みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
30.《ネタバレ》 今回も考えさせられました。外国の医療制度なんてこれっぽっちも知らなかったんですが、医療費が無料の国(デメリットについてもっと詳しくしてほしかったが)があるとは笑 逆にアメリカはひどすぎますね。政治家や保険会社だけが甘い蜜を吸っている。 日本はどうだろう。イギリスやフランスのようにはならないのだろうか。どちらかというとアメリカ寄りなのではないだろうか。 最後の洗濯ものを持っていくシーンは笑えました。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-05 19:47:47)(良:1票) 29.《ネタバレ》 満足です。以前の作品のような皮肉たっぷりさが少し薄れているかな、と思いましたが、 最後の船のあたりはらしさがあったと思います。 アメリカへの対比として取り上げていたヨーロッパが、よく描かれすぎている気もしましたが、でも医療に関しては現実なのでしょう。 9.11のヒーロー・ヒロインが、キューバの病院で涙を流すというのは、衝撃的でした。日本の、昨今の生活保護の問題や老人の生活困窮の問題を考えると、他人事と思えない部分もあったり。いろいろ考えさせられました。 でもマイケル・ムーア、歳とったなぁ。 【しゃっくり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-10 01:21:46) 28.ドキュメンタリーってのは、フィルムを通して撮影者が思ってもいなかったものを発見していく、ってのが本当の姿だと思うので、この人の映画は正確には「意見表明パンフレット」みたいなものだと思う。作者はすでに描くものを決定していてそれに沿って映像を組み立てている。最初から驚き呆れてみせることを目的としてカナダやヨーロッパを訪れている。私は映画にはいろんなジャンルがあればいいなと思っているので、こういうジャンルも歓迎するが、ときに、たとえばラストのグアンタナモへ行くパフォーマンスみたいに、ちょっとあざとすぎるとこがあるのが鼻に付くけれど。ジャーナリズムに必須なのは、現状に驚き呆れる才能だ。映画の中で誰かが言ってた「彼ら(保険会社)も商売だからね」で納得してしまってはどうしようもない。M・ムーアには間違いなくその才能があるが、彼は映画を撮る前の段階で驚き呆れ、それを土台にして、意見表明をより効果的にショーアップするべく、けっこう冷静に作品を構成しているようだ。これはこれでいいと思う。さて内容だが、ちょうど堤未果の「ルポ貧困大国アメリカ」を読んだ直後だったので、お互いがお互いを補う形でよく理解できた。民営化による小さな政府ってのは、つまり本来政治が取るべき責任も民間に分散させてしまう政府ってことなんだな。日本だって小泉改革以後(ってことはアメリカ系保険会社のコマーシャルがやたらハナに付くようになったころってことだが)こういう方向に向かっているわけだから、他人ごとでなかった。保険会社には、書類の不備を探す専門の部署があって、本人も忘れているような病歴を見つけてくるってのが、さすがに驚き呆れる。役所の出来るだけ仕事をしないようにする体質と、こういう民間企業のがむしゃらに金を取ろうと働きまくる体質と、うまく間を取っていいところを生かし合える社会に出来ないものか。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-10 12:16:28) 27.石油価格も上がる今・・・・アメリカ旅行はますます遠のく。 【PPOSSTU】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-06 03:53:05) 26.毎度のごとく勉強にもなって意義のある作品だとは思うけど、これまでの「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」と比べるとなーんかインパクトが足りなかったなあ。「キューバでは外国人も医療費が無料」みたいな描きかただったが、調べてみたらやっぱり有料でした(安いようですが)。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-29 13:48:25) 25.ドキュメンタリー映画として、最高でした~ 予想以上です!分かり易かったし..噂には聞いていましたが、これほど “ひどい” とは..(特に、腐った 保険会社、製薬会社、政治家..) アメリカ社会の “闇”、“幻想” を強烈に見せ付けられた気がします..欧州文化の凄さ!も実感できました.. 私的考察をいくつか述べます..◇米国では、保険会社が患者を選び、病院を決め、治療内容を決める、雇われた医師は医療費削減が(診療拒否することが)ノルマに..病人は製薬会社のために、薬漬け状態..病院は医療費が払えない者を排除し、見捨てる..一方欧州では、病院は無条件で患者を受入れ、医師は患者数、治療内容に完治度、さらに病気予防促進活動までもが、報酬の対象に..同じ医療なのに、プロセスが正反対..前者は患者を切り捨てようとし、後者は拾い上げようと作用するシステム..患者にとって、どちらが良い仕組みか? 考える余地もない..(米国は完全に見失っている、誰のための医療なのかを..) ◇国民が、助かる命を落とし、法外な治療費で財産を失い、絶望し、苦しみ不幸になる国、資本主義社会=弱肉強食=利益追求主義=弱者から金を巻き上げる悪徳企業、それらを覆い隠し、嘘を国民に擦り込む国、これが果たして、国のあるべき姿なのか? これもまた、考える余地もない..“富める者” が “貧しい者” を助け、人と人とが助け合う精神(制度)=税金による、国による、社会保障制度=個人的リスクから国民を守ってくれる国(制度)=安心して暮らせる国! これこそが、あるべき姿!あるべき国の姿だ! 国は一部の金持ち、企業のために、存在しているのではない!!..そう監督は言いたいのだと思います..◇最後に日本が米国のような国にならないことを切に願っております..(ちなみに、日本での出産費用は補助金としてほぼ全額戻ってきます(通常の出産費相当の金額)、日本のメディアも(某NHKスペシャルで)しっかり日本の現状を伝えています、保険料が払えなほど生活が苦しいのに生活保護が認定されず、保険証が無いために医療費を全額負担せざるを得ない..持病を抱えたまま働き、治療を受けられなくて、薬が買えなくて、苦しんでいる人達..手術が受けられなくて、死を待つしかない人達..明日は我が身です..決して他人ごとではない..) 【コナンが一番】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-06-16 17:26:15) 24.日本だって、出産は自費だし、特に公立病院では医療費を払わないで逃げてしまう人はいるし、病院もどこかからはお金をもらわないと経営として成り立たない。日本ではまだ、それまでの治療費を払っていないからという理由で診療を拒否することはないだろうが、この先どうなるかはわからない。マイケルムーアはアメリカを良くしたいと思ってこの映画を作ったのだろうが、ほかの国の人間にとっては自分の国はどうなってほしいのかと考えるきっかけになると思う。 【HK】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-01 18:11:07) ★23.一応ドキュメンタリー映画なので、「ウソ」はないと思いますが、問題の「真相」をえぐっているかどうかは、ちょっとギモンです。確かに、アメリカの保険制度に大いなる問題があるのは分かりました。でも、外国の無償医療をただただ絶賛してしまっていいの? 無償医療が成立している背景は? 制度は? 問題点は?・・・などなど、取りこぼしが多過ぎて、ちょっと「告発映画」としてはキモが抜けている感じです。ただ、ちょうど日本でも「後期高齢者医療制度」が問題となっている時期でもあり、個人的には「国民皆保険」ってものを考える良い機会になりました。日本でも、病院による患者路上放置なんて実際起きていることだし、低所得の人が病院に行くのを躊躇しているのも実態として既にあるわけで。とにかく、この映画を見て痛烈に肝に銘じたことは「ピンピンコロリ」を実現できるように、普段から健康には気をつけて生きねばっ!ってことでした。それにしても、「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」に比べて、このレビュー数の少なさって・・・? この映画、先の2本にまして、より多くの人が見るべき映画のような気がしたんですけれど。そういえば、メディアでの取り上げ方も、あの2本より地味だったような。厚労省のヨコヤリでも入ったんでしょーか? あり得るよね。姥捨て保険、浸透させようとしてるんだもんね。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-16 15:21:58) 22.ドキュメンタリーをちゃんと二時間観るって意外ときつい気がしましたが、エンターテイメント性も兼ね備えていて、それほど興味の無い人でも観れますね。しかしやはりあまりに偏りすぎているというか、切り取り方によっていくらでも見せ方はあるなと思いました。 とはいえアメリカの保険制度のおかしさには誰もが気づけるようになっていて、啓発的な映画だと思います。これを観てアメリカ人はどう思ったんだろうか? 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-16 00:24:18) 21.《ネタバレ》 今回は夫抜きで投稿します。スターウオーズのパロディーシーンにAspergersyndromも名前があったのにはがっくり。アスペルガー症候群の私たち夫婦は入れないですね。保険には(笑・・実際2人とも保険には入っていません)。私は国民を手厚く保護することが唯一国民が幸せになる方法だとは思わないんだけど、この映画は医療問題うんぬんより根本的なメッセージが描かれていると思います。それは政府を恐れるな。政府に見捨てられるのではないかとおびえて暮らす事がどれだけ苦しいかです。確かにフランスは税金漬けだったり医療制度のせいで失業率が高かったり、「これだけ保護してやっているんだから」と職場の上司によるレイプやいじめが多いみたいですね。ドイツは徴兵制の代替制度が福祉を支えているため志願兵制に出来ない問題もありますし、キューバは独裁国家だからこうした医療制度が運営できている所が大きいと思います。でもこうした問題を踏まえたとしても、政府が国民を恐れる国と国民が政府を恐れる国とでは、人々の心のゆとりに差があると思います。政治的な事は分からないけど、恐れないこと、人の役に立つことは素晴らしいこと、その2つを忘れないでほしいというメッセージは今の日本においてすごく大切だと思うので、10点をつけたいです。でもマイケルさん、映画の中で小切手のことを言っても「匿名」じゃないですよ。 【はち-ご=】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-05-08 01:36:20) 20.《ネタバレ》 前作の「華氏911」は見るからにプロパガンダ映画でしたけど、今回の作品はかなりの説得力を持ったメッセージ力のある作品だなと思いました。アメリカでは国民皆保健制度を「社会主義医療」だと言って批判するという、あれは実に興味深く、この意見に対するムーアの反論が実にうまい。あるいはまた、米国でムーアを批判する人は、よくムーアのことを社会主義者だ、共産主義者だと言って罵ることが多いので、そういう自分への当てつけに対してのアンチテーゼみたいな面もあるんでしょう。作り方はこれまでのやり方を踏襲していて、古い映画のシーンをはさみコミカルポップに展開し、諸外国を引き合いに出し米国の駄目っぷりを露呈するという感じですが、ただ相変わらずムーアのやり方というのは帰納的で、演繹的、体系的に論点を持っていかないですよね。勿論、これが彼のスタイルなんだと言ってしまえばそれまでですが、観る側としてはそういうことも忘れてほしくないわけです。例えばフランスの進んだ医療や福祉制度に対して、これらの財源はどこから来てるのかという話になるのですが、それがただ単にフランスに住んでる夫婦一組に話を聞いてみただけで終わっちゃってる。こういう重要な点を帰納的取材だけで話を終わらせちゃう。この点はそんな簡単に流しちゃいけないんです。世界の先進諸国を見ると、税金は低いけど福祉は手薄いアメリカみたいな国か、税金は高いけど福祉は手厚い北欧みたいな国かのどっちかに別れる。要するに、米国にこれからも前者の立場でやり続けるのか、と。まぁいろいろ意見はありますが、でも間違いなく良作だし、面白いのは事実です。それにしても、米国は国民皆保健を社会主義だと言って毛嫌いするけど、一番大事なのはその国の国民が満足し、幸福になる、そういう制度が必要であり、それをやるのが国の仕事ではないのか、と。当たり前の様ですが、この作品を観てその当たり前のメッセージがむしろ新鮮な印象を持ったのは、実は自分たちの国もこの「当たり前」のことを忘れていってしまってるからなのでは・・・。人事ではない作品であります。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-02 23:21:19) 19.アメリカの医療制度は明らかにおかしい!この作品をみて日本も米国と同じようなことが起こってもおかしくない社会だということがよくわかった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-30 23:23:03) 18.《ネタバレ》 大統領候補指名争いで、ヒラリーがNational Health Care政策をアピールしていた国内の背景がよくわかり興味深かった。マイケルムーアのドキュメンタリー映画を初めて見たのだが、対照的な状況を交互に見せるやり方、当事者へ取材法、皮肉の効いた味付けなど上手いと思う。ある種電波少年(古いけど)的な志向ともいうべきか。 健康保険料を支払えない人のみではなく、払っている(いた)人さえも十分な医療行為を受けられない現実が次々と紹介される。アメリカの医療制度では医療従事者、医療施設、保険業界、医薬品業界の力が強く、自由主義の名の元の利益優先のため患者自体が置き去りになっているのかもしれない。9.11のグラウンドゼロで活躍した救命士ボランティア達が、キューバの病院で十分な治療を受けられて涙を流すところなんか、アメリカ人は誰も見たくないんじゃないかな。 日本の医療制度の方向を考える上で、一度見ておいて損は無いドキュメンタリーだと思います。 【アステカ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-29 11:39:45) 17.アメリカの医療制度の欠陥を切に訴える、大胆かつ愛情こもったムーアの映画である。日本人にも是非一度見て欲しい。 【プライドだらけ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-27 00:52:56) 16.《ネタバレ》 米社会に蔓延している様々な「問題点」と、犠牲になっている「弱者」にキチンとしたピントをあて、それらを「解決」するにはどうするべきなのか?を、誰にでもわかり易く説明してくれる。こういうエンタテイメント性の高いドキュメンタリ作品を撮らせると、M・ムーアは本当に巧い。洗濯物を抱えてホワイトハウスに向かうラストシーンは、流石M・ムーアといった感じ。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-04-20 14:17:49) 15.マイケル・ムーアのドキュメンタリーはいつも根拠に乏しく無理やりでしかも偏っていてほとんど評価できないが、今回はなかなか説得力がある出来。それほどアメリカの健康保険制度が誰の目から見てもどうしようもないものということか。この制度、国ごとに文字通り「天国と地獄」ほど違う。革命前・革命後ほどに違う各国の実体を、実体験と皮肉を中心に描いたドキュメンタリーは実に対比がはっきり出てわかりやすかった。決して先進ではない日本のそれが優秀に思えるほどのアメリカのそれ…共産主義とかではない、個別事項として最善策であっても絶対にノーマライゼーションのために犠牲を出そうとはしないアメリカ。共生の理念も併せ持たなければ生き残れないグローバリゼーションの中で孤立していくのは当然だ。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-17 01:33:30) 14.おちおちアメリカには行けないね。日本はまだましなことがよくわかった。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-15 03:54:09) 13.《ネタバレ》 大統領選挙でも争点となっている医療制度。 この映画をムーアが撮影したときと状況は変り、今は導入の財政問題が争点になっているらしいですね。 民間医療保険会社もここまで悪辣なことを続けられなくなって、公的医療制度自体への反対はしていないらしい。 一方、フランスの制度も素晴らしいけど、子どもを2人産めば納税もほとんどなくなり、育児手当を月に約16万円も受け取れる上に、無料のヘルパー派遣・・。 結婚しない・子どもを持たない人たちはすごい高負担なんですよね。 「社会保障」を比較すると、その国の性格も見えてくるかもしれないですね。 しかしアメリカって何でも極端な国だわ・・。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-04 18:45:49) 12.テロ戦争だって言ってる場合じゃないですよ。こっちの方が大問題ですよ。 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-16 00:54:15) 11.《ネタバレ》 この映画を見て「自分は日本人でよかった」と思っている方がいたとしたら大間違い。 日本だって近い未来こうなってしまう道を歩んでいます。 それにアメリカでお金のなくなった人間を路上に捨てたという事実が取りざたされていたけど 日本だって同じような事があったはず。現に今だってお年寄りには住みづらい国になっているのに。 この映画を見た日本人は日本にいることに安堵するのではなく、これからアメリカのようにならないようにすることを考えるべき。 フランス国民が「政府は国民を恐れている」と言ったのがとても印象的でした。 そしてその逆で日本は政府に舐められている現実のせいでこれからどんどん住みづらい国になっていくと思うとこれから国民が声を上げていかなくてはならない事がわかる。 【05】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-02-09 19:36:16)(良:4票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS