みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.内容は重たいが、教師と生徒のスキャンダルよりも、一人の老女の歪んだ感情(愛情?)に焦点が当たっており、胸をえぐられる展開ではなかった。やはりこれは、デンチとブランシェットの演技を堪能し、舞台を鑑賞しているかのような迫力を楽しむ映画です。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 11:07:24) 6.英国女王役を堂々と演じる二人の素晴らしい女優の凄みのある演技を堪能できる映画でした。まず始まるなり、ジュディ・デンチの英語の美しさに感動...年配の教師として完璧な美しい英語です。服装や外見も「うんうん、こういう先生いるいる~」って感じで英国の典型的オールドミス先生。そしてケイト・ブランシェットは、これまた実に美しく、弱く、少年とのラブ・アフェアの主人公としてぴったりです。 この映画ほんの90分ほどなので映画というよりTVドラマみたいだなと思いながら見ていたのですが、実際にはそんなに短い感じはしなかったです。バーバラがいったいどこまで行ってしまうのかドキドキしながらのめりこんで見てました。彼女はもはや精神病と紙一重なレベルまでゆがんでしまっていますが、でも独身のままある程度年を重ねた女性であれば誰でも彼女の気持ちはある程度理解できてしまうのではないでしょうか? バーバラが何よりも求めているのは人生のパートナー。彼女はそれを同姓の友人に求めていますが、そこに大きな間違いがあるんですよね。彼女は無意識に本来、恋人でありパートナーである存在に求めるようなものを友人に求めてしまっている。だから家族を持っている友人に家族より自分を選べと間違った要求をしてしまうわけで... 見ていて哀しいです。 ラストは...怖かったです。えぇ、本当に。悲劇は繰り返されるのでしょうか。 【ぽん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-03 19:39:57) ★5.《ネタバレ》 イギリスヨークシャー州出身西方横綱ジュディ・デンチ対オーストラリアメルボルン出身東方横綱ケイト・ブランシェットの熱闘が観られる作品。触れ込みどおり、二人の演技力が惜しみなく発揮されており、観終わった後、深い満足感に浸ることができる。デンチの妄執に駆られた演技はリアリティに溢れており、寒気がするほどだ。しかし、個人的には、もっと二人の演技を見ていたいという思いが強く、90分にまとめる必要があるのかと若干、物足りなさも感じた。特に後半の二人が生活を共にするようなって以降の描写が端折られているのは残念である。好きな人と二人っきりでドッキドキのデンチが、ブランシェットに迫ったりするところがもっと観たかった。この2人が演じれば、120分でも退屈に感じるような心配はまず無かっただろうに。ストーリー展開やキャストなどについては非の打ち所が無いだけにそこだけはちょっと気になった。 付け加えるなら、ブランシェットの38歳という年齢相応の美しさは非常に魅力的。口元や目尻のうっすらとした皺が、逆に一種の妖艶さを醸し出している。 そうそう、2人でラフロイグ10年を飲むシーンがあってかっこよかった。向こうの女性ってこんなん飲むんだぁ! 【枕流】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-07-01 22:21:21) 4.バーバラのドス黒い嫉妬心が手に取るようにわかる自分が恐ろしい。 若いだけで憎いのよ、ええそうですとも。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-14 01:12:52)(良:1票) 3.《ネタバレ》 高貴な「クイーンエリザベス」を共に過去演じた経験のある、演技派二女優激突映画。下手すれば、もはや日本なら新聞のゴシップ欄すら賑わせられないような「教え子と女教師禁断の愛スキャンダル」の覚え書き。ただのありきたりな通俗作品に堕させなかったのは、ひとえに役柄そのままの「あんたには絶対負けないッ」って気迫が各シーンから伝わってくる、この二女優の演技力のおかげ。ひたすら下世話なハナシなのに、何故かしまいには格調すら漂ってきます。マジこぇ~んだもんこのお二人w観客誰からも共感を得られないであろう,報われぬ役を演じる妄執に取り憑かれたジュディ・デンチの背後には、まるで黒い炎がメラメラと燃え盛っているみたいw対するブランシェットも「アビエイター」での、ヘプバーン物真似オスカー演技を遥かに上回る、女と母親板挟みの繊細な好演技。スリリングに展開される人間のドス黒い心理の綾が錯綜し、最後まで目が離せません!ジャーン!と流れる、大袈裟なテーマミュージックもこの映画に限っては合ってると思います。はっきり言って後味がいい映画ではない、けど人間って、やっぱ独りっきりで生きていくのは厳しいんだなあってこれからの人生について、色々考えさせてくれる映画でした。さてさて、この仁義なき演技合戦の勝敗は・・・映画をご覧になった方、それぞれで判断して下さい。 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(字幕)] 7点(2007-05-27 12:42:04) 2.どうせならもっと深いとこまでえぐってくれないと、ってな感じ。予想通りに淡々と進んでゆき、結末を迎えるストーリーも残念。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-05-22 15:11:34) 1.《ネタバレ》 イギリスが世界に誇る名女優、ジュディ・デンチが、ちょっとサイコ入っているブラックなおばさん役をやるというところが、話題その1。ケート・ブランシェットが、そりゃこんな先生がいたら惚れちゃうよ、と思える程度に麗しく撮られているところが、話題その2。でも、ストーリーの組立方や映像が、BBCの二時間スペシャルドラマでもコレくらいできるんじゃないかなぁと思えるあたり、ややマイナス。誰にも感情移入出来ないけれど、逆に感情移入出来たら怖いかも。イギリスで生活したことのある人には、会話のアクセントや皮肉がひんやりと耳に心地よいことでしょう。 【中山家】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-07 10:01:53)
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