みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 こちらは劇場版公開直前の「煽り・宣伝」目的に地上波TV放送された作品で、TVアニメの中から特別人気の高い「下弦の陸・那田蜘蛛山での戦い」を中心に編集された内容となっています(いわゆるしょう中ボス戦)。こちらも『兄妹の絆』同様の性格を有しますが、ビギナーをより深く『鬼滅沼』へ引き込む使命を帯びています。この戦略はTVアニメ放送時点から明白で、最終回でもないのに最終回さながらの外連味溢れる演出を施し、完全にTVファーストシーズンのクライマックスとなっています。主人公が初披露する『ヒノカミ神楽』に、同じく初お披露目の『禰津子の血鬼術』のコンボ。そこに情感たっぷりの『竈門炭次郎のうた』が色を添え、誇張なく『神回』と言える内容でした。 『兄妹の絆』の感想で原作よりアニメが優れている点として『アクションの秀逸さ』を挙げましたが、基本的にアニメに期待するのは原作漫画の『補完』です。アクション然り、状況説明然り。本作で言えば『ヒノカミ神楽』とは何ぞやという部分が、漫画以上に丁寧に説明されていました。大変素晴らしい。良く言えばテンポがよい、ともすれば大味な原作のストーリーラインがアニメで補完される仕組みです。理想的な漫画のアニメ化と考えます。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-06-19 23:56:07) 3.冷酷、残忍な鬼の中にある強烈な悲しさに心が動いた。見た目通り猪突猛進の伊之助カッコイイ。 【クロ】さん [地上波(邦画)] 8点(2020-11-16 07:12:44) 2.《ネタバレ》 スゴい内容でした。完全にハマってしまった感じです。 この物語には、2つの重要なメッセージがあります。しかし、その2つのメッセージは、互いに矛盾します。この矛盾こそが最大の魅力なのだと思います。 ひとつめのメッセージは「全力を尽くして戦え」ということです。主人公はどんどん強くなるのですが、つねにそれを上回るような強い敵が現れます。味方の側にも、自分よりはるかに強い先輩たちが現れます。つまり、敵であれ、味方であれ、自分よりも強い者たちがたくさん存在している現実が分かってくる。しかし、それでも逃げることができません。主人公のテーマ曲には「我に課す一択の運命と覚悟する」とあります。どんなに強い鬼が現れても、「一択の」(ほかに選択肢がない)運命に対して、最大限の力で立ち向かって、その鬼を倒していくしかありません。そこでふりしぼる最大限の力とは、そのつどそのつどのギリギリの限界値であることが繰り返し描かれます。 ふたつめのメッセージは「鬼は悪ではない」ということです。どんなに残虐で罪深い鬼であっても、それは本来的な悪ではなく、むしろ不幸な人間であることが示されます。那田蜘蛛山の累は、鬼になる以外に生きる道がなかった不幸な子供であり、鬼になったことで親と殺しあうほかなかった子供です。その境遇を描くことによって、彼がたんなる悪ではないという事実が明かされます。 物語の構造は非常に明解。次から次に前回を上回るような強い敵が現れる。その繰り返しです。人物造形もきわめて明快。怖いもの知らずの伊之助に対して、軟弱で臆病な善逸。ルール破りの炭治郎や冨岡義勇に対して、ルールに忠実な胡蝶しのぶや栗花落カナヲ。男性隊士が情に厚いのに対して、女性隊士はドライで血も涙もない、という面白い対比になっています。 物語の構造が非常に明解なぶんだけ、生きることの矛盾と葛藤がクリアに浮かび上がってきます。この物語から何を学ぶべきなのかと子供に問われても、大人たちは容易に答えを出すことができないはずです。強いていえば「人生は複雑で矛盾に満ちている」と答えるしかありません。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 7点(2020-10-24 14:23:40)(良:1票) 1.とにかく長い!というのが一番の感想かな。内容は1作目より面白かった。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2020-10-21 22:36:23)
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