みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
30.《ネタバレ》 青春時代に本当に大好きで、非常に大きな影響をわたしに与えてくれたブレードランナーが、ついについにファイナルカットを出した。自分的には嫌いじゃない独白やラストシーンの削除(いずれもない方が映画的には良いと思いますが、なにぶんありで育ったので)に加えて、今までずーっとずーーーーっと不満だったスピナーのワイヤーや、ゾーラの吹き替えや、何より違和感を感じ続けていたラストシーンの鳩が飛ぶ工場が完っ璧に修正されて、シーンも追加され画質も大幅に向上!あぁ、生きててよかった・・・なんだけど、なんと自分が最も不満だった、群衆シーンの日本語「・・・変なもの、残しちゃったね」が、やっぱり延々と短いスパンでループされているじゃないか!笑 やっぱこれは日本人にしかわからないか~でもブレランマニアがリドリー宛に手紙送ってるかと思っていたんだけどな~ ・・・などという、普通の人にはどうでもいいようなことは置いといて、はっきり言って今新作だと言ってこれを公開しても(ヒットは昔と同様しないと思うが)全然通用する内容、美術、音楽。SF映画なのにSFじゃなくても成立しそうなストーリーってのは、これと「ガタカ」くらいなもんですが、そのハードボイルドさに心底しびれたあの頃と同じ、いや経験を積んでもっと深く物事を考えられる今はそれ以上の感動を与えてくれました。ロイ最高! 【HAMEO】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-11-09 19:39:56) 29.雰囲気が大好きな映画。 CG技術が全然発達していない時代の作品にも関わらず、今の作品より造形物の生生しさを感じてしまう。 物語の序盤では、トラウマ映画になる不安があったが、終わってみると、むしろ思い出深い映画になっていた。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-10-22 00:52:07) 28.《ネタバレ》 ブレードランナー自体初めて見ました。 淡々と進む中に垣間見えるヒューマニズムが良いのかも知れないですが、自分はもっと感情部分の表現があった方が伝わる気がすると思いました。 レプリカントに人間の心が芽生える。人間にレプリカントへの愛情が芽生える。 両方共に私には唐突に見えてしまう。 それ程心とは単純なものでは無いのだと無意識に判っているからなんじゃないだろうかと思います。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-16 19:26:47) 27.《ネタバレ》 科学が発達して、人間と人造人間(レプリ)との区別がつかなくなった世界。レプリは感情と移植記憶を持ち、人間との間に愛も生まれる。人間であることとは何か、生命とは何かを問う作品。だがいくら科学が発達しても、人間と見まがう人造人間を造るのは土台無理と思うので感情移入できない。寿命が少ないことに不満なレプリが反乱するが、そもそもロボット三原則を埋め込むとか、人間とすぐ区別がつくデザインにするとか、長年生きて満ち足りた人生の記憶を移植しておけば済む話。レプリを見分けるのに感情テストは笑える。ピッとスキャンすれば判別できそうなものだが。ボスのロイは、処理屋デッカを助けてやり、静かに死ぬ。仲間はみな殺され、自分の死も近いと悟ったロイ。彼の感情は、他人の生命を慈しむまでに発達し、自分の死を受け容れる。「恐怖の連続だろう、それが奴隷の一生だ」「思い出もやがて消える、時が来れば、涙のように、雨のように」感動的な場面だ。雨の未来都市はリプリの心象風景。光の点滅や影、雨、ビル群などで感情を表現する演出手法は芸術的。よくぞここまでと感心する。が、レプリが強制労働に従事してきた辛い過去、美しい宇宙の光景などが言葉でしか紹介されないので、人生ドラマとしての深みに欠ける。創造主の社長に復讐するのはいいが、逃亡の為に人を殺したり、親切なセバスチャンを殺すのはダメ。単なる悪党に堕している。レプリの一人が蛇ダンサーというのも必然性なく、悪趣味。デッカは、レプリを処理するのに何のためらいも無かったが、自分の正体を知ったレイチェルが涙するのを見て、心が動き、彼女に恋する。ロイの死でレプリへの同情は決定的となり、レプリを人間の仲間として受け容れる。ここでもデッカの過去が紹介されていれば、ラストはもっと感動的だったろう。レイチェルがデッカに「テスト受けたことある?」と聞き、夢のユニコーンの折紙が置いてあることから、デッカがレプリであると示唆されるが、これは不要。人間とレプリの心の交わりを描いているのだから、全否定となる。もし記憶を埋め込むとして、ユニコーンは使わないでしょう。ユニコーンの夢は人間の証明とも思えます。ブレードランナーを観た日本人は、「強力わかもと」の夢を見るか? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-11 06:34:15) 26.近未来っぽく、多国籍っぽい背景はよくできてると思う。 でも、それだけという感じ。雰囲気だけの映画。 全編通して絵が暗く、明るいシーンがひとつもないというのはツライ。 ストーリーに関してはとくに感心するところがなかった。 よくある刑事アクションと大差ない。 暴力シーンばかりで殺伐としたストーリーは好きになれない。 しかしレプリカントが反乱を起こしているのを知りながら 不用意に近付いたあの社長は、いったい何なんだ。 【且】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-08-06 22:42:53) 25.25周年を機にお色直しをされたデジタル・リマスター版は、グラデーションが多くディテールに凝るBRでは絵画修復なみの威力を発揮する。 くすんでいた画面も彩度が上がって生気を取戻し、蔵出し映像や完全版のシーンも加えられながら時間は短縮され、音質もレンジが広がった。 見苦しかった箇所(初登場時のロイ・バティ(タイレルとのシーンのアウトテイクを流用?)の背景、アブドゥル・ハサンを詰問するデッカードの口の動き、ガラスを突き破るゾーラのスタントの頭部、スピナーを吊り下げるワイヤーなど)をいずれも抜かりなく修正してきているのも、納得のいくものを作りたいスコットの執念を感じさせる。 鳩のシーンだけは元の方がよく思え、雲の切れ目からのぞく青空に羽ばたく鳩が昇天するバティと感じられるのだ。 ディレクターズ・カットと同じく、ボイス・オーバーと旧エンディングがないことでピアノの上に飾られた写真の異質さが際立ち、スコットの意図どおり白いユニコーンとともにデッカードの出自の不確かさをほのめかすものとなった。 ドリュー・ストルーザンによるブルーを基調とした新しいポスターも新鮮な趣きをそえる。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-21 03:41:52)(良:1票) 24.《ネタバレ》 ファイナルカット版がCSに登場。 やたらな日本語の看板が前にも増して強烈。 「コルフ月品」はいつ見ても笑ってしまうけどCGでなんとかしないのだろうか。 以前ここのレビュワーさんが「銀シャリ映像」と表現していたのに感心したことがあるが、今回、その銀シャリ感は低下しているように感じた。 キレイな映像で見ているうちに、ある妄想がめばえた。神は自分に似せて人間を作ったというが、それが事実かどうかは置いて、もしかして神は人間よりショボくてダサかったりするのではないだろうか? そう、タイレルとロイのご対面シーンでまさにひらめいたのだった。タイレルはロイの20倍の寿命があるというだけで、見た目も頭脳(チェスに象徴されている)も己の創造物よりはるかにショボいのである。 神は人間を自分よりも上等に作ったのではないだろうか?けれども儚い寿命で。 キレイな映像はそんなことを思わせました。 また、俳優たちがいかに自由にやらせてもらっていなかったか、つまり細部にいたるまで監督の思い通りに動かされていたかもよくわかる。「何をしているかもわからず駒のように動かされていた」と怒っているハリソン・フォードや「暴力的で屈辱的なラブシーンだった」と憤懣やるかたないショーン・ヤングの言葉が実感として感じられる。 ガフがデッカードたちを黙認して逃がした理由は、デッカードの寿命がもう長くないためではないだろうかと思った。そうすると、レオンやロイが死の恐怖を繰り返しデッカードに迫ったシーンが生きてくる。 タイレルは「人間を超えるスーパーレプリ」を目指してレイチェルを作り、デッカードはたぶんそれより前に開発された「退治用レプリ」のはずで、それにしても弱っちくみえるけれど全体で考えるとデッカード型のレプリは「まず射撃能力(逃げるゾーラや回転するプリスを確実に撃つ)」「細部の認識能力と因果関係類推能力」などを優先して設計されているみたいだ。 鳩のシーンは何気なく見逃しがちだが、人造物たるロイに魂が宿っていたこと+魂が不滅であることを作り手が肯定していることになるから本当はもっと驚くべきなのだろう。 最後に、ロイとの対面シーンでタイレルがしゃべっている内容は、最近話題の「動的平衡」概念にかなり近いです。福岡伸一が本を書き出したのは最近ですから、ブレードランナーの場合はシェーンハイマーの影響によるものだと推測されます。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-04-04 13:48:26)(良:2票) ★23.《ネタバレ》 正直に申し上げてデッカードがレプリかどうかなどということに全く興味は無く、というかそういうテーマがあろうとは気づきもせず、2時間この映画を観たが、それでも十分に面白かった。ストーリーの映画かと思いきや、意外と雰囲気の映画だったのだが、それもこの強烈な世界の前では、どちらでも良くなった。東洋的で混沌とした街に咲く退廃美。止まない雨も印象的だ。何よりも観るべきはルドガー・ハウアーの怪演か。「地獄の黙示録」のマーロン・ブランドーを思い出した。レプリだけに行動が予測不能。恐るべき力を持つ子供が最期に見せる思いには胸を打たれる。万人向けではないが、感じる人は何かを感じる作品。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-16 23:26:58) 22.《ネタバレ》 25年以上も前のSFなので、ひょっとしたら古くさすぎてトホホな特撮でショックを受けるのがイヤで再観賞をためらっていた作品ですがそんな心配は全くなし!当時観たときの脳みそに刺激を受けた感じはそのままでした。いつになったら車が飛ぶようになるのかな?生きてるうちに実現しないものかと思わずにはいられません。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-14 01:20:36) 21.《ネタバレ》 人生の意味とは他人から与えられるものではなく自分で自分に与えるものだと思う。これだけが一個の人間に保障された唯一だと思う。なぜレプリたちはそれを人間に求めたのか。それを創造主や社会に求めても裏切られることは分かっているはずだ。僕にとってはこの辺が重要で、僕の認知能力の不十分さのせいかもしれないが、映画では不十分だった様に思う。そこを僕にも分かるように丹念に描いてくれたら僕にとっても平均点9点以上の映画になったはずなのに・・・。 【はち-ご=】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-03 00:31:31) 20.《ネタバレ》 ソースもマスタリングも良いみたいです。 撮り直し?っていうくらい綺麗です。 ラストは納得のいくオチでした。 それにしてもここまで圧倒的にDVDより綺麗だと今家にあるDVDをすべて買い直さなくてはならないと思わせるほどHDコンテンツはすさまじいですね。 映画館並みの臨場感が家庭のテレビで再現できるようになりました。 もったいないのは、映画館で見なかった「普通のテレビで見てしまったDVD」 初見の感動は戻ってきませんからそれが惜しくてたまらないです。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2008-10-05 08:46:45) 19.《ネタバレ》 ここのレビューを見てブルーレイで初めて映画を観た。「新しい発見があるぞ」。その通りだった。 この映画との付き合いは長い。1982年の劇場公開時は弱っちいハリソン・フォードに不満が残り、さほど評価していなかった。というか、よく解らなかったというのが正直なところ。でも何かが気になる映画で、レンタルやテレビ放送の録画を何度も何度も見返し、その度に新しい発見があり、やがて自分のベストSF映画に登りつめた作品だ。 なので、もういい加減に新しい発見はないだろうと思いつつも「もしや」という誘惑に勝てずにブルーレイを購入したが、これは正解だった。映像が綺麗なことはもちろんだけど、背景世界の細部の作りこみが良く見える。例えば、デッカードとレイチェルが初めて会うシーンのテーブルに盆栽が置かれているなんてこれまで気付いてなかった。細部が見えたからといって作品のテーマが変わることは無いけれど、これまでよりも演出の意図が明確になったシーンがいくつかあった。 余談だが、オリジナル版(最初の劇場公開版)のエンディングの空撮シーンが『シャイニング』のオープニングに似ていると思っていたのだが、なんとキューブリックに頼み込んでフィルムを借りたということが特典ディスクのメーキングから判明! 【アンドレ・タカシ】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-09-05 03:53:58)(良:1票) 18.《ネタバレ》 映像が脅威的に美しくなったことや細部の微調整を除けばほぼ「ディレクターズ・カット」と同じ内容で、ハッキリと分かる変更箇所はラストの鳩のシーンぐらい(この変更は賛否が分かれそう)。前に見た「ディレクターズ・カット」も十分に楽しめましたが、「14インチブラウン管TV×DVD」と「37インチフルHD液晶×ブルーレイ」ではまさに全くの別物。ソースが変わるだけでここまで違って見えるものかとただただ驚嘆しました。これでようやく私は真の『ブレラン』を体験できたのかもしれません。 【とかげ12号】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2008-08-20 21:40:24) 17.シーン一つ一つに多くの情報があり、それを読みとるのに苦労しますが、意味が判ったときの喜びがとても大きいです。何度観ても飽きることがない最高の映画だと思います。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-08-16 20:38:29) 16.《ネタバレ》 私は昔から「廃墟」というものに非常に強い興味というか魅力を感じておりまして、廃墟の写真を見たり実際に行ってみたりすると、なんだか夢の世界を思い起こす様な、そういう不思議な気持ちになるんです。この作品に出てくる未来のL.Aというのは実にデカダンス的で、廃墟が持つ退廃の美というのに凄く似ているような気がするんです。廃墟というのは、宿命的に人の記憶と重なり合う要素がある。消えて崩れゆく思いで。そう、ロイが語ったあの最後の言葉の様に。降り続ける酸性雨の雨は、全ての建造物を溶かす要素があり、あちこちで漂うスモッグは、消えていく記憶の切なさを表現しているみたいです。そう、涙のように、雨のように、、、、、。そしてリバーブのかかりまくったヴァンゲリスの音楽は、切なくかなしい人の生き様も、過ぎ去る事である種の温かみを付加させる追憶の効果を描出しているようでもあります。レイチェルの子供の頃の写真がかすかに動きだし、最後に旅立つロイの魂は鳩によって表現される。現実と思い出と夢。この三つが、L.Aの無国籍雑多な世界の様に混ざり合い、人の人生を幻影の様に映し出す。そう、この作品は、人の内面を見事に外化し、外側の世界を見事に内面化することで、内と外が一体となった世界観を作り出している。単に美しいだけではない、単に緻密なだけではない、本当に素晴らしいビジュアルというのは、真に内的なものなんだ。ディレクターズカットから15年。全体的な色調も纏められ、ガラスに突き破って死ぬレプリカントの顔をデジタル技術で本人の顔にはめ込み、鳩が飛び立つシーンを当時思い描いていた背景に変えるなど、監督本人が本当に作りたかったものへと仕上げられました。いろいろあって紆余曲折しながらもついにファイナルとなった今作。四半世紀を経て、ようやく時代は「ブレード・ランナー」に追いついた。そしてこの作品は永遠となることでしょう。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-08-14 23:09:58)(良:1票) 15.《ネタバレ》 昔から大好きな映画なのでブルーレイで超高画質・高音質になってひたすら感動です。コアなファンではないので、今回のバージョンが今までのとどう違うのかよく判りませんでしたが、デッカードの夢をあの殺し屋が知っていたということはどうやら彼はレプリだったんですね。ふーむ。なるほど。 【ぽじっこ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2008-06-29 11:22:26) 14.昔オリジナル版を初めて劇場で見たときの感動がよみがえった(内容的には違うが)。画質、音質がクリアになるとはこういうことか。 【とと】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-06-22 16:06:52) 13.もう何も不満などありません。これが完全無欠のバージョンでしょう。美しい。 【いさいさ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-06-16 20:20:14)(良:1票) 12.残念ながら劇場での鑑賞はできませんでした。劇場でご覧になった方が羨ましい限りです。代わりに限定DVDを購入していたので、これにて鑑賞。美しいその映像に感動、感動。昔、初代の劇場版を池袋文芸座で観た時は、よく内容が分らず退屈な映画だと思いました。でも何故か何度も観返したくなる不思議な魅力があり、映像の美しさもさることながら、ヴァンゲリスの音楽のすばらしさ、デッカードやレイチェル、ロイなどの登場人物に魅せられ、原作を読み、また映画を観ることを繰り返してきました。この映画はSFという形式ではありますが、「生命」について描いている映画だと思っています。「生物」の定義を問い、限られた「命」を「生きる」ということ、生命の本質について問うているのではないでしょうか?また、ラストはやはり今作のように、いきなり終了の方が好きです。今では私の生涯で最高の映画になっています。 【しぇんみん】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-19 17:47:36)(良:1票) 11.《ネタバレ》 【2019/7/25投稿】 ルトガー・ハウアーが逝ってしまった。 30年前に名画座で奇跡の様な邂逅をして以来、本作を何度観たことだろうか。 貴方は歳を召されても独特の渋さを武器に幅広く(大企業の役員、サッカーチームの監督等)映画に出演されていましたが、 私に取って貴方は常にロイ・バティーそのものでした。 貴方が亡くなられた事はとても悲しい事ですが、私は明るい気持ちで貴方を見送りたいと思います。 何故なら、貴方は1982年に既に永遠の命を得ているのですから。 心から哀悼の意を表します。 "I’ve seen things you people wouldn’t believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments... will be lost in time, like tears in rain... ...Time, to die." 【以下2008年投稿】 新宿バルト9で鑑賞。 他レビュアーの皆さん同様、エンドクレジットが終了するまで席を立つ人がはほんの僅か。濃密な一体感を伴う時間を満喫。 小生、本作を劇場で鑑賞するのはこれで10回目。その殆どが飯田橋や新宿の名画座であり、手持ちのDVD(ディレクターズカット版)も映像はそれほど鮮明とは思えず、実は今回一番期待していたのはデジタル上映のクオリティとはどんななものか?と言う点。 結果としては期待を遥かに上回り地球を数週してしまうかと思える位の衝撃。 2019年のロスを俯瞰で見る導入部から、映像・音声の綺麗さに感動。始まって数分で感涙するなんて生まれて初めての事です。それにしても、他の皆様と同様感じたのは、一つ一つのシーンに盛り込まれている情報の多い事!! 本作の普遍のテーマ「命とは?」という題材に思いを馳せたのは勿論、ルトガー・ハウアーという俳優は芸達者だなあと関心させられた次第。 バルト9での上映は終了してしまった様ですが、出来ればもう一度デジタル上映で、残念ながら未見の皆さんに本作を最高のクオリティで観る感動を味わって欲しい。作品の内容・製作者達の思い入れに、やっと時代が追いついたのかも・・・ なんて思います。 学生の頃、姉に強く奨められたのが本作を知るきっかけですが、これは本当に名作です。 (ちなみに私はデッカード=レプリカント説には個人的に反対。余計な話に思えます。ですから、5枚組DVDの中で監督自ら説を肯定する様なコメントをしていたのは驚きでした) 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-01-15 13:32:31)(良:1票)
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