みんなのシネマレビュー

犬鳴村

HOWLING VILLAGE
2020年【日】 上映時間:108分
ドラマホラーサスペンスシリーズものミステリー
[イヌナキムラ]
新規登録(2020-01-12)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2022-02-01)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2020-02-07)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督清水崇
キャスト三吉彩花(女優)森田奏
大谷凜香(女優)西田明菜
戸田昌宏(男優)
水木薫(女優)
奥菜恵(女優)優子
須賀貴匡(男優)圭祐
寺田農(男優)山野辺
田中健(男優)
石橋蓮司(男優)中村隼人
高嶋政伸(男優)森田晃
高島礼子(女優)森田綾乃
原作清水崇(原案)
脚本清水崇
音楽海田庄吾
津島玄一(音楽プロデューサー)
撮影福本淳
製作東映(「犬鳴村」製作委員会)
東映ビデオ(「犬鳴村」製作委員会)
アスミック・エース(「犬鳴村」製作委員会)
電通(「犬鳴村」製作委員会)
朝日新聞社(「犬鳴村」製作委員会)
配給東映
特撮石井教雄(VFXスーパーバイザー)
あらすじ
そのトンネルの向こうには呪われた村があり、訪れた者は生きて帰れない。心霊スポットで知られる犬鳴トンネル。臨床心理士の奏は、あるきっかけからトンネルの向こうにあると言う犬鳴村に惹かれて行く。そして彼女の周囲では不可解な出来事が…。彼女が辿り着いた村の秘密とは。「呪怨」シリーズの清水崇監督が、実在する心霊スポットを舞台に描く恐ろしくも悲しい物語。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2021-10-02)
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【クチコミ・感想】

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26.《ネタバレ》 ホラー映画気分だから観たのに、全く怖くないのは致命傷です。なんだか中途半端にチープで恐怖感が半減どころか、全然怖くないんですよね…。最後の犬女?も、怖いと言うよりも、若い女優さんの肌の綺麗さが隠し切れてないんですよね、「肌つやつやだなぁ」としか思わなかった。 主演の三吉彩花は悪くなかったです。あと石橋蓮司も今回は普通にいいおじいちゃん役なんですが、醸し出す雰囲気がホラーに良く合っていると思います。 はりねずみさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-03-25 12:33:43)

25.清水崇監督はもう終わってしまったのだろうか。ストーリーはイマイチ、演出はかなりイマイチ。配役は完全に最低。三吉彩花は良かったけど、配役がほんと最低。年齢と共に才能というのは枯渇してしまうのだろうか。 センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 3点(2022-08-28 01:57:31)

24.《ネタバレ》 つまり、こちらは恐怖回避ばーじょんの無修正版と思えばよいのでしょうか。モザイクが外れたぶんスッキリいたしましたし、余計なおちゃらけないのでストレス無しにかなり冷静沈着に見れてしまいました。結果、順番逆に見てしまうという邪道な事をやってしまいましたが、それはそれで良かったのかもと思えてみたりいたします。

ただし、惜しい題材、なにも大作仕上げにしなくて構わないんで、別に監督無名の方で構わないですから、せっかくだから今一度、POV風に現犬鳴峠や旧犬鳴トンネルに絞った限定で1988年の事件以降にリンクしながらプレイバックしてもらえないかしら。福岡県民の興味は不謹慎ながら、実はそこなんです。村じゃないんです。事件のあった場所にスポットライトを浴びせ霊魂映し出してほしいのです。頼みますよ清水崇以外の頼れる監督さん。

#1988年 
#旧犬鳴トンネル 
#少年グループ 
#ガソリン 
#焼死殺 
#死体遺棄 
#チャレンジスポット or デートスポット 
#トンネル閉鎖 
#悲しきかな、我、ほぼ地元民  3737さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-03-24 22:28:03)

23.現代と過去の人間相関関係(現代の誰の祖先が当時の犬鳴村の誰なのか、または当時の犬鳴村の赤ん坊は現代では誰なのか等々)がよく分からなかった。
じっくり集中して見れば分かるのかもしれないが、観客をホラーに集中させるためにもわかりやすい描写(説明)が必要だと思った。
全体の雰囲気やストーリーは絶望的に悪いということはないと思う。 MASSさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-02-28 00:32:51)

22.《ネタバレ》 実在の心霊スポットにオリジナルのストーリーを被せて恐怖を演出するというアイディア自体は決して否定しませんが(関係者が実在する以上は程度や内容にもよりますが)、被せたストーリーにあまりオリジナリティを感じられないところが惜しいです。
里の住人達に虐げられた山奥の孤立した村人たち。ダム開発の利権がらみで離散し死に追いやられ恨みを残す。その恨みの矛先を向けるべき一族が呪われる。といった物語は目新しいものとは思えませんでした。恐怖シーンも特に斬新な演出がある訳でもなく、正直なところ失笑してしまう場面もありました。亡霊が物理現象に関わり過ぎだったり。
クライマックスのタイムループ的な流れは面白いなと思いながら観ていましたが、よくよく考えれば何故現実に命を繋げた赤ちゃんを改めて逃がすのか?ヒロインに過去の事実を知らしめるだけのためなのか?赤ちゃんの母親の魂を安らかにするためなのか?上手く消化出来ませんでした。ヒロインの兄の死によって、若くして非業の死を遂げた二人の魂は救われた訳ですし。
アイディア(全体だけではなく場面場面でも)優先に制作した結果、全体としてはバラツキが出てしまったように思えます。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-10-02 13:27:19)(良:1票)

21.犬とか、幽霊とか、トンネルとか、廃村とか、石橋蓮司さんの顔とか、私が怖いのはそこじゃなく。 自分、登山をする者なので、ああいう軽装備で山ん中をウロウロされるだけで、妙に不安と言うか、危なっかしくて怖くて見ていられなかった。せめてローカットの登山靴でいいから履いてくれ~~、ってずっと思ってた。足痛めるし、山をなめちゃいかん。 心霊スポットもいいけど、まずは装備から、そこ基本、そこ重要。 タケノコさん [インターネット(邦画)] 3点(2021-09-21 11:24:47)(良:1票)

20.予告を見た感じでは面白そうだったんですけど、実際見てみると絶妙に面白くも怖くもない。ホラーなのに場面の切り替わりが多くて流れが悪いせいかな。 映画大好きっ子さん [インターネット(邦画)] 3点(2021-08-31 22:16:01)

19.《ネタバレ》 2020年製作の映画とは思えない既視感。観賞後はガソリンスタンドや喫茶店などにたまに置いてある都市伝説特集の本を読んだ後のような感じでした。だいぶ昔には自分の周りでもそういう心霊スポット行ったとか、写真になんか映ってたとかこの手の話がいっぱいありましたが、最近はとんと聞かなくなりましたね。いつでも写真や動画撮影ができ、それをすぐさま世界中に共有できる機械をほとんどの人が所有してるような現代だと、「どっかの誰かが言っていた」とか「誰々が死んだ」とかいうのはすぐ調べがついてしまって、「よくわからないけど〜らしい」っていうので怖いと思うことは減ったのかもしれませんね。変な画像あってもフェイクとか作り物だろって思われやすくもなってるだろうし。だいたい『ブレアウィッチ』やら『パラノーマル』やらそういう映画がありますもんね、実際こんなふうに大々的に作り物のホラーがあるんだから、そりゃ都市伝説も存在感無くしますよね。

ダムに沈んだ村かぁ。自分にはなんだか海底都市のような神秘的な響きしかない(笑)。そんなんあるなら潜って見に行きたいわ。耳抜きできないから多分行けませんが(笑)。そりゃあ村がダムに沈むとなったらそれなりに闘争やら諍いはあったでしょうが、そう言ったものに思いを馳せることはあっても心霊ホラーのネタにはならないかなぁ。

ホラーのストーリーにやたらツッコミをすることは無粋ですので致しませんが、なんかちょっと近づいただけでほぼ無関係の人間もバッタバタと呪い殺されていくのはなんだか気の毒でした。なんもしてない人たちもいたのに。

主演の三吉彩花さんはなんだかシュッとしたスタイリッシュな女性ですね。色んな意味でこの映画にはそぐわない気がしましたが。逆に高島礼子さんは凄まじかった。大女優なのに、あんな役を全力で演じ切る様を見て背筋がゾッとしました。それが一番ホラーだったかも。まさに「怪演」だったと感じました。 TANTOさん [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-25 22:33:06)

18.前半のホラー演出で良い所はあると思いますが、脚本がとっちらかっていて、物語に入り込めませんでした。特に後半は観るに堪えない演出も多く、早く終わらないかなと思っていました。観たあと徒労感だけが残ります。 ふじりんごさん [インターネット(邦画)] 2点(2021-07-31 17:50:05)

17.犬鳴村の都市伝説がどういうものなのか、まったく知っていなかったもんで、大阪の犬鳴山温泉のことだろうか、くらいにしか思ってなかったんですけど、何にせよ、都市伝説における「都市伝説らしさ」ってのは、話が中途半端で完結せず、背景もはっきりせず、とにかくモヤッとした感じ、にある訳で。こうやって物語化して、細かいところまで盛り込んでしまうと、都市伝説らしいコワさ、ってのは薄れる方向に向かってしまう。
んだけど、いや、コレ、面白かったです。
見せ方がうまいですね。背景にチラリとオバケを見せる、という手法それ一辺倒でもないし、「何だろう?」と思ってたら突然ワッとくる驚き、それ一辺倒でもない。
ビデオカメラとか、電話ボックスだとかいうアイテムを交えつつ、話を繋いでいく。そこには繋がりの悪い部分(どういうことよ?という部分)もあるけれど、それを強引に押し切ることで、上りあれば下りあり、物語に推進力が生まれ、気が付いたらオハナシはグルリと環をなしている、という仕掛け。すばらしい。
ホラーに対し変に納得したり感心したりするのも、イカンことなのかも知れませんが。 鱗歌さん [地上波(邦画)] 7点(2021-04-18 16:50:12)

16.三吉彩花すきだなぁ。
彼女メインで観たようなもの。
ホラー映画としては二の次。
むしろ生い立ちや血筋っていう、
人間ドラマとして楽しんでた自分が居ました。

犬はやりすぎた感あったかな。
もうちょっとオブラートに包んだ表現だったら…。

グロ描写に頼ってるホラーが苦手なので、
個人的にはこれくらいのホラーはちょうどいい
やっぱホラー映画は向いてないなー 愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-04-07 23:44:39)

15.《ネタバレ》 いやぁ…退屈でしたね。この先どうなるんだろうと期待させられる様なストーリー展開はありません。単発的な恐怖演出が続くばかりで、一つ一つにあまり重要な意味がない。病院に謎のママが立ってるとか、飛び降り自殺とか。てか犬鳴峠と電話ボックスって関係ある?
「犬鳴村」という言葉ありきで作ったとはいえ、安易に人が獣人化して襲ってくるとか陳腐過ぎる。ジャパニーズホラーの良さは曖昧さ、ミステリアスで正体がよく分からない、謎解き要素で不安を煽るのが持ち味だと思うのですが、本作はそれが希薄。「見せ過ぎ」ている。ではアメリカのホラーの様に化け物という明確な存在との迫力ある対決なんかがあるかというとそうでもない。そのどちらにも振れておらずとても中途半端なイメージ。人はホラー映画のどんな要素で怖がるのかを今一度研究し直した方が良いのではと僭越ながら。ただゆらゆらと幽霊が歩き回って、足を踏み入れた人達が訳の分からない死に方をするとか、そんなではもう怖がる人はいないと思う。電話ボックスに水が溜まって溺死するんだろうなとかあっさり読めてしまったし、死体が長く見えるのも別の死体がしがみついてんだろうなぁって読めちゃうよ。それ何十年も前の稲川淳二の話にあったし。もう我々ホラーファンは様々なバリエーションの恐怖を体験し耳目が肥えてしまっていて、使い古しはご勘弁願いたいのです。基本は抑えつつ、見せ方はそろそろ一歩先にチャレンジしていただきたい。 にしきのさん [地上波(邦画)] 3点(2021-02-22 05:07:40)

14.DAI語で言えばKH

Kこれは Hひどい

こんな映画でも熱演している役者さんが可哀そう。
常々思うんですが、このくらいアレな映画だと出てる役者さんは「この映画ダメだろ」ってやっぱ撮ってる途中気づきますよね?
それとも気づかないもんなんでしょうか?
一度聞いてみたいです。まぁそんな機会もないでしょうが。

そもそもシナリオとかコンテとか誰も客観的にチェックしないんでしょうか?
まぁそういうチェックをさせないのが「監督」という立場なんでしょうが…
でも誰かがチェックして物言わない限りこの惨劇は続くと思います、えぇ。 あばれて万歳さん [地上波(邦画)] 1点(2021-02-14 14:54:41)

13.《ネタバレ》 全然怖くないホラー映画。
兄の彼女が飛び降りたところまでは、これからどんなことが起こるのだろうと期待してました。
でも、祟りとかより犬鳴村と奏家族のルーツの謎解きみたいな感じになり、幽霊と会話したりタイムスリップしたりして、怖がる要素がなくなってしまいました。

大体、血筋を絶やさないために赤ん坊(母方の祖母)を託されたはずですが、兄はひいばあちゃんに殺されちゃいますが、いいのかなと。
この時の、ひいばあちゃん(まだ若いけど)が獣化する時、3人とも何で逃げないで突っ立ってたんでしょうか。
十分逃げる暇あったでしょ。
で、ひいじいちゃんが血だらけになって止めて、結局ひいばあちゃんにやられてダウンという件も謎。
この時は幽霊じゃないってことですか。
ひいじいちゃんの死因は妻に殺されたってこと?
患者の男の子も奏も犬鳴村の子孫は犬憑きのようなラストですが、弟は?

突っ込みどころが多くて、怖かったのはエンドロール後の現地の映像だけでした。
あのトンネルは怖いです。
高嶋政伸、高島礼子、寺田農という巧い役者さんたちをもっと活躍させて欲しかったですね。 nanapinoさん [地上波(邦画)] 4点(2021-02-14 02:51:12)

12.ブレアウィッチ・プロジェクトとジャパニーズホラーの間の子かな?
犬鳴ダムに行ったことがあるけ、確かに不気味なところかな。
まぁ、今も昔も大規模建設事業で犠牲者が出るのは仕方のないことだと思います。 あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 4点(2021-01-19 00:18:22)


11.《ネタバレ》 怖いというより不気味。呪怨の家が村になった感じ?昔のゲームにありそうなストーリーでした。が、最後さっさと逃げれば良いのに何をもたもたしてんねんってイライラしました。さっさと逃げたら兄は死ななくて良かったのでは。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-11-30 00:20:48)

10.《ネタバレ》 だれが怖くて、だれがかわいそうなのか、さっぱりわからない。
犬が東向けば尾は西で、犬が白ければおもしろい。
って意味不明。
おもしろい?
白い犬なんかいなかったから、おもしろくないって自己回答か?
ブレアウィッチやら仄暗いやらリングやら八墓やらいろいろやりたいシーンをやるために、登場人物の立ち位置さえままならないハリボテ脚本で継ぎはぎされた印象。
コメディ映画で笑えないと酷評されるように、ホラー映画で怖くなからったらボロカスに言われるべきだと思う。なんか悲しいストーリー的な後付けで逃げるなんて卑怯なまねはやめたほうがいい。
やることやって余力があればいいけど。
もはや何を撮ってるかさえ不明。
そこに恐怖すら感じる。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-11-25 02:51:21)

9.《ネタバレ》 清水崇監督の代表作と言えば『呪怨』。呪われた家に棲み付く白塗り幽霊がトレードマークの典型的な『お化け屋敷』ホラーです。本作もフォーマットは同じ。『家』から『村』へ舞台が変わっただけです。ただし、幽霊の描き方には進歩?がみられるようで、より『幽霊らしくなった』印象を受けます(これはファンだと賛否あるかも)。個人的には『恐怖回避ばーじょん』とやらの方気になりますが、探して観るほど興味はありません。ごめんなさい。さて、私は存じ上げませんが『犬鳴村』は有名な都市伝説だそう。例えば『口裂け女』のように地域性が薄い題材ならいざ知らず、場所が特定される都市伝説でこのような荒唐無稽かつ胸糞なエピソードの広報周知が許されるのかという疑問が湧きます。最近だと北原里英さん主演の『としまえん』も同類ホラーですが、かの作品はデメリットより宣伝効果の方が大きでしょう。何せお化け屋敷があるテーマパークですし。ところが犬鳴は、現存する地名です(犬鳴峠、犬鳴トンネル)。いくら『フィクションでござる』のアナウンスがあったところで、イメージ悪化は免れず、地元民は良い気がしないはずです。ですから、くるきまきさんもご指摘のとおり、この作品が地元自治体の協力を受けていることに衝撃を受けています。きっと首長の度量が途方も無くデカいのでしょう。(以下余談)映画化による『犬鳴』の名称のイメージダウンは必至でしょうが、『悪名は無名に勝る』とも聞きます。興味を持った人たちを上手く取り込めれば『禍を転じて福と為す』も可能。最も一般的なパターンはお菓子化でしょうかね。手っ取り早い。『犬鳴饅頭』『犬鳴最中』『犬鳴サブレ―』。犬の毛を模した糸状の黒糖飴で包んだりしてね。うげー。『聖地巡礼』も狙えますが、輩ばかり押し寄せそうでイマイチ。日本一大きなドッグランでも作って、愛犬家でも呼び込みますか(無責任発言)。 目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2020-11-20 20:29:03)(良:3票)

8.《ネタバレ》 地元PRに使えるネタではないはずだが、現地の自治体が実名を出して特別協力していたのはかなり驚いた。県警名と車のナンバーも実在であるのに電力会社だけ架空になっているが、ちなみに現実の犬鳴ダムは県営である。
ストーリーはかなり説明不足に見えるので、欠落部分を勝手に補うと次のようになる。
*****
村人は昔から周辺住民に忌避され恐れられてきたと想像される。ダム建設なら金と脅しで立ち退かせれば済むはずが、皆殺しにまで至ったのは会社の意向というよりも、この機会に忌まわしいものを一掃したい、という周辺住民の集団意志があったからではないか。その先頭に立った旧家に主人公の母が嫁に来たのは、憎むべき家系の廃滅または乗っ取りの意図が背後にあったと思われる。また今回の事件がきっかけで、それまで知らぬふりをしていた周辺住民も、まるで全てが旧家のせいだったかのように責任転嫁を始めたようだった。
事件のあと、旧家は家庭崩壊を免れたようでもあったが、しかし村人の子孫は確実に社会に紛れ込んでおり、その異能はやがて周辺住民の脅威になっていく恐れもある。そうするとダム建設時の虐殺も、社会の多数派たる周辺住民にとっては一理あったことになるか。あるいは大した脅威でもなかったものを、脅威のように言い立てて差別し迫害した多数派への復讐が始まるということかも知れない。
*****
家単位で見ると憑物筋の特徴も出ていたようだが、村単位ではネット発祥の怪談「コトリバコ」や、欧州でのポグロム(イェドヴァブネ事件など)を連想させられた。ちなみに実在した犬鳴谷村はこれとは全く違うものであり、上記はこの映画限りでの解釈である。
個別の場面としては、若年女子が股間を黄色くして歩くのが衝撃的だった。白い服に映る映像を振り払おうとする演出も悪くなかったが、終盤のトンネル内の揉め事は早く終わらせろと言いたくなった。なおラストのトンネル映像が本物だったとすれば、ここが一番怖かった。

人物関係では、三吉彩花嬢は長身で美形の医師かと思ったら臨床心理士だそうで、女性っぽさは抑えていたがすらりとした姿には終始見とれていた。ちなみに劇中の子役はこの人の子役時代とは似ていない。また村娘役の宮野陽名という人は撮影当時まだ中学3年生だったとのことで、若いのにプロ根性があるようなのは感心した。ほか突撃バカ役の大谷凜香という人は、「ミスミソウ」(2017)でも悪役だったが今回またひどい役だったので、今後もどうか頑張って演技者として大成してもらいたい。逆さになった一瞬の表情は輝いていた。
[2022/7/23変更] 突っ込みどころの多い映画だが、「牛首村」までのシリーズ3作の中では最も総合的なエンタメホラーになっていて悪くないと思ったので点数を+1にしておく。エンディングの空撮とテーマ曲が心に残る。 かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-17 08:22:32)(良:2票)

7.怖がれよぉ~シーンの垂れ流し。もう少し真剣に作れば、同じ題材でもいいものできただろうに。惜しい。と、ズブの素人の私でも
思ってしまう映画。 代書屋さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-09-25 08:53:00)

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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 3.77点
000.00% line
113.85% line
227.69% line
3934.62% line
4830.77% line
5311.54% line
627.69% line
713.85% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 2.50点 Review2人
4 音楽評価 4.50点 Review2人
5 感泣評価 0.50点 Review2人

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