みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 良くも悪くもテレビアニメのしんちゃんと同じ味わい。 オトナ帝国や戦国と比べて、ひまわり人たちのキャラが立ってないかな。 しんのすけがひまわりを追いかける終盤のシーンも迫力に欠けるため、 「ひまわりと太陽系の天秤」を問いかけるシーンも心に響ききらなかった。 あと、やはりシロにもう少し活躍して欲しいんだよなー、シロに。 【元祖】さん [地上波(邦画)] 5点(2017-01-21 09:29:00) 5.《ネタバレ》 既存作品の中でも高評価を得ている作品とは違い明確な悪役もそれに敵対するオリジナルキャラクターも出てこない。TV版を劇場版向けにしたかのような安っぽさとは裏腹に腰を落ち着けて見ると扱う題材もあって深読みを誘う不思議な作品。劇場で1000円以上を前提にした場合否定されても仕方ない作品だと思います。野原一家の活躍は劇場版スケールだったので楽しめましたし後悔はしてません。 【spputn】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-09-01 01:09:48) 4.《ネタバレ》 そもそも冒頭の契約書は無効であるのだから、わざわざ契約を締結しなくても強引にひまわりを連れ去ってしまえばそれで良いのです。子ども映画に難しい要素は必要ないです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-07-08 21:14:02) ★3.《ネタバレ》 最後の対決で、ひろしは理性(地球の未来)よりも感情(家族の絆)を優先させると宣言します。ところが、転がる地球を支えるのに精一杯で身動きが取れなくなってしまいました。空気を読み、役割を理解し、損得勘定に励み、上下左右のバランスを取ることに腐心してきた大人は、いざという場面で己が責任(地球)を投げ捨てられないのです。でも、しんのすけは違いました。選択を迫られても拒否。頑なに要求を突き通します。その結果、ゴロネスキーを退け、ついに太陽系の危機まで救ってしまいます。キーワード“ひま”も、子供の専売特許のようなもの。みんな子供に返ろう。もっと余裕を持とうよ。難しいことは考えずにシンプルに動いた方が物事は上手くいくかもよ。本作は、そんな“子供讃歌”の物語であったと考えます(ゴロネスキーのラストの台詞「(大人になるなんて)意外とすぐだぞ」にはニヤリとしちゃいますが)。子供向けアニメらしい主張です。ところが物語の構成は、子供映画とは思えぬ複雑な要素を孕んでいました。紙切れ一枚で一家離散に追い込まれてしまう契約社会の恐ろしさ。皮肉の利いた社会風刺。映像面では幻惑の精神世界が展開されます。この意味を、子供は理解できるのでしょうか。クライマックス、ゴロネスキーの問いかけは、まるでしんのすけを現実世界へ引き戻すためのアイデンティティ確認作業。事象全てが、しんのすけの心(夢)の中の出来事との解釈も可能かと。『ラピュタ』や『ナウシカ』といったジブリアニメへのパロディ&オマージュも含め、強く大人を意識した映画であると感じました。もしかしたら『戦国』や『オトナ帝国』以上に大人向けかもしれません。悪の組織も、アクション仮面も、かすかべ防衛隊も登場しない異色作を劇場版20周年記念作品に持ってくるとは、流石“何でもアリ”のクレしん映画。この姿勢、自分は好きです。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-04-21 18:59:52) 2.相変わらずばかばかしくも感動シーンがありました。館から出るときに、前の親子(幼児)が「おもしろかったねー、またみよーね、しんちゃんねー」と話していたのを聞いて、ほんわかしました。 【HRM36】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-05-09 10:25:51) 1.《ネタバレ》 明確な「悪」の存在は無く、選択を迫られるのは目先の小さな安定か、或いは人類の未来の平和か。大宇宙に永劫続いてゆく営みと個との関係性について、和による均衡と我による秩序の崩壊について観念的に描かれた作品。神の前で思想に対抗する実存の具体化を試みるシュールな映像の数々。そんなモンが『クレヨンしんちゃん』である必然性が、果たしてあるのやら無いのやら。作品としては、その意外なテーマの奥行きを楽しめ、更に惑星ひまわりのテーマパーク然とした美術世界を楽しめもしますが、とにかく大きな問題が『クレヨンしんちゃん』として楽しめるところに至るまでに、異様に時間がかかるという点。『クレしん』映画としては異例な111分という長尺な上に、最初の45分は物語がほとんど具体的に動かず、ひたすら設定と状況の説明に費やされ、しかも最大の問題はその間、しんのすけが全く動かないという事。動けないのでも存在しないのでもなく、ただ、能動的に動こうとしない、これは『クレヨンしんちゃん』としてのアイデンティティの否定にもなりかねないのではないかと。予め提示された約束の存在へと向かう物語のために、しんのすけが動き出すのをひたすら待つという状態は、やはり『クレヨンしんちゃん』としてはツラいものがあると思うのですよね。これがオリジナルキャラによるアニメであるならば楽しめたのかもしれませんが。後半になって面白い、楽しいと思えるのはやはり野原一家が野原一家らしく動いているシーンな訳で、ところが具体的な悪の存在が無いがゆえに、野原一家の大義が果たして作品世界に対して正しいと言えるのか否かすら曖昧になってしまうという。前半の動かないしんのすけを含め、まるで今という時代に『クレヨンしんちゃん』という作品の存在意義を懸命に模索しているような状態にも思え、それはあまりに内向きに過ぎるような気がしました。決して子供には楽しめない、子供には判らないとは言いませんが、映画20周年記念作品という節目に、なんだか重いモノを背負っちゃってる感じがしてシリーズを通しても異質な違和感がつきまとう映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-04-15 14:26:31)(良:2票)
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