みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
72.長かった…そして重厚。正直退屈。 映像美も「デルス・ウザーラ」や「乱」程のラインには達しておらず、物語にもそこまで面白みが感じられなかった。 他の監督が撮っていたら評価したいところですが、黒澤映画として見ると他の作品が素晴らしいだけにこの点数。 勝新に負けず劣らず(?)鬼気迫る名演を披露してくれた仲代達矢に+1点 【せかいのこども】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-11 19:38:33) 71.《ネタバレ》 初見は期待が高すぎたせいか、とてもがっかりした覚えがあります。最後の合戦はいささか緊張感に欠けた描き方と思います。二度目にニセ信玄に感情移入してみたところ、評価がかなりアップしました。仲代達矢の力に負うところ大きいですね。良い映画と思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-11-06 21:45:20) 70.ああ長いですね、本当に長すぎ。どうしてこんなに長々と起伏のないストーリーを撮ってしまったのでしょう。 現代において「重厚長大」とは、裏返せば「鈍重」「冗長」「もったいつけ」と同義でほとんど褒め言葉にはなっていないのに、この巨匠はかくも「重厚長大」な大作を撮ってしまったのですね。 黒澤監督という人は、そういう機微をよく知っていて、こういう面白みの無い超大作を撮ることを一番嫌がる人のような気がしていたのですが……残念です。 【ぞふぃ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-10-04 17:51:18) 69.《ネタバレ》 黒澤監督が「編集でもっと切りたかった」と言っている通り、無駄と思えるシーンが多く、長さを感じる。その点は外国版でいくらか改善されているらしいが、逆に影武者と竹丸のエピソードなどはもっと時間を割いても良かったかもしれない。それにより別れが一層悲しいものになったと想像できる。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-08-17 18:08:43) ★68.《ネタバレ》 世界の黒澤が誇る長編歴史大作。濃厚な男の映画。大迫力の長篠の合戦。30年も前に日本であれほどの戦闘シーンを作り上げたのはさすがです。おぞましい戦後の死体の山。 【獅子-平常心】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-22 13:18:49) 67.一度目の鑑賞時には登場人物の把握に四苦八苦した。DVDで改めて鑑賞、字幕をONにしてみると登場人物の把握もたやすく出来た。乱の前哨戦とも言うべきか、若干の物足りなさは感じたがおもしろい作品である。合戦のシーンもなかなかの迫力である。次回作、乱に繋がるステップとしては申し分ない。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-21 20:32:21) 66.《ネタバレ》 カラーになり合戦シーンも迫力があったが七人の侍では感じなかった長さを感じてしまった。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-18 22:00:45) 65.まずオープニング、闇に浮かぶ3人のシーンでいきなり引き込まれる。 他にも画的に素晴らしい、さすが黒澤明と思わされるシーンはたくさんあった。 ここでは評判が悪いが仲代達也の2者を演じ分ける演技は素晴らしかったし、山崎努も良かった。 ただ肝心なのはストーリー。 厳粛な雰囲気はいいのだが、起伏が無く、ただ冗長に感じてしまった。 それと、電撃ネットワークの人はどこに出ていたのだろう???? 【おーる】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-06 14:56:46) 64.黒澤の完璧主義が悪い方向に行ってしまったような作品。 「赤ひげ」「どん底」などと同じく各シーンを完璧にしようとする意思は感じるが、 映画全体としては躍動感がなく、このレビューでも指摘されているように「退屈」な映画となってしまっている。 (私の好きな黒澤映画「酔いどれ天使」「蜘蛛巣城」「天国と地獄」など。) 黒澤が物凄い意気込みで作っているのは感じるが、かえって息苦しく その為、映画にリズムが出てこないし、見ているこちらも集中力が落ちていく。 1つのシーン毎に前置きが長くてまどろっこしいのである。 映画序盤からエキストラを含めてやたら人・金がかかった映画だなーと思ったが、 大振りしすぎで、ちっともボールにあたらないバッターのような映画だった。 素晴らしい芸術映画を娯楽映画のように楽しく見せる黒澤マジックがこの映画にはない。 また見る前に出演している役者のチェックをしていなかったので、 仲代達矢以外の俳優に全く気づいていない事にも愕然とした。 アップが少なく、メイクも濃く、見ているこっちも流し気味になってたとはいえ、 山崎努・萩原健一・根津甚八・桃井かおり・倍賞美津子・・・みんな気づきませんでした。 あと織田信長はいいとして、徳川家康をやっていた役者さんは誰でしょう? 徳川家康とは思えない存在感のなさ、セリフの棒読み。 今まで黒澤映画でこんな役者使っていただろうか?と思って調べたら晩年の 黒澤映画の常連さんだったんですね・・・ 【仏向】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-18 14:38:39) 63.《ネタバレ》 長篠の合戦シーンで、討ち死にしていく様を一切映さずに省略するのは良いのですが、他ではあまりお目にかからない、非常に印象的な馬がのた打ち回っている悲惨な光景が、くどいくらいで冗長に感じられます。もちろん無敵の騎馬隊が敗れ、武田家の滅亡を意味し、影武者が単騎突入をかける重要なシーンであるとは思うのですが、あのシーンを長々と見せるのはどうかと思ってしまいます。 それから、細かいところで目に付くところもあります。例えば戦場で砂埃が舞い旗がこれでもかとパタパタとひらめく風の演出はとても良いのですが、そのバックの木々がぜんぜん動いていなかったり、はたまた冒頭のシーンでの燭台の影は本来なら消すべきなんじゃないかとか…なんか揚げ足取りのようですが、このスケール壮大な黒澤映画だからこそ細部が余計に気になってしまいます。 それと、やっぱりどうして役者さんだと思います。仲代さんも凄いのですがこの役には不向きに見えますし、予定では勝新だったらしいですが、それが実現していてもこの3時間にも及ぶ超大作の風向きまでは変えられなかったような気がします。それが可能だったのは三船敏郎だけだったろうと。黒澤監督作品を立て続けに見ることができる今、ミフネ不在の黒澤映画を見る度に黒澤には三船が必須だったのだとすら思えるのです(また三船も最高なのは黒澤映画においてである)。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-03 18:27:08) 62.黒沢映画と期待してみると、絵の撮り方は期待通りですが、話のつまらなさが期待を裏切られます。黒沢映画にしては見ている時間が長く感じられますし、盛り上がりもありません。評価は多くの人がしているのと同じ感想ですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-03 14:24:33) 61.たまたまテレビをつけたら信玄の骸を入れた瓶を湖に捨てるシーンだったんだけど、ただ朝靄のかかった湖が映されているだけのその画を見てすぐ黒澤明の映画だなと思った。前に観てるからとかではなく、そのだだっ広い湖一面を覆い尽くす朝靄の人工的でありながら嘘っぽくない、美とリアルを同居させた画づらと、このなんでもないシーンをたっぷりじっくり堂々と映し続けるその迷いの無い画面の厳かさに黒澤明を感じたのだ。そうして見ると全てのシーンにものすごく時間とお金をかけていることが伺えてシーンごとにため息が出てしまう。撮影時を想像して感動するなんて映画の見方としては適当ではないだろうけど、間違いなく画の中にそれらは現れている。カラーになってからの黒澤時代劇は絵画的な芸術色を濃くしているように思うが、それらが顕著に表れる合戦シーンなんかはさすがに圧巻の画の連続。一方、その反動か、人が会話をするシーンがどうにも浮いて感じてしまう。外国人のためなのかもしれないけど 説明セリフも多い。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-14 12:08:43) 60.《ネタバレ》 長篠の戦いの迫力は伝わりました。影武者のラストの悲壮感も伝わりました。その割にはインパクトが無いですねえ。中だるみしすぎているのでしょうか。 【デッカード】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-03-27 02:59:11) 59.私の周りでも「勝新主演で観たかった」「仲代ぜんぜんダメ」との声をよく聞く、この映画。わたしゃ、好きですけどねえ。確かにイビツなこの映画、しかし、そのイビツさゆえに、決して忘れられませぬ。大量の物量・人員投入、そして、矮小な人間の運命を冷たく見通す天の視点。戦闘がただ「死体の山」として描かれる本作のラストは、『乱』における、あの酸鼻を極める三の丸の悲劇につながるもの。『影武者』『乱』の2作は、確かに批判も多い作品ですが、私にとっては大事な作品、黒澤監督にとってもきっと「どうしても撮らなければならなかった作品」だと思いたい。ところで、音楽界のダジャレ帝王こと池辺先生の音楽ですが、“スッペの軽騎兵序曲をイメージした曲”との指示があったので、こういう曲を作ったらしい(『羅生門』の“ボレロ?”など、黒澤映画でクラシック曲にそっくりな音楽が出てくるのはこれが原因)。さすが池辺先生、実に見事に無理難題(笑)にこたえているではありませんか! 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-03-01 09:00:52) 58. 白黒映画であれほど人間をいきいきと描いた黒沢監督がどうしてこういう駄作を撮ることになってしまうのでしょう。わからないものです。テンポが悪い、音楽の使い方がなってない、セリフが不明瞭……アラ探しをすればたくさん出てきます。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-03 15:05:18) 57.《ネタバレ》 長すぎるシーンが多数あり、つまらない映画とジャッジされても仕方のない映画ではあるが、見事な作品でもある。 死んでいるはずの“武田信玄”という男をきちんと描き込めていると思う。 “武田信玄”という男は死んでおり、実際には描かれていないのに関わらず、本作によって“武田信玄”という男がどういう人間かを知ることができる。 描いていないのに描き込まれている、これを凄いと言わず、なんと言おうか。 「死せる孔明 生ける仲達を走らす」という三国志の有名な言葉があるが、まさにそれを描いている。 また、“影武者”の悲哀も見事に描きこまれている点も素晴らしい。 光を失った影の生き様、決して光にはなれない影の生き様が見事に光を放っている。 実際の息子勝頼よりも、赤の他人の影武者がより“武田信玄”という男を分かっていたのではないか。 勝頼自身はある意味で父“武田信玄”を理解しており、あえて父親という亡霊から逃れるために、父親とは真逆の戦法・生き方を選んだのかもしれないが…。 影武者が偽者だと分かるシークエンスがやや物足りないという欠点や、金と労力の無駄遣いとしか思えない長篠の戦い(迫力はさすがにもの凄いけど)が蛇足といえば蛇足であり、また史実と異なるらしいものではあるが、そういった欠点を補って余りある作品だ。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-05 16:43:29) 56.画面引きすぎ。 言語不明瞭。 暗い。 つまらなくて途中で寝た。 【JK】さん [映画館(吹替)] 2点(2007-11-15 00:28:17) 55.勝新で見たかった。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-01-20 17:19:14)(良:1票) 54.私が、この『影武者』を鑑賞する前に見た黒澤の作品は『生きる』『羅生門』『用心棒』『椿三十朗』。どれも私にとって特別面白い作品ではなかったが、この作品は素直に楽しめた。影武者の心情がうまく描けているからではないだろうか。7点に近い6点です。機会があればもう一度見てみたいです。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-15 00:42:39) 53.面白かった。ところどころに出る影武者の無邪気さがかわいらしくもあった。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 20:37:21)
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