みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 名作「サウンド・オブ・ミュージック」の起源となる作品の前編。トラップ夫人はその名の通り聖母ですね。愛らしい末っ娘。 【獅子-平常心】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-08-02 01:51:56) 8.トラップ・ファミリー合唱団物語の前半部を描いた作品。 映像や音楽は「サウンド・オブ・ミュージック」の比ではなく、時間も短いので、 少々駆け足感は否めないけど、「サウンド・オブ・ミュージック」では中途半端だった、 ラスト以降の場面もちゃんと描かれていて、ベタながらも心地いい感動を与えてくれます。 マリア役の女優さんもいい。名作という表現がぴったりの、とても良質な映画。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-18 08:11:08) 7.《ネタバレ》 淡々とストーリーが続いているので少々厚みが感じられませんが、実在したマリアさんの本の通りに作られたのではないでしょうか? サウンド・オブ・ミュージックで演じられるトラップ少佐はもっと優しい人格だったと脚本を読んだマリアさんは反対されたそうですが、その意見は却下されたそうです。 本作はトラップ少佐も歌を教えたヴァスナー神父も登場するのでマリアさん本人はこちらを支持されたのではないでしょうか? サウンド・オブ・ミュージックは世界中で愛されている映画ですが、それなのにこのサイトでは本作が7点もいかないのは残念でなりません。 ドレミの歌もエーデルワイスも使わず誰もが聴いたことがあるスタンダードナンバーを綺麗なコーラスでなかなか感動させてくれます。 ところで最近トラップ一家の4女だったという80代の女性のインタビュー番組が放送されていましたが、彼女の名前もマリアなので映画では違う名前になったとのことです。 それから破産したトラップ一家をホテルにして生計を立てたエピソードはアメリカで購入した家のことだそうです。 結婚に関してもマリア先生と長女の年齢差が4つほどしか変わらないことで本作ほどスムーズにはいかなかったそうです。 サウンド・オブ・ミュージックは間違いなく本作を参考にしているようですが如何せん邦題が悪すぎます。どうしてもこのタイトルにしたいのであれば、サブタイトルに「もう一つのサウンド・オブ・ミュージック」とでもつけなければ世間に広がらないマニアックな映画になってしまうでしょう? 本作のマリア役の女性とジュリー・アンドリュース、似ていると思いませんか? 「続・菩提樹」も特に必見ですよ。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-17 21:18:36) 6.《ネタバレ》 どうしても『サウンド・オブ・ミュージック』と比較してしまいますが、こちらも遜色はありません。大佐が子供たちを笛で呼んだり、古いカーテンで服を作ったりするエピソードが共通していて、どこが実際の話だったのかがわかって興味深いです。後半で屋敷をホテルにしたり、オーストリア脱出の祭の執事の行動などが印象深い。しかしもっとも感動的だったのがラスト。アメリカで入国待ちをしている時、シューベルトの「菩提樹」を歌うと、みんながその声に引き寄せられて集まってくる。アメリカ人の係員もやって来る。まさに歌の力、音楽の力を実感させる名場面です。またその歌声がたいへん美しく、話の流れに説得力を与えています。ちなみに「菩提樹」の最後の節は、かつて菩提樹の元にいた頃を回想して、“今はあそこから遠く離れているが、菩提樹の「ここはお前の憩う場所だ」と言う声が聞こえる”という内容です。まさに、ふるさとを離れたトラップ一家のことをを歌っていると言えましょう。実に心憎い、みごとな選曲です。それを知ってか知らずか、邦題に採用したのもよかったです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-12 20:37:04) 5.次から次へとすべてが何事においても良い方向へと進んでいく・・・珍しい程、淡白な作りで物足りないような「サウンド・オブ・ミュージック」の原型でした。 【白い男】さん [地上波(字幕)] 5点(2011-03-11 00:06:43) 4.《ネタバレ》 映画「サウンド・オブ・ミュージック」を見ながら、子どもの頃に見たよく似た映画を思い出しました。その映画では、奥さんになった修道女とその家族の合唱団でしたが、違っていたのは確か神父さんが合唱指導していたような・・・。 記憶を頼りに探し求めること数十年、それがこの「菩提樹」であった。ようやくDVDを買い求めて鑑賞しました。そうか、この映画だったのだ、子供たちを笛で集めるところで確信、なつかしいことこの上なし。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-20 08:17:54) ★3.《ネタバレ》 題名から、てっきりウィーン少年合唱団の「天使の歌声もの」かと思ってたら、トラップ・ファミリーの話だってんで、観た。こっちのほうが『サウンド・オブ・ミュージック』より先なの。もちろん英語じゃない。原作は同じなので、エピソードは嵐の夜の挿話とか、かなり似ている、歌は違うけど。あっちの半分くらいの長さなので、大佐の心の変化などはせわしく感じたが、それもあっちを先に観ているせいかも知れない。こっちでは忠実な執事がナチになり、またあっちとは違った悲しみが描かれる。どうしてもそういうふうに、あっちとこっちとの違いに気がいってしまうが、それもリメイクのある映画の楽しみ方の一つと割り切ってしまおう。子どもたちの合唱、大佐の規律の束縛から解放された世界ってことなんだけど、折り目正しい合唱で、これはこれで別の規律の世界を感じさせられた。ドイツとアメリカの根本的な性格の違い。私はあっちでは「すべての山に登れ」が好きなので、一家が出発したときはどう描くかとワクワクしたが、すぐにアメリカに着いてしまってズッコケた。あっちアメリカ版では、ドイツとなったオーストリアから逃げ出すときに歌を歌ったが(英語)、こっちドイツ版では、アメリカに入国するときに歌う(ドイツ語)。国の仕切りを越える力として、言語に関係なく歌声が有効だったわけだ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-10 10:14:15) 2.《ネタバレ》 「サウンド・オブ・ミュージック」の約10年前にドイツで製作されたトラップファミリーの物語のオリジナルです。マリアの回顧録に基づき事実にかなり忠実に作られているそうです。 少々お行儀は悪いですが明るく元気一杯な修道女マリア、子供たちを笛で管理する厳格なトラップ大佐、その後の展開も細部は異なりますが大筋は「サウンド~」も同じです。 このオリジナルを映画の枠を超えて今なお世界中で愛される歌にのせ、美しく壮大なロケーションを舞台にしたミュージカルに仕立てた「サウンド~」はやはり映画史に残る不朽の名作なんだなと思いました。 一方本作は100分足らずの間に「サウンド~」が描かなかったその先(アメリカ入国)までを描いているのでかなり急ぎ足になっている感があります。しかしその分マリアが屋敷にやってきて以降はほとんどが屋敷の中で話が展開され、小ぢんまりとはしていますが家族の絆、夫婦の絆の描写に重点が置かれたトラップファミリーの心温まる物語となっています。 歌の方も当然「ドレミのうた」も「エーデルワイス」も無いですが、本作で歌われる民謡や聖歌がこの作品の雰囲気にとても良く合っています。特にアメリカ入国の際に家族が歌う場面、歌が人の心を動かしていくその様は実に感動的でした。そしてアメリカ入国以降の話は「続・菩提樹」へと引き継がれます。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-23 17:12:56) 1.《ネタバレ》 これが「サウンド・オブ・ミュージック」のオリジナル・・・というか、トラップ・ファミリーに関する「サウンド~」より先の映画作品です。もちろん「ドレミの歌」も「エーデルワイス」もありませんが、その分、登場人物の心理のやりとりにポイントを絞った鑑賞ができます(逆に、「サウンド~」はいかに上手く各楽曲を構成・挿入したかについてもよく分かります)。ただし、あっちでは3時間かけて行った描写を、こっちでは正味90分程度で行っていますので、かなりの慌ただしさは禁じ得ません。あと、オーストリア脱出は実にあっさりと完了しており、むしろその後のアメリカ入国の方が時間をかけてスリリングに描かれています。そりゃ、アメリカ映画ではカットされるわな。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-08 00:43:33)
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