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哭声/コクソン

The Wailing
(곡성(哭聲))
2016年【韓】 上映時間:156分
ホラーサスペンスミステリー
[コクソン]
新規登録(2017-03-05)【LOIS】さん
タイトル情報更新(2024-09-24)【onomichi】さん
公開開始日(2017-03-11)


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監督ナ・ホンジン
キャストクァク・ドウォン(男優)ジョング
ファン・ジョンミン〔男優・1970年生〕(男優)祈祷師イルグァン
國村隼(男優)山の中の男
チョン・ウヒ(女優)目撃者ムミョン
咲野俊介祈祷師イルグァン(日本語吹き替え版)
脚本ナ・ホンジン
撮影ホン・ギョンピョ
配給クロックワークス
あらすじ
韓国郊外の山村で謎めいた殺人事件が連続する。警察の捜査の結果、毒キノコの作用で錯乱した末の犯行との見方が強まる一方、一部の村人の間では山中に居付いた日本人が関与しているとの噂が広まり始める。事件を担当する少々頼りない村の警察官ジョングは、噂を信じて謎の日本人について捜査し始めるが、やがて愛する一人娘のヒョジンにも異変が起き始めていることに気付く。彼は義母の勧めに応じて祈祷師を頼ることにするのだったが…。 謎の日本人を國村隼が怪演し、韓国の「第37回青龍映画賞」の男優助演賞と人気スター賞を受賞した。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2023-09-29)
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【クチコミ・感想】

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14.意図的に、難解で解釈が複数あるように作ってあるのかね。ちとやりすぎな気がする。CUREくらい程よく難解にしてくれたら良かったのに。 センブリーヌさん [インターネット(吹替)] 6点(2024-06-02 18:22:38)

13.《ネタバレ》 良く言えば難解、悪く言えば捏ね繰り回してブレ過ぎな作品。どう見ても矛盾していると思える状況を堂々と前面に押し出して来るのだから、観ている方は絞り切れずに混乱するばかりです。

おそらくは、國村隼演ずるところの謎の日本人は元々は村に憑りつく悪霊を払うべくしてやって来た祈祷師。しかし、同時に悪霊からもその姿を利用されており、やがて死して完全に悪霊(悪魔)に乗っ取られてしまう。

また、祈祷師イルグァンは迷いつつも悪霊の手先となっていて、善なる人格も見え隠れしていて一見すると親身になってジョング一家を救おうとしているようでいるものの、娘のヒョジンへの呪いには一役買っている。

そして、白い服の女ムミョンは一部の事件の目撃者を装いながらも強力な力を持つ霊能者、あるいは天使で、一度はジョングに誤解されながらも村の守護者として悪霊(悪魔)と対峙する。

そんな風に思われるのですが、随所に予想を裏切る言動や行動が出現し、上記の解釈が幾度となく揺るがされ続けてしまいます。一体テーマは何なのか?人の心に巣食う闇なのか、それとも人の心を照らす光なのか?事の真相は悪魔系なのか心霊系なのか?そもそも一貫したテーマはないのか?

主人公の頼りない警察官ジョングが序盤から中盤にかけてまではコミカルに描かれていて、韓流作品お約束のコミカルなカットや台詞が盛り込まれているところは、個人的には馴染めない、と言うか正直なところ嫌いなところです。否、そもそも作品通じてジョングには全く感情移入出来ませんでした。

全体的な雰囲気や色調は如何にも韓国映画という感じで馴染みやすいものの、冒頭書いたように捏ね繰り回し感があり続け、人物描写の矛盾も後押しする中では、真面目に考察しても仕方ないのかも知れないとさえ思えてしまい、5点献上に留めたいと思います。

けれども、仮令実行していないにしても、犬や鶏、羊の殺戮シーンは好まないため-1点の4点を献上します。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-09-29 23:23:28)

12.《ネタバレ》 ソウルなどの大都会ではない地方の町や集落、森林や山の風景が美的に映像化されている。場所は実在の全羅南道谷城郡とのことで、郡内に「谷城邑」という町があり、その町の中に谷城警察署(中央路161)や谷城愛病院(谷城路761)というのもある(派出所は不明)。
ホラーとして終始不穏な雰囲気は出ているが、特に前半では娯楽映画に不可欠な?コメディ要素がちゃんとくるめてあるのが可笑しい。登場人物では「目撃者」がなかなかいい感じで、石を投げて来る場面は好きだ。また祈祷師の儀式はダイナミックで迫力があったが、その後のゾンビは出ない方がよかった。

物語としては何が起きていたのかわからない。世評によるとキリスト教の知識がなければ気づかないことが多いようで、基本は間口の狭い映画ということになるか。自分としては手の穴くらいはわかったが、「ヨブ記」についてはアメリカのホラー映画で出ていたにもかかわらず、そこまで頭が回らなかった。
宗教関係には突っ込まないとして、一つ思ったのは一連の事件が登場人物のうちの誰かのせいだと思い込んでいていいのかということだった。王朝時代の宮廷で呪いのかけ合いをしている状況ならともかく、現代の祈祷師でも病気平癒などの祈願をする際に、近隣の誰かが絶対呪いをかけているとまでは思わないのではないか。表面的な事象だけでなく、背景に何らかの動きがあるとすればそれも含めた全体像を捉えなければまともな答えは出ない気がする。
しかし一般論としてはそのように思っても結局何もわからないので、邦画によくあった独りよがりな難解ホラーのようなものと思って投げてしまいたくなる。監督はこの映画が「混沌、混乱、疑惑」を描写していると言ったらしいがそれでわかった気になるわけでもなく、残念ながら個人的には見えないものの多い世界が映されていたと思うしかない。全体的な印象は決して悪くなかったが、結果として好意的な評価はできない映画だった。残念だ。
なお一連の事件を全部キノコのせいだったことにしてしまうと映画にならないわけだが、これが現実世界の話ならそれだけで全部説明がつく(つけられてしまう)とはいえる。この映画に関して、自分は報道だけ見てキノコは危ないと思っていた現実世界の人間の立場だったと思っておく。 かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-20 10:57:06)

11.平凡な山村に多発した怪奇な殺戮事件。
犯人はいつも身内で、みな同じような病状。
何かの呪いか、薬物か、ウイルス感染か、霊か。
そして、山奥の謎の日本人は何なのか。

二転三転していく状態から、さらに予想を裏切る終盤。
後半の黒幕を明らかにしていく展開が秀逸でした。
あと娘役の演技力と恐怖感がピカイチ。MVPです。
謎の日本人を演じる國村隼も安定の怖さ。
韓国産ホラー。なかなか良い塩梅の恐怖感。

「日本人」の表現・扱いに悪意があるような気もするけど…笑
向こうの国の人にはこう思われてるのかが透けて見える気が。 愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-31 21:26:19)

10.《ネタバレ》 サスペンスかコメディかホラーかわからないような展開だが、途中から、ホラー映画なのかなと思う。女の子を病気にしたり、精神異常にさせたり、人を殺させたり、後味の悪いホラーだ。いかがわしい祈祷師が現れてからはコメディ色が強くなる。祈祷合戦のところなど、何をえんえんと見せられているのかわからない。途中からゾンビも現れて、わけがわからない展開に。泣いたり叫んだり、騒がしくて、暴力的で、グロテスクな、どたばた映画だ。一番演技が大変そうだったのは子役で、自分の気味の悪い演技がトラウマになったのではないか。何を目指しているのかわからない上に長いので、かなり退屈。最後まで、毒キノコはなんだったのか、日本人は何者だったのか、白い服の女は何者なのか、祈祷師は悪なのか善なのか、わからない。 エンボさん [DVD(字幕)] 3点(2021-02-23 17:00:19)

9.《ネタバレ》 田舎の村で連続殺人が起き、山に住む奇妙な日本人に疑いがかかる。サスペンス臭を強く漂わせるものの結局はオカルト類の化け物物語。
鬼だの呪いだの幽霊だのオンパレード。特に女は何者なのか、明確にして欲しかった。このジャンルにおいては日本映画の方が得意とする分野だろう。
國村隼の演技は相変わらず良い意味で気持ち悪く素晴らしいが韓国映画コラボにおけるシナジーはB級に成り下がった以上、感じることはなかった。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-30 12:11:01)

8.鑑賞後すぐに考察サイトに飛んでいきたくなる作品。
エンディングを迎え「えっ、どーゆーこと?」
となること間違いなし。考察好きの方にはオススメ。
あるサイトで、カットになった別エンディングを見て、「そーゆーことかい!」と少し理解。
奥深いとも、難解とも言える作品。
國村さんに拍手。 tonaoさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-06 17:57:08)

7.《ネタバレ》 因果関係の理解が難しい。恐怖に駆られて迷信のような噂話を信じてしまった。そのくらいなら、わかるが
殺した後に生き返ったりするのは國村隼が人ではないから、だとして
現実と夢の境目が判別できないのはシーンが変わってるのを編集で混乱するように繋いでいるから、・・・こういうの嫌だなあ
思わせぶりな既出の服装フラッシュバックが出てきてえ~もう一回見返さなきゃいけないじゃん。面倒くさいわ
スムーズな鑑賞を阻むような要素が多すぎて・・・もういいかなって。
あまり面白い要素は見つからなかったかなあ。探求しても劇的に面白くなることはなさそう
これが大ヒットっていうのは、そういう潮流みたいなのがあるのですか、海の向こうは うまシネマさん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-26 11:50:12)

6.あけすけなグロ表現が愉快な作品なのだろうが、演者の熱演にかかっている比重が高すぎ。
何度も繰り返される忙しないゾンビ演技は単調で、役者の自意識とがんばりばかりが鼻について白けてしまう。
物語も初めから終わりまで行き当たりばったりの展開で論理性も求心力もなく、ダリオ・アルジェントの駄作を観るようだ。
こんな作品でも作り手の自己陶酔感が強く漂うのは韓国映画ならでは。
もっと自然でさりげない演出ができないものか。 皮マンさん [映画館(字幕)] 1点(2019-08-03 13:22:48)

5.《ネタバレ》 もう、舞台となる村の描写だけで素晴らしい韓国映画。『殺人の追憶』を思い出しそうな、なんてことはない田舎のさえない警官たち、村の人たちとのやりとりだけでとても楽しい。ただ、この作品はのんびりした田舎の人情ドラマから始まったと思ったら、猟奇殺人事件サスペンスになり、懐かしいエクソシスト系オカルト映画になり、ゾンビ映画になり、最後には神と悪魔をめぐる宗教映画に・・・。謎のよそ者を演じた國村隼は本当にすばらしい怪演で、序盤の感情を感じさせない無表情から、中盤のいかにもなサイコ犯人風、そして魔女狩りのように村の男たちに追われて逃げ惑う顔、そしてラストのアレ・・・まで、多種多様な顔を見せて私たちを戸惑わせてくれました。そして対峙するクァク・ドウォンの憎めない凡庸な父親。彼は本作中で何度か判断を誤り、ある意味観客を苛つかせる主人公ではあるんだけど、その「小市民」風の造形によって一つ一つの「過ち」にちゃんと説得力を持たせているのが素晴らしい。とくにラストは、彼にとっては地獄のような経験ではあるのだけれど、でも彼はやっぱりあの場にいってあそこで娘と再会できたことで、どこかハッピーエンドのような後味を残してしまったのがすごい。これって、おそらくハリウッド映画では描けない土着的な共同体のなかの家族のかたちなんだろうと思える。同じくらいの年頃の娘がいる自分としては、この映画は序盤からずーーーーっと苦しい展開だったのだけれど、最後の彼の選択は、ある意味「救い」のように感じました。ただ、そういう小市民がどう生きようが、もっと大きな枠組(=宗教?)のなかで、ある種のどうしようもない方向に物語全体が向かっていくという「救いのなさ」も本作の魅力です。全編にちりばめられた謎かけの過剰さはいろんな解釈を生みそうで、正直それに付き合うのもしんどいなあと感じながら見ていたのですが、最終的には、小市民の小さな幸せとそれでもどうしようもない世の中を描いた物語として個人的には楽しめました。 ころりさんさん [インターネット(字幕)] 7点(2019-01-12 17:00:32)

4.《ネタバレ》 最初っからそういう方向の映画ならもう少し早めに祈祷師やら神父の存在を入れておくべきだったかな。サスペンスだと思ってみてたのに途中から急にそっちの方向に行かれると気持ちの切り替えが難しいですよね。最後の悪魔の造形やら雰囲気は割りと好き。結局日本人の方は悪魔だってのはハッキリしたけど、あの女の方は何者?まあ悪魔の反対と考えると天使とかそういう類なんでしょうけど、それだとつまらないのでそっちも別の悪魔で、獲物の取り合いor獲物を惑わせることで人間を美味しく頂くための悪魔なりのクッキングであり、元々救われる手立てなど存在しなかったと解釈するのが一番救いがなくて面白いかなと自分の中で納得してお終い。 映画大好きっ子さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-18 00:06:10)(良:1票)


3.《ネタバレ》 韓国の男優さんは、顔が素晴らしいです。実に味わい深い、そして親しみ易い顔。主演はまるで上島竜平ですし、TKOの木本に、寺門ジモンもいましたかね(肥後がいればダチョウ倶楽部完成でした)。そんな顔名人の中にあって、抜群の存在感を放っていたのが、我らが國村隼。ザ・悪人面の中に覗く微かな茶目っ気。このスパイスがキャラクターにふり幅を持たせています。悪か、はたまた善か。まさに本作の役柄にうってつけ。怪演お見事でした。さて、本題に入りましょう。物語のテーマは「誰の言い分を信じるか」。街の噂話VSリアリストの神父の言葉。オカルトVSサイエンス(幻覚キノコ説)。そして白い服の女VS祈祷師。一度確定した事実を覆した上での再確定は、強力な信憑性を放ちます。ラスト、主人公の判断ミスは責められないでしょう。それに正しい判断をしていたとしても、追加で助かったのはおそらく主人公のみ。家族を失う結末は変わりません。となると、どこで判断を誤ったのでしょうか。そう、祈祷師になど頼らなければ良かったということ。大切なのは真実の追及ではなく、信念を持つことでした。それを警察官に求めることも、家族を守りたい父親に望むのも酷だと思いますが。劇中二度にわたる夢オチ、さらには「幻覚キノコ」の存在もあり、事象の虚実を見極めるのは非常に困難なつくり。目の前で起きているコトを額面通り受け取るワケにはいきません。私の解釈は、全てが祈祷師(偽之内豊風)の仕組んだ罠。山奥の日本人(國村)はターゲットを惑わす“餌”であり、共犯者(同じ祈祷師仲間=黒魔術師)。悪魔ではなかったと考えます(つまり車に撥ねられた時点で死んでいる)。本物の悪魔なら村人に襲撃されて逃げる必要はないでしょうし、最終盤で神父見習いが彼の居場所を知る術など無いからです。日本人としては不愉快な設定ではありますが、オカルトサスペンスとしての質は高いと思います。 目隠シストさん [DVD(吹替)] 8点(2017-11-05 10:29:05)

2.良質な韓国映画の系統ではあるものの
想像していたサスペンスとは大きく異なり
あまり好みではない類のお話だった。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 4点(2017-09-05 11:21:30)

1.田舎町を舞台に連続怪事件が起きるという展開は「殺人の追憶」と重なるが、國村隼演じる謎の人物が絡んでくる事で、一種の異様な展開を見せるのがこの映画の面白い所。
國村隼の存在感がとにかく際立っており、ミステリアスかつ謎な人物を迫真の演技で作り上げている。
また、それに劣らない演技を見せていた子役も凄い。韓国映画はほんと脇役に至るまで皆演技が巧いなぁと思う。
ただ150分という上映時間は少々長く感じた。もうちょっと短くまとめられたんじゃないかなと思った。
サスペンス映画だが、主役の警官がとにかく間抜けで冷静さが足りないので、それがこの映画から緊迫感を奪っている最大の原因であり、冗長さを感じる要因でもあった。そこがちょっとダメな点。 ヴレアさん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-09 15:08:33)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 5.21点
000.00% line
117.14% line
200.00% line
317.14% line
4428.57% line
517.14% line
6214.29% line
7428.57% line
817.14% line
900.00% line
1000.00% line

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