みんなのシネマレビュー

JSA

Joint Security Area
(共同警備区域 JSA)
2000年【韓】 上映時間:110分
ドラマサスペンス小説の映画化
[ジェイエスエー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(2001-05-26)


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監督パク・チャヌク
演出木村絵理子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
キャストソン・ガンホ(男優)北朝鮮中士 オ・ギョンピル
イ・ビョンホン[俳優](男優)韓国軍兵長 イ・スヒョク
イ・ヨンエ(女優)スイス軍将校 ソフィー・E・チャン
キム・テウ〔男優・1971年生〕(男優)韓国軍一等兵 ナム・ソンシク
シン・ハギュン(男優)北朝鮮兵士 チョン・ウジン
山路和弘オ・ギョンピル(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
岡寛恵ソフィー・E・チャン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
猪野学チョン・ウジン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
古田新太オ・ギョンピル(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
石塚理恵ソフィー・E・チャン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
蟹江一平ナム・ソンシク(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
津田寛治チョン・ウジン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本パク・チャヌク
音楽チョ・ヨンウク
パン・ジュンソク
撮影キム・ソンボク
配給シネカノン
美術キム・ソンボク
字幕翻訳根本理恵
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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178.《ネタバレ》 -JSA- =Joint Security Area “共同警備区域”南北朝鮮の境界線ですね。
血生臭い事件から始まり、何故そんな事件が起きたのか、過去に遡って徐々に紐解かれる真実。何でそうなってしまったのか。先に結末を知っているだけに、話が進むにつれ悲しい気持ちになる。
南と北の兵士たちの交流。突飛に見えないように、地雷除去からタバコの交換と、最前線の兵士の意外な暮らしが描かれていて、“平時の敵国兵士との付き合い方って、案外こんな感じかもな”なんて思わせてくれる。

南北に分断されたばかりの'40年代とかならともかく、ごく最近の1999年10月の事件と考えると、さすがに監視カメラだってあった時代だろうし、無線の定期報告も入っただろう。北と南があんな徒歩で渡れる橋で結ばれた距離なのに、警備兵2人に任せっぱなしなんて、リアリティ面から考えにくい。大の男が4人集まって遊ぶとしたら、ギャンブルさせとくのが一番リアルだろう。

それがこの4人、無邪気に子どもの遊びばかりやってる。あぁそうか、これは現代版のおとぎ話なんだ。
同じ言葉を話す民族が、戦争の勝者の事情で南と北に分けられ、大人になると徴兵され、憎くもない相手に向かって銃を向け合う。その真相究明を、北にも南にも行く事を拒んだ者の子ソフィーが担う。戦争の爪痕、現代の朝鮮半島の縮図。
「双方が望んでいることは、この事件が曖昧になることだ」ソフィーの上官が言うように、事実を突き付ける事は新たな悲劇を生んでしまう。
ソンシクの死の真相。曖昧にしていた真実が、北でも南でもないソフィーの何気ない一言で暴かれる。友人を殺した事実と向き合い、自殺を選ぶスヒョク。
過去に同じ民族で殺し合った事実、今後再開するかもしれない南北戦争。双方が立ち入らない最前線の共同警備区域がクッションとなり、同胞同士、直接殺し合った過去の事実を曖昧にしているんだろう。
平時においては、曖昧にしておかなければ成り立たない現実。せめておとぎ話の中だけでも、無邪気に遊んでいてほしい。
そんな気持ちで映像化されたのかな。良い映画です。 K&Kさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-17 23:48:30)

177.《ネタバレ》 そういえば、まだ見てなかった韓国映画の話題作。俳優陣はソン・ガンホにイ・ビョンホン、そして美しすぎるイ・ヨンエ。テーマは南北分断。ということで、アクション、エンタメの王道娯楽大作を期待して見始めてみたら、思ってたのと少し違う。淡々と、なんなら少しオフビート感ある、つかみ所のないキャラクターたち。そういえば、監督は今や巨匠のパク・チャヌク、一筋縄ではいかないらしい。でも物語が見えてくると、等身大を絵に描いたような4人の兵士みんなが好きになってしまう。南北対峙する国境地帯という政治的にも微妙なテーマを、ユーモアとサスペンスまぜこぜに包みこみ、そしてラスト30分では突然の緊張感MAXからの一大悲劇。この、全部盛りなのに見事な切り替えで1本の映画にしてしまう力業こそ、韓国映画の魅力でしょう。美しすぎるイ・ヨンエも南北分断後のもう一つの戦後史を背負うキャラということで、物語的な着地点はあったものの、やっぱり全体としては浮いてしまっていたのは残念。それだけ4人のアンサンブルが見事だったということかもしれない。そして、何よりも見事過ぎるラストのショット。うまい。恐れ入りました。 ころりさんさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-01-20 16:38:26)

176.《ネタバレ》 韓国、北朝鮮のどちら寄りにもならないフラットな姿勢に好感。微笑ましくもどこか一触即発の緊張を孕んだ友情が、対立する国家の前では身動きできない遣り切れなさ。偶然撮られた観光客の写真がそれぞれの立場を描いていて、悲劇性を際立たせる。 Cinecdockeさん [地上波(字幕)] 7点(2021-01-05 14:14:10)

175.今 2020年、今 この状況下において韓国映画を褒めるなどしたくない。
なんだったら まさかアカデミー賞授賞のパラサイトだって この先一生涯絶対に観ないと決めている。
だがこれはJSA。20年前のJSA。
私情を挟まずフラットな状態で見る事に徹し、南北間の緊張感を堪能す。結果、分かりにくかったところが理解したくて二度鑑賞。そんな自分が思うこと➡ これ、サスペンスとしてエンターテイメントとして かなり秀逸な出来してますやん。決して素晴らしいとか言いたくなかったんだけども 言ってしまいたくなる熱の籠り方。悔しいけども、やはり日本映画はこの時から韓国映画に負けている。

だが気になって止まないのが うちら日本人の目線なんかよりも、当時の最高指導者キム・ジョンイルは韓国一方的製作のこの映画を当時どう観て なぜスルーなされていたのか そこが知りたい。なんなら今更だが 彼の墓を掘り起こしてでも聞いてみたい。ついでに現最高指導者のキム・ジョンウンにも黒電話をかけて聞いてみたい。 3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-04 19:16:30)(良:1票)

174.南北朝鮮の関係を上手く扱って出来の良い作品に仕上げている。
ただし、導入部分が分かりにくく、最初観るのやめようかと思ったが、途中からは構成も含めて面白い。
こういった映画が大ヒットして10数年経ってもやはり時代は変わらない。難しい。 simpleさん [地上波(吹替)] 6点(2018-10-28 21:02:19)

173.おもしろかった。
おんなじ人間なんだよね・・・ へまちさん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-06 00:09:27)

172.《ネタバレ》 非常に男臭い、人間臭い、まるで中学校の友達とじゃれているよう。同じ言葉を話し、似たような顔。それにもかかわらず"北"と"南"というだけで敵として分断されないといけない。この不条理な現状。南北の対立は自分にはよくわからないが、将来、この映画のように仲良くお互い笑いあえる日が来ればなって思います。 珈琲時間さん [DVD(字幕)] 8点(2016-11-04 16:36:36)

171.《ネタバレ》 南北朝鮮を分断する38度線にある監視小屋。ある日南の兵士が地雷を踏み動けなくなる。それを助けた北の兵士。以来南の歩哨と北の歩哨の奇妙な友情が芽生える。そして起きる事件…

シュリで圧倒された私が当時その次に観た韓国映画。これまた韓国では観客動員数記録を突破する大ヒット映画になったとのこと。今をときめくT−1000もまだ若いですね(≧∇≦)なんとも言えないキュートな演技を見せてくれています、イ・ビョンホン!REDリターンでの役柄もとても好きです^ ^

そして、そして、ソン・ガンホ(≧∇≦)

渋くて切ない、ありえないけど納得させられた映画でした。好きです^ ^ JFさん [DVD(吹替)] 8点(2015-08-28 22:05:47)


170.当時に一回しか観てませんが、良作でした。当時はまだまだ韓国映画は市場では珍しく、試写会で当たったので観ようかなくらいの感じで鑑賞し、南北問題について自分の理解がどれだけステレオタイプだったか思い知らされました。同じ民族同士、同じ世代、しかも馬が合うんだったら、シチュエーションが違ってたら親友になれたかもなのにね。物語も感心しましたが映画的にも、軍を持たない日本としては銃社会が韓国の方がリアルに感じられる分だけ、日本ガンアクション映画は敵わない気がする(進行形)。 movie海馬さん [映画館(字幕)] 7点(2014-10-10 00:02:20)

169.《ネタバレ》 38度線で対峙する北と南の兵士たち。
地雷から命を救ったのがきっかけで交流を深める四人の姿がほのぼのとして温かい。
それがどうして冒頭の惨劇につながったのかと物語の中に引っ張られる。
観光客の写真に四人それぞれの立場で写っているのが感慨深い余韻を与えてくれる。
イ・ヨンエは綺麗だし、ソン・ガンホ、イ・ビョンホンも人気の出る前だがスター性を感じさせる存在感。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-20 21:15:11)(良:1票)

168.最初は38度線で、こんな友情が生まれるはずはないと思いつつも、後ではこれが切なく、祖国を二つに分けられた悲しい定めと統一への願望かと感じるものがあった。そしてよく顔ぶれを見るとソン・ガンホを初めイ・ビョンホン、イ・ヨンエと大物スターの勢揃いにびっくり。イ・ヨンエはもったいないほどの美しさだった。
事件の核心部分についてはいまいち理解できてないところもあるが、ま、いいだろう。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-06 19:22:52)

167.《ネタバレ》 じゃれ合っている4人が微笑ましい。
唾の吐き合いや影が境界線を越えてるなんてとこは、小学生の頃に机の中央に線を引いて此処からこっちに入っちゃダメと隣の子とやり合うみたいで・・・

でも現実は、そんな甘い38度線ではないんですよね。
嘗ての東西ドイツみたいに壁がある訳でもないのに、壁以上に隔たりがある。

同じ民族なのに何とかならんものかね~なんて考えさせられる映画でした。

個人的には、中監委の女性はいらないと思いました。
この映画に華を添える必要は全くないし、男の友情物語でしょ。

ぐうたらパパさん [インターネット(字幕)] 5点(2012-01-31 15:04:26)(良:1票)

166.おじさん達が仲良く遊んでいる光景が奇妙だった。 afoijwさん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-09 22:40:53)

165.《ネタバレ》 全体的に漂う「一触即発」な緊張感が ずうっと維持してましたね(ドキドキ感はすごかった) 実際のところどうか  は、わかりませんが  あまり実感のない「38度線」のことが 少しは勉強できた気が今しています  各俳優さんの力演は見ごたえのあるものでしたし、紅一点のイ・ヨンエもよかったとオモイマス Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-01 19:55:00)

164.38度線とかそういうワードで観るのにかなり抵抗感はありましたが、扱ってるテーマは男の友情という普遍的なものだったので問題なく観れました。泣ける映画というよりは切ない映画。 ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-24 04:09:50)

163.傑作だと思う。最初にある程度の結末はわかるが、その過程の謎を追いながら、彼らの友情とその悲劇が浮かび上がってくる。一度決着がついたと思いきや、実はウジンを殺したのは違う人だった、という点も一筋縄ではいかない構成で、素晴らしい。 Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-13 14:28:28)

162.社会派の小難しい映画と思いきや、内容は全くもってヒューマニズム溢れる切なさたっぷりのドラマだった。38度線問題に疎くとも、問題なく観れると思う。
リアリティに欠ける部分は確かにあるものの、この作品で訴えたいメッセージはハッキリと打ち出されているし、南、北どちら寄りでもないフラットな目線で描いているからこそ、より登場人物の人間性に深く感情移入させられる。

個人的にソン・ガンホ、シン・ハギュンの演技が良かったように思う。
イ・ヨンエに関しては、演じるソフィーというキャラクターがまさにリアリティに欠けるキャラクターであるからか、何だか浮いている感じがした。

まだ駆け出しの頃に、こんなに見ごたえある作品を作ってしまうパク・チャヌク監督の才能にとりあえず脱帽。

より緻密な作りが見えてくるので、2回鑑賞することをオススメ。 おーるさん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-03 18:12:29)(良:1票)

161.《ネタバレ》 深い内容の映画であり、一回見ただけですべてを把握するのは極めて困難です。そのときどきの人物たちの行動と、その背景となっている心理を落ち着いて考えてみる、という作業を経ないと、自分なりのこの映画への理解を導き出せないでしょう。たとえば、なぜ最後に主人公は自殺しなくてはならなかったのか。余韻を残す映画です。あのとき何が起こったのか、というなぞ解きを軸に物語は進展していきます。中立の第三者がその全容を解明する、という構成は効果的です。徐々に真相が明らかにされていきます。事件の真相を語る映像がたぐいまれな緊迫感を持っています。 エンボさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-01 21:59:17)

160.《ネタバレ》 実際には敵対する南北が対峙する最前線であるあの場所で南北の兵士が交流するなんて無理なんだろうけど、映画としては楽しめました。ただ、残念ながらイ・ヨンエがちょっと浮いてましたね。この作品は男ばかりの映画になっても良かったんじゃないでしょうか。 とらやさん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-16 22:07:23)(良:1票)

159.重々しい内容ですが、見て損はない‥と思います。「馬鹿みたい、不条理だ、理不尽だ」と思うような事でも、人、文化、時代、国を変えればそれまた馬鹿みたいにその理不尽がまかり通るんです。取り扱うテーマが愛じゃなくて友情で良かったと思います。 まりんこさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-14 15:32:30)

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【点数情報】

Review人数 178人
平均点数 7.19点
010.56% line
100.00% line
200.00% line
310.56% line
452.81% line
5168.99% line
63016.85% line
74625.84% line
84826.97% line
91910.67% line
10126.74% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 7.66点 Review3人

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