みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★2.《ネタバレ》 うーん、ラスト3分がなかったら、評価は最低になったかもしれない。 それだけラストだけが輝いていた。 ・・・老夫婦がいる。 夫は今まさに息を引き取らんとしている。 それを見守る妻。 目の前に横たわっている最愛の夫が、あともう少しで亡くなるであろうことは分かっている。 二人の老夫婦は、死別を目前にしても、決して目をそらすことなく、互いにみつめあう。 そこには悲壮感というより、安らかな空気が漂っている。 互いに重ねてきた年月。 その老夫婦は、互いを見つめあいながら、それらを思い出しているに違いない。 悲しいけど、穏やかなひととき。 ・・・と、まあ、こういったシーンがラストにくる。 一言では到底言い表すことのできない奥深いシーンである。 このシーンが非常に印象的で心打たれたので、なんとか満足はできたものの、2時間のうちの大半は退屈で息苦しくなる内容だった。 なんといっても閉塞感がひどい。 この閉塞感はベルイマンの得意とするところであり、一つの特徴とも言えるが、私は苦手である。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2008-11-24 23:00:45) 1.《ネタバレ》 評価が難しいなあ。決してつまらなかったわけじゃなく、むしろ飽きることなく見られたのだけど、でも、テーマ的に重すぎた。圧巻はラストの娘との対面や、祖父母との対話。深すぎる。 ひたすらカメラの視線に役者を晒し、極限まで役者を試す。演出とカメラと俳優の三位一体の業。『ある結婚の風景』もそうだったけど、これは、ほんと息苦しいまでの閉塞感で役者を試している。個人的にはユーモアとか諧謔に走るベルイマンのほうが好きなのだけど、この映画の力業は、それはそれで評価したい。 【いのうえ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-30 22:57:21)
【点数情報】
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