みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.ベトナム後遺症でいうとタクシードライバーのほうが断然好み。 不感症のサイコパス男が静かに復讐するってのは恐いけど、哀愁が弱い。 それに連れまわされた女が哀れ。ダメ男に惹かれて捨てられてまた拾われるんだろうな。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-25 23:38:50) 13.《ネタバレ》 チャールズ・レイン少佐、寡黙でシブいね。ホント不器用だけど、腕は立つが決して弱いものには手を出さない。これはおんなもイチコロですね。赤いキャデラック(オープン)を操って、復讐相手を探し出す。惚れられた女との珍道中って感じで面白くカッコ良いのだが。。。ラスト10分、急に残酷なサイコ映画になってしまう。あーあーよかったのに残念、としか思えない。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-15 11:05:54) 12.《ネタバレ》 ヴェトナム帰還兵ジャンルの映画は数あれど、ジョン・ランボーから見て極北に位置するのが本作のチャールズ・レーン少佐になるのでしょうか。その寡黙ぶりは高倉健を彷彿させますが、そういや脚本のポール・シュレイダーって『ザ・ヤクザ』も撮ってましたね。捕虜抑留中に妻を寝取られていたと判っても、妻そして間男にもなんの感情も示さない様な前半の彼ってほんと観てて痛ましい限りです。トミー・リー・ジョーンズも登場シーンではまったく無表情で芝居をしてたのが、ラストの大殺戮の場面では嬉々としてショットガンぶっ放してるのが堪らなく不気味でした。 余談ですがレーン少佐がかぎ爪付き義手になってしまう原因が映画ではイマイチ不明でしたが、実は襲撃されたときにディスポーザーに腕を突っ込まれた為で、そのシーンはグロすぎるということでカットされちゃったそうです。でもそのカットはないよな、と私は感じます。かぎ爪義手のウィリアム・ディヴェインは今や伝説的なキャラとなり、ショットガンに義手で装填している図柄のポスターはすっかりアイコンみたいになっているぐらいなんですから。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-16 23:01:58) 11.《ネタバレ》 ポール・シュレイダーのベトナム戦争後遺症第二弾。ウィリアム・ディヴェインのハマリ役がとんでもない上「狼よさらば」のチャールズ・ブロンソンとは全く違った復讐モノですが帰国後何一ついい事がなく絶望の淵までにほぼ追い込まれた主人公と若き頃の宇宙人ジョーンズの魅せるラスト10分の凄すぎる銃撃戦。戦場帰りのアメリカをここまでエグく描けるのはやっぱ脚本が凄いのか、後遺症に悩む人間を追い込む感と疎外感がハンパない。タランティーノのお気に入りの一本らしいけど雰囲気がまぁ、「キル・ビル」で参考にしてるんだろなー。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-25 20:10:26) 10.《ネタバレ》 シンプルな構成ながらなかなか魅せますね。とっても若くて最初誰だか分かんないトミー・リー・ジョーンズとウィリアム・ディベインが心の病んだベトナム帰還兵を静かに熱く演じています。ウェイトレスのリンダを誘い出発する場面はカッコイイよね!だってお盆ガッチャーン!!だよ(笑) 各方面に影響を与えたというのもうなずけるとても熱い一本でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-11 07:08:04) 9.《ネタバレ》 シンプルな話ですよね。戦争(捕虜)の後遺症に、復讐劇。社会の悪が、戦争以上に酷いっていうのは、アメリカではよくあることなのでしょうか?だとしたら、人間の住む世界じゃないですよ、この国は。女性だって、あんなに朗らかでいられるわけがない。・・てことは、これはやはり創りもんってことが大前提でしょうね。エルパソにもサンアントニオにも行きましたけど、のんびりしてましたよ~。でもエルパソで、人につけられましたけどね。国境だってこともあるだろうけど。ポールシュレイダーは、ベトナムの後遺症でアメリカを戦場にしてしまう作風を創りだしましたけど、やっぱこの人自身が戦争のショックで意図してそんな話を創ろうとしてるんだろうと思いたい。この国と同盟国の日本人としては・・。この感覚って平和ボケなんだろうか? 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-10 06:23:20) ★8.《ネタバレ》 脚本が同一というだけあり、「タクシードライバー」の要素をさらに先鋭化させたような作品。 ■とにかく前半の展開は壮絶。戦争捕虜になってやっと帰国したら妻は友人に寝とられている。挙句、強盗に襲われて拷問にかけられて右手を粉砕され、妻子を殺される。ここまでやるかという展開。これがラストの復讐劇に説得力を与えている。 ■「タクシードライバー」の主人公が行き当たりばったりなアジト乗り込みだとすれば、こちらは犯人グループを追い求めた末の銃撃戦なので、真に迫っているのはこっち。しかし、どう見ても一般受けしなそうな撮り方で、カルトとされる理由もよく理解できる。爽快感などまるでない結末は、まさに捕虜収容所の段階ですでに死んでしまった男の心の内を照らしている 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-18 23:30:59) 7.『タクシー・ドライバー』って、ホント、出来過ぎというか、とにかくキザな映画ですよね。いっそああいう映画を嫌いになれれば、と思わんでもないけれど、やっぱりあの作品には逆らえない(笑う)。さて同じくポール・シュレイダーが脚本を書いた本作、『タクシー・ドライバー』の二番煎じみたいな扱いですが、あちらのトラヴィスが最後はウルトラマンに変身したのに対し、こちらの主人公は、フック船長になります。最後に待ち受ける狂気の大殺戮は共通ですが、一応の体裁は復讐譚である本作、まあ、ナンボかは正常と言えましょうかね。しかしここには、復讐譚らしい“怒り”は存在していません。ベトナムから帰還した主人公に対し、『ランボー』のような周囲からの攻撃もある訳ではなく、戦場から持ち帰った「狂気」を内に秘めた主人公が、あえて自らを疎外者の立場におきながら、粛々と復讐の道を進む姿が描かれます。一方で、彼に関心を寄せるオネーチャンがいて、主人公とはまるで異なる人生を歩んできたとは言え、彼女もまた、親から鼻つまみ者の扱いを受けてきた疎外者のひとりであり、銃をぶっぱなして怒りを爆発させることで、主人公と通じ合う。そして復讐という戦場に戻っていった主人公、オネーチャンは警察に通報しようとして、それをやめるのは、彼女もまた心に傷を負った者として、主人公を理解した、ということなのか。……うーん、何だか本作も、充分、キザではないですか。素晴らしい(笑)。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-29 08:34:24) 6.《ネタバレ》 レイン少佐とヴォーデン軍曹の阿吽の呼吸が素晴らしい。エル・パソで再会した二人が、「(妻子を殺した)奴らを見つけた」「武器を用意します」と即座に復讐へと赴く様が痺れる。「早く帰ってきてね」と何も知らない呑気な女たちと、事情を察して別れを告げる父親。ソードオフショットガンで無法者をぶち殺しまくるクライマックスにはこちらの血管がぶち切れそう。全体に漂う静謐な虚無感がカルト映画たる所以か。女人禁制のベトナム帰還兵リベンジ映画の最高傑作。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-20 10:20:26) 5.たまにはこういうスカッ!としたアクションもいいですね。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-06 22:57:47) 4.《ネタバレ》 特別機からベトナムで捕虜になり8年間の収容所生活から開放されたレーン空軍少佐(ウィリアム・ディベイン)とジョニー・ボーデン軍曹(トミー・リー・ジョーンズ)が降り立つ。空疎な歓迎式典。レーンの妻と息子も出迎えに来ていた。レーンは収容所で受けた拷問の記憶に苦しめられていて、妻子とも心から打ち解けることが出来ない。妻はレーンの不在中、警官と恋仲になっていた。地元の慈善団体から贈られた2万ドル分の銀貨を狙って強盗たちが侵入する。どんなに殴られようとレーンは銀貨の在り処を言わない。強盗はレーンの右手をキッチンのディスポーザーに突っ込む。手首から先を失ってもレーンは沈黙を続ける。そのとき出掛けていた妻と息子が帰宅する。脅され銀貨の場所を教えると二人とも射殺される。重傷を負ったレーンは強盗たちの会話の中の仲間の名前とメキシコにある店の名前を記憶にとどめる。死を免れたレーンは「何も覚えていない」と語る。失った右手は義手。退院後のある日ダイナーに勤めるウェイトレスを旅行に誘う。しかしそれはレーンが自分で落とし前をつけるための旅であった。二連散弾銃の銃身を切り詰め、義手の鉤爪を研ぎ、ピストルへの弾込めの練習をするレーン。メキシコで記憶にある店を探し、女を囮に使って乗り込み、拷問まがいの所業で強盗たちの名前と立ち寄り場所を聞き出す。一方妻の愛人だった警官はレーンの挙動を不審に思い家を訪ね、切り落とされた散弾銃の銃身を見つけてレーンの意図を悟り、後を追う。そしてレーンと女が訪ねた店にたどり着くが、強盗たちに返り討ちにあう。レーンはアメリカに戻り、女と別れ、軍服を身に付けてジョニーを訪ねる。歓迎するボーデン一家。ジョニーに手を貸して欲しいとレーンは頼む。「奥さんと息子さんを殺したやつらですね」それだけを訊くとショットガンを分解してバッグにつめ軍服を身につけるジョニー。女たちは不吉な予感に不安を隠せない。父親だけは息子が何をしようとしているのか感づいているようだった。レーンとジョニーは売春宿近くに車を止め強盗団が宿にいるのを確認する。まずジョニーが客として宿に入りレーンは頃合を見計らって二階の非常口から侵入する。やがて血みどろの凄まじい銃撃戦がはじまる・・・。気だるいテンポで淡々とストーリーは進み、鑑賞後は復讐のカタルシスとは程遠いざらついたいやな残留物が残るたまらない佳作。 【ぶくぶく】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-17 16:31:41) 3.《ネタバレ》 ソードオフショットガンを片手に復讐をする主人公。単なるアクション映画で終わるところを、マカロニ仕立てにしたところが好きです。最後の場面なんか、もう殺戮です。 【あつお】さん 9点(2003-12-31 10:58:35) 2.この映画を見たのは結構前なんですが、鮮烈な印象が今も頭に残っています。ベトナム後遺症を復讐劇というタッチで描いた異色作ですが、後半に主人公達が軍服を着て自分の妻子を殺したギャングに復讐しに行くシーンには衝撃を受けました。 【ソダちゃん】さん 9点(2003-12-11 22:33:04) 1.この時期に多く製作された、いわゆる“ベトナム後遺症モノ”の中でも異色中の異色作。主人公は空軍将校。長く苦しい捕虜生活から解放され帰国した彼を待ち受けていたのは、お座なりの歓迎と待っている筈の妻の夫への裏切り。失意の中、やがてならず者に妻子を殺され、自らも右腕を失ってしまう運命に。ベトナムで負け戦を強いられ、帰郷しても生きる気力を無くしかけていた彼が、復讐を果たすことで見せる男としての最後の意地。それは自らのアイデンティティを確かめる闘いでもある。脚本が「タクシー・ドライバー」のP・シュレイダーということもあり、本作もクライマックスの凄まじいバイオレンス・シーンに力点が置かれていて、我慢に我慢を重ねやがて怒りを一気に爆発させるというシチュエーションは、まるで日本の仁侠映画のようであり、かつての戦友(若き日のT・L・ジョーンズ)を従え、売春宿へ弔い合戦に向かう姿などはまさにそれ。軍服に身を包み、義手に銃身を短くカットしたショット・ガンを構えたW・ディベインには強烈なほどの凄味を感じたもので、そういう意味でも彼の代表作だと言える。 【ドラえもん】さん 8点(2003-09-28 17:29:05)
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