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映画ドラえもん のび太の月面探査記

2019年【日】 上映時間:110分
SFコメディアドベンチャーアニメシリーズものファミリーTVの映画化漫画の映画化
[エイガドラエモンノビタノゲツメンタンサキ]
新規登録(2019-01-06)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-07-19)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-03-01)
公開終了日(2019-08-07)


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監督八鍬新之介
藤子プロ(監修)
演出山口晋
水田わさびドラえもん
大原めぐみのび太
かかずゆみしずか
木村昴ジャイアン
関智一スネ夫
皆川純子ルカ
広瀬アリスルナ
柳楽優弥ゴダート/ゴダール博士
吉田鋼太郎ディアボロ
大谷育江アル
ゆきじモゾ
渡辺明乃ノビット/ゴダール博士の妻
三石琴乃ママ
松本保典パパ
高木渉先生
生天目仁美ペッコル
金光宣明モール
小原好美アフロの子供
萩野志保子出木杉
武田幸史タラバ
原作藤子・F・不二雄
脚本辻村深月
音楽服部隆之
作詞平井大「THE GIFT」
黒須克彦「夢をかなえてドラえもん」
作曲平井大「THE GIFT」
黒須克彦「夢をかなえてドラえもん」
中山晋平「兎のダンス(ディスコMix)」
編曲平井大「THE GIFT」
大久保薫(音楽)「夢をかなえてドラえもん」
服部隆之「兎のダンス(ディスコMix)」
主題歌平井大「THE GIFT」
mao(歌手)「夢をかなえてドラえもん」
撮影熊谷正弘(監修(コンポジット撮影))
東京アニメーションフィルム
製作藤子プロ
小学館
テレビ朝日
シンエイ動画
小学館集英社プロダクション
ADKエモーションズ
企画藤子プロ
むぎわらしんたろう(企画協力)
プロデューサー川北桃子
配給東宝
作画八鍬新之介(絵コンテ)
金子志津枝(エンディング作画)
大塚正実(原画)
丸山宏一(キャラクターデザイン/作画監督/総作画監督)
山口晋(原画)
後藤圭二(原画)
美術松谷早苗(色彩設計)
編集小島俊彦
録音田中章喜(録音監督)
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【クチコミ・感想】

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8.《ネタバレ》 時代と共にドラえもんも形が変わっていくのだと感じざるを得ません。おっさんには昔ながらのレトロなドラえもんの方がやっぱりしっくりくるなぁということで、完全新作より昔のリメイク作品の方が楽しめるかな。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-12-12 02:50:57)

7.小学3年の娘と、年長さんの息子と共に、テレビで鑑賞。子供達はそれはもう喜んでましたよ。小3の娘は、ちゃんと正確にストーリーを理解できてました。ギャグシーンも多く、年長の息子はゲラゲラ笑いながら楽しんでました。でもね、「宝島」は劇場まで家族で観に行って、私もそれなりに楽しめましたが、今回はテレビ鑑賞だったせいか、正直、私にはイマイチだった。どこかの映画監督が、近年の映画を評して、「これは映画ではない、テーマーパークだ」みたいなことを言ってましたが、この作品にもその言葉が当てはまるような。演出はド派手で、映像も綺麗で、もしも劇場で観ていたら評価はもっと高かったのだろうけど、自宅のテレビで観ると、ちょっと引いた感じの冷めた評価になるというか。脚本は凝った伏線もあって良い点もたくさん合ったのですが、そもそも毎回ドラえもんたちが「世界を救う」みたいな大風呂敷を広げなくてもいいんじゃないかと思ったり。まあとにかく、ドラ映画は劇場に足を運んで、お祭りとして楽しむべきものなんだと思いました。 すらりんさん [地上波(邦画)] 5点(2020-03-09 00:29:13)

6.《ネタバレ》 ストーリーが複雑で大人でも分かりづらい映画だと思いました。「定説」と「異説」の世界がパラレルワールドのように並行して存在し、両方の世界が代わる代わる表に出てくるわけですが、ちょっと私には付いていけませんでした。もともと、のび太が「月にはウサギが住んでいる」(異説)ことを実証するために「異説クラブメンバーズバッヂ」を使って「異説」の世界を作り出すわけですが、月には実際にウサギに似たルカたちが千年以上も住んでいたのですから、結果的にそんなことをするまでもありませんでした。ですので、「異説」と「定説」を作品に持ち込む必然性や説得力を感じることが出来ませんでした(のび太たちが何もしなくても、月にウサギ(に似たエスパル)がいた)。無駄に話を複雑にしているだけで、ワクワク感に繋がっているとは思えませんでした。脚本を担当した方の苦心は伝わってきましたが、例えば「かぐや星で今もエスパルの存在が定説として信じられている(実際は、映画に登場するかぐや星人はほぼ全員がエスパルの存在を信じていない)」とか、あちこちに無理があると思いました。禁句かもしれませんが、「藤子F先生ならすんなり受け入れられるストーリーを作ってくれたんだろうなあ」と思いました。 wayfarerさん [映画館(邦画)] 3点(2019-11-25 23:44:41)


5.《ネタバレ》 シリーズ随一と思われる豊富な伏線、そして練りに練られた脚本の秀逸さにには素直に驚かされます。異説から定説への大胆な転換を”是“とする力業が生む奇跡。彼らの生き方を変える大きな決断が異説となり得ることの意味(ここ、最重要ポイントです!)に涙。ドラえもん映画のブランドの名に恥じぬ良作であったと考えます。いつもよりカオス多めな展開も好みの味付けでありました。その一方、王道というより既視感を覚える(つまりシリーズオリジナルのムーブメントではない)描写やセリフ、骨子となるトリックがオリジナリティに欠けるなど、気になる点も散見されました。非専業声優陣の力量に明らかに差があったことも作品のクオリティに影を落としています。要するに、可もあり不可もあり。それでも総合的に満足度が勝るのは、流石としか言いようがありません。 目隠シストさん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-23 16:10:17)(良:1票)

4.《ネタバレ》 前作で映画ドラえもんにはすっかり関心を失っていたのだけれど、子どもがやっぱり行きたいというのと、脚本が辻村深月さんだということで今年も映画館へ。辻村さんといえば、藤子F不二雄先生とドラえもん(&大長編ドラえもん)への愛と尊敬を込めた小説『凍りのくじら』の作者。各章をひみつ道具に絡めて描いた『凍りのくじら』と同様、旧作への愛情をたっぷりと感じる展開はとても面白く感じました。とくに、のび太たちがちゃんと「小学生」している日常の学級シーンを序盤に丁寧に描いたのは素晴らしい。そして、「日常」からの「異説クラブメンバーズバッヂ」からの大冒険という展開には、ドラえもんがずっと描いてきた日常世界と夢の世界を繋ぐ「想像力」の大切さというメッセージにもしっかりつながっていてグッときた。月にいく宇宙船が、科学的には無駄にしか思えない「気球」型、というのもそれっぽくていい。このあたりの辻村テイストの丁寧な積み重ねゆえに、この映画はじわじわと感動が積み重なるつくりになっていて、ルカとの友情にもしっかり感情移入できる。ただ、最近の「映画ドラえもん」らしい部分が、その辻村テイストとどこまで合っていたかには疑問も。まず、ルカやルナの絵柄。いかにも最近のアニメっぽい外見なのだけれど、正直のび太たちと画が合っていない。ゴダートも衣装や外見は相当微妙だった。それから、俳優さんのゲスト声優出演。最近は主要ゲストキャラは有名俳優さんたちが演じることが多いけれど、ルナ役の広瀬アリスさん、ゴダート役の柳楽優弥君は明らかに浮いていた(これは俳優さんが悪いのではない。あくまでキャスト側の問題だ)。そして、なにより最近のテレビアニメの映画化作品がこぞって向かうアクション映画志向。終盤のかぐや星での戦いなど、大きな音と音楽でスケール感を出してるのだけれど、その勢いでせっかくのじわじわ重ねてきたドラマが突き放されてしまうというか、1本の映画のなかに二つのドラえもん映画が混在しているようで、うまく乗り切ることができなかった。ちなみに、子どもたちの感想は、面白かったけど笑えるシーンが少なかった・・・とのこと。ふむ。たしかに、「いい話」だったけど、子どもたちがゲラゲラ笑うシーンはそこまで多くなかったかな。子どもも大人も両方を満足させるのはなかなか難しいようです。 ころりさんさん [映画館(邦画)] 6点(2019-03-22 09:41:37)

3.春先、子どもたちを連れての“ドラえもん映画鑑賞”は、毎年の恒例となってきた。
父親としても、映画ファンとしても、ドラえもんファンとしても、嬉しい恒例行事だ。昨年に続き、今年も二人の子どもと、友人親子らと共に鑑賞。

コミックスの一エピソードである「異説クラブメンバーズバッジ」を原案としたストーリー構成が、原作ファンとしては興味深く、小説家の辻村深月が脚本を担っていることも功を奏し、世界観の広がりを携えた物語構築をしてくれていたと思う。
「月」を舞台にした物語は、「ドラえもん」の世界では意外に少なく、地球にとって最も身近な天体である月を舞台に長編化することは、“F先生”にとっても実は悲願だったのではないかと勝手に想像する。
原作エピソードを原案としているのだから当然ではあるけれど、「大長編ドラえもん」シリーズを原作としない“オリジナル”の映画作品の中では、これまでで最も「ドラえもん映画らしいドラえもん映画」と言えるのではないかと思った。

描き出されるテーマは、家族や友達を中心とした「絆」であり、それ自体に目新しさはないけれど、決して安直なウェットさを全面に押し出さないストーリーテリングに好感が持てた。
世代を超えた膨大な時間や、生物的な異なり、幾つもの銀河を超えた果てしない距離、そういった登場人物たちを取り巻く大きな“隔たり”を踏まえた上で、手を取り、助け合い、苦難に打ち勝っていくさまを紡ぎ出したストーリーには、表面的な分かりやすさと共に、深い物語性が共存していたと思う。

というわけで、作品自体のクオリティーは高かった。
昨年の「のび太の宝島」鑑賞後は、ストレートな“父子の絆”を受けて「泣けたー!」と言っていた娘だったが、今回は「涙は出んかったけど、とても面白かった」と真っ当な感想を述べていた。
そんな子どもの様子も微笑ましく横目に見ながら、原作ファンとしては、ムス子、あばらやくん、多目くん、ガリベンくんら、原作の小さなエピソードでしか登場しないのび太のクライメイトたちが、冒頭の学校シーンでさり気なく映り込んでいたことに、製作陣の原作愛を大いに感じた。

エンドロール後の「特報」を見た限りでは、来年のドラえもん映画の舞台は“恐竜世界”のようだ。
「のび太の竜の騎士」のリメイクか、今回のような小エピソードの長編化か、まったくのオリジナルストーリーか、例によって父親が子どもたち以上にワクワクしている。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2019-03-03 22:09:58)

2.《ネタバレ》 待ちに待ったドラえもん映画の新作は大人向けでありながら子供達に対する未来へ向けての力強いメッセージを持った素晴らしく、凄い内容にドラえもんは単なる子供向けアニメではない誰が観ても共感できる素晴らしいアニメであることが解る。今回のキーワードは想像力です。人間なら誰もが持っている想像力、想像する事の素晴らしさをドラえもん映画として、見せる凄さ、想像力は未来だ!人への思いやりだ!それを諦めた時に破壊が生まれるんだ!というドラえもんの放つ台詞には今は亡き不二子F不二雄先生の思いが伝わってきます。のび太の放つ友達が悲しい時は自分も悲しいし、嬉しい時は一緒に喜ぶと言う台詞にしても、子供ながら全世界の人々に対して訴える力強いメッセージを感じる事が出来る。のび太の想像から始まって、出会った月の世界でのルカを初めとする人々との友情、この映画はドラえもんの持っている友情、友達の大切さ、仲間意識、決して裏切らない大切さ、そういうもの全てをきちんと描いてるのが素晴らしい。この映画を観て、改めてドラえもんが何故、多くの方に愛され続けてるのか解ると共にやはり、ドラえもんをはじめとするのび太とその友達の姿を通して、未来は明るい。ドラえもん映画があれば希望は持てると感じる事が出来た。来年以降も引き続き、映画館で観ることを此処に誓います。 青観さん [映画館(邦画)] 9点(2019-03-02 15:30:52)(良:1票)

1.《ネタバレ》  自分には「アニメのドラえもんは原作漫画に敵わない」「原作大長編の存在する映画の方が、原作無しのオリジナル映画より面白い」という偏見があったのですが、前者を「恐竜2006」が、後者を本作が徹底的に打ち砕いてくれた気がしますね。

 オリジナル映画としては間違いなく一、二を争う出来栄えですし、ドラ映画全体で考えても、これより上と言えるのは「恐竜2006」「新・鉄人兵団」「新・大魔境」「新・日本誕生」の四つくらいになるんじゃないでしょうか。
 しかも「南極」「宝島」という傑作が二つ続いた後に、またまた凄いものを拝ませてもらった訳なのだから「映画ドラえもんは、オリジナルでも面白いものを作れるようになった」と潔く認め、脱帽する他無かったです。
 本当にもう、作り手の皆さんに「参りました」「ありがとう」という言葉を送りたい気分。 

 小説版を読んだ際に一番の懸念となっていた「定説バッジの効果を、小さい子供でも分かるように描くのは大変じゃないか」って部分を、視覚的に分かり易く、面白く描いてクリアしている辺りなんか、特に見事でしたね。
 「月世界旅行」に「キングコング」などの古典映画や「恐竜2006」「緑の巨人伝」のオマージュ描写が散見される辺りも、ニヤリとさせられるものがあって、良かったです。
 他にも、教室に勢揃いしたクラスメイトの顔触れに、まさかのペロ登場など、ドラえもん好きなら嬉しくなっちゃう描写が多くて、本当に観ていて楽しい。
 月世界にて、異説バッジが外れた途端に無音になる演出がゾクッとしたとか、出木杉くんとルカが話す場面が凄く特別感があって良いとか、細かい部分の「良かった探し」を始めたら、止まらなくなっちゃうくらいです。

 それでも、これだけは書いておかずにはいられないという意味では、やはり気球での旅立ちの場面が挙げられます。
 もう二度と帰ってこられないかも知れないという恐怖を乗り越え、友情が芽生えたエスパル達を救う為、約束の場所に皆が集まる流れだけでも感動しちゃうし、ここのジャイアンとスネ夫の描き方が、本当に素晴らしいんですよね。
 スネ夫は来ないのかと諦めかけている他の面子に対し「頼む。もうちょっとだけ待ってくれ」と訴え、最後までスネ夫は来ると信じているジャイアン。
 そんな信頼に応えるかのように、時間ギリギリでやって来て「前髪が決まらなくてさ」と照れ隠しを口にするスネ夫。
 (あぁ、良いなぁ……こいつら、良い仲間だなぁ)って思えたし、それから(良い映画だな)って、しみじみ感じ入る事が出来ました。
 月に向かって気球で旅立つという浪漫溢れる景色に、微かな寂寥感を伴ったBGMも最高で、本当に忘れ難い、特別な場面だったと思います。

 じゃあ、そこが本作のクライマックスなのかというと、然に非ず。
 ディアボロとの最終決戦や、ルカ達を「普通の人間」にして別れを交わす場面も、同じくらい素晴らしかったというんだから、本当に参っちゃいますね。
 モゾは宇宙一硬い甲羅の持ち主、ノビットは「あべこべ」な道具を作る天才、という伏線を、ギャグシーンで笑わせつつ張っておいたのか、という驚き。
 ムービットや怪獣達という「月からの援軍」で形成逆転する痛快さ。
 空気砲ラストシューティングの迫力。
 あえて涙は見せず「もう一度会える日が、きっと来る」と笑顔でルカと別れるのび太の、強さと優しさ。
 そのどれもが心地良くて、観ていて幸せな気分に浸る事が出来ました。

 一応難点というか、気になった点を挙げるなら「いつか、月へ行く事が当たり前になる、その日まで」という台詞でルカ達と別れるのは、なんていうか、勿体無い気持ちに襲われましたね。
 これって、勿論良い台詞なんだけど、原作における「のび太の息子ノビスケは、新婚旅行で月に行く」って設定を知っていると「良い台詞」から「凄く良い台詞」に昇華されるんです。
 つまり「のび太とルカは、再会するんだ」「何時かまた会えるという言葉は、嘘じゃなかったんだ」と分かって感動する形になっている訳で、凄く上手いんだけど、凄く勿体無い。
 ここは、もうちょっと分かり易く描いて、原作を読んでいる人が受ける感動を、読んでいない人にも伝わるようにして欲しかったなぁ……って思わされました。

 ちなみに、予告の映像からすると、来年は今井監督。
 内容は「新・竜の騎士」か、あるいは恐竜を題材としたオリジナル映画となりそうで、これまたワクワクさせられましたね。
 また一年、あれこれと想像力を働かせながら、楽しく過ごす事が出来そうです。 ゆきさん [映画館(邦画)] 9点(2019-03-01 13:31:14)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.25点
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200.00% line
3112.50% line
4112.50% line
5112.50% line
6112.50% line
7225.00% line
800.00% line
9225.00% line
1000.00% line

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