みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 退屈な長回しの連発に、イライラ感をおぼえた。 冒頭とラストの幽霊も要らない。 モテモテなのに、真の愛は手に入れることが出来なかった。 これについては、なかなか興味深い。 つまり扱ってるテーマは良いのだけれど、撮り方が好みに合わなかった。 竹野内豊も尾野真千子も大好きなだけに、非常に残念。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-10-15 23:48:20) 8.《ネタバレ》 竹野内豊さん演ずるニシノユキヒコがモテまくる、とか、幽霊となって登場、とか、そういう突飛な設定にばかり目がいきがちですが、実はこの映画のキーワードは、冒頭の「バナナパフェ」にあります。「まさか、男性がバナナパフェなんて食べるわけないだろう」、こういう、偏見にかんするお話なんです。 確かに彼は男性から見ても理想の顔だし、もちろん女性にはモテる。しかし、女性たち目線のニシノユキヒコの評価、それは顔とか雰囲気とか声とか、結局はそういう部分なんです。彼と一緒にいることで、自分の価値が高まる、癒される、そういった部分。言うなれば、彼の存在はブランド品とか、ペットの犬や猫に近いんじゃないかな。だから、女性のみなさんは彼の「心」にはあまり興味がなくて、「カッコイイからモテるでしょう?」「たくさん彼女がいて結婚願望ないでしょう?」と初めから一方的に決めつけている。 例えば、名門大学を出ているなら、一流企業に入ってアタリマエでしょう? とか、40代で独身なら、もちろんお金たくさん持ってるよね?(泣) とか、、彼の心の痛みは、そういう決めつけられる苦しみであって、、つまり本作は、深層心理的には誰でも心当たりのある共感しやすいストーリーなんです。 「幽霊」という設定はちょっとした遊び心で深く考える必要はないと思うけど、全体的にユルくて、笑いと切なさのさじ加減がよかったと思う。 楽団が奏でるでたらめな演奏は、男と女の「不協和音」ですかね。嚙み合わないけど、なぜか愛おしい、という。 既にユーカラさまが言われていますが、犬や猫といった動物やロケーション (風や自然光) との調和も素晴らしかったように思う。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-05-08 11:58:44) 7.単純にモテる男が女性を取っ替え引っ換えするラブストーリーだと思うなかれ。 一見軽いタッチでゆったり進んで行くが、そこには残酷なほどの悲しさと孤独が潜んでおり、なんとも独特の世界観であった。 普通ならこんなにモテてイケメンな主人公ユキヒコは嫌味に感じるかもしれないが、全然そういった感じを受けないのも不思議である。その要因の一つは、どこか捉えどころのないユキヒコの性格にあると言える。元カノが家に来てるというのに、現在付き合い始めた彼女を家にあげて自ら修羅場を作ったり、いつの間にかマンションの隣の部屋の人と恋に落ちたり。なかなか通常では理解しがたい行動が多く、目が離せない。本人は普通の結婚を望んでいるが、女の子の方から去って行ってしまう。彼女達にとってユキヒコは自分を満たしてくれる都合のいい存在でしかないのだろう。だからユキヒコは常に愛に飢えている。例え幽霊になっても・・・。 とにかく、役者達の演技も皆素晴らしく世界観も独特なのでオススメです。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-24 21:43:42)(良:1票) ★6.《ネタバレ》 まさかの死人の思い出話。生きてるモテ男の話かと勘違いしていたのでそこにビックリした。それがわかる冒頭30分までの退屈極まりなさで鑑賞をやめなくて良かった。内容も描写も嫌いでは無かったのですが、ワンカットワンカットが私には長く長く感じてしまいました。そしてそれを助長するようなあの狙った感じの吹奏楽にもイライラしてしまったのでマイナス1点。しかしモテるのに必ずフラれる色男が上手に描かれていました。竹野内さん、ピッタリですね。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-21 17:33:32)(良:1票) 5.《ネタバレ》 竹野内豊最強説を唱える私としてはニシノユキヒコが女性にモテモテなのは当然のこと! なんだけど、女性の理想ってのは男性の見解とは少し違うみたいですね(笑) これじゃ現実感ないよなー、って。 幽霊や思ひ出話だからじゃないの?とすら思いました。 でも逆にこんなキャラクターを容認できるのは、やはり竹野内豊さんだけ。 おそろしい男前です。 いやー自分が成海ネコ(あ、昴のことね)にあんなにまとわりつかれたら、とてもあんな風には制御できなそう。 ともあれまったり観る分には男性でも楽しめる映画だったと思います。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-02-18 23:56:53) 4.正直言って中身は無いに等しいけど、これだけいい女優を揃えられてしまうと低い点数は付けられない。 それぞれの可愛い仕草を見てるだけで幸せな気分になれる。 竹野内豊の嫌味の無いキャラも良かったと思う。 常時モテキ状態も納得のいい男でした。 あと、猫も可愛かった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-01-22 18:09:46) 3.《ネタバレ》 好きな感じの映画。井口監督の「犬猫」は、大のお気に入りなのだが、そのテイストをここで如何なく発揮。「セックス」は人物を遠回しに撮っているような感じで、感情移入しづらかった。残念に思ってたが、井口節健在という感じで嬉しかった。女の子の恋する「男」は決して無気になって怒ったり、うろたえたりしない、まるで天使のような理想の存在。でも女性は気づく。それでは子どもを産めないし、育てられない。かくして女性には「男」を父にすべく、戦う覚悟の瞬間が来る。それが愛なのだ。この主人公の女子中学生は恋する「男」と一緒になれない悲しさに涙する。若くて切ない気持ちを大事にこの映画は、そっとすくう。まさしく女性映画の決定版!井口監督は、どんどんこのテイストで映画を創り続けてほしい!! 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-26 09:26:06)(良:1票) 2.《ネタバレ》 何も考えないで見ていた。竹野内豊も渋くなったな、、、。また冷静と情熱の間のような本気のラブストーリーに出て欲しい、、、。 【lalala】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-09-21 18:53:56) 1.パンフレットにも裏話として書かれているが、竹野内豊が中村ゆりかの前に現れる シーンの庭を渡る風は偶然のものらしい。その特長的なロングテイクの中に奇跡的に 吹き渡る風のざわつきの感覚が非常にいい。 ショットの中に立ち現れる、作り手も予期しなかっただろう風物・生物のアクション、リアクション。それら偶然の産物が映画を充実させている。 中村ゆりかの飼っている犬、成海璃子らが飼っている猫のユニークな動作とタイミング の絶妙なことといったらない。 楽団の演奏の何ともとぼけた感じと、それを手前で聞いている中村の緩い反応なども ユーモラスだ。 一方で構図取りは非常に厳格である。 マンションのエレベーターやオフィス玄関の自動ドアや階段の昇降。 そこでの人物の出し入れが巧い。 求心的な構図から一転、ビスタサイズを目一杯使って二者、三者をフレーム両端まで配置してみせたりもするので、見る側も気合が入る。 その上でのラストのクロースアップと涙はただただ清らかだ。 劇中の映画ネタ、ご当地ネタはご愛嬌。坂道の数々や堤防越しの水平線がよく撮れている。 投稿後、『群像』の映画時評を確認。真似たわけではないので。念のため。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-02-19 23:48:47)
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