みんなのシネマレビュー

そして、私たちは愛に帰る

The Edge of Heaven
(Auf der anderen Seite)
2007年【独・トルコ・伊】 上映時間:122分
ドラマ
[ソシテワタシタチハアイニカエル]
新規登録(2009-01-05)【TM】さん
タイトル情報更新(2017-05-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(2008-12-27)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督ファティ・アキン
キャストハンナ・シグラ(女優)スザンヌ
落合弘治(日本語吹き替え版)
塚田正昭(日本語吹き替え版)
朴璐美(日本語吹き替え版)
山像かおり(日本語吹き替え版)
岡寛恵(日本語吹き替え版)
石住昭彦(日本語吹き替え版)
脚本ファティ・アキン
撮影ライナー・クラウスマン
製作ファティ・アキン
配給ビターズ・エンド
字幕翻訳寺尾次郎
その他ビターズ・エンド(提供)
ポニーキャニオン(提供)
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【クチコミ・感想】

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11.《ネタバレ》 親子3組の愛の物語が個別に交錯する『アモーレス・ぺロス』を彷彿とさせる構成。互いに異国で死んだ二人の女性が交差するように祖国に移送されるショットが印象的。娘の遺志を継いだ母を演じたハンナ・シグラの存在感が圧巻で、死のきっかけを作った娘の友人を助けるなんて日本では絶対に出来ない。そういう宗教的な土壌の違いもあるのだろう。トルコ系ドイツ人監督のファティ・アキンは、移民問題の亀裂を見つめながらも死によって生まれた微かな愛と希望を提示する。もっとも、今のシリア難民問題を見るに、何でもかんでも純ドイツ人から寛容さと愛で受け止めよ、ってある意味で都合良すぎはしませんかね? 脚本は巧いが、そういう裏読みを感じてしまう。 Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-14 19:16:05)


10.《ネタバレ》 ドイツとトルコを舞台に絡み合う登場人物それぞれの人生。親子の愛憎が軸に据えてあり、とてもストレートでシンプルな映画だった。出会えそうで出会えないネジャットとアイテンやアイテンとイェテルの運命も胸に響いたが、何よりも親子の絆というものについて考えさせられた。
淡々とした映画で、泣くほどには心を動かされなかったが、ぐっと来るものはあった。この監督が「ソウル・キッチン」を撮るのかと思うと面白い。次作にも期待したい。
枕流さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-09 21:21:07)

9.季節外れの真冬にバラを見たいように人生はすれ違い、愚かである。
最後まで飽きずに楽しめた。 ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 7点(2011-01-23 09:01:39)

8.中盤まではもどかしく感じる部分もあったが、終盤にはこれでよいのかも、と納得した気持ちで見ることができた。母と娘、父と息子の物語として良くできていると思う。 Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-21 19:38:53)

7.《ネタバレ》 個別にはよくあるかもしれないストーリーをさらに複合的に組み合わせて、交錯する人間模様を描き出した点はなかなか新鮮である。ただ、そうであればこそ、決めの部分はもっと表現に気を配るべきではなかったかな・・・。展開が巧妙であるからこそ、筋を追いかけているだけのようにところどころ見えてしまうのが惜しい。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-21 02:33:03)

6.淡々としていましたが、強く絆を感じさせる。いい作品だったと思います。抑えたリアリティある演技、演出もまた素敵です。 HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-12 23:53:25)

5.《ネタバレ》 母をたずねて三千里のマルコのようにすれちがいが続くのだけれど、
それが決して不自然に見えない。
劇的に話を盛り上げようとしているわけでなく、そういうこともあるかもしれないという雰囲気をかもし出しているのが良い。
章題で予告されながら、人があっさりと死んでいくのも、
人の生き死にというのは所詮そんなものなのかもしれないと思わせる。
すれちがいの結果、それぞれの人物は落ち着くべきところに戻っていく。
たんたんと終わるのも良い。 小原一馬さん [地上波(字幕)] 7点(2010-09-19 00:08:20)(良:1票)

4.《ネタバレ》 EU加盟問題でトルコの現状は日本でもたまに報道されているので、リアルに感じられた。話が都合よく繋がっていくのは出来すぎではあるが、同時にすれ違いも印象的。娘の意志を受け継ぎ行動したおばさんに一番感動した。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-17 20:33:29)

3.《ネタバレ》 見終わった後、ネジャットの後ろ姿と波の音、海の青さが静かに焼き付く。じいんと、余韻が残る映画。素晴らしいですね。トルコとドイツの微妙な関係も加えつつ、登場人物が少しずつ交錯しつながっていく展開と、飽きずに引き込まれました。そして、出会いと死と再会を通し、距離や心が離れている家族が再び認め合い愛し、そして互いを赦し合う様に、深く胸を打ちました。ロッテが電話口で「ママ!」と叫ぶシーンや、ネジャットが昔の思い出を口にして、父の愛に気付くシーンが非常に印象的。娘も息子も、子供はみんな親に反発し、そしていつかは帰るのかな。巡り会いって不思議。でも人生って、そんなものかもしれないなあ…と思ったり。希望の光が灯る、そんな終わり方も、深く後を引きます。 泳ぐたい焼きさん [DVD(字幕)] 9点(2009-12-20 00:34:11)(良:1票)

2.ヨーロッパ映画にはたまに出てくる、移民がらみの話が関係しているので、理解できるまでは物語にのめり込めませんでした。ただ、3組の親子6人の物語だと単純にとらえればいいのであります。名の知れた俳優はH・シグラくらいですが、他の俳優たちもとっても魅力的でした。 shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-13 15:53:33)

1.《ネタバレ》  ストーリー・演出・構図・音楽等々全てに於いて緻密で隙が無く、ファティ・アキンの才能の凄さに圧倒されてしまいました。何というか、神話の現代版を見ているような感じでしたね。日本から遠く離れた国の物語でありながら根底にあるテーマは非常に普遍的なものであり、いろいろ考えさせられるものがありました。また、トルコとドイツ、そしてEUの微妙な関係も織り込まれていて非常に興味深かったです。

 ファティ・アキンという優れた才能をリアルタイム(まあだいぶ日本公開は遅れてますけど)で感じられる幸せを感じましたね。しかし、邦題は「エッジ・オブ・ヘブン」でよかったんじゃないですかね?
TMさん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-05 21:02:14)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.36点
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500.00% line
6218.18% line
7545.45% line
8218.18% line
9218.18% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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