みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.《ネタバレ》 秘密結社が、殺し損ねた男を罠にはめようとあの手この手を繰り出すところが面白いといえば面白い。 画像として光と影の演出が素晴らしい。また正面のアングルにこだわってる感があって、そこも評価したい。 しかし、殺人劇の中にコメディをまぶしたつもりなのが痛々しい。 令和の今、我々は進化したお笑いに慣れ親しんでいるので、正直なところ全然お笑いになっていないのでコメディ部分は目も当てられない。 【ほとはら】さん [DVD(邦画)] 4点(2022-03-22 16:17:44) 14.《ネタバレ》 軽妙なパロディ劇。今、このような作品はないなあ。松田優作の探偵物語に近いテイストか? 【にけ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-01-18 13:25:18) 13.《ネタバレ》 岡本喜八監督はつくづく損な監督だ。当時としては、奇抜すぎてヒットしなかったと聞く。今観て、思いろいんだが、少し古さを感じ得ない。時代の先を行きすぎていたわけだ。しかし、楽しむことにかけては天才ですね、ギミック、舞台、カメラ割りはもちろん、天本英世と仲代達矢、両氏のうさんくさいような、くせのある芝居など最高じゃないですか、ストーリーのわかりにくさや、矛盾ぐらい気にしない。ただ、楽しむだけです。 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-02-16 20:16:39) 12.《ネタバレ》 コメディとは言っても人を殺すのがそんなに難しいはずはないと思って、要するにご都合主義としか受け取れませぬ。しかもネタばらしは最後だから、それまでは桔梗信治がなぜこんなに出来る奴になってるんだという疑問がついて回って大変でした。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-11-19 20:06:22) 11.《ネタバレ》 007路線のパクりであろう事は間違いないが、白黒なのにポップな映像とか、カット割りシーン切り替えの見事さとか、超ご都合主義なのに気にならないテンションとテンポの良さとか、仲代達矢と天本英世の個性的な迫真の演技とか、娯楽アクションとしての出来栄えは007より上。日本人以外には多分評価されないだろうけど(^^; 【nobo7】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-01 01:37:44) 10.《ネタバレ》 不思議な魅力にあふれた喜八ワールド全開の快作。冒頭、S・フラーの『ショック集団』を思わせるシュールな精神病院のシーンですが、白を基調にした超現実的な院内の美術は『ショック集団』を超えています。それとか、中盤に登場するバーもセットだけでなく客の会話がとってもシュールで好きです。そして、仲代達也がこんなとぼけた演技ができるとは本当にびっくりしました。怪優天本英世に引けをとらない仲代達也の怪演をとくとご覧あれ! 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-01-25 22:48:18) 9.B級感満載の冴えたセンスがキレキレの殺し屋アクション活劇。間抜けで大袈裟なキャラクター陣がなんとも面白い。この時代の邦画に007やダイハードを上回るこんな面白い娯楽アクション映画があったのかと感心。これ一本で終わってしまうのが惜しいので、シリーズとしてみたいぐらいです。飄々としててとにかく強い仲代さんは、ルパン三世やシティーハンターに通ずる、魅力的なヒーローでした。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-06-15 15:40:02) 8.おもしろい。全編通して人をくったテンションを維持する脚本と演出。ファンキーなオープニングアニメともども、今見ても十分に楽しめる快作である。あるいみ観客をコケにしてるともいえなくはないが…ここまでドンデンがえされつづけると、まぁ兜を脱ぐのもしょうがない気がしてくる。 【wunderlich】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-23 20:39:42) 7.《ネタバレ》 喜八エンタテインメント、それはギャング・ウエスタン・ミュージカル・スパイそしてコメディの換骨奪胎化→日本テイストの味付けである。もっとたとえて言うならば高級インド料理で味わうカレーではない、駅の立ち食い蕎麦屋で出されるカレーのような。イタリア料理店で出されるアルデンテのスパゲティが日本に来て明太子と刻みノリとか、納豆のそれになってしまったと考えてくれればよい。でこの作品。これはそんな喜八エンタテインメントの吹っ飛びっぷりが遺憾なく発揮された快作・もとい怪作である。なによりも喜八映画の象徴=天本英世のイメージはこの一本で確定されてしまった。とにかくこの映画は一度鑑賞を始めたら絶対にビデオのストップボタンを押さずに見切るべし。小生熱にやられている上でのレビューだが、真面目な話を。仲代達矢という役者の本質をちゃんとスクリ-ンに映し出したのはやはり小林正樹(「人間の条件」「切腹」)成瀬巳喜男(「女が階段を登る時」)そして喜八であったと思う。黒澤明では決してない。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-01-28 23:22:51) 6.う~ん…ここでの高評価をみて借りてみたんですけど、正直……全然面白くない。コメディとしては賞味期限が切れているというか、腐るのを通り越して化石のレベルです。発表当時でもどこで笑いが起きていたのか、想像できないくらい(パンチラのとこだけ、ちょっと笑った)。 せっかく狂人を殺し屋に仕立てたという良い設定なのに、みんなキャラが中途半端。どうせなら『ビッグ・リボウスキ』くらいはっちゃければいいのに。その割りに変にシリアスなところもあって、終盤はぐだぐだのアクションが繰り広げられたあげくセンスのないルパン三世みたいな結末に至る。いったい何がしたかったの? 独特の雰囲気と、主演と天本英世の演技だけはよいです。でもそれ以外は……睡眠誘発剤としては、悪くないかもしれません。 【no one】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-03-27 13:27:10) 5.レトロなアニメーション調のオープニングから始まり、全編にわたって醸し出されるモダンでハイテンションな映像世界。日本映画界における娯楽映画の巨人・岡本喜八の真骨頂がここにあると思う。 一癖も二癖もある飄々とした大学講師に、変人揃いの殺人集団が問答無用に襲い掛かる。40年近くも前に、こんな突飛な設定を堂々と描き出すその豪快さにまず感嘆する。 そこに軽妙な台詞回しと、ビビットなカメラワークとカット割りが加わり、今尚“新しい”娯楽映画の世界が広がる。 そして、映画の核心は娯楽映画の範疇にとどまらず、「殺人」やその礎の「狂気」にまで哲学的に迫っていく。 一役で、とぼけたユーモア性とスターの風格漂うダンディズムを表現している仲代達矢は、見事という他ない。悪役を演じる天本英世の怪奇ぶりも流石だ。 アクション、コメディ、ミステリー、ハードボイルド……あらゆるエンターテイメント性を併せ持つ娯楽映画の傑作と言えるだろう。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-12-24 14:30:51)(良:1票) 4.冒頭のモダンな雰囲気の世界、映像、セットなどはどこかスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」を思わせる。日本映画ではあるけど、日本的でない、ヨーロッパの雰囲気があった。岡本喜八監督によるこれまた何か得体の知れない不気味さとでも言うべき不思議なタイプの作品!仲代達矢の上手さと天本英世の不気味さがかもし出すこのシュールな世界、一癖も二癖もある一風変わった内容の作品だが、最初のうちは単なるB級もののコメディかと思ったけど、結構、楽しめたのでこの点数です。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-06-05 21:10:26) ★3.漫画調のストーリー・演出・美術がまさしく一丸となってその世界観を醸し出してる傑作だが、この映画はなんと言っても編集の妙。 例えば”殺人シーン(刺客が地下鉄につき落とされる)⇒食事シーン(ステーキにどろどろのソースをかける)””殺人シーン(刺客がビルから落っこちる)⇒おもちゃで遊ぶシーン(クラッカーを鳴らす)”というカット変わり・シーン変わりでの飛躍のさせ方は十分に効果的であり刺激的だ。 こういう”感覚”で楽しむ映画は何度でも鑑賞したくなる。 【マグロのグ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-09 13:20:14) 2.こういう言い方はヘンだけど、良い意味で「深く考えないで楽しむ」映画だと思いました。精神病患者の扱われ方とか、ツッコみ所を言い出せばきりがないけど、奇想天外でぶっ壊れてて、なんか楽しい作品。精神病院のセットが綺麗でした。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-10-06 19:37:26) 1.岡本喜八の最高傑作の一本。 二転三転するストーリー、奇抜な構図、ひねたギャグ、東宝わき役陣大挙殺し屋出演、阿久根巌のかっちょいいセット、天本英世の快怪演、例えば沢村いき雄登場シーンなどのサスペンス。喜八カッティングさえ渡り、同時代の外国映画に比べても遜色ない、粋で、おしゃれで、おかしく、かっちょいい、サスペンス・コメディの大傑作。ただ、こーゆーこというと、喜八ファンは怒るだろうけど、岡本喜八って、飽きないっすか? 【まぶぜたろう】さん 9点(2004-01-17 00:45:39)
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