みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 「エンターテナーな神父さんが良心に従ってインチキ・エクソシストのドキュメンタリー映画を撮る」で、つかみはOK! 中盤「ミイラ取りがミイラに」で、神父さんオロオロ、観客ゲキを飛ばす&引き込まれる。 そして「やっぱり悪魔なんていなかったね」と安心した所に、嘘発覚‥‥もしや?! ラストは「ローズマリーの赤ちゃん」(古い…)。 悪くないんですが、ラストのオチと終わり方が弱いのが不満。 結局、おとーさんが一番正しかったね、神父さんは最後信仰心に目覚めて本物の神父になれてよかったね(死んじゃうけど)、少女は町ぐるみの悪魔信仰の生贄だったね、お兄ちゃんも悪魔の仲間だったね、で終わっちゃった。脚本通りなんだろうけど、なんだか消化不良なのは、見せ方がイマイチなのかも?もうひと捻り、ふた捻り欲しかった。あと、少女の悪魔憑きがあまり怖くなかったです。背中がU字になっても別に、なぁ…「エミリー・ローズ」の方が100倍怖かった。そこら辺の演技力不足、演出力不足が大きいですが、主役のエンターテナー神父さんはよかったです。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 4点(2016-04-28 23:07:58) 7.《ネタバレ》 主人公は「悪魔祓い」の欺瞞を記録に残そうとします。本作の体裁は、そのドキュメンタリー。エクソシストものとしては、新しい視点でした。 主人公もエクソシストですが、悪魔に憑依された人に「祓った」と思わせるだけで済んだ案件がたくさんありました。先人たちも同じことをやって来たと思っていたのでしょう。映像に残すことで、自らの「詐欺」を「人助け」として正当化したかったのかも知れません。 その彼が、ホンモノかも知れない案件と出会った時の動揺と対応が見どころでした。自分の肩書を忘れたかのように病院へ連れて行こうとします。その態度が滑稽です。でも、切羽詰まると演出用の小道具を仕込んだ十字架で対抗する。藁にも縋る思いだったのか、あるいは、信仰自体は失っていなかったのか。たぶんその両方です。 実際、あの少女がホンモノだったかどうかを含めて、本作は最後まで色々な部分をあやふやにしたまま進行します。多くのことを観る人に委ねているけど、この微妙な終わり方は嫌いじゃない。私の印象は限りなくホンモノに近いグレーです。まがい物のエクソシストが報いを受けるような安直エンディングで無かったことが嬉しい誤算でした。悪魔に憑依されたかに見える少女が不気味で、それなりに怖さも担保しています。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-23 23:31:37) 6.《ネタバレ》 映画館で2000円払ったら腹が立つけれど、レンタルで300円以下で観るならば、なかなか面白い作品。ショック映像満載のホラーだと思って期待すると、ショボサにがっかりしてしまうかもしれませんがw ▼シナリオの構成がひじょうに秀逸。オープニングから35分までは「人気者の牧師」が「悪魔祓いの真実」を暴いておいて… モーテルに戻ってからは、いきなり「少女に何があったのか?」というサスペンス・タッチになり… 70分過ぎからラストまでは連続どんでん返しでエンディングまで。本編90分弱ということもあり、あっけなく感じますが、退屈は一切ありませんでした。 ▼「8km離れたモーテルへの移動の謎」「自宅学習の子がラテン語会話をした謎」「3人の死を預言した絵の謎」により、私は「ネルは本物の悪魔憑き」だったと考えています。 【伊達邦彦】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-04 02:51:21) ★5.《ネタバレ》 少女が産んだ赤子は本物でしょうか。また天を焦がす火柱は悪魔が存在した証?勿論そんなワケはありません。赤子はツクリモノ。薬品か何かを使って火力を高めたのでしょう。地元の牧師を中心とする狂信者による自作自演。主人公が行ったエクソシズムの“演出”と同じです。ところがコットン牧師はその事に気づいていません。目の前の事象をありのままに受け止め、悪魔の存在を感じ取っています。悪魔憑きを否定していたはずの彼が、いとも簡単に騙される不思議。そこに人間心理の妙があります。騙す側ほど自らが騙されるとは思っていない。否定が肯定に転じる時の反動は大きい。様々な要因が想定されますが、一番大きな理由は“牧師自身が悪魔の存在を望んでいたから”ではないかと。彼はニセのエクソシシト。どんなにその行為の正当性を主張したところで、後ろめたい気持ちは消せません(だから今回の撮影も了承した)。そんなニセモノが、“本物”に変わる千載一遇のチャンスが巡って来たのです。自己承認欲求の前には、常識も、理性も太刀打ちできなかった。小道具の十字架を握り締め狂集団に挑むコットン牧師は、まるでドン・キホーテでした。モキュメンタリーは記録媒体としてのカメラが意識される手法。客観性が担保されることで、如何に主人公が正気を失っていたかが強調されます。これは上手い。ちなみに、ジャンルは全く異なりますが、類似構造の『サボテンブラザーズ』と見比べてみるのも面白いかも知れません。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-09 17:44:57) 4.《ネタバレ》 なかなか面白かったと思いますよ。確かに、人によっては物足りなさを感じる面もあるかもしれません。というのも、悪魔に取り憑かれた少女が、それほど変化せずアクロバティックなことをやりまくったりするわけでもないので、ヴィジュアル的なショックさは他のエクソシスト映画のほうが上でしょう。でもそれは、本作においてはその変わらなさが重要なのであって、それというのもストーリーが「実は悪魔の仕業じゃなく、父親のせいなんじゃないか?」「少年レーガンのせいなんじゃないか?」というニュアンスで進んでいくので、この作品はホラーというよりサスペンスに近いといったほうがいいかもしれません。個人的にはそれ故にストーリーを楽しめたし、派手さはなくても物足りないと感じることはなかったです。ラストには悪魔の仕業であることがわかるんだろうな~なんて月並みに思っていたので、実はあの親切そうな神父が黒幕であるというまさにサスペンスフルな展開は予想出来ず、そのオチもなかなかだと思いました。ただ、フェイクドキュメンタリーの手法を用いている割には音楽や効果音が付随されていたり、ラストの燃え上がるCGの炎など「リアリティ」と「フェイク」の混合それ自体に違和感や中途半端さを感じる人は多いかもしれませんね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 16:29:23) 3.《ネタバレ》 パッケージのイメージから もっとハードで濃いモノをイメージしてたんですが、どうやらそんなイメージとはかけ離れてしまってましたね 実に普通な庶民的エクソシストと言ったらよいのかどうだか 残念ながら彼女の首は180度は回らない 当然のごとく緑色のゲロなんて吐かない ましてや「FUCK Y●U!」 なんて言わない ブリッジ歩行なんてしない よって強烈さという点ではかなり物足りない。清純派のエクソシストと言ったらよいのかどうだか なんだそれ。しかし、それよりなにより、全米NO.1ヒットで話題沸騰!早くも続編製作決定! という触れ込みがどうも気に入らない。もっと地味な触れ込みだったなら、それなりの評価は与えれたんじゃないかな なんて思えてしまったんだが、後の祭りだ。でも少女は美。 【3737】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-27 21:02:43) 2.《ネタバレ》 主人公のエクシストというか、神父さんは、信仰心がほとんどなく、悪魔の存在もほとんど信じてないちゃらい神父さんなのである。でも、こんな仕事がほとほと嫌になってしまっていて、今回で最後にしようって事で、エクソシズムの舞台裏をおちゃらけながら見せてくれる。だから、ひたすらに悪魔と対峙してきた既存の映画の神父さんより、かなり常識的で、親しみのもてる主人公なのである。ここら辺の描き方が、面白い。 しかし、少女が不可解な行動をしだすところから、不穏な空気が蔓延しだす。父親もちょっと頭おかしいのか?ってところで、二人の人間の狂気に怯えさせてくれるのが良い。 しかし、ラストの方が雑だなー。 最後がバシっと決まってたら、かなりのお気に入りになったかもしれなかったのに。でも、ドキュメンタリー風とか、POV(主観カメラ)形式のホラーの中ではかなり好きです。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-11 01:52:55) 1.エクソシストものを真面目に見ている私としては、本来あるべきエクソシズムから全く逸脱していること自体が納得がいかなかった。エクソシストに真剣に興味がある人は、見るべきではない。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 0点(2011-10-10 10:01:27)
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