みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 冒頭から「ドイツ・テューリンゲン州」とのことで大きく出たなと思ったが、その後はさらにわけのわからない展開になってせっかくの海外進出もどうでもよくなる。どうせ東映太秦映画村だろうなどと言わずに享保年間の江戸だと思わなければならない。 江戸市中に出現した妙な風体の連中が敵ではないと知らせるために、非常にわかりやすい場面が設定されていたのは大変結構だったが、徳田新之助なる人物の正体を最後まで明かさなかったのは過剰説明を避けた感じになっている。本人が「徳川家に献上されたもの」と言っていたのに劇中人物が反応しなかったのは、まあ取り込み中だったからその時は気づかなかっただけと思われる。 自分としてはこのシリーズの基本設定がよくわかっていないので、手だけが飛んで行った場面で何だこれはと江戸の町衆同様の気分だった。しかし何となく家族というものがテーマになっていたらしいことはわかり、疑似的な父母と子が手をつないだあたりは心和むものがあった。みんな家族などというのは綺麗事だと言われて、綺麗事でも欲望本位だからいいのだ、と開き直ったところは大笑いした。ここは見ていた側より制作側が一枚上手である。 またこの手の企画の通例どおり、終盤で次期ライダーが加勢する場面もある。個人的事情としては、平成に入って初めて見た仮面ライダーがフォーゼだったのでこれまで何とも思っていなかったが、別のライダーの劇中に並べてみるとフォーゼが変なライダーだったことがよくわかる。そういえば高校生という設定も初めてだったのかも知れず、「若いっていいな」という劇中人物の台詞が可笑しい。顔出ししていた福士蒼汰もいかにも若い。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2017-11-09 19:39:38) ★1.《ネタバレ》 itunesにてレンタル視聴。 ライダー作品として、とてもおもしろかったです。 ライダーが強敵と戦うというポイントにしっかり焦点を当ててあり、オーズの特別編として成り立っていました。 戦闘シーンも工夫を凝らしてあり、特にガタキリバから全コンボに同時変身してのスキャニングチャージにはしびれました。 また、松平健の殺陣のキレには、「なんで人間が怪人倒してるんだよw」というシラケた空気が全くなく、「この将軍様なら、スキャニングチャージしちまいそうだ」という説得力がありました。特撮とは異なる進化をたどったアクションが、最高に画になっていました。 最初に、「白線流してた酒井美紀が悪役かよ」と驚かせたのも良かったです。母親役にも驚きましたが…。 惜しむらくは、「人と人との絆」の話と「過去に遡る」話は分けたほうが良かったかなぁ、と感じました。 「人と人との絆は、いつの時代の人とも結ばれる」というテーマはとてもよく伝わっているのですが、親子の絆と時代を超えた絆の両方を描くにはもう少し尺がほしかったです。テーマをしっかり分けて、2本の映画にしてくれたほうがより良かったかなぁ、と思います。将軍様がかっこ良すぎるので、マツケンとのコラボはもっと見たかったです。金銭的な問題も理解できないことはないのですが…。ここは減点とは思いません。 減点ポイントは2つ。 1つは、ブラカワニが唐突すぎること。もう少しまともな理由が欲しかったです。映画限定フォームになってしまう理由も説明されていません。ブラカワニのグリードはいたのかしら?テレビくんフォームレベルです。タマシイコンボのほうがよっぽどマシでした。ブラカワニ自体はとっても良かったんだけどなぁ。将軍様の御心がメダル化するとかのほうが良かったです。 もう1つは、やっぱり新番組ライダーが強すぎなこと。オーズがダブルに出たときはちょうど良い感じだったのに、今回はダブルがディケイドに出たときくらいひどいです。どう見ても、「だったら、オマエが倒せよ」とツッコまざるをえません。それも今見れば、ベースステイツのまま楽勝ペースというのはいくらなんでもいけません。その相手をオーズは全コンボで倒すんだから、なんだかなぁという気になりました。 とは言え、良作です。 子供たちには、ぜひ、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に楽しんでもらいたいと思います。 【シン*トー】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-05-31 23:44:54)
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