みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
34.《ネタバレ》 いやー面白いなぁ、、まず、元首相ともなるとこんな生活してるかも…と思わせるモノがありますな。確かに地味ーで暗い映画だけど、まったく退屈せず一気に観ちゃいました。ユアン・マクレガー(役名なし!?)もなかなかよかったけど、元首相役のピアーズ・ブロスナンがドはまり。秘書役・奥さま役の女性陣も素晴らしく、的確なキャスティングが光りますね。そこは大ベテラン監督の成せる技?(笑) まぁイマドキの激しい映画とは違うから物足りない人もいるかもね。でもワタシはこういうの好きですハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-07 17:36:19)(良:1票) 33.全然面白くない。映画の8割方が会話劇なのだが、主人公が追いかける焦点が定まっていないので、字幕スーパーで追いかける私には何がなんだか理解できないことばかり。伏線?小道具?そんなものあったのでしょうか?カーナビに残されたデータなど、伏線でもなんでもないと思うのですが…。 【クロエ】さん [地上波(字幕)] 3点(2013-01-28 18:54:05) 32.なかなか雰囲気もいいし、俳優さんも良い演技しています。確かに巨匠のゆがんだアメリカ感みたいなものが透けて見えるよう思います。ただ、最後まで見終えても、いくつかすっきりしない点、消化不良な部分があります。本当に元首相はクロでないのか?伏線はありましたが、イマイチ良くわからないところがいくつもあります。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-06 22:32:30) 31.《ネタバレ》 映画の中で陰謀を企む組織(本作ではCIA)ってのは、なぜマヌケばかりなのだろうか? 前任者が引き出しの裏に隠していた書類を見つけられなかったり、潮流も考えずに懐中電灯をつけながら死体を始末する、カーナビの行き先を放置する、監視を頼む電話を当の本人に聞かれたり etc. 少女への淫行容疑でアメリカに入国すれば逮捕されるであろうロマン・ポランスキー監督のアメリカ(もしくは国家権力)に対する歪んだ被害者意識を映像化されても、観ている観客は面白くもなんともない。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-01-04 21:48:34)(良:1票) 30.《ネタバレ》 面白い!上質の一級サスペンス。ロマンスキーは人と違う人生を送っているので、この映画のような緊張感の中で、過ごしているからこそ、こんなに分かりやすいサスペンスを創りえるのでは?と思った。最近の映画の面白さのためのサスペンスは、映像がごちゃごちゃして、登場人物も多く、非常にやかましく、落ち着いて作品世界に身を置けない。この作品のように静かな語り口で、実に身近な小道具で、ひきつける作品で、しかも面白い!・・このような作がもっと出てきたらなぁと思います。手ブレのカメラややたら高性能の機器を使う、やかましい作品にはおじさん疲れちゃったよ。だから大歓迎です。こんな大人のサスペンス。夜一人静かに酒でも飲みながら観るには、もってこいの作品です。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-23 00:53:09)(良:1票) 29.本作の根幹にあるのは大した驚きも面白みもない陳腐な陰謀論なのですが、ポランスキーはこんなにもどうしようもないB級ネタを実に上品に仕上げています。その仕事ぶりは「さすが巨匠!」と言えるものであり、ベルリン映画祭監督賞受賞という高評価にも納得がいきました。しかし、それと同時に本作ではポランスキーの限界もはっきりと露呈しています。この人は70年代の監督さんなので映画全体があまりにチンタラしているし、観客のテンションを維持するためのイベント作りもできていません。クラシックなサスペンス映画の味わいを懐かしむ観客にはこのくらいで丁度良いのかもしれませんが、現代の観客が要求する適度な娯楽性を獲得するには至っていません。。。 さらに残念だったのは、ユアン・マグレガーという華も実力もある俳優を獲得しながら、彼をただの狂言回しに留めてしまったこと。『フィクサー』でトニー・ギルロイがやったように、謎解きとシンクロする形で主人公のドラマを語れば面白くなったものを、そういう工夫を一切していないのです。その結果、主人公をゴーストライターという特殊な立ち位置の人間にした意味がすっかり失われており、仮にその職業を新任の補佐官や家政婦に変更しても映画が成り立ってしまうという残念な状況となっています。。。 肝心のミステリー部分についても、ポランスキーの老練な演出によってうまく誤魔化されているだけで、よくよく考えてみれば相当に杜撰な内容です。【一般人】さんがご指摘の通り、設定のあらゆる点において納得感が薄いのです。前任のゴーストライターを消したにも関わらず、彼の足跡はそのまま放置というCIAのバカさ加減などは目に余るものがありました。主人公による謎解きにしても、本丸となる点についてはラスト5分で「いきなり気付く」というロクでもない処理がなされており、だったらこれまでの2時間でやってきたことは何だったんだと愕然とさせられました。だいたい、あんなにも露骨なダイイングメッセージに今の今まで誰も気付かなかったという設定は、さすがに不自然でしょ。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-11-19 18:26:06)(良:2票) 28.《ネタバレ》 暗いトーンに淡々と進むストーリーでいかにもポランスキー監督です。よく考えたらそんなに深くないミステリーですが、監督独特の重い雰囲気でリアルに見せます。ラストもかなりブラックですので、気が滅入っている時は観ないほうがいいでしょう。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-10 22:54:44) 27.《ネタバレ》 雨や曇天の多い荒涼とした島の風景、ダークな色合いの映像、カーナビ以降急展開を見せますが、それまでは実に静かな中に常に漂う不安感のある空気、そして音楽。スロースタートながら、それでいて巨匠ポランスキーの作り出す不安げで重厚感のある作品の空気に気が付けば引き込まれている。 キャストの方も何かに気付き始め、いつ消されてもおかしくない不安定な立ち位置にいる名も無き“2人目のゴースト”を演じる主演ユアンがこんな作品の空気にピタリとはまっています。 事故で片付けられ、何事も無かったかのように真相は再び闇に葬り去られるかの如く原稿が風に舞うラストもまた、一人で立ち向かえるはずもない陰謀渦巻く得体の知れない敵の大きさを感じさせる不気味さがありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-21 12:03:32) 26.《ネタバレ》 静かな語り口は嫌いではないのだが、ちょっとテンポがゆっくりしすぎてないか。飽きはしなかったが、もう少しタイトにまとめられたような気がする。それではこの映画の魅力が減るのかもしれないが。 それにしても、パーティーの途中で犯人に、“なぞは暴いたぞ!”的な展開は、定番すぎる気もするが、観ている側はそれを期待するので、しょうがないか。 ただ主人公が最後に死んでしまうオチは、ハリウッド映画に毒され気味の自分としては、あまり好きじゃない。観終わって、スッキリ感が減るので。というわけで一点減点。 【love】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-10-04 19:37:26) ★25.《ネタバレ》 冷静に考えてみると、“秘密を何故自叙伝の中に隠す必要があったのか?”という疑問は残るワケですが、細かい事は考えず、『サスペンスの様式美』を楽しむというスタンスが正しいかと。引き出しの裏に隠されていた資料、カーナビゲーションに入力されていた行き先、顔を曝さぬ敵、島のロケーション、どれも素晴らしきサスペンスの流儀でした。堪能させていただきました。なお一番怖かったのは、元英国ファーストレディと寝なければならなくなった場面。震えました。もう、お断りする選択肢はありませんもの。ある意味、極道の女に手を出すよりもヤバイのに。絶世の美女なら諦めもつきますが、お美しいとはいえオバサン。縮み上がらずに抱けた、主人公の男気を尊敬します。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-09 20:10:35)(笑:1票) 24.ド派手なハリウッドアクション映画、無意味に賑やかな邦画コメディー鑑賞後のお口直しにどうでしょうか。仕掛けはあっけなくて少々物足りなさは感じましたが、全体通じて綺麗な魅せ方に好感持てます。ラストが非常に印象的でした。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-07 13:19:52) 23.ユアン・マクレガーがよかった。画面の色合いがすき。静かなサスペンス映画で派手な事件はない。でも彼(ゴーストライター)とともに事件を追いかけていくのが面白かった。いろんな意味でポランスキーを彷彿とさせるエピソードがあるけれども、何かメッセージをうちだしているわけではなくて、押しつけがましくない。大統領の妻役のオリヴィア・ウィリアムズが印象的だった。 【はちかつぎひめ】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-08-28 09:01:25) 22.《ネタバレ》 ハリウッド映画とは違う、格調高い仕上がりにお国柄を感じる。その辺りが好みの分かれるところだろう。 色使いに監督のこだわりを感じた。寒々しくてどこか哀愁の漂う色彩は、ゴーストという言葉にピッタリだ。 ユアンマクレガーはいい役者だ!という再確認が出来た。 いい映画だとは思うが、やや緊張感に欠ける。ユアンマクレガーの前任者は、奥さんがCIAだと気付きそのことを自伝書の冒頭に、暗号的に書き綴った。でもなぜそんなことをしたのか?それにその原稿は奥さんの目と鼻の先にあるのに、なぜ何もしなかったのか? 私のような頭の回転が鈍い人間にも、それなりに理解できる構成にして欲しかったです。 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-22 11:11:31) 21.《ネタバレ》 最初乗り気でなかったゴーストライターの仕事につきながら、前任者の死の謎とその裏にある陰謀を暴くことにのめりこんでいく過程が丁寧に描かれていて楽しめた。元英国首相役のピアース・プロスナンがハマッていました。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-18 16:31:27) 20.《ネタバレ》 冷戦時代、西側にとって悪役は東側陣営のスパイにしとけばよく、あとはナチの残党とか「とりあえず使える公認の悪役」ってのが存在した。それが今ではCIAだ。もちろんCIAが「それほど悪くない」と思ってるわけじゃないよ。CIAの悪行抜きでは南米の歴史も書けないだろう。でもこの「とりあえず」感というか、「公認性」に寄りかかっている横着さを、こういった「CIA陰謀史観もの」に感じてしまう。本気で詰めろ、と思ってしまう。悪玉をCIAにしとけば、みな何となくそれで納得してしまう、その作る側と観る側の横着さが(自戒も込めて)気に入らない。純粋にスリラーとしても、なんか横着に作られてて、メモが手渡しされていくあたりでやっとそれらしい空気が出てきたが遅いし、スリラー演出を離れストーリーとして見ると、主人公はアホなことやっちゃったことになる。カーナビの使い方など、もっと新鮮な味が出せそうだったが、そうでもない。車で追われてフェリーに逃げ込んだつもりでいたのが…、ってところでちょっとワクワクした。車の「無表情」感が生きてる。この手の映画では、重要人物の「日常」はこんなか、と思わせるあたりに味わい。散歩してると黙ってついてくる警備とか。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-19 09:08:08) 19.《ネタバレ》 この作品で描かれ、また、批判の対象となるのは国家的な陰謀である。陰謀というと聞こえが悪いが、要するに国家の利益を守るための活動である。成功する必要があり、反対するものにはそれなりの対応が必要になる。そこに、正義とか法令遵守などの甘い感情の入る余地はない。巨匠ポランスキーにとって、自身がこれまで、国家的な迫害や危険にさらされてきているだけに、こういう描写は、真に迫るものがある。夜や雨の場面がほとんどであり、ダークな雰囲気をかもし出している。ストーリーやしかけは単純であるが、見せ方がすばらしい。最初は乗り気でない主人公が、徐々にのめり込み、気がつけば、危険を顧みず深入りしている。最後には、真相を解明したかに思われるが、こうした組織が、簡単に見逃してくれるはずはない。監督自身が、体験上身にしみているという事を暗に示している、衝撃の結末となっている。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-21 00:59:35)(良:1票) 18.《ネタバレ》 先ほど観終わりました。 ウーン。。。私はユアン君と相性が悪いんですかね。。。。。 はっきり言って面白くありませんでした。 そもそも、話の順序、序列が込み入っていて噛み合っていません。 また、ゴーストライターである主人公を何故黒幕のCIAが泳がせて居たのかが はっきり描かれていません。 要するに真の黒幕は元首相の妻(CIA工作員)だった訳ですが スパイの前任者が掴んだと思われる情報の謎解きを 後任でゴーストとなった主人公にさせたかったのでしょうか? それとも、この自叙伝作成自体が 元首相を暗殺する為にあの島でお膳立てされたCIAの作戦だったのか? スパイと繋がる政敵を炙り出す為の謀略だったのか? それは見た人間に考えさせるって映画だとしたら 非常に面白くない。 なんともはや、と、言いたく成ってしまいます。 あと、謎解きのプロットがかなりズサンです。 ●前任者の部屋の棚の裏に無造作に貼り付けられた書類がキーに成ったり。。。 (酒飲ませて溺死に見せ掛けて殺すぐらいであれば、普通、その人間の部屋は徹底的に調べるでしょ。。。) ●主人公がネットでサクッと調べた情報を外務大臣まで上り詰めた政敵が 「うお-----!!」っとばかりに驚愕したり。。。。 (素人がネットに上げてるぐらいだから普通、そんなの分かっなきゃおかしいでしょ。。。) ●冒頭の文章を繋げて本当の黒幕を見つけたのは良いけど 事も有ろうか、それを当の本人に知らせてしまう訳ワカメな展開。。。 (それじゃあ自分を消してくださいって言ってる様なモンでしょ。。。) はっきり言って、推理小説とか読み込んでる人が見れば 「はぁ~。。。。。」 っと、ため息が出てしまう映画です。。。 残念ですが、推理サスペンスとしては3級の出来と言わざろ得ないです。 追記ですが、そうか この作品、何で借りたのか忘れてたんですが あの名作「戦場のピアニスト」のポランスキー監督だったんですね。 だから借りたんでした。。。 いや、こんな評価に成ってしまって残念でなりません。。。。 【一般人】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-03-06 00:21:12)(良:2票) 17.なかなか。結末を彷彿させるモノトーンな雰囲気が良。ぐいぐい引き込まれ飽きずに観れました。外務大臣のくだりが微妙だったのが残念。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-23 08:47:18) 16.ロマン・ポランスキー監督の“巨匠ぶり”に改めて感じ入ることができる映画であることは間違いない。が、敢えて今回は主演のユアン・マクレガーに言及したい。 意味の捉え方次第で善し悪しは変わってくるが、ユアン・マクレガーはスター俳優としては珍しいくらいに存在感が“軽い”。 あれほど特徴のある顔立ちをしていながら、どんな役柄においても必要以上の存在感を示さない。だから、どれほどの大バジェット映画の人気キャラクターを演じようとも、そのイメージが俳優としての彼自身に固執されず、どんな映画のどんな役柄で登場しても観客は一旦フラットな状態で彼の立ち振る舞いを追うことが出来るのだと思う。 だからこそ、映画の規模と演じるキャラクターの性質に関わらず、とりあえずフィットしてみせることが出来るのだと思う。 そんな特異な性質を持ったスター俳優にとって、今作の役所は特にハマリ役と言っていい。 “ゴーストライター”を生業とする主人公が、英国元首相の自叙伝の執筆に携わることから始まる“巻き込まれ型ミステリー”。 まず印象的なのは、主人公には役名が無いということだ。明確に実在する平凡なキャラクターとして登場するにも関わらず、名前がことごとく紹介されない。ある部分では明確に省かれ、ある部分では主人公自身がはぐらかし、ある部分では名前を覚えてもらっていないという設定で済まされる。 目の前の謎を盲目的に追い求めていく主人公の行動を中心に物語は進んでいくが、しばらくすると、名前が明示されないことも含め、彼のキャラクターがとても軽薄なものとして意識的に描かれていることが分かる。 巨匠が描き出す上質なミステリー調子の中で、徐々にストーリー以上に主人公の男の“存在性”そのものが静かに際立ってくる。 そうして導き出されるあまりに印象的で巧いラスト。 物語自体の衝撃や驚きだけに頼らず、卓越した映画術の巧さと、キャスティングの妙で紡ぎ出した洗練されたサスペンス映画の世界を堪能出来た。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-21 16:32:29)(良:1票) 15.《ネタバレ》 人の名前が次々出てくるので置いていかれないように話にがんばってついていく必要有り。 そのせいか途中で「長いな」と感じてしまった。後半ちょっと盛り上がるが…。 雰囲気は良いが何も起こらない時間がとても長い。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-02-15 00:10:31)
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