みんなのシネマレビュー

潜水服は蝶の夢を見る

The Diving Bell and the Butterfly
(La Scaphandre et le Papillon)
2007年【仏・米】 上映時間:112分
ドラマ実話もの伝記もの
[センスイフクハチョウノユメヲミル]
新規登録(2008-01-24)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2019-09-07)【Olias】さん
公開開始日(2008-02-09)


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監督ジュリアン・シュナーベル
キャストマチュー・アマルリック(男優)ジャン=ドミニク・ボビー
エマニュエル・セニエ(女優)セリーヌ・デスムーラン
マリ=ジョゼ・クローズ(女優)言語療法士 アンリエット・デュラン
アンヌ・コンシニ(女優)編集者 クロード・マンディビル
パトリック・シェネ(男優)神経科医師 ルパージュ
ジャン=ピエール・カッセル(男優)リュシアン神父/ルルドの土産物屋の店主
マリナ・ハンズ(女優)ジョゼフィーヌ
マックス・フォン・シドー(男優)ジャン=ドミニクの父 パピノ
ジェラール・ワトキンス(男優)担当医 コシュトン
イザック・ド・バンコレ(男優)ローラン
ジャン=フィリップ・エコフェ(男優)医師 メルシェ
マイケル・ウィンコット(男優)ファッションカメラマン
ニエル・アレストリュプ(男優)ルッサン
寺杣昌紀ジャン=ドミニク・ボビー(日本語吹き替え版)
岡寛恵言語療法士 アンリエット・デュラン(日本語吹き替え版)
大木民夫ジャン=ドミニクの父 パピノ(日本語吹き替え版)
出演レニー・クラヴィッツ本人役
脚本ロナルド・ハーウッド
音楽ポール・カンテロン
ジュリアン・シュナーベル(音楽スーパーバイザー)
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ"Concerto for Piano in F Minor BWV 1056 - Largo"
挿入曲トム・ウェイツ"All The World Is Green"
U2"Ultra Violet (Light My Way)"
ジョー・ストラマー"Ramshackle Day Parade"
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作キャスリーン・ケネディ
ジョン・キリク
配給アスミック・エース
編集ジュリエット・ウェルフラン
その他ジャン=ピエール・カッセル(dedicatee)
ナオミ・キャンベル(special thanks)
ラファエラ・デ・ラウレンティス(special thanks)
デニス・ホッパー(special thanks)
マイク・メダヴォイ(special thanks)
ロマン・ポランスキー(special thanks)
ルー・リード(special thanks)
ジョー・ストラマー(special thanks)
U2(special thanks)
トム・ウェイツ(special thanks)
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【クチコミ・感想】

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21.内容云々よりもこの題材、見せ方で映画を作ろうと思った監督が凄いと思った。医療関係の職につこうとしている自分には、とても為になる映画だった。 ちゃじじさん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-28 01:03:58)

20.《ネタバレ》 3年前、同じように病に倒れて言葉を失ったまま闘病し、数ヵ月後故人となった同期の同僚がいて、その彼に自分を重ね、この手の話題で顔がこわばるようになった夫に向かって「ほら、この人は全身不随でも回復して本まで書いてるみたいよ」とウソの希望と予備知識を与えてしまった私。ラストシーンに愕然・・・もうこの映画を夫には見せられない・・・。人間の回復力って奇跡じゃないんかい。映画の闘病実話物ってよくそういうのを描いてるじゃないのよぉ。 りんすさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-19 02:35:24)

19.《ネタバレ》 悪くはなかったがちょっと疲れた。長い人生では突然どんな不幸に見舞われるかは分からない。健康は大切ですな。という当たり前の感想ですみません。 kaaazさん [インターネット(字幕)] 6点(2009-07-10 23:04:50)

18.身内が同様の奇病にかかって入院したことがあり、当時の本人の気持ちを思って妙に感情移入してしまい、突然画面が曇ったと思ったら見ている自分も泣いていたりして、客観的に鑑賞するのが難しかった。
でも、10万人に一人か二人という珍しい病気の患者に際して、相手の身になって考えることなどに到底出来ないと思っていたのに、こんな美しい映像でそれを理解する手がかりをもらえたことに素直に感動した。
lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-29 13:36:13)(良:1票)

17.この映画を観ていてふいに、「美しい」と思った。
描かれる物語は「現実」であって、決して綺麗ごとだけでは済まされない内容なのだけれど、それでもやはり「美しい」と思った。

人生を謳歌する最中、突然あらゆるものからシャットアウトされてしった苦悩。
古めかしい潜水服を着せられ、海中深くに沈み込んでいくような閉ざされた世界の中で、それでも生きていこうとする人間の根本的な強さに、心を掴まれる。

左目の瞬きだけで意志を伝え、本を書き上げるという途方も無い営みの中で、彼が見出したものこそ、「人生」の美しさの本質なのだと思う。

とにかく映し出される「光」が美しい。
その光の美しさが、悲しみを和らげ、幸福感へと昇華させる。

映画というものは、あらゆる意味で「光」だと思う。
今作のような美しい「光」を見せる作品こそ、映画のあるべき姿なのだと思う。
世界は見えている以上に美しいということを、ビジュアルのそれ以上に伝える映画だ。 鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-23 23:35:10)(良:1票)

16.冒頭の彼目線の映像、心の声など結局は自分が潜水服を着ないとわからない。電話設置の際のジョークの対応がそれを象徴している。一番思ったのは人間の適応能力って良くも悪くもスゴいなということ。ところどころ涙してしまったけど、それは彼の求めるものと違う気がした。日本人はこういった場合社交辞令という言葉に逃げる場合が多いと思う。もちろんそれも大事なんだけど、一度見てみる価値はあると思います。
オニール大佐さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-08 19:43:09)

15.エピソードの絡まりがあまりなくて、途中で10分寝てしまったとしても全体の印象はあまり変わらないんだろうなと思った。奥さんと愛人みたいな人の顔と名前が区別できなかったのでそのあたりもだらりとした印象を持ってしまった原因なのかとは感じる。 HKさん [DVD(吹替)] 6点(2008-09-15 21:43:50)

14.ほとんどが病院の風景ばかりで外に出るといっても海ぐらいなのに、この映像の美しさ瑞々しさはなんなんだ! ととさん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-12 09:37:38)

13.映像で魅せるタイプの映画かと思いきや、しっかりとストーリーがあり、飽きることなく最後まで楽しめた。みなさんがおっしゃるとおり、ジャン=ドーの人柄もとてもよく描かれて、彼が大変魅力的に映った。幻想的な蝶の映像や想像の世界、がけの崩れるシーンは繰り返しの効果もあって印象的だ。映像美と物語の構成力を兼ね備えた監督の力量に今後も期待大です! kanekoさん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-22 18:01:02)

12.この手の作品は実話なだけに、評価は難しいのですが。もしも自分に置き換えてみる…と考えます。耐えられないですね。言葉が頭に浮かぶのに、それを伝える術がない。実際は「瞬き」でコミュニケーションされていますが、それをモノにするのもかなりの時間を要したと思います。私の想像以上の苦悩、苦痛があっただろうけど、思ったよりもその負のイメージがあまり持ち出されていなかったように感じました。どうしても同情的な感情が浮かぶが、彼に対しては、それがなかった。どちらかと言えば、いい男とは言えない、過去の数々がそうさせたのか。現に彼は本を出版するところまでたどり着いた。それが決してゴールではなかっただろうけれども。いかにも「頑張ってます」的な押し付けがなかった。常に視点は彼からのモノで、家族はもちろん、第三者の心情は出されていない。けっしてドキュメンタリーものによくある、感動作とは思えなかった。しかし、酷評ではない、評価をしたいと思える作品でした。皆さまが述べられているように、好きか苦手が分かれると思います。あえて平均点を上げたいので、8点献上。 西川家さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 23:33:40)(良:1票)

11.《ネタバレ》 クローバーフィールドの後に見たから、また視点映像かああ。と目を痛くしながら見ていた。お涙作品ではないのだが、最後の氷山の巻戻しは良かったなあ。(でも歌が、、) 突っ込みさん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-12 17:20:32)

10.もし、自分がある日突然人とコミュニケーションが取れなくなったら、私はどうなってしまうのだろう。自殺する自由さえ奪われてしまったら、この絶望感をどう処理して生きるのだろう。映画の主人公のように、どこまでも飛んで行くチカラは残っているだろうか。そう考えながら観ていると涙が止まらなかった。
作品の世界はいかにもフランス的。好き嫌いが分かれそう。 denny-joさん [映画館(字幕)] 6点(2008-04-09 23:43:48)

9.《ネタバレ》 本作がアカデミー賞監督賞にノミネートされ、作品賞にノミネートされなかったのは何となく分かった気がする。
単純な感動作でもなければ、単純な伝記映画でもない、本作を観てストレートに感動する人はそれほど多くないのではないか。
しかし、魅力のある作品とも感じられるのも間違いない。
この題材を扱って、こういったアプローチや映像的なテクニックを駆使できる監督は少ないと思う。
本作が「普通の感動作」ではないという点は、逆に評価ができるポイントだ。
また、ジャン=ドミニク・ボビーという人物がどのような人物かも余すところなく描かれているのも評価できる。
彼の視線、彼の想像、彼の記憶、瞬きで綴られていく彼の文章を通して、彼が何を考え、何を感じ、何を想ったかが伝わってくる。
単純な伝記映画とは異なる手法だが、彼の人生を深く感じられたと思う。
多少の物足りなさは覚えるが、押さえるべき点はきちんと押さえられている。
「父親との関係」「妻との関係」「子どもたちとの関係」「愛人との関係」「支えてくれた医療関係者等の関係」「黒人親友との関係」が深くはないが、浅くもない程度に描かれている。
そして、「妻と愛人とジャンとの関係」も見事としか言いようがない。
妻の言葉を借りて、愛人への愛を語るというシーンが特に印象的だ。
妻がどのように感じるかをジャンは分かったとしても、あのセリフを愛人にどうしても伝えたかったのだろう。
愛のために生き、自分に正直だったのが彼らしいところではないか。
「妻ではない。子どもたちの母親だ」というセリフがあり、妻への愛は失っているものの、妻以上に痛みを伴っての発言だと思いたいものだ。
シュナーベル監督は「バスキア」「夜になるまえに」に引き続き、実在の人間を扱った映画を撮った。
思い通りにいかないもどかしさを抱える主人公が困難に立ち向かいながら、才能を開花させていくという構成やアプローチ自体はどれも似ている。
どの作品も素晴らしい作品であるが、どの作品も視覚的な描写が重視され過ぎている気がする。
文章や詩のように脳で楽しむ映画というよりも、眼で楽しむ映画になっている。
画家である彼らしさを感じられるようにはなっているものの、他の映画とは異なる作風なので、多少の違和感を覚えるのではないか。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-16 02:19:13)

8.結局、人間は自由を奪われようとそう簡単には変われないんだなーと。
女好きは直せないし、障害を負ったからって別に美化される必要もない。
自分も、予習せずに見たので、お涙頂戴物かと思っていましたが、
いい意味で期待を裏切られました。 ジョン・コナーさん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-05 22:05:43)

7.《ネタバレ》 序盤はほとんどが一人称視点で思いを伝える事ができない潜水服の中で生きる事の辛さが強く感じられた。それでも記憶と想像力で潜水服を脱ぎ捨てられることに気付き本の執筆にとりかかる場面からは彼の思い出や自由な想像が画面を彩りインパクトがある。「ミュンヘン」で初めて知った俳優のマチュー・アマルリックの演技は素晴らしい。突然の悲劇に見舞われた男の人生を豊かなイマジネーションと独特のユーモアで綴り「生きる」という事の素晴らしさを謳った秀作。 サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-01 21:48:41)(良:1票)

6.あまり物語に入り込めませんでした。全編に散りばめられたイメージの数々は印象的。 カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-29 15:14:25)

5.全然ストーリーを知らなかったんですが、いわゆる感動作ではないんですね。お涙頂戴物だとばかり思ってました。頂戴するつもりで見てたんですけど、拍子抜けしてしまいました。それでもなかなか面白かったです。 shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-22 17:32:31)

4.外界から閉ざされて生まれる内面世界に興味があって見たが、考えていることはほとんど食べ物と女であって、まぁ実際そんなもんだろう。 michellさん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-17 00:36:24)

3.ひしひしと伝わる命の重さ。一生懸命ってこういうことだろうなぁと思う。一風変わった映像と揺れる画面に少し酔ってしまったのが残念。 ぷりんぐるしゅさん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-11 20:40:18)

2.《ネタバレ》 何だかものすごい作品を観てしまったような気がするんだけれど、体質的にどうもこれは自分が苦手とするタイプの映画でした。そもそも、「自伝の映画化」とか「自伝に基づいての映画化」作品に今までも高得点付けた事なかったんだよなあ・・・これは迂闊でした。最初から延々と一人称のカメラワークで展開されるので、いっその事幸福だった時の回想シーンと、鏡に映る現在の自分の姿、潜水服のまま海中に沈んでいくイメージ以外の描写を総て一人称で押し通してしまった方が作品としてよりインパクトがあったのでは・・・、画面を見ながらずっとそんな事を考えてました。流石にそれは画面的に窮屈で無謀か?でもこの監督はそれに挑戦するだけの力量のある方だと思います。一番スリリングなシーン、主人公の不倫相手に奥さん自らが愛のメッセージを一字一句伝えるシーン、ここはホントドキドキした。腐敗するからと、目のまぶたを縫い付けるシーンはイタかったっす・・・。今年のアカデミー賞の撮影賞は、この作品かなり有力なのかなあと。<結論>お勧め出来る立派な感動作だとは思うけれど、好きか嫌いかで問われれば・・・自分は苦手な映画と答えます。 放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-10 10:29:53)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 6.73点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
412.44% line
512.44% line
61843.90% line
71126.83% line
8921.95% line
900.00% line
1012.44% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
監督賞ジュリアン・シュナーベル候補(ノミネート) 
撮影賞ヤヌス・カミンスキー候補(ノミネート) 
脚色賞ロナルド・ハーウッド候補(ノミネート) 
編集賞ジュリエット・ウェルフラン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
外国語映画賞 受賞 
監督賞ジュリアン・シュナーベル受賞 
脚本賞ロナルド・ハーウッド候補(ノミネート) 

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