みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
57.《ネタバレ》 ほんの10年前に製作された映画なのに、文化の違いのせいもあるのかとてもギャップを覚えました。電車が着くなり窓から乗車する若者、万引きをすると撃ち殺されるのが当然な治安、そんな文化圏にいるにも関わらず万引きを行うドーラとジョズエ。 正直この映画で人間に惹かれることはありませんでした。でも人間の代わりにとても惹かれたのは、代筆屋の仕事のほうでした。文字が書けないために代筆屋に依頼し、手紙の文字を自分の口から出る言葉で綴っていく人々のその姿が、素直にジーンときました。 そもそも識字率がとても高い日本では代筆業なんてものは仕事にもならないでしょう。それどころか今の日本では携帯電話も普及し、口から出す言葉どころか個性も何もないデジタル文字が飛び交っています。しかしそんな環境にいる自分だったからこそ、そんな手紙の綴り方が印象的でした。それだけに、お金だけを取り、書いた手紙を投函しないどころか勝手に開けるようなドーラの行為に憤りすら覚えました。相手にメッセージをなかなか伝えられないような人達だからこそ、それぞれに思いメッセージがこもっているはずなのに・・・。 代筆屋。こんな時代だからこそいて欲しい時もあるかもしれませんね。その時はもちろん、きちんと投函してくれる人で(笑) 【TANTO】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2007-12-23 02:23:26) 56.ハリウッド映画にはない魅力があふれるヒューマンドラマ。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-07-23 18:57:42) 55.ドーラとジョズエってどこかで聞いたことあるような。 ポルトガル語ってだけで評価高いけど、実は結構退屈だった。 【Michael.K】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-19 03:43:58) 54.《ネタバレ》 久しぶりに映画で癒された。ドーラが少年と出会い、少しずつ改心していくさまが土着のキリスト教を交えて違和感なく描かれており、劇中に引き込まれていった。悲しいけど心地よい結末がよかった。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-25 11:41:06) 53.《ネタバレ》 「因業ババア」という言葉を、正に全身全霊カラダごと体現させているかようなドーラという初老女が、いかにフツーの人間(←決してイイヒトでないのがミソ)へと変化していくのかが、この作品の一番の見所。封切り当時一度観た後、かなり年月が経っているにもかかわらずキョーレツに記憶に残っているのは、このヒロインのいかにも業の深そうな迫力顔と存在感あってこそ。「おんな」部分を突如としてさらけ出す口紅を塗るシーンも侘しいけれど、少年との旅の終着地にて、村の人々が簡素なキリスト像に祈りを捧げるシーンもやけに印象深いっす。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-18 17:36:20) 52.《ネタバレ》 いがみ合いもした二人が後半には心を通わせていく。ドーラが「憎らしいほど、いい子なのよ」と妹に電話するところで、ぐっと来て。ラストの自分の気持ちを正直に書いた手紙に、胸が詰まった。そして、ジョズエとドーラがお互いの思い出の写真を見て、それぞれに涙の後の笑顔を見せてくれて…この表情を見るために、この旅に付いていって(この映画を観て)、よかった…と思いました。 【ちゃいちゃい】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-18 10:24:51) 51.《ネタバレ》 子供の父親探しを通じて、自分の親子関係を考えるロードムービーという設定は「単騎千里を走る」に似てないことも無いが、如何せん登場人物に全く魅力が無く、ストーリー・展開等々心情に訴えるものも殆ど無い。ブラジルってのはヒドイ国だなあという負の印象しかない。こんなの世界に発信して大丈夫なんだろうか???同じBRICs系映画と言えども、いろんな意味でコレほどの差があるものなのか?と正直驚いている。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(字幕)] 4点(2006-05-14 01:14:48) ★50.《ネタバレ》 駅で代書屋を営むドーラ。ある事情から、母親を亡くした少年ジョズエを遥か遠方に住む父親のもとへ連れて行くことになります。ブラジルの社会や生活を感じられる心温まるロードムービーです。(以下ネタバレです)投函を依頼された手紙を破り捨てるドーラは善人とは言えません。しかし、手紙を棚へしまい込むところに良心の呵責が見て取れます。成り行きとはいえ、ジョズエと旅したことも同様です。代書屋として他人の人生を垣間見るうちに、また父との関係、孤独な生活の中で擦れてしまったであろうドーラの心。ジョズエとの旅で徐々に癒されていきます。旅の途中、今までなら捨てていた手紙を投函する場面や、ずっと自分の為の(言い訳としての)嘘ばかりついていたドーラが、ジョズエを思いやってつく嘘に心の変化が現れています。ラストで明らかになる事実、二つ並んだ手紙に、人生の機微を感じずにはいられません。ラストで記念写真を覗く2人の姿に自然と涙が溢れてきます。たまたま交差しただけのドーラとジョズエの人生。しかしそれは数多くの人生が行き交う「セントラルステーション」が生んだ小さな奇跡だったのではないでしょうか。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-05-11 17:54:18)(良:2票) 49.ロードムービーは展開にメリハリがなく、のんびりした退屈なものが多くて基本的に好きではないが、この作品は非常によく出来ていたと思う。 代筆業がしっかりと後になって生きてくるし、コマやラストの写真など、小物もよく効いている。 おばちゃんが子供に付いて行かざるを得ない状況や、帰れなくなる状況作りがとてもテンポいい。 見せ方をよく解っている。 あんなに嫌だったおばちゃんが段々好きになっていく。この辺も役者の演技と演出がかみ合って、とても上手い。 【カタログ】さん 8点(2004-11-18 02:31:14) 48.ブラジルの苦しい現実は随所に垣間見れたが、何かに感動するような部分はなかったというのが感想。 でも、好きな人には好きな映画なんでしょうね。 あのおばちゃんと少年の心の変化というか成長が上手く伝われば良かったんですが。 二人にとってお互いがかけがえのない存在になっていくようなシーンがもっとあれば良かったんだけど。 お金もなくなりどうしようもない時にジョズエが代書を提案して、儲けたお金で写真を取り、ホテルのベッドでたわいもない会話をするような所は二人の関係がぐっと近づいた気はした。 おばちゃんもかつては捨て去っていた手紙を道中ではちゃんと出していたような気持ちの変化は感じ取れた。 果たしておやっさんの手紙には本当にジョズエのことが書かれていたんだろうかとか、おやっさんはどこに行ったのか(いつからいなくなったのか忘れたけどジョズエ母の訃報を聞いていなくなったのかと思ったが)とか、そういうあやふやにしている部分は逆に良く思われた。 【六本木ソルジャー】さん 5点(2004-10-17 02:05:29) 47.バクダットカフェとタッチが似てるかな~普通にイイ話。ドーラ役の女優さんがなかなかいいです。感動までは行かないけど…まぁ無難かな? 【レスマッキャン・KSK】さん 6点(2004-08-25 01:00:06) 46.結構前に見たので忘れているところもあるけれど、なんとなく「よかった」という記憶が残っています。主人公の女性がせっかく口紅を塗るのに、それを見て男の人が逃げてしまった?…というようなシーンが妙にせつなく印象に残っています。「女」を出したとたんに去られるって寂しすぎ! 【ショウガ焼き】さん 7点(2004-05-29 02:34:17)(良:1票) 45.まず思ったのは、主人公のおばさんがなんて嫌な奴なんだろうという事。そのおばさん、駅で手紙の代書屋をしてるんだけど、代書した手紙を出さないのは当たり前で、果ては内容が気に入らないからって破り捨てる始末。さらに、母親を失った少年を慰めてやるどころか、金が無いんなら手紙は書いてやらないよ、と冷たくあしらうのである。そして、やっと助ける気になったのか、なんて安心してると・・・なんと!金で少年を人に売ってるではないか!しかも、その金で自分はテレビを買うという・・・・・う~ん、徹底してヒールだなぁ(笑) でも、本当は優しい心の持ち主なんだよ。そしてここから、少年を助け出して、父親探しの旅に出るというロードムービーになっていくのさ。最初は憎み合っている2人だが旅を通して段々と打ち解け、しだいに心を通わせるようになっていくのである。これこそまさにロードムービーの醍醐味であるだろう。それにしても旅ってのは不思議なもので、どんなに嫌いな相手同士でも、一緒に旅をすれば絶対仲良くなれるんじゃないだろうか・・・旅が終わる頃には。そんな気がする。 【きのすけ】さん 8点(2004-05-24 11:08:38) 44.あのおばちゃんが最初と最後で顔の印象がずいぶん違って見えました。 母親を亡くした子供の悲しさがあまり描かれてなかったように思います。お話としては、まぁ、ありがちかも・・・。 【ぷー太。】さん 4点(2004-04-23 12:59:56) 43.明らかに「グロリア」をパクっている。しかし、同じ映画からのパクリでも「レオン」が圧倒的に支持されているのと比べたら、やや嫌われてますねえ。なぜなんだろ。主人公の変人ぶりはいい勝負だと思うけどなあ。まあ「レ」はアクション映画で、こちらは人間ドラマ。監督は、より現実的な「グロリア」を作ってみたかったのかもしれない。「グ」も「レ」もいわば「ファンタジー」だからね。本作は、感動系映画として期待するのではなく、都会で屈折してしまった初老の女性が人間性を回復していくロードムービー、と見たほうがいいかも。人間てやり直しはきくもんだよ、というメッセージを感じました。 【おばちゃん】さん 7点(2004-04-04 12:54:24) 42.おい、ベルリン国際映画祭とゴールデングローブ賞!どうした? 【藤村】さん 4点(2004-04-04 10:04:04) 41.他人の手紙を握りつぶすという快感、わからないでもないなあ。あの兄弟は、あんな貧しい暮らしをしていながら、一日中、灯りをつけているんだね、両親の写真に。 【水の上のハイウェイ】さん 8点(2004-03-03 12:25:31) 40.こんな仕事があるなんて、日本じゃ想像もできない。しかも手紙捨ててよく客が逃げないもんだ。まぁこの婆さんもこの子供も想像もできない思考回路を持ってはるようで、理屈の通じない相手と話してるときの気分でしたわ。あまり楽しくなかった。 【ぷりんぐるしゅ】さん 3点(2004-02-19 19:40:41) 39.すごく期待して観にいったのに・・・ 【キダム】さん 3点(2004-02-07 11:58:21) 38.《ネタバレ》 旅の友となった少年を通して、若かりし頃の自分や、縁のなかった恋人の姿を見ているのでしょう。少年の勝手な行動に腹を立てながらも、父親探しをする理由は、ここにあるのではないでしょうか。同じ時を過ごしたからだけでなく、取り戻せない過ぎ去った青春時代を少年に託したから、別れがつらいのです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-02-01 00:15:46)
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