そこにこだわりを見せなかったのか‥ 正直、言っちゃ悪いがカスな作品でしたね。カスもカスでカスの大王のような出来栄えだったね。もひとつカスのランクを上げるならカスの大魔王のような出来栄えだったね。まあとにかく書いてて次第に腹が立ってきてしまった。怒ると損なのでもうやめた。宮地真緒にしても中途半端な使い方をしおってからに。 いっそ彼女のゴミ収集家という変な癖にズームアップしてくれたほうがよっぽど楽しめたはずだったろーや。 まあね カスの大魔王に何を言っても無駄なんでしょうが とにかく乱歩の世界の気高いイメージを茶化し粗末に扱ってしまった その罪は重いねぇ・・・ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2011-02-07 22:45:16)(良:2票)
2.《ネタバレ》 数ある乱歩作品の中でも、ひと際耽美的な印象が強い作品『人間椅子』。本来は一人の男による独白のみで構成される短編小説です。その舞台を現代に移し、ストーリーは大きく脚色し作家とゴーストライターのお話しにした事は、映画化するにあたって妥当であると思います。物語もそれなりに楽しめました。問題は作り手の器量が明らかに足りてるとは思えない点でしょうか。どーも乱歩作品独特の変態的な世界を作ろうと腐心している事は分かるのですが、どれも中途半端で終わっているのが勿体無い。宮地真緒の蒐集癖や、小沢真珠のサディズム、そして小説では綿密に描かれていた人間椅子の常人では感じられない悦楽。これらがどうも描き切れていない様に感じられました。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-10-05 01:08:43)
★1.《ネタバレ》 ディープでエログロな江戸川乱歩の世界。本作はその“エロス”の部分に焦点を当てた作品とのこと。曰く「エロティック乱歩」。確かに小沢真珠の下着姿は艶めかしかったです。でもそれだけでした。乱歩の世界が底無し沼だとしたら、本作は子供用ビニールプールくらい。物足りないです。宮地の収集癖も然り。一貫性も無いし、エロスも感じられません。やくみつるなら鼻で笑う。もっとディープに、変態チックでないと意味がありません。板尾とのベッドシーン省略もそう。別に濡れ場が見たいわけではありません。でも情事の痕跡を微塵も感じさせないのでは、流石に白けてしまう。乱れた髪、吐息、気だるい表情、滴る汗、情事を匂わせる演出はいくらでもあります。宮地を清純派アイドル路線で売る気なら理解もできますが、多分違いますよね。そもそも文才があるように見えませんし、ミスキャストだったと思います。誰向けにつくられたのかよく分かからないです。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-03-10 18:48:14)(良:1票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
3.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 33.33% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 2 | 66.67% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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