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ハリーとトント

Harry and Tonto
1974年【米】 上映時間:117分
ドラマ動物ものロードムービー
[ハリートトント]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(1975-12-20)


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監督ポール・マザースキー
演出山田悦司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストアート・カーニー(男優)ハリー
エレン・バースティン(女優)シャーリー
ラリー・ハグマン(男優)エディ
チーフ・ダン・ジョージ(男優)"2枚の羽根"ことサム
アーサー・ハニカット(男優)ウェード・カールトン
クリフ・デ・ヤング(男優)バートの長男
ジェラルディン・フィッツジェラルド(女優)ジェシー
ポール・マザースキー(男優)(ノンクレジット)
バーバラ・ローズ(女優)ステファニー
久米明ハリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
前田敏子シャーリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲村秀生エディ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松村彦次郎"2枚の羽根"ことサム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木弘子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石田太郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
安原義人バートの長男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
京田尚子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
神田隆(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
若本紀昭(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
一城みゆ希(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石井敏郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平林尚三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ポール・マザースキー
ジョシュ・グリーンフェルド
音楽ビル・コンティ
撮影マイケル・C・バトラー〔撮影〕
製作ポール・マザースキー
20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
美術テッド・ハワース(美術監督)
衣装アルバート・ウォルスキー
編集リチャード・ハルシー
録音セオドア・ソダーバーグ
字幕翻訳清水俊二
動物トント
その他アート・レヴィンソン(プロダクション・マネージャー)
あらすじ
72歳の老人ハリー(アート・カーニー)は、妻に先立たれ、愛猫のトントと暮らしている。ところが区画整理に引っかかり、アパートを追い出されるはめに。ハリーはトントを連れて息子たちの家を訪ねるが、道中はいつしか、彼の人生を見直す旅になっていく。老人と猫のロード・ムービーで、ハリー役のアート・カーニーはアカデミー主演男優賞受賞。猫のトントも、動物界のオスカーであるパッツィ賞に輝いた。

円盤人】さん(2004-09-25)
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【クチコミ・感想】

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30.《ネタバレ》 愛猫トントに振り回されることで寄り道の多い旅になるのですが、猫は別に芸をするでもなく自然体で主人公と一緒にいるだけ(出歩きが否そうにも見える)というところが極めて猫らしく好感が持てました。老人問題を軸に据えながら、様々な世代の出会う人達、フラワーチルドレンや老インディアン、実の子供たちも結婚や事業に失敗して皆さえない人生を送っているのですが、それぞれの登場人物が悩みながらも一生懸命生きていることが描かれていて、しかも不思議な優しさや暖かさのようなものが伝わってきます。これは現代のアメリカを描くことでは無理かもしれません。一生懸命生きて老人になっても死はあっけなく訪れます。とても悲しい愛猫トントの死もあっさりと描かれます。しかしラスト30秒、新しいトントの出現の予感と子供の笑顔?は、老いて死ぬ事も新しい生命と希望につながるというメッセージのように感じ、清々しさを残すラストでした。 rakitarouさん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-18 18:49:33)(良:1票)

29.期待しすぎたのか、評価は上がりきれませんでした。しみじみでしたが、まあ、こんな結末かなと。。 HRM36さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-16 20:22:29)

28.《ネタバレ》 富や名声には無縁だろうとも、人生の黄昏時をこんな風に過ごせたら、それはものすごく幸せなことだろう。ラストの海辺の夕日の美しさがこの映画を象徴するようだった。あんなにいつでもどこでも手元に大事に抱いていたのに、最後のお別れでは触れもせずケージ越しにさよならするだけ、っていうのが切なくて、かえってハリーの喪失感が表れていた。これはやっぱり相手が猫だからできること。犬だと抱きしめてワーワー泣いたりしないと格好がつかないような気がする。 lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-20 22:43:15)(良:1票)

27.《ネタバレ》 いつの時代も何処へ行っても、男でも女でも若者でも年寄りでも変わらないのが全ての人間の心にある温かな人情。家族や友人や旅先で出会う人々とハリーとの触れ合いを見ていてそんなことを感じました。様々な社会問題を織り交ぜながらもあまりにも淡々としていて重苦しくも説教臭くも説明臭くもなく、この作品も、ハリーじいさんも、見ている僕達には何も押し付けてこない。それでもハリーじいさんの生き様や人柄、温かな人間の描写に感銘を受ける、アート・カーニーとトントの名演技が心に沁み入る素晴らしい映画でした。その脚本も、素朴で控え目ながら実に効果的に挿入される音楽も見事だったと思います。人生も旅も出会い、別れ、再会、また新たな出会いを繰り返していく。ハリーじいさんの淡々とした旅のような人生、人生のような旅はまだまだ続きます。そんな希望を感じさせてくれるハリーじいさんのラストシーンの姿が鑑賞後もいつまでも心に残ります。 とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-04 20:20:46)(良:2票)

26.歳を増すごとに身にしみてくる映画なんでしょうね。余生をいかに過ごすか、本当に重要だと思います。

MINI1000さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-25 15:16:50)


25.《ネタバレ》 頑固爺ィと愛猫の微笑ましいロードムービー。トントの自然な出し方が気に入りました。ヘンに芝居させていないところが。遠く離れた娘や息子たちを訪ね、彼らが必ずしも幸せでない現状にあると知っても、大げさに悲しむでもなく、わざとらしく励ますでもなく、大きな愛情で包み込むハリーに感慨を覚えます。こんな親だったら、子どもたちはどんなに慰められ安らぐだろうな、と。そして、だからこそ、ハリーはどの子どもの所へ行っても心からの歓待を受けているのだと思います。まあ、母親より父親の方が一歩引いて子どもに接することを心得ている場合が多いのかも知れませんが。そして、トントとも自立した関係だったわけですね。だからこそ、トントがあっけなく亡くなった後も、ハリーはその死を冷静に受け止めたラストになっているのだと思います。平坦な展開ながら、人も猫も孤独だけれど、孤独とは決して寂しいばかりじゃないんだ、ってことを教えてくれる温かい映画です。 すねこすりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-02-23 11:02:06)

24.《ネタバレ》 家を追い出されたじいちゃんが、愛猫を連れて一人であちこち放浪の旅をする、ただそれだけの内容なんですけど、主役のアート・カーニーさんが素晴らしいまでの愛嬌を醸し出していて、アカデミー賞も納得の演技なんですよね~。映画って普通は各シーンをバラバラに撮るもので、順撮りであることは稀なんですけど、そうすると役者は話の流れ通りに演技したり、キャラを維持し続けたりするのが大変なんです。だけどカーニーおじいちゃんはそこんとこが完璧なんですよね。ずっとこの微笑ましいおじいちゃんの放浪の旅を、観客が背後霊だか守護霊だかになった感じで覗き見してるようなね、そういう生っぽい、生き生きした感じが伝わってきますの。もの凄く淡々としたロードムービーなんで、同じアメリカ映画でもハリウッドテイストとは対極にあるような作品ですけど、こういうほのぼの系だってちゃんと作れるんだよという、そういうアメリカ映画の幅広さを垣間見せてくれてます。 あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-15 01:03:33)

23.《ネタバレ》 あまりにも淡々としすぎで、そんなに大きなドラマを感じ取ることはできませんでした。娘にしろ初恋の相手にしろ、わざわざそこまで行ったんだから、もう少し背景の掘り下げようもあったと思うけどな・・・。ただ、タイトルの片割れにまで挙げていながら猫を必要以上に画面に登場させないセンスは素晴らしい。下手な監督だったら、何かあるたびに猫のリアクションを入れたり、主人公から猫に再三話しかけさせたりして、世界を台無しにしているはず。ラストの「えっもう?」という感じのあっさりした別れ方も印象的。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-02-10 02:04:04)

22.《ネタバレ》 しみる映画ですね。直接的なメッセージはほとんど全く描かれていないのに、観ながらいろんな感情がわいてくる絶妙な演出です。旅の途中で出会う人とのエピソードが抑え目なのがうれしいです。トントが画面の中にさりげなくしか登場しないのも、かえって作品の深みになってると思います。高齢化社会の問題を描いているという声もありますが、単純に長い人生経験を経た一人の男の人間くさい物語と思っても充分じゃないでしょうか。ベンチで話してた友人の遺体を確認に行って、ハリーがちょっとだけ泣くシーンが好きです。何度も観てますが、エンドロールのキャストの最後に「トント」って書いてあるのに気づいたときはすごくうれしくて泣けたなあ。 かねたたきさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-02-08 03:06:24)(良:1票)

21.なぜか猫がいなくなりそうでひやひやしながら観ました。 色鉛筆さん [ビデオ(字幕)] 3点(2008-03-10 11:58:39)

20.安定を求める中で失った居場所、旅に出る老人と猫。
その旅の中で出会う人間たちやたくさんの社会的問題。
性問題や薬物問題や家族というものの存在、生と死。
全て見ていると哀しいほどなのに、重くなりすぎない。
しかし心に何かシミを残すような形で存在し続ける。
お爺さん、そして猫という存在、旅という舞台、
それら全てがパズルのピースのようにぴったりとはまる。
たくさんの人に見てほしい。
自分の中で特別な作品。一生愛し続ける。 05さん [DVD(字幕)] 10点(2007-03-10 14:29:57)

19.ほのぼのとしたいい映画でした。 午後のコーヒーさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-15 19:36:47)

18.この2時間足らずの映像の中にハリーの生き方や人生観が凝縮されていた。すごく素晴らしい充実した人生だったんだろうなって容易に想像できたしラストを見ても分かるようにまだまだハリーの人生これからって感じでもあった。俺はハリーの年齢とはだいぶ違うしもちろん経験とかも及ばない。だから共感できる部分もあったし正直理解できない部分もあった。だけどハリーと同じ位の年齢になってハリーみたいな感じ方がたくさんできたらすごく幸せだろうなって心底思った。もっと年齢重ねてから絶対見たい映画の一つだね。 ゆきむらさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-18 22:25:24)

17.《ネタバレ》 変化より安定を望む老人。人よりも家につく猫。共通項を持つ「二人組」が、家を突然失ってしまいます。特にハリーは先妻を亡くしていますから、単独で行動するという点でも似通っているわけです。彼らが旅路で直面するのは、老いと、死と、大切なものとの別れ。本作を通じて、ハリーは一度も涙を流さないのですが、霊安室に横たわる友人、ぼけてしまった初恋の人、そしてトントを、悲しみながらも、慈愛を込めた瞳で見送ります。愛猫にかける最後の言葉「さようなら」はいけません。私は年甲斐もなく泣いてしまいました。お勧めの映画です。 円盤人さん 8点(2004-09-25 16:44:29)(良:2票) (笑:1票)

16.人との一つ一つの出会いがどれもあっさりとしているのに、すごく印象強く感じられた。そして、相棒のトントとの別れが突然で切なかった。でもその別れさえもあっさりと流れて行き、そこでハリーが落ちこんだ姿などを登場させず、明るく終わって行ったので良い雰囲気だけが心に残って、今はとてもすっきりとした良い気分だけが残っています。
ボビーさん 8点(2004-05-05 18:35:16)

15.嫌な人が一人も出てこないのがいい。トントみたいな相棒は永遠の憧れ。 mimiさん 8点(2003-10-19 01:40:00)

14.住む場所を失ったおじいさんが相棒のトント(猫)と一緒に放浪の旅に出るという、心温まるロード・ムービー。途中でさまざまな問題に遭遇するのですが、何が起きても決してへこたれず、自分の生き方を貫くおじいさんにとても励まされました。 きのすけさん 8点(2003-10-02 16:55:41)

13.自分の人生観をも変えそうな、心に刻まれる素晴らしい作品でした。誰しも直面せざるを得ない“老い”と“死”。それだけではなく高齢化社会、核家族、世代間ギャップ等の問題をも絡めてあるので、いろいろと考えさせられる作品です。今から30年近く経ち、主人公ハリー(アート・カーニー)みたいな骨太で素敵な老人になってみたいと思ったりもするのですが、その一方で自分にはとてもこんなふうには……。ハリーって、憧れの老人像ですね。ストーリーは淡々と進み、アート・カーニーの演技も淡々としたものですが、ネコのトントの死はペットを飼ったことのある者にとって身に詰まされるシーンでしょう。なんとなく救われそうな余韻を残したエンディング。答えはやはり、事実を受け入れ「あるがまま」ということなんでしょう。 光りやまねこさん 10点(2003-08-09 17:41:34)(良:1票)

12.老人と猫のロードムービーなんですが、もうめちゃくちゃ好きです。虐げられたお年寄り、呆けてしまった過去の恋人。別にかわいく映そうとしていないトントがかわいすぎです。サントラにはいっている「ニャー」の鳴き声も最高です。アート・カーニー、エレン・バーンスタインもいい味出しています。 omutさん 10点(2003-06-17 02:52:38)

11.老人と猫の放浪旅、ハリーにとって唯一の友達がトントなんでしょうね、愛情が伝わってきます。ロード・ムービーならではの多くの人との出会い、教師の職歴を生かし、若者、我が子に説教ではなく、やさしく自立への道を指し示してあげる。いい教師だったんでしょうね、トントとの接し方でもわかります。それとビル・コンティの音楽が素晴らしい、冒頭美しいピアノの旋律が流れただけで感動的な気分にさせられます。ハリーとトントのさりげないコンタクトが好きだった者としては、もう少しふたり(?)のエピソードを見たかった気もしますが、たまに見たくなるタイプの作品ですね。 ゆたKINGさん 7点(2003-05-13 17:30:28)

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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 7.38点
000.00% line
112.00% line
200.00% line
312.00% line
412.00% line
5510.00% line
648.00% line
71224.00% line
81326.00% line
9612.00% line
10714.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.40点 Review5人
4 音楽評価 6.40点 Review5人
5 感泣評価 6.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1974年 47回
主演男優賞アート・カーニー受賞 
脚本賞ポール・マザースキー候補(ノミネート) 
脚本賞ジョシュ・グリーンフェルド候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1974年 32回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)アート・カーニー受賞 

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