みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★8.《ネタバレ》 性的描写に不快感を持つかどうかは別にして、この映画が十代男子の性的衝動を描いたものだとする批評、そしてその点に特化した批判は正しくない。もしその批判があたるなら、峰は「しよ」と言われた時にすぐさまセックスしていたはずだし、比留間も海の事件の後にすぐさままた脅迫してセックスしようとするはずだ。ついでにいえば安パイも相手が積極的な割に何もしようとしないのはおかしい。その代わりに描かれているのは、峰の「そういうことは好きな相手としろよ」という台詞に象徴される至極真っ当な、純な恋愛。比留間の失恋(より正確に言えば、失恋であったことに気付く)。ついでにいえば安パイの「僕の身体が目当てだったんだね」というユーモラスだが真っ直ぐな恋愛である。男子生徒の性的欲望は確かに描かれているが、本当に表現されているのは、それを通して彼らが恋愛というものを何となく学び、成長していく姿である。その端緒が性欲だからといって何が悪いことがあるだろう。性欲だろうが直感だろうが、恋愛には変わりがない。「恋愛ってよくわかんないね」「女はもっとわかんねーよ」という台詞がそれを暗示している。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-08 14:12:31) 7.先の気になる展開で最後まで観られたので良しとしようかと・・・。どちらかといえば3人の女優の中で一番裸を見たくない人が脱いでますね。2世タレントだか知らんが、主演の玉置浩二崩れみたいな奴、最後までスパスパやるなよ!製作者のモラルを疑います。もうちょっと季節を感じる風景とか時間軸を感じさせるものがあれば点数上がりますが、いきなり卒業式ですか?この辺の雑把な作りはいただけないです。しかしあのやせた人、途中から別人だよね?もし本人なら特筆もんですが。他の作品でも書いてますが役者と呼ばれる人はせめて滑舌くらいは良くして欲しい。最近の日本映画は字幕が必要です。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-01-09 21:09:12) 6.《ネタバレ》 森高が「17才」を歌ってから、すでに20年。南沙織のオリジナルにも親しんだ自分は時の流れの速さを感じます。これは高校生のリビドー映画ですが、あの年代の男の子はいつの時代も、やりたいの一辺倒で描かれても文句言えない精神構造だと思います。一方、女の子はどうなのか? この映画の女の子たちは個性豊かに描き分けられています。それも、したたかに男の子をリードしているように感じます。教師と不倫している女の子が、比留間クンと海へ行くのは脅迫されたからとは思わなかった。公園で倒れていた女の子は、男子以上に興味を持って励み、妊娠しました。面白かったのはおデブくんとくっついた巨乳ちゃん。とかく男性は「私の体が目的なんでしょ!」と責められることが多い(と思う)のだけど、男の体が目的で何が悪いと開き直った彼女の理屈には笑いながら頷いてしまった。3つのカップルに共通しているのは、見方によっては男の子よりもSEXに積極的な女の子たち。これが、現代の女子高生のリアルなヰタ・セクスアリスだとしたら、選択肢を持った進化を遂げている女の子を印象づけられる。やりたがっているのは男の子だけど、後の先を取って攻めているのは女の子ってところか…。タイトルは男の子の刹那的な性欲求を訴えていますが、本当の主人公は女の子たち。「あんた達の明日なんて知らないわよ」が正しいタイトル。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-11-05 00:45:45) 5. 女性の監督がこのような作品を作るのって、すごく悲しく感じます。 思春期の男性を獣同然の、恋愛感情なんか後付で、とにかく性交渉を持てればそれでいいみたいな女性観の持ち主に描くなんて。 そんなもんじゃないんですよ。頭の中は欲望で一杯なんだけど、その反面清純な恋愛をしたいと思ってるアンビバレンツな存在なんです。この年頃の少年っていうのは。 それを、性交渉を持った、あるいは持とうとした。だから好きになったみたいに描くなんて。 せめて、水崎さん以外の二人の女性を、もう少し、ほんの少しでも魅力的に表現してもらえれば違ってきたかも。 水崎さんにかろうじて1点 あと、学校の教師、秩序を、例え教師に問題があったとしても、あまりにも軽んじる描写に正直反感を覚えました。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2009-10-30 19:06:51) 4.タナダ監督の映画は基本的に外れなしだと思っている。今回も面白かった。しかし敢えて辛めの点数なのは、ずばり中途半端だからです。本作の主題歌を手がけている銀杏BOYSのような、ガキっぽい、それでいて男臭い(イカ臭い?)世界観をがっつり撮りたかったんだろうなという監督の意図は汲める。しかし、やはり女性監督。出来上がった男臭さはどこか寓話的というか、リアルを謳ったどフィクションという感じ(私が女だからうそ臭く思えるのかもしれないけど)。男子のキャラ作りが女子に比べて浅いからかな…。なんだか焦点が定まらず非常にふわっとした印象を受けた。タナダ監督の凄さを知っているだけに惜しいと思ってしまう。女中心のストーリーだと本当にばっちり決まるのに。以前から、彼女の好きな方向性は山下敦弘であったりTheピーズであったりという、しみったれ・汚い路線なんだと思うが、本人の感性がまだまだ繊細で綺麗すぎる気がする。あと一歩という感じで非常に歯痒いけれど、これからもっともっと汚れていただきたいです。ちなみに注目(?)の二世二人より、地味に嫌な女の巨乳ちゃん役の水崎綾女が個人的にはツボだった。 【よーちー】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-09-12 17:34:55) 3. 時代のテロップが出ないのですが、「17才」が流れているから、舞台は昭和でしょうね。あの時代は「ビーバップ」とか「パンツの穴」とか本作のような映画が流行ってました。 でも、同じような映画を観る度に、この世代の子供たち全てがセックスのことしか考えていないみたいなことを普遍的テーマのように描くのは間違っていると思うんです。 ネットが普及した現在、今の高校生が本作に興味を抱くとも思えません。 本作を例えて言うならば、夜の歌舞伎町を歩いていて、たまに酔っ払ったヤンキーが殴りあっているのを見かけたりします。ちょっと興味があるから立ち止まって見物します。どっちが勝つかなんてヤジ馬の私達は興味はありません。そして一言、「馬鹿だね~」と言って立ち去ります。 この映画のテーマは、その程度のものにしか見えません。 役者はそのへんにいそうな子を選んだみたいで、リアルなセリフも面白かったので、75分間は退屈しませんでしたが、正直何も残らない映画でした。 この監督が好きなので残念でなりません。 【クロエ】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-09-10 13:20:52) 2.まさに性春映画。十代の悶々とした感じが画面から伝わってくる妙なリアリティがあった。普通は性に対する欲求とか隠すモノだけど主人公はストレートである意味かっこいい。いや、ほんと馬鹿だけどさ。観てて切なくなっちゃったよ。まぁ、女の子におススメするかと言われると…。若い役者さん達に拍手ッス。 【雪駄】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-31 03:40:12) 1.もっとイカ臭くて純情な性春映画かと思いきや、シチュエーションとかがイチイチ微妙に本気でエロい。女流監督だからか、男たちはヘッポコっぷりに味があるものの、女たちのエロさと存在感がそれを大きく上回っている。 若者向け映画っぽいのに15禁になってるのも不可解だ・・・と思っていたが、観終わって納得。ああそうか、この映画は劇中でも暗示されている通り一種のポルノなのだと解釈。青春映画をポルノで味付けしてあるという事だな。 そう考えると、この微妙なモゾモゾとした感じや、ある種リアルである種ファンタジーな展開の数々や、突き放した感じにも納得できる。 これは深夜とかに放送されて、中学生が親に隠れて見てほしいような、なかなか趣き深い作品ッス。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-14 11:58:30)
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