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ミステリと言う勿れ

2023年【日】 上映時間:128分
ドラマミステリーTVの映画化漫画の映画化
[ミステリトイウナカレ]
新規登録(2023-06-12)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-11-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(2023-09-15)


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監督松山博昭
キャスト菅田将暉(男優)久能整
松下洸平(男優)車坂朝晴
町田啓太(男優)狩集理紀之助
原菜乃華(女優)狩集汐路
萩原利久(男優)波々壁新音
柴咲コウ(女優)赤峰ゆら
永山瑛太(男優)犬堂我路
筒井道隆(男優)青砥成昭
尾上松也(男優)池本優人
伊藤沙莉(女優)風呂光聖子
鈴木保奈美(女優)狩集ななえ
滝藤賢一(男優)狩集弥
でんでん(男優)志波一巳
野間口徹(男優)赤峰一平
松坂慶子(女優)鯉沼毬子
松嶋菜々子(女優)君原奈津子
角野卓造(男優)真壁軍司
段田安則(男優)車坂義家
木場勝己(男優)宮島焼の窯元
ダンディ坂野(男優)宝田完次
春風亭昇太(男優)『鬼の集』を上演した劇団主宰者
松本若菜『鬼の集』朗読劇ナレーション
出演石橋蓮司狩集幸長(写真)
脚本相沢友子
主題歌King Gnu「硝子窓」(ソニー・ミュージック・レーベルズ)
挿入曲King Gnu「カメレオン」(ソニー・ミュージック・レーベルズ)
製作大多亮
市川南〔製作〕
臼井裕詞(製作総括)
フジテレビ
東宝
小学館
配給東宝
録音武進
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ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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11.《ネタバレ》 ネタバレしています。ご注意ください。

テーマは「幼少期の重要性」です。整くんは少女が抱えるトラウマに対して「子どもの心は固まる前のセメント。どんなものを落とされたのか」と嘆いています。確かに彼女は心に深い傷を負っていました。しかしカウンセリングである程度の修復は可能でしょう。それが救い。しかし犯人の方はそうはいきません。常軌を逸した犯罪を自身の使命として疑わない。洗脳等という生易しい代物ではなく、アイデンティティに根ざした異常な価値観が形成されていました。更生は不可でしょう。そんな刷り込みを与えた親の方が自身の犯罪を理解している分「まとも」というのが何とも遣る瀬無い。後味の悪い結末でした。

『ミステリと言う勿れ』はTVドラマは録画を繰り返し観るほど好きですが、原作は未読です。そのような私が常々感じているのは「この作品は嘘(無茶な設定)が多い」ということ。代表的なのが「ライカさんの数字会話」ですが、本作の「動機」も相当無理がある。例えばこれが戦前の話であれば納得出来ます。閉ざされた村。家族の中で異常な概念を刷り込まれたら、そりゃ狂って当たり前です。しかし現代日本では様々な情報や価値観にさらされる。勿論基礎教育もしっかりしている。正直、ここまで反社会的な、というより荒唐無稽な価値観が形成されるのか疑問です。いやアルゴリズムで一面的な情報を吹き込まれ、陰謀論が幅を利かせてしまう現代日本の方がむしろ危ないのかも。
設定上の不具合は当然マイナスですが、整くんの言葉が魅力的なためマイナスを帳消しにして上回るプラスがありました。シリーズの本質は確かに「ミステリ」ではなく「整くんの説教」だったと思います。寓話的な楽しみ方と言っていいかもしれません。この観点でこの映画を見返すと、整くんの説教がやや不足していた気がするのです。これが映画に対して感じる「なんとなく物足りない」の正体では。整くんが反論するに値しない異常な犯罪であったとも言えますが。
目隠シストさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-12-05 10:54:47)(良:1票)
《更新》


10.《ネタバレ》 原作は未読でテレビは全話観ています。めっちゃ好きなので劇場版には少なからず不安はありました。だって劇場版にした途端急にお金をかけて無駄に派手にしたり、ウケ狙い的な要素を詰め込んで本来の持ち味を台無しにしたり、今まで多くのヒットしたドラマの失敗した劇場版を観てきたから...。でもその不安は見事に吹き飛ばされました。これは傑作です!実に面白かった!遺産相続争いのまま話が進んでいくのかと思いきや、途中から全く違う展開になっていくからまんまとしてやられちゃいましたね。そして主人公整くんの観察力のすごさが相変わらず冴え渡っていて、それが伏線回収されていくのは毎度のことながら(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てなっちゃいます。ただ今回の真犯人の彼はあの登場人物の中でとても分かりやすい立ち位置にいたから、薄々彼じゃないかっていうのはバレバレでそこまで、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!とまではならなかったけど。

あと最後の石のプレゼント。正直あれはヒロインのだけで良かったんじゃないかと。他の兄弟の分は端折っても問題なかったかなって。

汐路役の原菜乃華ちゃん。なかなか良かったです。内に秘めた闇を隠して大げさに芝居をする芝居が、なんともいえず物悲しさに包まれていて、哀愁もあり健気さもあり、ヒロイン汐路そのものでした。ほんと、素晴らしかったです。

自分の才能に気付いて夢を諦めた汐路に、気付いたってことはそれは上達するチャンスなんですって整くん言ってたけど、そういう自分も色々な夢、才能ないからって全部諦めちゃってたからあの台詞はものすごく刺さりました。もっと早く整くんに出会えてたら...(^_^;)

最後に我路くんの所に1枚の写真が届くけれど、汐路ちゃんがマフラーを巻いていたのがニクかったですね(*⌒―⌒*)

なかなか良くできた脚本で素晴らしかったんですが、どうしても映画的な感じがしなくて、撮影、編集、照明、音楽、どれもみなテレビ感拭えないので、7点に近い6点ということで。はい。


原作は読んでいないのでわからないけれど最終的には整くんと我路くんの、最終決戦!になるのかな?ドラマにせよ映画にせよ、映像化希望です。はい。非常に観たいです。お願いします。 Dream kerokeroさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-11-27 13:34:14)

9.《ネタバレ》 良質な設定と謎解き。犬神家みたいだけど、作品の雰囲気がやさしいので重くない。誰かリアルタイムで死んだっけ?ミスリードされるような配役で、気がきいていたと思うが、もう少し意外性も欲しかった。 ラグさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-25 18:30:55)

8.前半はかったるさを感じた。謎解きはよくできていた。 海牛大夫さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-16 23:37:58)

7.漫画の実写版として観るならば、整くんの推理がズバズバ炸裂し楽しい映画だと思います。途中、ヒロインの女の子に何度かイラっとしますけど。犬神家のような舞台だけど、本家のような重い雰囲気はなくライトな感じです。ストーリーは荒唐無稽だけど整くんの活躍を楽しむ映画なのでこれで良しとします。 ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-08-24 07:18:19)

6.《ネタバレ》 原作は読んでないですが、ドラマ版は観てました。んで映画、犬神家の一族タイプは、この手のミステリーでは、たまに出てくる設定ですが、その中でも、僕が好きなお話でした。遺産相続の争いからの、後半の調査では「鬼の集い」とか、とても禍々しい言い伝えなんかも飛び出し、ゾクゾクきます。ヒロインと父との交流も細かく描かれてて、最後はウルってなりました。どこか恐ろしいけどなんか切ない世界観に、たまに飛び出す、ハッとする整クンのウンチクと、ちょいコミカルな場面がよいスパイスとなって全く退屈感なく楽しめました。 なにわ君さん [インターネット(邦画)] 10点(2024-02-25 17:30:55)

5.《ネタバレ》 かなり期待して初日に観に行ったけど、テレビドラマのほうが面白かった。
おまけに柴咲コウの魅力が1㎜も感じられなかったのがとても残念。 リニアさん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-05 20:48:43)

4.《ネタバレ》 原作が好きなのでストーリーは知っており、TVドラマのテイストも知った上での鑑賞ですが、やはり人が動き喋ると楽しいです。
『犬神家の一族』つながりの役者さんで遊んでいたところが個人的にはツボ。
でもやっぱりこのシリーズは単発じゃなくTVドラマで時間かけて物語をじっくり追いたいなと思います。 denny-joさん [映画館(邦画)] 7点(2023-10-19 20:40:01)

3.《ネタバレ》 原作未読、テレビドラマは全話視聴。元々本作を観に行く予定はなかったのだが、息子と娘がこの作品を観たいと言いだし、その付き添いを妻に頼まれたことで急遽出かけることに。仕方ないなぁと面倒に思う気持ちの中にちょっぴりワクワクする気持ちが入り混じった複雑な感情。非オタク系の映画を劇場で観るのは何年ぶりだろう。結婚前以来かな。

フジテレビ系列の番組で大ヒット中とアナウンスしていたので混雑しているのではと少々緊張しながらチケットを予約したらそうでもなさそうだ。9月23日の土曜日、いざ劇場で席に座ると僕ら三人の列には誰もいない。他の観客を合わせても30人はいないかな。心なしかいつもと観客の雰囲気が違うような気がする。なんだか“普通”の人が多そうだ。

物語は主人公・久能整が広島である女子高生に声を掛けられるところから動き出す。彼女は狩集汐路といい、整と知り合いで複雑な経歴を持つ若者・犬堂我路と繋がりがあるようだ。彼女の家は資産家で、祖父の狩集幸長が亡くなったことで遺産相続争いが起こる気配がある。さらに汐路は言う。これまでも相続争いで死者が出たことがあるので護衛をしながら知恵を貸してほしいと。巻き込まれるようについていった整の前には狩集家一族が集められており、一族の顧問弁護士及び顧問税理士によって祖父の遺言が伝えられる。孫たち一堂に謎解きが出され、その謎を解いた者が遺産を手にできるというのだ。果たして遺産は誰の手に渡るのだろうか。

劇場版ならではのパワーアップ感を出そうと考えたのだろう、クラシック音楽を多用したテレビシリーズの硬質でパキッとした演出ではなく、大きなものをゆったりとゴージャスに見せようとする演出はいかにもテレビシリーズの劇場版そのものであると感じた。そのため、のちの展開に必要な状況や感情を描写していく前半には鼻白んでしまったところもあり素直に没入できなかった。
だが整が徐々に事件の推理や独特の知見を述べ始めてからはその言葉の内容に惹きつけられて演出が気にならなくなった。やはり本作は彼のパーソナリティーが大きな魅力であり作品を支えているのだろう。
終盤に入る前に犯人の予想はついたものの、最終的には僕が推理したものよりもひねりが効いていて推理ものとしても楽しめた。何よりも犯人の言葉によって心に大きな傷を負う汐路の悲しみとやるせなさが強く印象に残った。

帰りの車の中で娘も言っていたが、僕も何だか犯人役のことが苦手になってしまった。役柄と本人を同一視してしまうこの現象が起こったことは本作の成功を示しているように思う。久しぶりの親子での映画鑑賞、もう少しその場で自分の意見を述べても良かったようにも思えるがいい思い出になりそうだ。 はあさん [映画館(邦画)] 8点(2023-10-08 14:10:25)

2.《ネタバレ》  横溝正史の「犬神家の一族」、「八つ墓村」を足して2で割ったようなストーリーです。
 でも、現代においては設定的にちょっと苦しいものがありました。外見でみられたら困るんだったら子どものうちに
殺されるでしょうし、ストパなんかでいくらでも外見は変えられるでしょうし。
 まあ、そんな野暮なことをおいておけば、よく出来た話だと思います。
 結構、原作に忠実ですが、犬堂我路の部分を取ればこの映画だけで成立したのにと思いました。 ぶん☆さん [映画館(邦画)] 7点(2023-09-24 12:11:06)

1.<原作未読、TVシリーズは全話視聴済み>名家の遺産相続争いに"バイト"で関わることになった久能整。相続候補者たちの間で醜い争いが繰り広げられるのかと思いきや、狩集家で代々受け継がれてきたある秘密が物語の核心となってくる。すべての始まりである鬼の話はおどろおどろしく、明治初期~昭和中期くらいだと真実味もギリギリ保たれていてゾクゾクできた。それが現代でも…ってなるとやはり弱くなってしまうが、確信犯の怖さみたいなものは感じられた。映画化でも妙に肩肘張ることなく、ドラマファンを喜ばせることに重点を置いた作り。フジ繋がりでいえば「ガリレオ」シリーズなどがあるが、こちら「ミステリ」も映画化成功例の一つに数えられそうだ。 リーム555さん [映画館(邦画)] 7点(2023-09-17 19:32:59)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.91点
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200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
6545.45% line
7436.36% line
819.09% line
900.00% line
1019.09% line

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