みんなのシネマレビュー

ザ・コーポレーション

The Corporation
2003年【カナダ】 上映時間:145分
ドキュメンタリー
[ザコーポレーション]
新規登録(2005-11-25)【sayzin】さん
公開開始日(2005-12-10)


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ブログに映画情報を貼り付け
出演ノーム・チョムスキー
ジャニーヌ・ギャロファロ
マイケル・ムーア
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【クチコミ・感想】

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7.法人を人として分析するという着眼点がものすごくいいから、とっても期待したけどひどい映画だった。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 1点(2014-09-28 01:20:49)

6.《ネタバレ》 「『法人』てなに? ま、いいわ、自分に関係ないし」みたいに生きてきましたが、この映画で「法人」がどういうものか知りました。バカみたいな屁理屈をのほほんと受け入れた法律に愕然としました。自分がそんなバカな世界で生きているのを、ちゃんと知らなかった。昔、ある有名デザイナーからお聞きした話ですが、ある大企業のロゴを依頼されて制作したとき、企業の担当者から「私自身は大変気に入っているんですが、会社としては・・・」なんてことを言われたそうで、それに対してデザイナーはこう返したんだそうです「じゃあ、その会社ってやつをここに連れて来てください」。おー、ナイスな返しじゃーん! と感心したことを思い出しました。「その『会社』ってやつは、どいつなんだ? どいつと話し合ったらいいんだ?」ってことですよね。その代表としての担当者のはずなのに「自分は気に入ってるんだけど・・・」と言う。じゃあお前は何なの?? みたいな・・・。「気に入ってるなら説得しろよ」とか「説得できなかったんなら、会社の意向に納得できてるんでしょ、それをきちんと説明しろよ」って気分になります。会社って、いろんな個性の人が集合して働いている所であって、しかもそこには意見の違いとか派閥とかなんだかんだあるだろうに、そういうものに一個の人格を設定するって、なんてバカなことがまかり通ってるのだろう? 「会社としては・・・」と言いながら、その構成員が1人の人間の立場になれば全く逆のことを言う。そこが精神的にもう病気のはじまり。で「私個人としては、好ましくないと思っているんですが、会社としては人に害を及ぼしてもやるしかないわけで・・・」っていうことが、いろいろとあってるわけで「赤信号みんなで渡れば怖くない」だし、ヤバくなればトップを入れ替えて「ハイ生まれ変わりました!」みたいな安直な解決策でお茶を濁す。そういうものに奴隷解放の為に弱者救済として誕生した法律が利用されているということに唖然。報道を隠蔽しようとする企業の抑圧などNHK事件思い出すし、この作品で示される「イメージ戦略」や「洗脳」も、「自分は別に洗脳されてない。自分が欲しいものを買っているだけ」と思うことは容易だけれども、ふと最近ちょっと目を通した『ぼくたちの洗脳社会』に書いてあったことなども思い出し、考えさせられました。自然界の動植物の発見に特許が許されていたとかも怖い。 だみおさん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 01:32:22)

5.先ほど観終わりました。良い作品だと思います。

しかし、基本的に社会ドキュメンタリーというよりは
特定のイデオロギーに元付く教化映画の様に思えて成りません。

昨今の企業、特に大企業は確かに傲慢です。酷いです。
しかし、それはこの映画で描かれている細かい具体的な事柄は兎も角
すでに世界中の多くの国民は認識していると思います。

この映画で描かれる主題を端的に言えば
「もはや市場原理、資本主義は腐り切って、人間に恩恵よりも、大きな害を及ぼす存在と成り果てている」
と、言う事です。

それは分っています。分っていてもどうする事も出来ないで居るのが今の社会なんです。

「明日から極悪な米メジャーの石油元売企業は全て解散せよ!!終わりだ!!」
と、言えばどうなるでしょうか?その翌日からライフライン(電気、水道、ガス)の全てが止まり、物流もストップし
あっと言う間に世界は100年前に戻る事に成るでしょう。それを甘受出来ますか?

この映画に出演している人々も、特定の企業の牛乳や洗剤なりは、或いは買わないのかも知れませんが
企業の作為や偽善で生み出した文明の果実を、全く齧らずに生活している訳ではないはずです。
つまり、もうそこで矛盾が生まれているし、極悪な特定の大企業を叩いたとしても、社会の本質は変わらないのです。

我々は文明の果実と言う甘い果物を、際限もなくばら撒いている列車に乗っている様なものです。
このままではいけないと思いつつも、100年前に暮らす人々から見れば
安楽で怠惰な甘い文明の果実をもはや、手放せないでいる。そのままで走っている。

つまり、この作品ではそういう部分の結論が出ていないのです。
「現代の資本主義が酷いのは分ったが、では資本主義に変わる新しい社会秩序とは何か?」

その新しい社会秩序なる物も現在の資本主義より
もっと人々に大きな利益をもたらす存在に成り得ない限り、大多数を動かす事は難しいでしょう。

「人は利によって動く」何処の偉人も言わない言葉ですが、これが人間の本質を端的に表しています。

ですが、私はムーア氏(多分におこがましいですが)と同じく
無駄と分っていたとしても、自分の出来る範囲で
自分の信じる主義主張で、立ち上がろうと思っています。

それがいま必要な事だ、という事はこの映画を見て良く分かりました。 一般人さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-20 18:48:06)

4.企業の歴史と罪を問うたドキュメンタリー映画。知らなかったことも多い。知らないのと一応でも知っているのとでは大して変わらんようで大違いでもあるので、一見しておく価値はあるだろう。正しいと思うか間違っていると思うかは人それぞれ。この手のものは、観た事によって何かを考えさせれば役目は十分果たしている。それにしてもゴキブリの映像をあんなに流さんでもいいだろう。勘弁してくれ。きっついきっつい。 MARK25さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-06 21:18:34)


3.企業がこれだけ組織として発達しているのに、今更企業を否定しても意味がない気がする。議論についていけない。作成の意図も良く分からん。 jさん [DVD(字幕)] 4点(2007-08-17 13:38:49)

2.《ネタバレ》 連中は、世界をどうしたいのか。
彼らの思い描く世の中とは、どのようなものなのか。
「連中」というのは、この映画にも登場しているマイケル・ムーアとか、緑の党の人たちとか、この映画の製作者のような人々のことである。
この映画では、「企業」を「人格」としてみた場合の精神分析を試み、立派な「サイコパス」である、と太鼓判を押す。
その後のもって行きかたは、「でも、企業のエラいさんは、一人一人は結構いいヤツなんだ。悪いのは個人ではない。所属している組織であり、機関なんだよ」とくる。
??意思決定とは、人間がしているのではなかったか?誰かを庇っているのか。それが、この映画の「保険」ということか。
そして、教会や学校といった組織や、公共の組織は、「損をすることができる」から良い、とし、それができないから「企業はダメ」と言う。
ちょっと待って。その「損をした分」は、誰のお金で補填するの?
さらに疑問なのは、「囲い込み(エンクロージャー)」が良くなかった、とし、土地や空気や水を「個人が所有」することは悪、と言っていることだ。
??…ということは、彼らは、全世界が昔のソ連のようになったらいいな、と思っているのか?
プライベートプロパティという概念は、それまでの「神の所有物」という共通認識と対比して生まれたのである。柵を立て、塀で囲い、異物を拒否する。囲い込みである。
これがいけないのだそうだ。…ちょっと待って。「私有化」は、モチベーションを高めるのではなかったっけ。その逆も真なり。人間とはそういうものであって、そういうものであったから、こういうことになったのではなかったっけ。
なんと、この映画で彼らは、「すべてみんなで共有したらいいじゃん」と言いたいらしいのである。
各企業の悪業と、それとは、一緒にしていい話なのか?
「企業悪を解決=みんなで共有したらいいじゃん」にひとっ飛びするとは、ものすごい離れ業である。そこまで言うなら、「歴史」をどう考えているのか、明確に語って欲しいものである。
最後にムーアは「オレのやっていることは、企業の首を絞めるナワになること。決してヤツらの側に立っているわけじゃない」などと言い訳する。やっていることに自信があるなら言い訳をするな。言い訳を。興ざめも甚だしい。正体見たり、という気分だ。 パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 3点(2007-03-21 13:42:09)

1.(長々と失礼します) 「法人」とは、法律の規定により「人」としての権利能力を付与された団体を言う。ならば、人としての権利能力を持った法人である「企業」の「人格」を分析してみたら…というのがこのドキュメンタリーの趣旨。様々なケース・スタディと有識者へのインタヴューで綴られる本作は、凄く真面目な「ザ・ビッグ・ワン」(本編中でもマイケル・ムーアのインタヴューと共に引用されてます)かハイセンスな「NHKスペシャル」といった印象。2時間半近くを飽きずに観せてくれる力作だとは思いましたが、FBIのプロファイラーに「サイコパス」と断じられるグローバル企業の人格を形成するファクターとして、本作にはコンシューマーの影響力が決定的に欠けている。この映画でのコンシューマーは搾取される被害者か、マーケティングで簡単に洗脳される白痴。しかし企業活動のほとんどは、オーナー(株主)のオーダー以上にカスタマーのニーズに沿って行われているのです。従って、企業が精神病質者であるならば、それは我々一人々々が精神病質者であるということに他なりません。構造計算書偽造事件でも判る通り、その更生治療には安くないコストが伴いますが、果たして我々は、身銭を切ってそれを払う覚悟があるのでしょうか? 6点献上。 sayzinさん [試写会(字幕)] 6点(2005-12-02 00:04:14)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 5.00点
000.00% line
1114.29% line
200.00% line
3114.29% line
4114.29% line
500.00% line
6114.29% line
7342.86% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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