みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★3.内田裕也の魅力ってのは、ツッパッてる男をどこか醒めて戯画化してたとこにあったと思うんだけど、これマジになっちゃってる。マジメ男がイビツな社会の中でイビツになっていくってのが『水のないプール』や『十階のモスキート』のモチーフだった。クルド人コンサートをやろうとするマジメ男を、日本の営利だけのプロモーションシステムの中で浮かび上がらせる滑稽さで勝負できた題材なのに、主人公と内田とを重ねすぎちゃったんだろうか、いつもの距離を置いた笑いが出てこない。単純な男が単純でない社会を照射する、といういつもの姿になれず、変にマジメなぶん、社会も単純になってしまった。それで「割り切れる映画」になってしまった。前半の選挙ルポも、内側から見た面白味ってのが出せなかったのか。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 4点(2012-07-27 10:14:52) 2.《ネタバレ》 “内田裕也が主演”ただそれだけの理由で観た。 新興宗教で名を馳せた末に謎の焼死をした景山民夫、『その男、凶暴につき』のキャラそのままで銃を乱射するビートたけし、そして今や痩せこけてしまった在りし日の田代まさし、と錚々たるメンバー(笑)。 でもそのほとんどが前半から中盤部分に登場し、後半はずっとダレ気味。 前半の過激さとスピード感、内田裕也主演映画ならではのアブナイ感じが凄く良かっただけに、この尻すぼみは残念。 軍艦島をロケ先に選んだセンスも良い。 だけど、軍艦島であんなに派手に爆発シーンをやっちゃって大丈夫だったんだろうか? もし当時、それが普通に許されていたのなら、それだけで貴重なフィルムかも。 I'm Rock'n' Roll! Shake it up Baby!! (追記) っていうか、あの内田裕也にボコられたの長渕剛本人じゃなかったの?!(笑) 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-03-25 01:48:22) 1.《ネタバレ》 前半は内田裕也の都知事選挑戦のドキュメンタリー、後半は1979年の「餌食」のリメイクとなっています。相変わらず内田裕也のロケンロールな姿は格好良すぎますね。 ただ都知事選のドキュメンタリーは非常に面白かったんですが、後半のリメイクがちょっといマイチでしたね・・・・。やはり「餌食」のあのラストを見てしまうと、このリメイク版はどうしても霞んでしまいます。あと、音楽については1979年だからこそレゲエの衝撃や「アイドルズ」へのアンチテーゼが説得力を持つのであって、この作品のクルド音楽と「アイドルズ」の設定はやや無理があるような気がします。 まあ、当時の旬の人たちが多数出てきて非常に懐かしかったですね・・・(長渕似の男には笑ってしまいました)。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-02-08 18:10:27)
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