みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 地味な印象だった。サイコスリラーかと思うと心霊系に見えるところもあったが、どうせ結局全部が妄想だろうと思っていたらそうでもなく、過去からの電話という前提は最後まで通したようでもある。それで全部辻褄が合うのかわからないが考えても仕方ないということにする。 なお途中と最後に出た "Bobby Shaftoe's gone to sea" という歌はイギリス民謡(マザーグースの一曲)らしいが、どういうニュアンスでこれを出したのかも不明だった。海で死んでもう帰って来るなという意味か、生まれ変わったら結婚してやるということか。 ちなみに主人公の住所だった「Falansterio, Puerta de Tierra」とはアメリカ領プエルトリコの首都サン・フアンにある公営の集合住宅である。1937年に建設され、現在はアメリカの歴史遺産(国家歴史登録財)になっているそうなので古くて当然である。場所がプエルトリコということで屋外ではラテン系の風景も少し見えていたが、物語上の必然性があったかは不明だった。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2024-09-14 10:30:59) 10.《ネタバレ》 ふざけたタイトルとは裏腹に、中身は大変よく練られたサスペンスホラー。 過去からかかってきた電話ということをまるで信じていないメアリー。 そりゃそうです。相手はな~んか頭のネジの飛んでいそうな女。それでも最初は優しく接しちゃう。電話の相手ローズはメアリーを友達認定しちゃう。これが良くなかった。 一方メアリーの状況設定が絶妙。離婚調停中の夫がいるわけですが、こいつの存在がなかなかうまいんです。このDⅤ夫、こいつはこいつで何をしでかすかわからないサイコっぽい趣があります。こいつのせいで心身共に疲労しきったメアリーは正しい状況判断ができなくなって、つい自分の名前をローズに教えてしまう。名前を知られるだけで命を握られてしまうとも知らずに。 それはジョンも同様です。『デス・ノート』でも読んでいないと、まさか名前を教えるだけで命をとられてしまうなんて誰も思いませんからね。 ジョンに説得され遂にアパートを出る決意をするメアリー。ジョンから電話がかかってきて、ジョンに会いに学校に。ところが約束の時間になってもジョンは学校から出てきません。メアリーはジョンの両親が経営するダイナーに。そこで聞かされる衝撃の事実。いやー、うならされましたね。実はその危険性ってのはアパートの管理人が消えたときに気づいているはずなんですけどね。ただ実感が伴わなかったんでしょう。ジョンの存在を消されてしまったときの衝撃と喪失感がすごい。 怒りにとらわれるメアリー。反撃に転じるのかと思いきやそれも束の間。電話口に出たのはまさかの幼き頃の自分。たたみかけますねー。そりゃそうです。そーなりますよ。 でもなんやかんやで最後は一件落着。と思ったところで最後のダメ押し。 過去の自分に殺人をさせてしまったことで、現在の自分も殺人に対するハードルが下がってしまいましたとさ。ちゃんちゃん。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2022-03-18 13:08:28)(良:2票) 9.復縁を迫ってくるDV夫と過去からのストーキング電話を受けるダブルパンチ。なかなか考えられた脚本でグロさが無くとも神経に障る怖さはありました。ただ、パンチに欠けると言うか、本サイト基準そのままの作品でありました。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-11-14 20:22:34) 8.《ネタバレ》 過去を変えられる立場にある人格障害者にターゲットにされたら―― 対抗策もなく圧倒的に不利な状況で、まさに恐怖でしかない。 タイムパラドックス系のサイコホラーで、シンプルだけどなかなかおもしろかった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2020-10-29 00:58:07) 7.《ネタバレ》 確実にタイトルで損をしている作品ですね。これじゃあ、クラシカルでオーソドックスな(古臭い)ホラーだとしか想像できませんですよ(非常に優れたアイデアのあるモダンな作品なのに…)。 敵の為すがまま、いつ、何をされるかも分からないと言う防御力ゼロの状況は、まるでサメ映画でサメが居る暗い海に放り込まれたかの様な極度の心地悪さを常時醸し出している。しかも、相手はサメではなくて悪辣で悪知恵のはたらく女サイコだという、実に不快で逃げ出したくなる様な極上のホラー具合だ。女サイコは(当然ながら)姿が見えず、終盤、一瞬姿が映りかけるもすぐ消えてしまう、という敢えて「見せない」恐怖の演出もまた秀逸だと感じる。ネガティブなラストも、過去を変えた弊害であることを含めてコレも好みではあるが、DV元旦那についてはラストで殺される以外にはあまり上手く使えていなかった様にも思う(奴が何をどうしたいのかがイマイチ分からないのも一因かと)。どちらかと言えば間違い無くシナリオは複雑な方であることもあって、ツッコもうと思えばツッコめる箇所も幾つか在る…とも言えるが、無理に気にするのも野暮であろう。結論、文句無しの優秀ホラーかと。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-04-13 21:52:02)(良:1票) 6.《ネタバレ》 終始、薄暗い映像であるがストレスが溜まることはない。逆にその薄暗い映像の中において彼女の奇麗な金髪がすごく映えるので彼女の動きも十分追えるし、これはもう主人公が黒髪の日本人女性でなくてよかったと思えてしまったほどであります。そしてその薄暗い映像の中において目に留まる彼女の潤みまくった潤んだ瞳と時折キラリと更に光り輝くその瞳も見逃せないものとなっていました。(ホント彼女は目が綺麗。)そしてそれプラス、、私ら視聴者に向けてのサービス精神なのか ラフな格好において見せる腕や首筋や胸元に光る白、そして長くニョキッと伸びた白い脚。暗いながらに映えた映像美でいっぱいとなっていました。いやあ、このひと何かといろいろ美人さんやな~ あ、でも、ただし、、、これは小声で言わせてもらいますが、残念ながら彼女の両肘はあまり〝綺麗ではない〟、これは中庭のシーンで彼女が庭師のオッサンにヒナギクで作った首輪をかけてあげた後のところで確認できます 開始約55分くらいのところです。なぜかその醜い両肘に目を疑った。もしかして彼女って異星人?とか思ってしまった だってそのぐらい変てこなおヒジだったもので ほんと一瞬自分の目を疑った。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-03-19 16:06:59)(良:1票) 5.《ネタバレ》 なかなか怖かったです。個人情報ベラベラ喋ったり、DV夫へ「命令違反よー命令違反よー」しか言わないところにイライラしたり、大きなナイフで自分を攻撃して自爆したあげく武器捨てたり、ラストシーンで何故か出血が止まってる驚異の回復力を持つ主人公にイライラしたけれど。他の方も挙げられた通り「オーロラの彼方へ」と同じ手法ですね。やっぱ生きてる人間が一番怖いですわ(まぁ一回死んでるんですけどね) 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-08 02:15:27)(良:1票) 4.《ネタバレ》 この映画と同じアイデアのオーロラの彼方へを見た時は正直あまりピンと来ませんでしたが、ホラーと相性がいいのかこの映画は十二分にアイデアが生かしきれていてすごく楽しめました。電話一本繋がった先の手の届かない相手に呪いのように未来を変えていかれるというのはなかなか理不尽でホラーっぽくて良いですね。この映画一本で終わりにしてしまうのはもったいないくらいババアの嫌がらせパターンは豊富に用意出来るでしょうから、リメイクかエルム街、13日の金曜日みたいにシリーズ化して欲しいw 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-06-12 22:51:28)(笑:1票) ★3.《ネタバレ》 ホラーという観点で見た場合、本作はかなり怖い。ホラー版「オーロラの彼方へ」といった感じか。 ■過去の側の犯罪者が圧倒的に有利(未来はただ時の流れに従うしかない)というのが通常のイメージと逆のところで、それが生殺与奪権を完全に相手に握られているという不条理性を作りだしている。親しい人を何人も殺され、自分も大火傷を負わされ、そして負の連鎖からは逃れられない。 ■しかし、冷静に考えてみるといろいろおかしい。「時間の流れを変えている主人公だけは外側にいる」かのような説明が途中でなされていながら、主人公もが時の流れの変更の影響を受けるようになる。そして、そんな大火傷を負ったり人を一人殺したりするような大変化を受けながら、主人公の境遇が前後でほとんど変化していない(前の夫すら同じ)というのは到底ありえないと思う(他の人の境遇変化を見よ)。とはいえ、そういったことは見ている間はほとんど気にならず、ただただ怖かったのであまり減点はしない 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-21 01:06:30)(良:1票) 2.《ネタバレ》 裁判所の接触禁止命令という強力な武器があるのに、主人公はDV夫の言いなりでした。困難に立ち向かうのではなく、目を瞑り、耳を覆ってしまう。この性質は、おそらく夫からの暴力が原因。彼女は現実を直視出来ていません。見知らぬ相手に個人情報を漏らしてしまう不用意さも、実生活に現実感が無いから。大切な人を失い、大怪我を負わされてもなお、彼女から危機感が伝わって来ません。キチ婆を事故に巻き込む目論見は、今の彼女が行使できる唯一の対抗手段。にもかかわらず、その計画には周到さの欠片もありません。これでは助かるものも助かりません。多くのものを失った代わりに彼女は勇気を手に入れた…のであれば救いもありますが、残念ながら違います。一人殺すも二人殺すのも変わらないだけ。正当な手順を踏まぬ解決は、逃げと同じ。彼女はこれからも人生の障害から眼を逸らし続けるのでしょう。DV夫が消えても、彼女はその呪縛から逃れたわけではないのだと思います。良質なタイムパラドックスホラーサスペンス。圧倒的な“無力感”という名の恐怖を味わってみてください。『オーロラの彼方へ』と見比べてみるのも面白いかもしれません。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-09 20:29:22) 1.《ネタバレ》 ホラー映画については私は結構辛口レビューになってしまいますが、いやいや、邦題がダサいわりには面白かったですよ。 この監督は人は何を恐怖するのか、よくホラー映画を勉強していると思います。 私はホラー映画を観て怖いと思ったことはあまりないのですが、本作は恐怖というツボをよく押さえていると思います。 私自身、この映画を観て考えさせられました。 今、「死霊のはらわた」のリメイクが不評を買っているようですが、本当に怖いものって、ゾンビとか幽霊とかスプラッターではないと思うんです。 まず、ホラー映画は90分が限度。 本当の恐怖は現実にあって、怖いのは現実に存在する人間。(本作ではストーカー) 現実的な恐怖と非現実的な恐怖をシンクロさせると観ているほうは惹きこまれていく。 主人公は美人であること。 本作では、生足脚線美のキュートな女性でした。(例、エイリアンのシガニー・ウィーバー) 犯人は最後まで姿を見せないこと。 私なりに書き出してみたのですが、確かに突っ込みどころはあります。 でもホラー映画ですよ。このへんでいいじゃないですか? 面白い! 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-07 08:02:19)(良:2票)
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