みんなのシネマレビュー

トラ・トラ・トラ!

Tora!Tora!Tora!
1970年【米・日】 上映時間:146分
アクションドラマ戦争もの歴史もの実話もの小説の映画化
[トラトラトラ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(1970-09-25)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督リチャード・O・フライシャー(アメリカパート)
舛田利雄(日本パート)
深作欣二(日本パート)
助監督レイ・ケロッグ〔特撮〕(第二班監督)
村川透(日本パート)(ノンクレジット)
苅谷俊介(日本パート)(ノンクレジット)
キャストマーティン・バルサム(男優)ハズバンド・キンメル太平洋艦隊司令長官
ジェイソン・ロバーズ(男優)ウォルター・ショート陸軍中将
ジョセフ・コットン(男優)ヘンリー・スチムソン陸軍長官
ジェームズ・ホイットモア(男優)ウイリアム・ハルゼー海軍中将
ジョージ・マクレディ(男優)コーデル・ハル国務長官
E・G・マーシャル(男優)ブラットン大佐
ウェズリー・アディ(男優)クラマー中佐
リチャード・アンダーソン(男優)ジョン・アール大尉
レオン・エイムズ(男優)フランク・ノックス
ネヴィル・ブランド(男優)カミンスキー少尉
G・D・スプラドリン(男優)モーリス・E・カーツ中佐
ハロルド・S・コンウェイ(男優)米グル―大使顧問ドーマン(ノンクレジット)
山村聰(男優)山本五十六連合艦隊司令長官
田村高廣(男優)淵田美津雄海軍少佐
東野英治郎(男優)南雲忠一海軍中将
内田朝雄(男優)東条英機陸軍大将
三橋達也(男優)源田実海軍少佐
十朱久雄(男優)来栖三郎駐米特派大使
千田是也(男優)近衛文麿首相
藤田進(男優)山口多聞海軍少将
北村和夫(男優)松岡洋右外相
見明凡太朗(男優)及川古志郎海軍大臣
竜崎一郎(男優)草鹿龍之介少将
二本柳寛(男優)原海軍少将
島田正吾(男優)野村吉三郎駐米大使
宇佐美淳也(男優)吉田善吾大将
葉山良二(男優)和田海軍中佐
浜田寅彦(男優)宇垣海軍少将
和崎俊哉(男優)赤城飛行士
細川俊夫〔男優・1916年生〕(男優)長谷川赤城艦長
須賀不二男(男優)三川海軍中将
青木義朗(男優)下士官
市川和子(女優)花街の女
マコ(男優)吉川猛夫海軍少尉
安部徹(男優)大西瀧治郎海軍少将(ノンクレジット)
芥川比呂志(男優)木戸幸一内相(ノンクレジット)
井川比佐志(男優)松崎中尉(ノンクレジット)
久米明(男優)奥村勝蔵駐米一等書記官(ノンクレジット)
室田日出男(男優)村田海軍大尉(ノンクレジット)
渥美清(男優)炊事兵(日本公開版のみ)
松山英太郎(男優)炊事兵(日本公開版のみ)
雪丘恵介(男優)(ノン・クレジット)
久遠利三(男優)(ノンクレジット)
児玉謙次(男優)(ノンクレジット)
野々村潔(男優)東郷茂徳外相
永井秀明(男優)
三島耕(男優)小野寛治郎海軍中佐
阿知波信介(男優)藤田怡与蔵
久松保夫ハズバンド・キンメル太平洋艦隊司令長官(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
富田耕生ブラットン大佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
羽佐間道夫ウォルター・ショート陸軍中将(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
中村正[声優]クラマー中佐(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大木民夫コーデル・ハル国務長官(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林清志野村吉三郎駐米大使(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
内海賢二(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
納谷六朗(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
野島昭生(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
北村弘一(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石森達幸(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
緑川稔(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田中康郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
今西正男(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本小国英雄
菊島隆三
黒澤明(ノンクレジット)
エルモ・ウィリアムス(ノンクレジット)
音楽ジェリー・ゴールドスミス
編曲アーサー・モートン〔編曲〕
撮影姫田真佐久
古谷伸
チャールズ・F・ホイーラー
トーマス・デル・ルース(第二班アシスタント)(ノンクレジット)
萩原憲治
製作エルモ・ウィリアムス
高木雅行(製作補佐)
製作総指揮ダリル・F・ザナック
配給20世紀フォックス
特撮L・B・アボット
アート・クルックシャンク
美術村木与四郎
川島泰三
ジャック・マーティン・スミス
ウォルター・M・スコット(セット装飾)
リチャード・デイ〔美術〕
編集井上親弥
ペンブローク・J・ヘリング
録音ジェームズ・P・コーカラン
ダグラス・O・ウィリアムス
セオドア・ソダーバーグ
マレー・スピヴァック
渡会伸
あらすじ
1941年11月末、平和的解決のための日米外交交渉は暗礁に乗り上げ、もはや戦争は避けられない状況にあった。日本は密かに航空母艦6隻を含む大機動部隊を、ハワイにあるアメリカ太平洋艦隊司令部攻撃のために移動させていた。本作は開戦に至るまでの外交交渉と攻撃の実態を、日米双方の立場から公平に描いている。外交交渉の緊迫と戦闘シーンの迫力、織りなされる人間ドラマを堪能していただきたい。

オオカミ】さん(2004-04-29)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
123456


108.《ネタバレ》 真珠湾攻撃に至るまでの日米の外交と軍の動きを史実に基づき再現した作品です。監督、脚本ともに日米両陣営が名を連ねており、この手の映画としては、珍しく公平で客観的な作品になっているようです。スポーツマンヒップにもっこったような、もとい、スポーツマンシップに則ったような、清々しさすら感じさせる戦争映画です。ただし、公平な視点と、史実を重視したために、登場人物がやたら多くなり、物語が散漫になっていると感じました。それぞれの立場における様々な思惑が同時に渦巻いて、事が進行していったのは間違いないのでしょうが、エンターテインメントとしてこれを魅せるのは、なかなか難しいものだと感じました。真珠湾攻撃のスペクタクルは圧巻の一言。ですが、途中に挟まる役者の演技シーンが別撮りで、これがどうも照明が明るすぎ、セットの軽さが強調されて、壮大な景色から浮いてしまっています。今ならばデジタル処理で後からいくらでもいじれるのでしょうが、当時の技術だとそうも行かず、致し方ないのでしょうね。 camusonさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-03-11 17:51:59)

107.《ネタバレ》 爆撃シーンは、実際よりも誇張されている気がするが、大金をかけて、映画ならではの一番の見所にしたかったのだろう。だが、シーンの繋ぎとテンポが悪い。もっと上手く撮れなかったのか? festivaljapanさん [DVD(字幕)] 5点(2022-09-10 23:02:29)

106.《ネタバレ》 -Tora!Tora!Tora!- “ワレ奇襲ニ成功セリ”の意味だけど、タイガーの虎ではなく、トとラをくっつけた通信暗号で、意味は持たない。
真珠湾攻撃を真面目に映画化した作品。当時は第二次大戦の史実をもとに、ダイナミックに戦場を描くことが、戦争映画という娯楽映画のいちジャンルとして成立していた時代。空母の甲板に並ぶ水兵たち。真珠湾基地の風景、居並ぶ軍艦と航空機たち。日米両側の軍備に迫力を感じる。もちろん開戦からおよそ30年も経っているし、模型だったり現行兵器そのままだったり、当時のものを完全再現した訳じゃないだろうけど、やっぱ凄いわ本物。
見終わってから知ったけど日米合作とのことで、それで日本の描写も丁寧なんだなと感心。ハリウッド映画の日本人に有りがちな怪しい日本語ではなく、きちんとした日本語で、しかも関西弁まで出てきて驚いた。でも写真の『U.S.S.ARIZONA』はカタカナ表記が正解でないかな?極力公平に作ろうとしたためだろう、アメリカ人俳優と日本人俳優を1人づつ交互に流すエンドクレジットにも注目。

魚雷訓練で低空飛行をしている攻撃機に手を振る遊女。鳥居のそばで釣りをするおじさんなど、日本軍と民間人の身近さが感じられた。敵艦のシルエットクイズ風訓練風景なんか、とても日本人らしく和やかに描かれている。一方で大海原を走る空母赤城の勇姿。発艦する零戦の朝焼けに映える美しさ。いざ開戦というピリッとした空気が、日本は怒らせると怖い国だという事が、ビシビシ伝わってくる。アメリカ映画なのに、血が通った日本人が描かれている。
序盤中盤と政治的な駆け引きが多いが、後半に集中する真珠湾攻撃は迫力満点。
滑走路で一発撮りの爆破シーン、逃げ惑う兵員たちの命がけの撮影は、CGでは絶対に出せない臨場感。
容赦なく破壊されるP-40にカタリナ飛行艇。逃げ惑うB-17。基地内で働く日系人青年に向けられる敵意の目。
ハレイワ飛行場のケネスとジョージの活躍、機銃を撃つ黒人調理師が、辛うじてアメリカ・サイドの溜飲を下げる。

映画の大半は開戦に至る過程を丁寧に描写していて、特に日本側の、戦争を避ける為の努力が感じられる。
アメリカ側は、日本との開戦に危機感を感じている者と、あの場に及んで呑気にしているものの落差が大きい。
でも詳しくないけど、そもそも開戦前のアメリカが、日本と大使館の暗号電文を傍受して解読するのって、国際法的に犯罪じゃないの?
日系アメリカ人のゲリラ活動を恐れて滑走路に集められる航空機。もみ消された空襲前の潜水艦撃沈事件。たまたまB-17編隊の到着と重なったレーダー基地での未確認機影のキャッチ。
真珠湾で大打撃を被った失態。これは変えようのない事実で、この映画はあの時、何故そうなったか、些細な行違いと不運なミスの重なりに、真摯に向き合っている姿勢が見て取れる(…言い方を変えるとミスした士官に責任を擦り付けているようにも)。
一方の日本側は、開戦に前向きな士官に対し、実際にアメリカを見てきた山本長官の言葉に重みが感じられる。
戦争を回避できなかった野村・来栖両外交官。目的の空母を沈められず、艦隊を引き上げる南雲長官。開戦の最後通牒の前に攻撃をした事実を受け止める山本長官。みんな他人のせいにはせず、自分自身の責任として受け止める姿勢が、今も昔も変わらない日本人らしさに思えた。 K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-08 22:16:11)

105.記録映画のようでエンタテイメント性はないが、史実に基づき結構細かく丁寧に作られているし、演じる役者も似せているので歴史の勉強として見るにはよいかもしれない。1点気になったのは、山本が近衛(演者がちょっと老けてるのも気になったが)に説明したのは「半年か1年の間は随分暴れてご覧に入れる」であって、作中台詞では半年ぐらい多めになっており、ちょっと時間軸が違うかなということかな。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-12 16:52:01)

104.《ネタバレ》 真珠湾攻撃を日米双方から描いており、特に誰といった主人公はいない。しかし歴史的事実を俯瞰的に見つつ、戦闘シーンは実物、ミニチュア、造形物で再現しており、迫力満点。払暁の空母からの発艦シーンは何度観ても感動します。かつては本作や「史上最大の作戦」、また邦画の東邦8.15シリーズなど史実そのものモチーフとして映像化した作品があったが最近は殆ど見られず残念です。 クリプトポネさん [DVD(吹替)] 8点(2019-07-31 22:43:59)

103.《ネタバレ》 まさに文字通りの日米合作。日本のシークエンスは日本人の監督が撮り、アメリカ側はアメリカ人が撮るというのは、本来の意味では理想的な合作映画のやり方なのかもしれない。よくある資本だけ出させるという方法とは真逆のやり方で、作り手の誠意がここに集約されている気がする。一応休憩を挟んで前後半でカラーがあるものの、実際に真珠湾攻撃が始まるのは最後の30分ほどで、それまでは両国の情報戦の様相だ。しかしこの情報戦が面白く、常に一定の緊張感が保たれているので冗長さとは無縁となっている。アメリカ側を見るにつけ、(真珠湾奇襲の)前兆は幾度もあったし、防げようと思えば防げたと思わずにいられないように作られている。また真珠湾が攻撃された直後のアメリカ側の呑気さなどは妙にリアルであり、「実際こんな感じだったのだろうな」と思わせるものがあるし、この呑気さこそが人間の本質であり、戦争というもの自体がやはりその本質にそぐわない行為なんではないかと思わせる。 rain on meさん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2017-06-10 08:45:32)

102.今まで見たアメリカ戦争映画とは一線を画すものがあった。
こういった歴史的事実をモチーフにした作品で、更にそれが戦争であるとなれば、その物語性や面白さよりも実際にどの程度則ってどの程度相違があるのかということに私は着眼してしまうのであるが、現実は検証が難しい。
ただ、この作品はあらゆる面で中立な視点で事実を演出したいという意思が見え、好感が持てる。これから歴史を学んでいく人に見てほしいし、自分もその自分に見たかった。 さわきさん [地上波(吹替)] 7点(2017-01-17 23:38:00)

101.《ネタバレ》 いつものアメリカ万歳映画かと思いきやドキュメントタッチで淡々と進行していくのが好感をもてます。
アメリカでの興行は失敗だったようですが、ほとんどアメリカがやられっぱなしなので面白くなかったのでしょう。その反省からか後に続くP40無双、東京初空襲そして三文恋愛を入れた「パールハーバー」が作られていったのではないでしょうか?
またこの二つの映画結構似たシーンがあって、乗用車で飛行場に駆けつけるや黒人水兵が艦上で機関銃をぶっ放すシーンとか、これは本当の体験談かなにかなのでしょうか?
映像的にはオープニングの長門での登舷の礼、黎明の出撃シーンが良かったです。戦闘シーンも時代的にCGはありませんが良くできています。 ikuhiroさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-14 14:22:56)

100.《ネタバレ》 中盤過ぎまでは、日本側が美術関係も会議の台詞一つ一つも異様にこだわっているのに対し、アメリカ側は司令室みたいな室内でああだこうだやっているシーンの繰り返しで、撮影の空気感自体がやたら呑気なのである。しかし、いざ攻撃シーンに入ると、突然怒濤の大反撃というか、やはり零戦が存分に宙を飛び交う(ただ零戦を撮るだけではなくて、背景と比較した見え方まで配慮している)迫力満載の映像大展開です。というわけで、真珠湾攻撃自体は、まあきちんと描かれているとは思いますが、これをきちんとしようとするのであれば、その背景になったアジア情勢とかヨーロッパ情勢とかも、ほんとはその前に盛り込んでおかないといけないんだけどね。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-14 02:35:24)

99.《ネタバレ》 リチャード・フライシャー、深作欣二、舛田利雄、製作のエルモ・ウィリアムズ、そして黒澤明をはじめとする脚本陣!アメリカと日本を代表する娯楽映画の名匠たちが組んだ傑作。
この面々が初っ端から娯楽スペクタクルをぶちかますのかと思いきや、日本軍が真珠湾(パール・ハーバー)への奇襲をするまでの過程を日米双方の視点から淡々と、かつ深刻に描き緊張を異様に高めていく流れが面白い。
暗号解読をめぐるアメリカの油断、そこに切り込む日本側の「もう後には引けない」という賭け、覚悟。渥美清のとぼけた笑顔は癒し。
後に待ち受ける地獄、運命を変えるために男たちは戦うしかなかった。アメリカ本土から遥か離れたハワイ。日本にとっては日系人という同胞が住む、敵の船団が集中する最短の“アメリカ”だった。
その緊張が真珠湾で一方的なまでに爆発していくスペクタクル!演習中の兵士たちのあっけにとられた顔。「そんな馬鹿な」という表情で爆炎の中に消えていく兵士たち。揺れる艦橋、爆沈する船、船、船!ワレ奇襲ニ成功セリ。ワレ奇襲ニ成功セリ。
必死になって機銃で迎撃を試みる表情、警報に何かの間違いではないのかと驚嘆を隠せない表情、この機を逃せないと必死で爆弾を投下する男たちの表情。
帰路に味方が1機撃墜されるだけでも、巨大なる“敗北”を感じずにはいられない。大物を逃した男たちの、虚しさに包まれた顔。
嵐が去った後に敵の侵入を易々と“見逃して”しまった苛立ち、悔しさの滲み出た顔、顔、顔・・・。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2015-03-20 13:51:35)(良:1票)

98.渥美清他数名を除いた日本側キャスト陣の臭い演技が気になりましたが史実映画としては見応えありました。結末を知らなければもっとハラハラドキドキしたと思います。後半の戦闘シーンも迫力満点でした。目いっぱい背伸びしている日本と余裕をかましているアメリカが伝わってきます。米での興行成績は振るわなかったそうで、反対に興行的に成功した「パール・ハーバー」も観ましたが高予算低内容娯楽作品でした。こうあるべきだと思うことしか認めたくないのが人間なのでしょうが、実話の映画はこの作品ように作ってもらいたいものです。当時の本当に余裕のあったアメリカの懐の広さに感服します。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-18 20:27:02)

97.《ネタバレ》 中学生の頃友人達と当時大変話題になった映画だったので劇場に見に行ったのですが当時の私には内容がよく理解できず最後の戦闘シーンだけが記憶に残っていました。
そして今から十年ほど前に久し振りに見る機会があり鑑賞しました。
日本側の戦争へ突入するまでの緊張感とアメリカ側のそれへの楽観的な見方がうまく描かれており史実を確認する上でも興味いものでした。双方の立場や目線からどちらかへの偏りも無く淡々と、しかもスピード感のある表現が素晴らしく、ラストの真珠湾奇襲攻撃まで徐々に盛り上げて行く手法は見事と言わせていただきます。
実際に戦闘機を飛ばして撮った最後の真珠湾攻撃のシーンはもう二度と撮れないでしょうな。 さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-11-27 23:08:33)

96.《ネタバレ》 はっきり言って、他の戦争映画ほど面白いわけではない、ハリウッドの会社の制作映画だから、もっとエンターティメント性を出して、善悪を出していけば、おきまりオーバーに盛り上げた戦争映画ができていただろう。しかしこれは、できるだけ伝えられた内容を踏襲している、日本の外交も、アメリカの真珠湾の扱いも聞いた通りの一説にある。これは、ほぼドキュメンタリーに近いんだな。降板させられた黒澤監督も資料集めに相当かけたと聞く、もう一度戦争を考えても良いのかもしれない、それと、やはり、CGはCGなんだなと再確認しました。 minさん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-10 21:20:00)


95.《ネタバレ》 以前もこの映画のレビュー書いたけど、今回はWOWOWで、日本公開版の鑑賞。
TV初公開時はこの版でしたね。今回は録画してから二十歳の息子と鑑賞。
最初の心理戦、米情報部内部のやり取りは「サラリーマンのドラマのようだ」と息子。
ヒトカップ湾に集まって以降はビデオを止めて、さらに高校生の二男を加えて、当時の日本軍の作戦を解説。二人とも「過酷で凄すぎる作戦」と驚嘆。おいおい学校で習わないのかよ~
で、空母発艦から真珠湾空襲まではさすがに現実の飛行機の撮影とあって迫力は申し分ありません。息子達は口開けて見てたです。
やはり、役者も一流撮影も一流の映画は時代を超えてますね。
例の渥美さんの場面ですが、既に息子たちはこの人が寅さんやっていたこともおぼろげで、「このシーンって面白いところなの?」って言う印象でした。そうだよなぁぁ。
しかし、前日にゼロ戦設計者のM氏のアニメを見に行った二男のコメントが秀逸「Mって飛行機乗った事あるん? あのアニメではどれがゼロ戦かさっぱりわからんかった」
ハイハイハイ~、別の場所でコメントしましょうね。
「やっぱりCGでは、戦争のひどさは、この雰囲気は出ない」が親子鑑賞での感想と結論でした。
亜輪蔵さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-07-25 10:51:41)

94.《ネタバレ》 すごい、よくぞここまで両国の立場を平等に、かつ冷静に描いたものですね。かなり史実に基づいているそうなので勉強になりました。そして、実際の攻撃シーンはすさまじい程の大迫力! 当然CGとか無い時代ですから、実機による空中戦はホントすげぇ… もうこんな映画が二度と造られることはないだろうなぁ。製作上のいろいろなこと(黒澤監督の降板など)もあったようで、そこらへんもちょっと興味深いところでゴザイマス Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-29 10:00:44)

93.《ネタバレ》 子供の頃、12月8日前後に民放がよく放送していて何度も観た作品です。太平洋戦争の戦端となった真珠湾奇襲に至る経緯とその攻撃が大きな流れで描かれる。日本側に関しては、陸軍と海軍の方針の違い、山本五十六の姿勢、南雲中将の弱腰、宣戦布告の通達遅れなどが主に描写される。米国側は概して危機管理の甘さが指摘されるような描写になっている。あくまで概要描写だが、記録映画として意義があると思う。
しかし、何と言っても圧巻は真珠湾攻撃シーンである。実際に多くの偽装ゼロ戦を編隊飛行させ、低空から雷撃させる。CGを使っていないと云う事より、その標的になった側から、ゼロ戦がどのように見えていたのかが明確に分かるアングルがこの上なくリアルに映る。離陸途中に撃墜される戦闘機を始め、多くの航空機を爆発・炎上させていて、その業火から逃げる米兵役者の恐れもリアルに伝わって来る。アメリカのスタントパイロットが操縦したらしいが、開戦当時は世界一と言われていた日本の海軍航空隊の操縦技術の高さを、合作とは言えアメリカ側が再現したことには驚きさえ覚える。黎明の空をバックに、シルエットのゼロ戦が空母から発艦して行くシーンは厳かな美しさを湛えており、数ある戦争映画の中でも屈指の名シーンだと思います。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-19 00:18:51)(良:2票)

92.本作にはアメリカ戦争映画によく見られる「アメリカ万歳」は無く、かと言って反戦をテーマにしている訳でもない。

日米開戦前夜の双方の駆け引きを、双方の主張や余計なドラマ性を排しどちらか一方の視点に偏ることなく再現しようとした日米双方の心意気が伝わってくるような見応えのある力作。

同じ真珠湾攻撃をテーマにした某大駄作をご覧になられた方、ぜひこちらも一度見ていただきたいと思います。ただ、日本パートで多用される、料亭で流れているような落ち着いた味わいがある純和風の琴の音に緊張感がそがれる。日米合作の良さが出ていた作品でしたが、この部分だけが勿体なかったですね。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-09 17:18:41)

91.《ネタバレ》 非常にまじめな映画。開戦直前の日米両国の様子を客観的に、塚、どちらかというとアメリカ側の油断、手落ちを批判する形で描いているのは好感がもてる。また、日本側の描写も、若干直訳調のセリフが気にならないといえば、嘘になるが、パールハーバーにあったような、意図的な歪曲、中傷がなかったのはやはり日米合作のかいはある。
しかし、残念だなあ、ちょっと肝心の戦闘シーンが迫力不足。あきらかにスタジオ撮影とわかるシーンも目立ったし。
 この映画のストーリーとパールハーバーの撮影技術があれば、完璧な真珠湾映画になったと思う。
 ところで、絶対、時間に間に合わせなければならない外交文書のタイプ打ちを指二本で打ってる姿は違和感バリバリだが、実際はもっとひどかった。同僚の送別会の宴会をやってて遅れたというのが事実。
 ところがその時の担当だった外交官二人は、責任をとるどころか戦後事務次官まで出世してる。嗚呼、今も昔も、国家にどれだけ損害をもたらそうが、キャリア官僚は絶対個人的な責任を取らされないのがこの国の仕組み。
 これは、永遠に変わらないんだろうか? rhforeverさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-15 17:23:42)

90.中学生の頃初めて観て以来、大好きな映画です。プラモデルで作った空母や戦闘機がたくさん登場し、本で読んだ有名な軍人が大勢登場。それだけで大興奮しました。この映画をきっかけにしばらく太平洋戦争の本ばかり読んでたのを思い出します。 ぽじっこさん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-05 18:29:06)

89.正直言って、けして面白いというような感想は書けない。ではつまらなかったのかと言うとそれもまた違う。作品全体のスケール感、CGなんかじゃない本物の映像による迫力と戦闘シーンの凄さ、力強さ、上空から見えるハワイの海、景色の美しさとそして、何と言っても日本人の出演者の豪華な顔ぶれ、昔の日本映画が大好きな私には懐かしい名前、黒澤組、川島作品、その他色々な俳優陣、タイトルがトラ・トラ・トラと来て少ししか出番のない渥美清、我らが寅さんの登場にもっと見せてくれ!あれだけじゃ全く物足りない。と言うようにとにかく出演者の顔ぶれを楽しむという意味での別の楽しみ方をこの映画では見出すことが出来る。アクションもの撮らせて上手い二人の日本人監督、舛田利雄に深作欣二という監督による演出により、生み出された迫力、しかしながらやはり当初の予定通り、黒澤明監督で観たかった気がするし、それ以上に私としてはこのような感じの作品は岡本喜八監督が最も適しているようにも思える。黒澤明監督が撮っていたら、岡本喜八監督が撮っていたら、いや、トラ・トラ・トラなんだから山田洋次監督だろう!なんて考えてもみたりと、色々考えてしまったりもする。山田洋次監督は喜劇だけの監督ではない。それにしてもこの出演者の顔ぶれを見てしまうと今の日本の俳優のレベルは?と思えてしまう。それだけかつての日本には良い俳優、演技力のある本物の映画スターが沢山、いたんだなあ!と思います。 青観さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-26 21:41:31)(良:1票)

別のページへ
123456


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 108人
平均点数 7.43点
000.00% line
110.93% line
200.00% line
321.85% line
400.00% line
554.63% line
61816.67% line
72725.00% line
83027.78% line
91715.74% line
1087.41% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.45点 Review11人
2 ストーリー評価 7.40点 Review15人
3 鑑賞後の後味 7.64点 Review14人
4 音楽評価 6.81点 Review11人
5 感泣評価 6.28点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1970年 43回
撮影賞姫田真左久候補(ノミネート) 
撮影賞チャールズ・F・ホイーラー候補(ノミネート) 
撮影賞古谷伸候補(ノミネート) 
視覚効果賞L・B・アボット受賞 
音響賞マレー・スピヴァック候補(ノミネート) 
美術賞村木与四郎候補(ノミネート) 
美術賞川島泰三候補(ノミネート) 
美術賞ジャック・マーティン・スミス候補(ノミネート) 
美術賞ウォルター・M・スコット候補(ノミネート) 
美術賞リチャード・デイ〔美術〕候補(ノミネート) 
編集賞ペンブローク・J・ヘリング候補(ノミネート) 
編集賞井上親弥候補(ノミネート) 

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS