みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★3.《ネタバレ》 ミュンヘンオリンピック、テロの報道現場を描いたドラマ。世界初のテロリズム生中継。極限までの報道、使命感と葛藤。上映時間90分のほとんどが報道局内で展開。張り詰めたクルーたちの緊迫感。人質無事に解放、よかったよかった、飲もうぜい…最終盤に一転。ハッピーエンドならず、突き付けられる厳しい現実。真実とはあまりに残酷なものだ。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-03-03 22:03:01) 2.歴史的事実を扱っているので,結末は知っていましたが,緊迫感が伝わってきました. 生まれる前の事件なので,放送技術等の進歩に驚きました. メディアが犯罪に加担してしまうことが明確になってしまっており,SNSが発達した現代にとっても警告なのだと思いました. 公開時期がイスラエルとハマスとの停戦期間中であすが,今発生している事態も一刻も早く解決を願います. 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-03-02 21:01:41) 1.《ネタバレ》 報道が、情報が、人を殺す、社会を捻じ曲げる。 スピルバーグの『ミュンヘン』でも描かれた、 1972年のオリンピックで起きた「黒い九月事件」をアメリカの放送局の視点で描いた社会派ドラマ。 全編の9割がスタジオのみの展開であり、直接的な犯行シーンが一切ないことから、 前代未聞の事件に対する混乱、情報が錯綜するクルーたちの判断が"報道することの重み"を突きつける。 パソコンもない時代、当時のテロップが如何に表示されていたのか興味深い。 注目を浴びたいがためのインパクト重視の報道により、犯人側に重大な情報が提供されてしまう皮肉さ。 情報の裏付けを取らないまま、人質解放のニュースを流し祝杯を挙げたその矢先の急転直下、そして最悪の結末へ…… 未曽有の事態によって生み出された悲劇を教訓に、その繰り返しによって現在の平和が成り立っている。 テレビの報道バラエティで活躍する某ジャーナリストが本作へのコメントを寄せていたが、 別の記事で偏向報道を是として開き直る姿勢に呆れ果てたことがある。 日本のオールドメディアを見ていると、過去からむしろ何も学んでおらず、 フラットな視点もないまま扇動しているとしか思えない。 視聴率さえ取れれば、メジャーリーガーの自宅を空撮しても構わないほど良心の呵責もなく、 自分たちに都合の悪い情報は"報道しない自由"を行使するわけ。 その積み重なった信用のなさがネットやSNSといった新たなメディアへと移行するきっかけになった。 だからといってネットが真実でもなく、プロパガンダもデマもディープフェイクもあふれる世界で、 どれが正しいかを見極め、誰もが情報を発信できることに身が引き締まる思いだ。 テロの生中継という結果的に凶悪犯を喧伝させる事態にさせたこと、そして9億人がその生中継を目撃したということ。 ラストのテロップが静かに重くのしかかる。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-02-24 23:15:13)
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