みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.スパイアクション映画。 序盤から多くの登場人物と相関関係が咀嚼出来ず、やや置いてけぼりの感もあったが、中盤以降は、ストーリーが明確になり乗っかる事が出来た。 アクションバリエーションが豊富で、痛みの伝え方が秀逸。 次回作もあるのでは?と思わせるエンディングもカッコ良し。 【tonao】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-30 09:23:41) 6.銃火器の扱いが明らかに小慣れている、格闘がダンスにならず、ちゃんとクリティカルヒットを狙う動きをしている、表情や仕草が一般人のものではない。韓国のアクション映画は、こうしたディティールがよくできているため説得力が違います。本作においても、ある面では香港やハリウッドをも凌駕する見せ場が連続し、目を楽しませます。 問題は、ムダにややこしい話に魅力を感じなかったことです。多くの登場人物が絡む前半部分は非常に分かりづらかったのですが、一方で作品の骨格は至ってシンプルなものであり、本筋とは関係のないサブプロットや、存在価値のない登場人物が多すぎます。また、凄腕のようでいて全然役に立たないハン・ソッキュなど、主要登場人物の動かし方にも違和感を覚えました。ひとつひとつの展開に意味を持たせる、個々のキャラクターにちゃんと見せ場を作る。それができないのであれば、その展開、そのキャラクターには存在価値がないのだと判断するという、シナリオレベルでの練り込みが不足しているように感じました。 肝心の本筋部分についても、ベルリンという舞台をまったく活かせていません。南北朝鮮のスパイ組織を中心に、モサド、CIA、ロシアの武器商人、アラブ人テロリストまでが絡んでくる国際色豊かな設定をとりながら、結局は南北朝鮮の対立といういつもの展開に収まってしまう尻すぼみ感。ドイツ人は全然出てこないし、これなら舞台をソウルにしても成り立ってしまいます。 見せ場の出来や作品全体の雰囲気はいいだけに、話の内容の弱さが残念でした。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-08-03 18:06:06)(良:1票) 5.《ネタバレ》 ハジョンウ見たさに鑑賞。相変わらずいい味を出す俳優さんだと実感。アクションシーンがかなり見ごたえがあって良かった。悪役の俳優のいやらしさがこの映画の肝。ぜひ悪役をハジョンウでも見てみたい。 【おっちょ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-23 22:06:31) ★4.《ネタバレ》 雰囲気とあらすじを見ると裏切りと陰謀、騙しあいの駆け引きがメインの作品かなと思うけれど、実際はかなりアクションに重い比重の置かれたサスペンス映画。 ■ベルリンを舞台に、南北朝鮮のスパイ同士が駆け引き、権謀術策を繰り広げる。ただ、スパイ戦というよりは開幕から派手な肉弾戦、銃撃戦が繰り広げられており、一つ一つキレがあって楽しめる。カーアクションもあるが「殺人の告白」と比べれば現実的なアクションに仕上がっている。ラストの草原の銃撃戦は、ありそうでなかった設定という印象。 ■なお、舞台は現在という設定(金正日は死んだあとになっている)のようだが、実際にこんなに駆け引きをやっているのだろうか。 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-02 00:04:01) 3.《ネタバレ》 開始早々、次から次へと登場人物が出てきて、陰謀だの何だので脳の処理速度を超え、一時停止(睡眠)に陥ってしまったことは内緒。話はよくわからないが、とにかくアクションがスゴイ。陰謀系のサスペンスアクションというとボーンシリーズが有名だが、あっちより全然好き。アクションのスピードがめっちゃ速くて、本気で殴っているように見える。いちいち痛そうで迫力がある。ザ・レイドに匹敵する迫力があるかも?銃撃戦の迫力も凄まじい。韓国映画の場合、主役級のキャラやヒロインがいつ死んでもおかしくないから油断できない。追っかけたり追っかけまわされたり忙しい展開で、とりあえず喰らいつくだけで精一杯。 個々のシーンがイチイチ決まっていてかっちょいい。ハードボイルドなのである。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-10 23:46:47) 2.《ネタバレ》 ストーリーは、裏切りと疑心暗鬼の連続と いった感じでスパイ映画らしい展開となってます。 でもなにより、アクションの出来がいいですね。 特に肉弾戦はその素早さや闘い方等、実に本物らしくて 見応えがあります。 死んだ妻を背負って帰ろうとするラストなんか、 実にアジア映画らしい悲壮感が漂っていて良かったです。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-30 14:21:36) 1.《ネタバレ》 洗練されたアバンタイトル、迫力と説得力に満ちたアクションシーン、俳優たちの優れた実在感。「スパイ映画」としての娯楽性を十二分に備え、しっかりと面白い映画世界に対して、“いつものように”羨望の眼差しを向けざるを得ない。 決して実績を積んでいるわけではない殆ど「新人」とカテゴライズされる若手監督が、これほどまでに“確かな”エンターテイメント作品を撮り上げてしまうのだから、相も変わらない韓国映画界の充実ぶりには、羨ましくて、よだれが出そうだ。 北朝鮮の諜報員である主人公が緊張感を携えて自宅へ戻る様をスタイリッシュに描いた冒頭のアバンタイトルを観た時点で、この映画が一定レベルのクオリティーを備えていることは明らかだった。 また一人、韓国映画界に世界レベルの「才能」持った映画監督が登場したことを認めざるを得ず、リュ・スンワン監督は、すぐにでもハリウッドで通用する映画が撮れるとすら思える。 卓越した映画世界に息づく俳優たちも、揃いも揃って良い。 主演のハ・ジョンウは、独特の素朴な風貌と内に秘めた危うさが、いい塩梅の雰囲気を醸し出し、得体の知れない「北側」のスパイを抜群の説得力もって演じていた。 もはや韓国を代表するベテラン俳優であるハン・ソッキュは、「南側」の諜報員として主人公と対峙し、やはり抜群の存在感を見せていた。彼の出世作でもある「シュリ」で演じたキャラクターの延長線上に今作のキャラクターを被せてみると、また違うドラマ性が見えてきて興味深かった。 主人公の妻を演じるのは、みんな大好きチョン・ジヒョン。ご多分に漏れず、「猟奇的な彼女」以来の彼女のファンだが、これまでの出演作とはまた違う表情を見せ、薄幸ではあるが芯の強い美女を好演していたと思う。 個人的に最も印象的だったのは、悪役のリュ・スンボムとうい俳優。登場時は軽薄なチンピラ風情で、完全にやられ役だと思えたが、ストーリーが進むにつれて、まあイヤな感じの悪役に進化していった。クライマックスのある展開など、彼がこの映画に一つのインパクトを与えていることは間違いないと思う。 韓国映画らしく、血なまぐさく、シリアスな展開も踏まえて、ラストはしっかり高揚させてくれる。 こういう映画的なセンスの高さは、やっぱり羨ましい。 なお、“ウラジオストク”の位置が曖昧な人は、鑑賞前にGoogleマップを確認しておくことをお勧めする。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-11-27 00:15:43)
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