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ソルト

Salt
2010年【米】 上映時間:100分
アクションサスペンス犯罪ものミステリースパイもの
[ソルト]
新規登録(2010-01-03)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2017-05-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-07-31)


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監督フィリップ・ノイス
助監督ヴィク・アームストロング(第二班監督)
サイモン・クレイン(第二班監督)
ウィリアム・M・コナー(第一助監督)
演出サイモン・クレイン(スタント・コーディネーター)
キャストアンジェリーナ・ジョリー(女優)イヴリン・ソルト
リーヴ・シュレイバー(男優)テッド・ウィンター
キウェテル・イジョフォー(男優)CIA諜報部 ピーボディ
アウグスト・ディール(男優)イヴリンの夫 マイケル(マイク)・クラウズ
ダニエル・オルブリフスキー(男優)オルグ・ワシリエヴィッチ・オルロフ
オレク・クルパ(男優)ロシア大統領
アンドレ・ブラウアー(男優)国防長官
湯屋敦子イヴリン・ソルト(日本語吹替版)
東地宏樹テッド・ウィンター(日本語吹き替え版)
真殿光昭イヴリンの夫 マイケル(マイク)・クラウズ(日本語吹き替え版)
小島敏彦(日本語吹き替え版)
浦山迅オルグ・ワシリエヴィッチ・オルロフ(日本語吹き替え版)
原作カート・ウィマー(原案)
脚本カート・ウィマー
ブライアン・ヘルゲランド
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
編曲ジョン・キュール
コンラッド・ポープ
ピート・アンソニー
ジェフ・アトマジアン
撮影ロバート・エルスウィット
イゴール・メグリック(第二班撮影監督)
製作ウィリアム・M・コナー(製作補)
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮リック・キドニー
ライアン・カヴァナー
マーク・ヴァーラディアン
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮フレームストアCFC(視覚効果)
美術スコット・チャンブリス(プロダクション・デザイン)
レスリー・E・ロリンズ(セット装飾)
ニーナ・サクソン(タイトル・デザイン)
ヘアメイクジョン・キャグリオーネ・Jr
辻一弘(アンジェリーナ・ジョリーの補綴メイクデザイナー)
編集スチュアート・ベアード
ジョン・ギルロイ
録音スコット・ミラン
グレッグ・P・ラッセル
スタントエリック・ノリス(スタント・ドライバー)
その他リック・キドニー(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ピート・アンソニー(指揮)
あらすじ
イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)はCIAの優秀な分析官。 しかしある日、彼女が尋問した謎のロシア人密告者は驚くべき供述を始める。 「アメリカでのロシア大統領暗殺のため、ロシアは優秀なスパイを長年にわたり潜入させている。その名は"ソルト"」 二重スパイの嫌疑をかけられたソルトは、CIA本部を脱出する。

poppo】さん(2011-08-20)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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20.《ネタバレ》 どうせ大したオチを作れないのだろうと高を括っていたら、ラストの展開はこちらの予想を大きく超えてきた。「24-TWENTY FOUR-」のストーリーを2時間程度にまとめたためか、話が大きすぎる上に、話が一気に飛躍しすぎるという気もするが、ストーリーはなかなか工夫されており、面白く作られている。
“優秀さ”“接近戦が特技”という一言で全部済ます辺りにはムチャもあるが、ギリギリで許容できるレベルか。あまりにも強すぎるので、既存の男性スパイとは異なる、もうちょっと女性らしい新しいスパイ像を構築して欲しいところ。ムチャクチャをやりたいのであれば、「ウォンテッド」辺りでやればよい。即席のバズーカ砲や毒グモを使ったトリックなどは目新しいので、パワーや格闘などに依存しないアイディアや頭脳で勝負するスパイ像でもよかった。
また、本作に描かれているカラクリならば、「ソルトに嫌疑が掛かり、ロシア大統領の警備が強化される事態を引き起こすような面倒くさいことをせずに、おっさんが静かにソルトに依頼すればいいじゃないのか?」とも思うが、それでは映画としては面白くなりようもないので、気にしなくてもいいだろう。
アンジェリーナ・ジョリーを撮らせたら、右に出るものなしというフィリップ・ノイス監督だけに、彼女とのコンビがぴったりとハマり、アンジェリーナ・ジョリーの魅力を最大限に引き上げている。「ボーン・コレクター」同様に、彼女の喜怒哀楽が上手くスクリーンに投影されている。仕事中の旦那を見つめる居室での表情は完全にオフの状態・ありのままのソルトであり、他のシーンで見られることはない。北朝鮮での解放後の車の中での表情も、スパイとは異なる“女性”の表情を見せている。顔があれほど腫れ上がっているのにも関わらず、愛おしさすら感じられる。
結婚する前にジャングルと旦那と出会った際の表情もなかなか良い。顔色を変えずに無駄なく任務を遂行していく厳しい表情、黒幕を殺す際の憎悪に満ちた表情との対比も見事だ。表情だけみても、彼女が組織を裏切った理由がよく分かる仕組みとなっている。
当初はトム・クルーズが候補にあがっていたようだが、アンジェリーナ・ジョリーという女性をキャスティングしたことで、“組織への裏切り”に対して同調しやすくなったと思われる。“祖国の大義”よりも“恋愛”を取った辺りは男性とは異なる“女性”らしさを感じられる。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-16 22:26:16)

19.主人公のイブリン・ソルトのやりたい事が見えないので展開が読めず、ドキドキはらはらの楽しい2時間を過ごしました。

アクションも出来て、陰のある演技も出来るアンジェリーナさんにぴったりの作品。
面白かったです。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-16 11:25:22)(良:1票)

18.《ネタバレ》 一言で言えば『アクション映画3本分のアクションを1本にまとめあげました』。「スパイ版ウルトラファイト」を連続で観ているようなアクションの連続に満腹になれます。小難しい理屈を考えずに、ドライにアクションを楽しみたい人にはオススメの一本です。 伊達邦彦さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-15 02:03:00)

17.《ネタバレ》 アンジー、強すぎ、そしてカッコ良すぎ。近年にない米ソの対立を描いた映画だが、設定は関係ないかな。何も考えずにのめり込めるストーリー&映像が良かった。次作もありそう。 kaaazさん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-14 23:07:08)

16.《ネタバレ》 一般的に「演技派俳優」は心の内面を表情・身振りの付加によって過剰なまでに主張しがちだが、余計な演技がない場合こそ、人物の心理・感情が生々しく伝わるのが映画の面白さ。
危険なアクションが全編にわたって連続するこの映画で、アンジェリーナ・ジョリーは走る・飛ぶ・格闘する身体運動に集中するとき、演技どころではなくなる。
一方で、心理のガードを高度に教育されたスパイの役柄を演じる彼女は、その表情を大きく変えることもない。

その演技・非演技ない交ぜの相貌が、画面に緊張とエモーションを呼び込む。特に復讐物語となる後半、その抑制的な表情と殺戮アクション自体の過激さと強度が、彼女の怒りと悲しみを強く画面に漲らせる。とりわけ中盤のアジトのシーンで、唐突にある場面に遭遇する彼女の無表情が示唆する内面の葛藤と、それに続く無表情の虐殺シーンのケレン味が感動的だ。

終盤の暗いヘリコプター内、交感する二者を結ぶ夜明けの薄明かりの水平ラインも美しい。

劇の二段構成、金髪と黒髪、高所感覚等〃の要素は『めまい』にも通ずる。 ユーカラさん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-14 22:59:49)


15.《ネタバレ》 アンジョリが米露二重スパイとしてマクレーン刑事顔負けのスーパーアクションを見せてくれる“女性版ダイハード”。あのタフネスなアクションの連続は彼女ならではですな。米露果たしてどっちの味方?と考えさせられました。中途半端な終わり方は心残り。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-14 01:57:34)

14.設定の粗さは目立ちますが、伏線やどんでん返しがちりめぐまされていて、息つく暇もなくストーリーが進むので、強引さは気になりません。
アンジェリーナジョリーとアクションを楽しめる人なら満足できるはず。しかしアンジェリーナジョリーはなぜあんなにかっこよくてセクシーなのかしら。。 うらわっこさん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-13 19:39:31)

13.《ネタバレ》 こうゆうアクション映画を見る時、主人公にどう感情移入できるかってとこが肝心。

この映画の場合、最初は・・・なんだ結局ジョリーちゃんが悪いやつだったのか・・って思って、

いまいち主人公に感情移入できないでいました。



それが、ロシアの大統領が生きていましたってゆうくだりから、がぜん、応援してしまいました!(笑)

頑張れ!ジョリーちゃん!って!!




まあ、最後に思ったのは、
ダブルスパイが、トリプルスパイになったら、

一巡して・・ただのスパイなんだなあ~ってコトです(笑) りんごさん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-09 00:56:55)

12.いやぁ、アンジーちゃんがいつもの様に艶やか♪に頑張ってはりますなぁ♪
もうそれこそウザい♪ほど、あの厚いタラコクチビルを魅せつけられて♪
出て来る主要キャラもサクサクとアッサリ殺っちゃって♪
トラップの様でぢつは全て見目麗しい♪アンジーの惹き立て役と化しちゃって♪
まさに立て板に水を流すようなSEXYさと雄々しい♪ほどのファイトの数々♪
ロシア製のスパイなんて話題性抜群で今を時めく♪アンジーちゃんにはピッタリ♪

・・・・っていうやや聞き飽きた感アリアリの形容詞が妙にハマる折り目正しい♪wwww案外正統派な作品です♪

sting★IGGYさん [映画館(字幕)] 5点(2010-08-07 21:37:04)

11.《ネタバレ》 アンジェリーナ・ジョリーというハリウッド女優の魅力は、その美貌であり、その体躯の曲線美である。

それは彼女が、「17歳のカルテ」でアカデミー助演女優賞を受賞したれっきとしたアカデミー女優だということを踏まえても、揺るがない。
どんなにシリアスな映画に出演しようとも、そこで好演しようとも、彼女は“演技派”などではなく、唯一無二の“セクシー女優”だ。間違いない。

そんな女優が、コスチュームを目まぐるしく替えつつ、ハードアクションを繰り広げる女スパイを演じた時点で、この映画に致命的な失敗は生じるわけがない。
事実、面白い映画だったと思う。

年始早々からこの作品のトレーラーを見続けてきた限りでは、二重スパイ容疑をかけられた主人公が自身の疑いを晴らすために奔走するというような「北北西に進路を取れ」的な展開が繰り広げられるのだろうと想像していたのだが、結構序盤から”想定外”な展開に突入し、驚くというよりも面食らってしまった。

正直なところ、ストーリー的には粗は目立つし、整合性には欠けている。少しネタばれになってしまうが、キーマンとなるキャラクターの隠された存在性も容易に想像がついてしまう。

ストーリー的にも、映像的にも期待に対して凡庸という印象は拭えない。

ただし、繰り返しになるが、これがアンジェリーナ・ジョリーの映画である時点でハズレはない。

当初この映画はトム・クルーズ主演で企画が進行していたらしい。金銭面で折り合いがつかず、アンジーへと脚本共々キャラクターの性転換を行ったそうだ。
たらればになるが、そのままトム・クルーズで映画が完成していたなら、「ミッション:インポッシブルの二番煎じ」と酷評されていたことは、恐らく間違いない。

たぶんシリーズ化は既定路線だろう。次回作は主演女優のパフォーマンスだけに頼らなくて済むようなクオリーティーの高いスパイ映画を期待したい。

(水面下ではトム・クルーズ&ベン・アフレック出演による“イヴリン・ソルト×イーサン・ハント×ジャック・ライアン”という企画もあるとかないとか……実現するのであれば、それぞれこれ以上歳を食う前にやったほうが良いと、一映画ファンとして思う……)
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-07 10:48:44)(良:2票)

10.《ネタバレ》 もしかしてこの映画は女スパイの活躍を表現するというより、観客を騙すことが主目的になっているのではないか。そんな気にもさせるどんでん返しが満載の一本。観客を騙す、という点においては工夫がいっぱい凝らしてあって、何度も何度も、おやびっくり!があります。強靭な肉体を持つ女スパイをアンジェリーナは実にタフに演じていますが、ドラマ「エイリアス」を観てたぼくには別に驚きはないかなあ。ジェニファー・ガーナーのほうが知恵があったし強かった(笑)。特別新しいことをしている映画ではありません。ラストは“後はご想像にお任せします”なのか、“続きがあるよ?”なのかはわからない。なんとも尻切れトンボな結末。そこに賛否両論があらわれるでしょう。予言しておくけれど、たぶん「ソルト」っていうPS3のソフトが年内に出るな。間違いない。 ケルタさん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-02 18:32:39)(笑:1票)

9.何じゃこれは!女ランボーじゃないか。ジェイソン・ボーンのような
緊張感はまったくなく、唯〃殺人マシーンと化したダブル・エィジエント物
だ。「へぇー」と思った幾つかを。①ホワイトハウスの大統領執務室は、何回も
見せられたが、地下があんなに要塞化していたとは、②手錠の鎖は、
あんなに都合よく長くないはずだが、自分の体重をかけて殺すシーンは
斬新だった、③あんなに何回も車の屋根に飛び降りて、骨折の1つも
ないとは?④ロシア大統領を蜘蛛を使って仮死状態にしただと?どこで
蜘蛛に刺させたのか?⑤大統領暗殺犯人の護送がまったくいい加減で、
あれでは「逃げてくれ」と言っているようなもんだ。という訳で、
納得しがたい事が多く、低得点となりました。 亜酒藍さん [映画館(字幕)] 4点(2010-08-02 16:38:28)

8.《ネタバレ》 アンジェリーナ・ジョリーの『ソルト』を見てきました。
おもしろかったです。 娯楽作品としては満足いく方だと思います。

でも、細かく見ていくと、あまりにも上手く行きすぎで「ありえへんやろ~」の連続。
1.警官や軍人があまりにも無能すぎる。
2.自宅からうまく逃げたのに、普通に道を歩いて見つかるか?
3.ロシアの大統領が来るのに、教会の真ん前のホテルが営業するわけないでしょ。
まあ、ケチをつけたらきりがありません。
ターミネーターばりの、アンジーのあまりの強さにも食傷気味です。
脚本にもう少し工夫があれば、もっとおもしろくなるだろうなあと思いました。
 
チェンジリングでの名演も印象的でしたが、やっぱりアンジーにはアクションが似合います。 ミスプロさん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-01 23:11:05)

7.《ネタバレ》 イヤ分かる、分かるよ言いたいことは、でもお堅い評論は「インセプション」でしようじゃないか、夏の暑い日にビールを一気に飲むような映画です。 かのっささん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-01 22:20:06)

6.《ネタバレ》 フィリップ・ノイスと言えばジャック・ライアンシリーズを一旦終了させてしまい、その後は冴えない映画をいくつか撮った後にハリウッドから姿を消していた、私の中ではあまり評価の高くない監督さんです。またアンジーと言えば人気や知名度の割に残念な作品に多く出演し、オスカー女優であることをすっかり忘れ去られている女優さん。その二人が組んでおり、おまけに作品選びのセンスのあるトム・クルーズに断られた企画だけあって「微妙かな」と思っていたのですが、夏の大作アクションに求められるクォリティには十分に達していました。監督を支えるスタッフを見ると、セカンドユニットの監督にヴィク・アームストロングとサイモン・クレイン、編集にスチュアート・ベアード、脚本の手直しにブライアン・ヘルゲランド。この鉄壁の布陣を準備してきた映画会社の勝利でしょうか。【ここから大きくネタバレします】本作の前半は圧倒的な面白さです。「あらぬ陰謀に巻き込まれた主人公が、孤立無援の中、真犯人を捜し当てる」という展開を予想していただけに、アンジーが旧ソ連の暗殺者でしたという展開には驚きました。アクション映画に対する観客の先読みをうまく利用したサプライズであり、本作の予告等も観客の先入観を形成する仕掛けの役割を果たしています。面倒なドラマは回想でコンパクトに処理し、物語はのっけからフルスロットル。この辺りでは編集のスチュアート・ベアードの手腕が如何なく発揮されています。また、アクション映画界の重鎮ヴィク・アームストロングが手掛ける壮絶な見せ場の数々は十分に目を楽しませ、前半のみで言えば9点を付けても良いほどの出来でした。しかし、後半になると映画は月並みなものとなります。他国の工作員がホワイトハウスを制圧し、核ミサイルのスイッチを握るという荒唐無稽な展開にそれなりの説得力を持たせた脚本や演出の力は評価できるのですが、圧倒的な面白さだった前半と比較すると物足りなさを感じました。脚本上、前半のサプライズほどの山を準備できなかったため(後半のサプライズは観客の想定の範囲内のものでした)、物語は尻すぼみにならざるをえなかったようです。また、縦横無尽に都市を走り抜ける前半のチェイスと比較すると、ホワイトハウスの地下が舞台となる後半は視覚的にも地味なものに。「次回に続く」という形で締め括られますが、続編があるかは微妙だと思います。 ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-01 15:59:41)

5.《ネタバレ》 まずジョリ姐さんのアクションは美しく、時に血まみれのハードアクションもこなしていますので、それだけで感動の域には達しています。謎めいた妖艶なスパイって完全にハマり役ですよ。それだけでもスクリーンで観る価値はあります。ですが不満の方が大きかったです・・主役のソルトが初めにスパイの嫌疑を掛けられますが、ソルトが施設から抜け出す動機は自分の亭主の身を案じての事ですけど、その亭主の危険を匂わしてソルトの焦燥感を煽らせる描写が不十分なので、あんな無茶な方法で脱出するに至る動機に説得力が足りず、唐突に見えていまひとつ乗れませんでした。その段階でソルトに向ける視点はスパイ嫌疑に掛けられ、亭主を救いに行くエージェントというものになり映画は進んで行くと思ったら、中盤からニューヨークに向かいソルトの謎の行動が始まります。ここでソルトに向ける視点はあやふやになり、何か映画に対して地に足が着かない感覚になりました。そして『暗殺』実行後、ロシアのスパイ連中が捕まった亭主をソルトの目の前で殺しますけど・・ここねぇ・・亭主の顔が暗くて良く写されてないから最初、誰だか分かりませんでした。あそこは亭主の苦悶の表情のアップとソルトの見つめる表情を重ねるくらいのシーンは一瞬でも必要でしょ!それがあればその後のシーンがよりドラマチックになると思うんだけどなぁ・・。映画の見せ方としてはまだソルトの行動の真意は観客に完全には明かされず、ソルトがどう動くか分からない所にサスペンスを波及させたいんでしょうけど・・そこも上手く見せられているとは思えません。ドンデン返し的展開も継ぎ足し程度のものに見えましたし・・。ラストでソルトの真意が確実に分かりますけど、そこもなぁ・・そこまでに至る強い信念の描写がやっぱり足りない、だから折角のいいラストの余韻があっけないものとして写ってしまいました。この映画に関しては主人公の信念という主軸を物語で上手く見せた上で、色々な展開に発展させた方がいいと思うんだけどなぁ・・ まりんさん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-01 14:42:43)(良:2票)

4.《ネタバレ》 見せ場が連なっていて、退屈してしまうようなスキなんて一切ありません。ラストまであっという間に駆け抜ける娯楽性の高い映画。でも、伏線ですよ、って映像は判り易く、何か意味があるのかな?って思える微妙なショットや流れは単に脚本、演出上のアラだったりして、大味な映画ではあります。アンジーが簡単に発見されるような行動を取る事が後々まるで意味を成しませんし(あれでは単に逃げるのが下手なだけ)、逃亡の過程も意外と行き当たりばったり。どっか途中で死んでもおかしくない状態を運で押しきるような感じ。もっとプロとしての余裕があっていいと思いますし、そして、どうせウソっぽいハナシなのだから、もっとアンジーをキレイに、カッコよく撮ればいいのに、と思いました。傷だらけ、血まみれな男勝りな肉弾戦型ヒロイン像でなくて、シャープでクールな女スパイの方が良かったな。正直アンジーには『エイリアン2』のシガニー・ウィーバー、『G.Iジェーン』のデミ・ムーアみたいな「ヒーロー姐さん」の系譜に収まらないで欲しいのよ。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-01 13:59:38)(良:1票)

3.《ネタバレ》 いやー!参りました!アンジーのかっこいいこと!まさにノックアウトされました。とても撮影前にベビーにおちちをあげてたとは誰も思うまい。物語りもスピード感たっぷり、次から次へと変わりいく展開にあきませんな。誰です「ジェイソンボーンの焼き直しじゃん!」何ていってる人は。いいじゃないですか、アンジーはアンジー、女性でここまでダイハードすれば…  リーブシュライバーが珍しくいい役かなと思ったら…やっぱりね!でも、いい味なんですよ最後に裏切るお約束どうりでした。やはり変に優しかったり、その人の側に立ってくれる人って一番あぶないんだよね。それと浦澤直樹のモンスターを思い出してしまいました。身寄りの無い子供を集め殺人マシンに育てあげる。ほんとうにそんなものが有ったのかな…昔の共産圏なら、ありえそうですよね。そんな世界に足を踏み入れ陰謀の一端を担う女殺人マシーンをサラリとやってのけるアンジー。次回作を匂わせる思わせぶりなラストシーン。いいんです!こうゆうのをエンターテイメント言うんですよ! としべいさん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-31 22:53:34)(良:1票)

2.ジャパンプレミアで初めて本物のアンジーを見たのだが、すっごいかっこよかった。
スリットの入った黒いロングドレス、空いた背中~腰にかけて見えるタトゥ。
これだけ露出してても下品にならない。上品な笑顔。
後ろの人が「同じ人間とは思えん」と言ってたが、ほんとそう思った。
ヒールはいてるから、日本人男性より断然背が高い。オーラがハンパでなかった。
レッドカーペットではブロンドの髪をまとめていたアンジーだが、映画では黒髪ロングのストレートだった。
これがまたかっこいい。当初トムクルーズが演じる予定だったそうだが、アンジーにして正解だと思う。
秘密を持ったスパイ。こういった謎めいた役は男性の俳優より女性が演じた方が、ミステリアス感が出る。
・・と、ミラ・ジョボビッチが語っていたのを思い出した。

でもってアクションがかなりハードで、肉弾戦バリバリだった。
女優さんでここまで闘える人をはじめて見たかもしれない。
アンジーはかなりの長身なのに、敵がガタイがいい男ばかり。さすがハリウッドの俳優さんたちだ。
でもアンジーがボッコボコに倒すっ!

以下はラストについて・・
アンジー曰く「この映画の脚本を読んでラストが気に入って引き受けた」そう。
見て納得。かなり斬新なラストだった。こういう終わり方の映画、自分は初めて見たかも(・∀・)


ましゅまろシナモンさん [試写会(字幕)] 6点(2010-07-28 00:20:16)

1.《ネタバレ》 過酷な拷問も強烈な洗脳とスパイ任務をもってしても、イブリン・ソルトのあくなき「自分探し」欲望をかき消すことは出来なかったのでしょうか。それにしても、アンジェリーナ・ジョリーがついジャッキー・チェンに見えてしまいました。 gatto_grassoさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2010-07-26 11:26:43)(笑:1票)

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【点数情報】

Review人数 120人
平均点数 5.99点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
310.83% line
41512.50% line
52319.17% line
64235.00% line
72722.50% line
897.50% line
921.67% line
1010.83% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.28点 Review7人
2 ストーリー評価 5.92点 Review14人
3 鑑賞後の後味 5.91点 Review12人
4 音楽評価 6.10点 Review10人
5 感泣評価 5.11点 Review9人

【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
音響賞スコット・ミラン候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・P・ラッセル候補(ノミネート) 

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