みんなのシネマレビュー

教祖誕生

1993年【日】 上映時間:95分
ドラマ小説の映画化
[キョウソタンジョウ]
新規登録(2003-06-02)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-10-20)【イニシャルK】さん
公開開始日(1993-11-20)


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キャスト萩原聖人(男優)高山和夫
玉置浩二(男優)駒村哲治
岸部一徳(男優)
ビートたけし(男優)司馬大介
もたいまさこ(女優)政子
山口美也子(女優)洋子
南美江(女優)久栄
下條正巳(男優)初代教祖
原作ビートたけし「教祖誕生」
撮影川上皓市
製作鍋島壽夫
ポニーキャニオン
企画森昌行
オフィス北野(企画協力)
プロデューサー吉田多喜男
配給東宝
美術磯田典宏
その他吉川威史(キャスティング)
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【クチコミ・感想】

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30.《ネタバレ》 地下鉄サリン事件前の作品。たけしが本作を作るに当たって、オウム真理教のことが念頭になかったはずがない。■「やっと、神の影が見えたと言うことかな」。終幕近くで、司馬(たけし)がそうつぶやくわけです。集金のために利用していたかと思いきや、実は彼も神を希求していた、ということなのだと思います。つまり、司馬は上祐史浩だったと。しかし、何かそれまでにフリがないとカタルシスはない。何か、物足りない。■宗教者の日常を描いた作品としては、森達也氏の「A」が抜群に面白いわけで。とはいえ、本作が、ドキュメンタリーである彼の作に何となく雰囲気似てるのはすごいなと思いますね。 なたねさん [DVD(邦画)] 6点(2024-11-03 05:55:13)

29.《ネタバレ》 終盤、萩原聖人と岸部一徳の立場が入れ替わるシーンに背筋がゾクッとした。
それまで教団を裏で牛耳ってきた岸部一徳の落日の瞬間。
このシーンは非常に印象的。

ビートたけしの肩の力が抜けた演技も実に良かった。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-18 21:45:40)(良:1票)

28.《ネタバレ》 監督は北野組の助監督だった人だから、絵面というかストーリーテリングはほぼ北野武映画風味で、たけしが監督していると言っても通るぐらいです。原作小説も書いているたけしは脇に回っていますが、これがまた飄々としたいい演技なんだな。萩原聖人に接するときの肩の力が抜けた温和な男と、玉置浩二とやりあってボコボコにしちゃうヤクザ風味がアンビバレントであるけど頗るリアルです。でもあのたけしお得意のヤクザ・キックって、畳の上で靴を履かないでやったら足の指が折れちゃうんじゃないかな(笑)。このストーリーの今から考えると凄いところは、製作されたのがオウム真理教事件の起こる前、やたらマスコミが宗教団体をアンタッチャブル視というかビビっていた時代だったということでしょう。宗教ビジネスの基本というか本質を判りやすい視点で説くたけしの視点はさすがです。この映画を観て考えさせられたのは、神がいるかいないかは別にして(たぶんいないでしょう)、神と教祖だけでは単なる危ない奴の妄想でしかなく、信者がいてその人たちが団体を形成した時点ではじめて宗教が成立するんだなということです。その団体の運営者が有能であればその宗教は広まるわけで、教祖の手腕は関係ないというわけです。キリスト教がまさにこのパターンの宗教で、この映画の宗教団体に当てはめると萩原聖人はイエスでたけしはパウロという感じですかね。イスラム教は教祖が有能で、自分で教団まで作っちゃったというパターンですね。 映画は五年後たけしがクビにした初代教祖とふたりでまたインチキ宗教を始めているというのがオチですが、萩原聖人が教祖になった方の教団の五年後も見てみたい、岸部一徳が牛耳っているのか覚醒した萩原聖人がヤバい存在になっているのか、どっちなんでしょうかね。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-03-31 22:16:33)(良:1票)

27.『余計な事をするんじゃないよな バカヤロ このやろ スカポンタンが このコマネチがっ』 って足蹴にされて罵られるジイさんがおかしくておかしくて。前半部分はかなりおかしかったですね ただその分、後半、トーンダウンしてしまったことが惜しく感じる。でも総じてアイデア抜群のナイスコメディになっていたと思う。才能感じるビート節。面白いっ。 
ビートが原作。そのビートらしい毒が蔓延。でもビートはここではメガホンとらなかったんだね チャンスをあげた形になったのかな 天間敏宏さんという方に。5年後で終わるラストにまたいちいちウケてしまった 実にお後がよろしい ナイス・面白かったな~ 

3737さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-12 19:40:49)


26.《ネタバレ》 原作ビートたけし。出演ビートたけし。強烈な“たけし色”を放つ作品ではあるものの、北野武監督作品とはまた赴きが異なるのが面白いです。準主役というオイシイ役どころの芸人たけしが、小悪党を嬉々として演じています。世間で言うところの“チョイワル”とは違う意味の“ちょっと悪い奴”がたけしは好きなのでしょう。下手を打ち教団を追われ、素寒貧で腐れ縁の偽教祖と出直し。そんな情けなさが、愛おしいのでは。たけしが小悪党だとすれば、岸部は中悪党。でもそれを上回るのが教祖様。この世の中で最強なのは、勘違いした馬鹿ということです。納得。世に数多実在する新興宗教団体の実態のほどは知りませんが、このような教団も存在するのではないかと思わせるリアリティが素敵です。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-28 19:50:51)(良:1票)

25.原作・北野武でこのタイトル。もう間違いなく宗教批判が展開されるであろう事間違いなしなのですが、まさにその通り。『男はつらいよ』のおいちゃん役で御馴染み下條正巳を教祖に据える新興宗教団体は、日々街角に繰り出しては胡散臭い手口で勧誘活動を行っている。団体幹部に北野武、岸辺一徳、玉置浩二という、老若男女どの人間が見ても信用出来ない面々が軒先に立っている姿は異様の一言で、この絵面がこの映画を求心力となっているのは間違有りません。宗教はあくまでもビジネスとして割り切り団体のブレーンとして働く男を北野武が好演。胡散臭さと頼りがいの有る部分を北野武ならでは演じていて、ベストアクトかと思います。あと玉置浩二も団体にのめり込む若手幹部を怪演しております。そんな団体に、ひょんな事から萩原聖人演ずる無気力若者が興味本意で入会する事になるのですが、その巻き込まれ感を萩原聖人がうまく魅せてくれます。監督は元々北野映画の助監督を務めていた事も有り、絵作りやテンポは北野印。テーマから取っ付き難い印象を与えますが、見て損は無い映画です。 カイル・枕クランさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-28 16:12:40)(良:1票)

24.役者ビートたけしの台詞のしゃべり方は
いつも違和感があるのだか
この映画だとぴったりはまっている
キャスティングがいい
そして現実世界ではもっと胡散臭い宗教が
とんでもない金額を集めているから恐ろしい マーガレット81さん [地上波(邦画)] 7点(2009-05-21 17:09:28)

23.《ネタバレ》 最後まで退屈せずに見れた。玉置浩二も出演していたが、最初見たとき誰だかわからなかった。中盤までの、萩原聖人が教祖になる前の初代教祖のあたりは面白かった。表で「教祖さま!」と持ち上げながら ウラでたけしがそのジイさんシバいてるのがおかしい。このじいさんもなんだかスッとぼけた顔してるしw 元チェッカーズの藤井尚之が音楽担当だけあって、音楽はけっこうよかったと思う。 ☆Tiffany☆さん [地上波(邦画)] 6点(2008-02-29 21:55:27)(良:1票)

22.これはとても面白くていい映画だと思うんだけどなー。なんでこんなにレビュー数少ないんだろう?この映画を締めてるのは何と言っても玉置浩二!この人こんなに個性的な演技するんだね、すごくいい。この映画はすごく饒舌なんで私がとやかく言うより見るのが一番。 メロメロさん 7点(2005-02-14 02:15:32)

21.んーと。神とか権力っていうのに人間は弱いですねってことでいいんですかね。創造したものにあやつられちゃうんだから。たけしがおもしろい。あんな言い方であやしいこというやつっていそうですもんね。 ようすけさん 6点(2004-06-19 03:44:50)

20.面白かった!! ゲソさん 7点(2004-06-02 22:04:34)

19.結構面白かったけどな。 ボバンさん 6点(2004-05-30 03:33:01)

18.たけしもよかったんだけど、各々の教祖が傀儡をよしとせず、教祖としての自覚が出てくるところが、面白い。教祖は役割であって、それをこなす人間は誰でもよいんだけれど、祀り上げられると自分が全能の神になったような気になるのだろうか?会社組織も同じようなもの。会社も1つの宗教みたいなものだから。 東京50km圏道路地図さん 7点(2004-04-05 03:08:47)

17.たけしが宗教を皮肉ったブラック・コメディー。宗教のうさんくさい部分が出ていて面白い。 新井さん 6点(2004-03-27 12:40:11)

16.たけしが玉置に美人局を仕掛けたとこが山場。人間心理を分かってるなって思いました。 モチキチさん 6点(2004-03-13 18:42:50)

15.下條正巳の教祖様ってのが、よい。宗教にはそこそこ詳しいほうですが、下條正巳とビートたけしという組み合わせの弱小宗教には、興味半分でつい関係してしまいそう。なんか恐いです。わたしって変?ともかくみなさん、宗教をバカにしてはなりませぬぞ。結構好きな1本です。 バッテリさん 8点(2004-01-15 20:46:20)

14.つまらなかった。それに尽きる。 たかちゃんさん 3点(2003-12-12 22:33:56)

13.教祖をみんなででっちあげるなら、たけしをその役につかせるでしょうよ、と思って見てみると、教祖は、トボケた若者、萩原聖人で、たけしはまつりあげるほう。そこにむしろ妙なリアリティーを感じた覚えがあります。観たのは相当昔ですが、きわどいネタを案外うまくさばいていた印象。ムフムフと笑えた記憶も。岸部一徳ってかなり面白い俳優?と気づいたのも、この頃からでしたねえ。
おばちゃんさん 6点(2003-12-01 09:20:31)

12.宗教を金儲けに利用するために自分たちが育てた教祖が、やがて自分たちを追い出してしまうという悲喜劇ですね。たけしがいい加減な役を好演していたと思います。 オオカミさん 7点(2003-12-01 08:42:59)

11.実は、自分の本名が神話に登場する神の名前な為、ある新興宗教の関係者に知られて神様扱いされました(笑)。そして、「ぜひ、×××××教会にお越し下さい! きっと信者は貴方を神として崇めるでしょうッ!!」と執拗に誘われ困惑。そこの新興宗教は元来教祖がいない為、なんなら教祖にでも…と言われた時はハッキリ断りました(危うく教祖誕生!!)。一期一会で済んで良かったが、一瞬…最新映画券をお布施として集め、いっそ“映画教”にでもして映画を観たい放題と言う事が―…なんて冗談です(笑)。そんな事を思い出した映画。取り扱った題材は良かったが、テンポとストーリー構成に一捻り欲しい所。 _さん 5点(2003-11-23 01:34:06)

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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.20点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
313.33% line
413.33% line
5723.33% line
6930.00% line
7723.33% line
8413.33% line
913.33% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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