みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 最近観た「ウィンダミア夫人の扇」と同じ年に創られたサイレント映画。 この年、アメリカではチャップリンの「黄金狂時代」、ソ連では「戦艦ポチョムキン」が 創られてる。 本作はドイツの映画。 第一次大戦後のドイツ。あの有名な「カリガリ博士」が1920年だから、 その5年後となる本作。 サイレントは、この頃から1929年ごろに頂点に達し、 トーキーの時代がやってくる。 サイレントの絶頂期、この監督は、英米で数多く作品を創るが、映画史に残る作品は本作くらいなので、 彼は才人か?凡人か?と評論家の間で色々言われたらしい。 本作は、一時期監督をやめて、映画館の支配人をしていた時に、見聞きしたものが 本作となって、歴史に残ることとなる。 名もない人の多い中、羨ましい人だよ、まったく・・ 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2025-04-13 23:36:59) ★2.《ネタバレ》 妻の浮気を知り、浮気相手との空中ブランコに臨む夫。 このシーンの緊張感がたまらない。 ラストで浮気相手に殺意を抱き、睨みつける夫の目つきに鬼気迫るものを感じた。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2011-06-11 09:16:42) 1.ドイツはこういう話好きだね。淫婦に振り回される男もの。5年後の『嘆きの天使』とか。あるいは時代の流行りだったのか。谷崎の「痴人の愛」もだいたいこのころ。若干先だから映画に影響されたってことじゃなさそうだ。しかもこういう淫婦の時代の後に、ドイツも日本も、病的に健全な男の時代に突入していってしまうんだな。それにしても無声映画の雄弁さ。水道のしたたりと、赤ん坊のおもらしのしたたり。二人の女を足先まで見比べる視線。あるいは耳を澄ませているそのアップ。テーブルのいたずらがきをめぐるサスペンス。ひそひそささやきあう人たち。ブランコシーンの緊張。無声映画のあらゆるテクニックが呼び集められている。ただの三面記事にしかすぎない出来事が、それ以上の物語に変わっていく。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-23 12:15:37)
【点数情報】
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