みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.《ネタバレ》 決して面白くない訳じゃないんだけど、後味が悪いというか、観ている間も気分が悪くなってしまうという、奇妙な映画。 いや、本当に「面白いか否か」と問われれば、結構面白いんですよね。 ベン・スティラーとドリュー・バリモアが夫婦を演じているというだけでも楽しいし、演出も冴えています。 終盤、殺し屋に支払う二万五千ドルを捻出する為、家具を売り払う件なんかは、特に好き。 音楽に合わせ、一つずつ家具が消えていく様が、まるで魔法みたいなんですよね。 寂しさを感じると同時に、広やかになっていく部屋には爽快感もあったりして、不思議な気分に浸る事が出来ました。 で、そんな楽しい演出やら音楽に反し、何とも悪趣味なのが「骨幹となるストーリー」というのだから、困ってしまいます。 「善良な主人公夫婦が、間借り人の老婆に迷惑を掛けられ続け、遂には彼女を殺そうと決意する」に至るまでの流れが、非常に丁寧に描かれており「これは殺したくなっても仕方ない」と納得させられるのですけど、それが即ち「殺したくなるほど憎たらしい老婆の振る舞い」を延々見せ付けられるという結果に繋がっているのですよね。 特に唸ったというか、これは嫌だなぁと感じたのは「本に貼られた特価99セントのシール」の件。 (なんだ、本当は良いお婆ちゃんじゃないか)と気を緩め、作家である主人公が快くサインしてあげようと本を開いた途端に、そのシールが目に飛び込んでくるという形なんですよね。 恐らくは意図的にやった事なんでしょうが(なんて性格が悪いんだ)と舌を巻く思いです。 それと、作中でも愚痴られていましたけど、命を助けようとしたのが「老婆をレイプしようとした」なんて誤解に繋がってしまい、警官に睨まれる展開なんかは、観ていて本当に辛かったですね。 「苦労して小説を締め切り前に書き上げる」→「お婆さんにパソコンを燃やされる」という流れで、編集者に「本当は書き上げていなかったんでしょう?」と断定されてしまうのも、何ともやり切れない。 ストーリー上、そういった「主人公夫婦に降りかかる災難の数々」を描いておくのは必要な事なんでしょうが、それにしたってコレは、観ていて気分が落ち込んじゃいました。 ラストに関しては「返された酒瓶の中身が減っていた」など、序盤から「この老婆は嘘を吐いている」という伏線があった為、それほど反則的なオチとも言えないんですが、それにしたって、やはり悪趣味は悪趣味。 死んだように偽装するのは「復讐される事を避ける為」だろうに「いい夫婦よね。幸せになって欲しいわ」なんて老婆が呟いたりするんだから、あまりに偽善的な物言いで、呆れちゃいます。 これまで騙して追い出してきた夫婦の写真を並べて飾ったりしている辺りにも、正直ドン引き。 一応「今回の出来事を題材に新作を書き上げ、主人公は作家として成功した」という未来が示唆されている為、ハッピーエンドと言えない事も無いんですが、やっぱり引っ掛かる物が多かったですね。 「老婆」「大家」「警官」の悪党一家には、何らかの罰が下って欲しかったなと、つい思っちゃいます。 それか、せめて老婆が主人公夫婦に命を救われた事に感動し、改心して「二度とこんな事はやらない」と言わせる展開にしても良かったんじゃないかと。 この終わり方では、新しく引っ越してきた夫婦も同じような目に遭う未来に繋がってしまう訳で、そう考えると、とても笑えない。 あと、主人公が書いた本「2世帯住宅」の中身についても、もうちょっと言及して欲しかったところです。 予想としては、著作の中では問題の老婆が一貫して心優しい人物として描かれており、とびきりの美談に仕上げられているんじゃないかなぁ……と思えるのですが、真相や如何に。 「手を叩く音に反応して、電源が点いたり消えたりするテレビ」が伏線となっており「手を叩く音」と共に映画が終わる形なのは、中々洒落ていて、良かったですね。 でも、上述の通り本の内容が気になりますし、自分としては、もう一度手を叩いて、もうちょっと詳しい後日談まで、観せてもらいたかったところです。 【ゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-10-05 20:55:27) 11.《ネタバレ》 ブラックでシュールな映画を見た気分です。結構笑わせてもらいました。だけど途中から誰が正しくて誰が悪いのか、わからなくなってしまい、とまどいました。後味があまりよくない。オチも少々舌足らずな印象です。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-12-22 05:08:34)(良:1票) 10.さすがにかなりイライラさせられましたね。監督にやられた感じです。オチも結構好きです。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-01-07 21:38:15) 9.2人のスターを起用していながらも、何も語るべきことがない映画になってしまいました。2人の良さもまるで出ていないし、コメディなのに、ほとんど笑えない。眉をひそめてしまうような場面も多くありました。ドリューファンの私でも、これはちょっと…、という感じです。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-05-03 23:37:20) 8.ベン・スティラーとドリューの黄金ペアに惹かれて観ました。超ブラック・コメディだね、これ。どんな善人も、心の底ではドス黒い悪の心があるんだけど、やっぱり善人は善人なんですよ、というテーマがあり、人間の本質を意地悪にえぐった部分がありました。そういう意味で、チョコを詰まらせたシーンは大笑いしましたし、最後のあの救出シーンも妙な感心がありました。ダニー・デヴィートのちょっと毒の効いたコメディなので、これを楽しめる人をかなり選ぶと思います。観てて不快に感じる人が多いのはしょうがないと思う。そういう意味で平均点が低いのは当然の結果といえます。他人の不幸をみるのが楽しい人にはウケると思います。…、なんていやな奴なんだ、おれは。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-10-05 16:40:22) 7.気楽~くな気持ちで観られる作品。「騒音おばさん」とか日本でも問題になってるし、実際、年齢に関わらずこういう「お願い♪ちゃん」っていますよね。鬱陶しいタイプ。NYの雰囲気はいい感じです。こういうアンティークな家はいいな。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-20 01:09:53) 6.ダニー・デヴィート、傑作を撮る人ではないけど娯楽作品に必要な水準は確実に越えて来る人だと思ってましたし、実際彼の関わった映画にはこれまであまりハズレが無かったので正直期待度は高かったですが(もちろん「ホッファ」は例外と考えていました。笑)、正直これはそろそろトシか?と思わざるを得ませんでした。ベン・スティラーとデヴィートの個性が滑り合ったというか、デヴィートがベン・スティラーの持ち味をちゃんと引き出せてないですね。トーンとしては今時のブラック・コメディを普通にやっているという感じですが、かつて「ローズ家の戦争」で一部マニアのものだったブラック・コメディに市民権をもたらしたデヴィートが今ごろこんなことやっててどうするの?という感じでした。観客もそれなりに毒気のあるものに慣れて来ていますので、20年前なら爆発的に面白かったかも知れませんが21世紀にはちょっと中途半端な出来と言えるのではないでしょうか。珍しくドリュー・バリモアに鬱陶しさを感じなかったので彼女に4点。ネタは良かったんですけど空振りでございました。 【anemone】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-03-31 02:42:19) ★5.《ネタバレ》 何にも考えなくて観れば「アハハッ☆」って笑える映画の一つ。ドリューがゲロッたとことか髪がビンってなったとことか。。。。。アレ、つぼが浅いのかなぁ? 【ホーマー】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-27 15:56:51) 4.可愛げのない老婆にいいようにやられ続ける好感の持てる若夫婦の話.笑えるのははじめだけでした.同じパターンのくり返しに不快感と困惑感をおぼえました.日本人には合わず、アメリカ人にはこのテイストは合うのかとも思いましたが、オンライン上の評価は向こうでも厳しいものがけっこう多いようです.まあそうでしょうね. 【えぴおう】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2007-03-03 08:00:50) 3.《ネタバレ》 とにかく笑えない。この作品の意図が全くわからない。「この3人がつるんでるんじゃないかな?」というのは予想できたけど、だからと言って別にどうって事ないし。終わり方も「あぁそうですか」と言う以外にない。婆さんの毒気にやられたのか、観終わってぐったりした。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-05-13 01:41:52) 2.↓言えてる!おばあちゃんが超ムカツク!ぜんっぜん可愛げがなくて、観てて腹たってきた。 【バイオレット】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-05-09 16:50:45) 1.《ネタバレ》 誰もコメントしてないのにこういうこと言ってなんだけど、借りて後悔しきり。 名優ダニーデビートの余技であろうが、個人的には全く受け付けません。ダニーデビートは嫌いじゃないよ。バーサンが憎たらしすぎる。日本的には、年寄りには「かわいげ(多少の赤ちゃん返)」とか「(煩悩から解放されて)枯れた感じ」をどうしても求めてしまうんだな。笠智衆みたいなさあ。西洋の年寄りは枯れにくいとは聞いてたけどさあ。そんでまた、このカップルがやられっぱなしで、やることなすことバーサンにかなわないので、ものすごくストレスたまります。それは私が非Mであるせいかもしれないが。そんで最後までいっぱい食わされていたんじゃ、どこでストレス発散すればよいのじゃあ。こんな状況を楽しめるのは真性Mの方のみでしょうか。非Mの方にはおすすめしませぬ。バリモアはめずらしくダイエットに成功したのか美人に見えた。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-12-23 23:06:25)(良:1票)
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