みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 ドラマ版「ロストエデン」の後編。もうがっつり後編。タイトル変える意味なんてないくらい。 一番の見どころは主人公の闇堕ち。 ロストエデンで、紘美、ルナ、亜利沙の3人に結構感情移入してしまったので、この結末は何とも後味が悪いです。 デスゲームもので後味が悪いもクソもないのですが・・・。 この3人は、はっきり言って性格は悪い。 紘美は確かに偽善者だし、ルナや亜利沙にいたっては論外。 ただ、紘美とルナの友情だけは、本物だと思っていました。少なくともロストエデンではそうでした。 だから紘美がルナをだまし続け、そんな紘美をルナが信じ続けた結果、こんな結末になるなんてあまりに救いがありません。 もう一足早く刑事の2人が到着しただけで、水谷、ルナ、越智の3人は助かった可能性すらあります。なんとも趣味の悪い脚本ですね。 「ラヴァーズ」と「インフェルノ」以外は、あまり後味の悪さを感じさせませんでした。 それは、人間のサイコパスな側面を見せながらも、同時に人間の良心も見せてくれていたからかもしれません。 でもこのインフェルノでは、良心のある人間はまっさきに殺されてしまいます。 要は、一番良心に欠ける人間2人が勝ち残ってしまう後味の悪さがあるんです。 ただロストエデンで、いじめの当事者でありながら蚊帳の外であった性格の悪い宮下舞や、不良の馬渡なんかをゲームに参加させてくれたことは良かった。それに宮下舞の襲撃は、何気にこの作品で一番のお気に入りです。 とゆーことで、映画としては非常に面白かったのですが、後味の悪さでプリズンブレイクよりは1点下げておきます。 そしてやっぱり人狼が誰だかわからないほうが面白いことを再認識しました。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-06-20 02:47:08) 5.《ネタバレ》 このシリーズは虚構の中でのゲームを楽しむのが正解で、リアリティを求めるべきじゃない。 犯罪捜査とか、殺人の告発とか、本当に悪いのは運営とか、そういうのはどうでもいい。 誰がどの役職とか、どうやったら生き残れるのかを推理したいのに余計な要素が増えてゲーム性が弱まった。 ドラマで前半戦、本作で後半戦を描いたのは良かったけど、その利点がイマイチ活かされてなかった。 前半戦の人間関係が足枷になって、後半戦は誰が誰を守ろうとしてるのか確定してたのが残念。 誰かを守ろうとしてるんじゃないかと推理するのが面白味のはずなのにモッタイナイ。 ラストは誰が用心棒かわからない方が村人側の勝率が高まったはずなのに自ら宣言するというアホ展開。 わざわざ名乗り出なくても守られた人が人狼じゃないことは確定してたはず。 村人側が勝つには投票で人狼を排除するか、襲撃を阻止するしかなかったのに足を引っ張ることになった。 そもそも用心棒なのに預言者を騙って人狼を村人と預言した時点で足を引っ張ってたけどね。 結果的に人狼が勝つにしても不利な状況から大逆転するような盛り上がりが欲しかった。 あと、本作は知ってる人が2人も出演していて、ブレイク女優の登竜門というアピールを感じた。 既に有名になってた人をキャスティングしただけと言えなくもないけどね。 どっちにしても好きで見続けてるシリーズなので、もうちょっとゲーム展開を重視した次回作を期待します。 【もとや】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-05-04 11:51:39)(良:1票) 4.《ネタバレ》 主人公が人狼かつ生き残るとしたら、この結末しかないかな。 でも誰が人狼かわからない方がスリリングだと思う。 【たんたかたん】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-02-10 21:29:53)(良:1票) ★3.《ネタバレ》 ドラマ版を観ていない私のような人間が観てはいけない類の作品です。マイナス点ばかりに目が行きますし。しばらくは人狼ゲームはお腹いっぱいですかね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-06-05 21:57:31) 2.《ネタバレ》 連続TVドラマに続く劇場版だが、ドラマ版を見てからの間に早くも忘れてしまい、武田玲奈さんと上野優華さん以外は誰が誰だかわからなくなっている。恒例の自己紹介もないためわかりにくいが、少しずつおさらいをするので一応思い出す。 話としては前回の続きだが、やはり高校の同じクラスから欠員補充したため学校から持ち込まれた対立関係ばかりが目立ち、純粋な生き残りゲームとしての性格は薄れているように見える。しかし逆にその学校からの対立を軸にして、人狼ゲームの場で展開する愛憎ドラマと思うこともできなくはなく、結果として、ミステリー調だったTV版よりも人間ドラマとしての充実感は出ていたかも知れない。 主人公は真面目な人なので今回また誰も死なない方法を提案し、一度は成功したようだがあとには続かず、結局主人公の学級委員長的正義は通用しない世界になっている。半端な友情を切り捨ててからもあくまで正しさを志向していたようだが、あまりに理不尽に正義を否定された腹いせからか「私情」を目の敵にし始めたようにも見える。最後の判断など別にそうでなくてもよかったはずで、ここはどうやら私情絶対主義へのダメージを優先したらしい。映画のキャッチコピーは「勝者こそ正義。」なので結論としてはそうなのだろうが、しかし自分の立場としては、“カワイイは正義”と同レベルで武田玲奈さんは正義と思って主人公の行動を支持していたので(私情だが)、もしそういう人物が劇中にいたら主人公はどうなっていたかということは思った。 ほか警察側のドラマはほとんど進展しておらず、一方で以前使った施設に警察が入ったことで、かつて古畑星夏さんが上って行った階段も(「ラヴァーズ」ラスト)もう使えないことになってしまった。今後どうするかは原作者を含めて検討しているのだろうが、続けるのなら運営側の男が無惨に滅びるタイプの結末を用意しておいてもらわないと納得できない(「何人殺してきたと思ってんの!」が本来の正義)。 なおキャストとしては今回も最初から最後まで武田玲奈さんが見どころで、また上野優華さんも相変わらずの役どころだったが、小倉優香・都丸紗也華の両人も別映画で見ていたことに今回は気付いた(千里山女子の部長/イースターバニー)。どうもこの手の映画ばかり見ていると覚える若手女子の数が増えて来る。皆さん悲鳴がリアルだった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-08-19 09:29:13) 1.《ネタバレ》 連続TVドラマ『ロストエデン』が前半戦、そして本作『インフェルノ』が後半戦。シリーズで初めて、同一主人公による人狼ゲーム本来の完全版が披露された形となります。また、本作のプレイヤーは全員がクラスメイト。これも初めての試みです。日頃の人間関係がそのままゲームに持ち込まれました。その結果、人間ドラマとしての厚みは増したかもしれませんが、その分役職当て推理や、生き残りに向けた戦略等、ゲーム本来の関心事は薄まった気がします。高校生の同時失踪事件を追う刑事の視点が持ち込まれたのもシリーズ初なら、ゲーム主催者が顔出ししたのも初。そう、初物づくし。シリーズ常連の観客にしてみれば“目新しさ”は感じたものの、正直作品のクオリティ面でプラスに作用してはいなかったような。特に“刑事登場”は、密室劇としての緊張感をスポイルすると同時に、“こんな殺人ゲームが野放しって何なの?”というタブーにも言及してしまいました。そもそも刑事に殺人ゲームの現場が押さえられた以上、もうシリーズ続行は不可ですよね。あるいは刑事諸共皆殺しにしちゃいますか(考えてみれば、今までの生き残りプレイヤーも全員口封じされたのですかね)。いずれにしても、本シリーズには不要な“リアリティ”を持ち込んでしまったのは悪手でした。相変わらず若手役者の皆さんは熱演でしたが(武田さんの般若フェイスはこれからの仕事に悪影響となりませんでしょうか心配です)、流石にネタは尽きた気がいたします。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-07-10 17:55:58)(良:1票)
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