みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.いかにも映画第三国的な雰囲気を持った作品で、エキゾチックな気分に浸れる。 しかし、どちらかと言うと、そのエキゾチックさが、私にとって不慣れな映画文法と相まって、マイナスな方向に働いている気がした。 どこに映画としての面白さを感じていいのか、最後まで戸惑いながらの鑑賞だった。 ブラックボード(黒板)を背負う自称“先生”は、教育というものに無縁で無関心な人達に一方的に勉強を教えるが、ことごとく無視されるというストーリーは、クドさもあるし、イライラもする。 おそらくこの作品が扱いたかったテーマは、こういった不安定な環境に居る人達への「教育の機会」「教育の方法」という、社会的・国際的問題なのだと思われるが、その真面目さが面白さを削いでる気がした。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2009-11-14 17:05:55) 3. 教師達がまるで行商人のように黒板を背負いながら教える生徒を探す姿は、中々インパクトがありました。また、国を持たず迫害されたクルド人たちの姿を、ドキュメンタリータッチで描いていて非常に興味深かったです。日本ではあまり馴染みのないテーマを取り扱っているので、ある程度の予備知識を持った上で見た方が良いかと思います。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-12 12:40:34) 2.ものすごく面白そうなテーマだったのに、結局イライラだけで終わりました。まず流浪する民や、それを追う“敵”の事情がわからずにイライラ。ご当地の人々や“識者”なら一定のコンセンサスがあるのでしょうが、もう少し状況を説明してくれてもいいんじゃない?、という感じ。それに、一方がしつこく同じ言葉を繰り返し、もう一方が徹底的に無視しつづけるという異様なコミュニケーションにもイライラ。現場に飛んで双方に「くどい!」「返事ぐらいしろよ!」と言ってやりたくなりました。これがご当地の人々の会話術なんでしょうか。とはいえ、こんなエキゾチックな映画も、たまにはいいかな。 【眉山】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-03-11 13:13:26) 1.イラン・イラク戦争時のクルド人の悲惨な体験を元にしたという、重い内容であるにもかかわらず、いい年をしたおっさんたちが黒板を背負って山道を歩いているところや、いきなり(というか、便宜上?)結婚した妻相手に「ほら、“私はあなたが好きです”、読んでごらん?読めないの?じゃ、0点、いやそれだと落第だから18点あげよう」とアプローチする男など、どこか愛嬌のあるユーモアも含んだ作品。しかし、(こういう言い方は差別的かもしれないけれど)二十歳そこそこの監督が(しかも有名監督の娘ってことはそれなりに「お嬢様」なのかもしれないのに)これだけハードな作品を撮ってしまうっていうのは純粋に本人の才能なのか、それとも環境のせいなのか。妹のハナ・マフマルバフも十四歳で監督デビューしたし、これからもマフマルバフファミリーからは目が離せませぬ。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-06-25 21:53:50)
【点数情報】
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