みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
30.《ネタバレ》 クレヨンしんちゃんの劇場版では比較的人気のある作品だと思うのですが、後半おふざけが過ぎて…。こういうのに素直に笑えなくなってしまったのかなぁ。コロッケのくだりはしょうもなさ過ぎて…。 【はりねずみ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-05-29 15:58:17) 29.《ネタバレ》 私は『オトナ帝国』を何回見てもボロボロ泣くが、へそ曲がりなので「クレしん映画=感動」とはみなしていない。しかし世間では、「泣けるクレしん映画」はもはやブランド化されていて、誰もがそれを期待している。 今回の『ロボとーちゃん』は、そんな風潮に対する製作者側の照れ隠しのようなものを感じた。後半の五木ひろしロボのくだりは、「感動作の面構えにせず、あくまでギャグで見せたい」という理由のみで付加されているように思える。なぜなら黒幕の「古き家父長制の復古」という野望と噛み合っていなく、ストーリー上の必然性がまったくないからだ(ギャグ単体としては個人的には笑えた)。 国民的アニメ映画の制作体制というのは、ポーカーで言えば「それなりの役が約束されている」ようなもの。ただし観客側は中途半端な役が見たいのではなく、きちっと5枚全体で「ストレート」や「フラッシュ」を見せてもらいたいのだ(すべての要素が完璧に絡み合った『オトナ帝国』は間違いなく「ロイヤルストレートフラッシュ」)。 その点、『ロボとーちゃん』は「泣けるペア+笑えるペアのツーペア」という印象。プロットに組み込めていない「余分な1枚」(黒岩署長がナルシストである意味・段々原の存在意義…など)も内包してしまっている。 でも、それぞれのペアがエース級なので満足感がある。7点以上をつけるには値すると思う。 【乱泥】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-21 12:21:04)(良:1票) 28.《ネタバレ》 タイトルからやばいと思っていたが、内容は想像通り、父ちゃんのコピー=ロボとーちゃん、という話。 ドラえもんでは絶対にこの路線は作れない、という次元をやってのけるのがすごい。 最初はとーちゃんがロボットになった、という流れで それを受け入れられなかったみさえもだんだん受け入れだして、 といったところで「本物」の人間とーちゃん登場。 これによりみさえにとって人間のとーちゃんがただひとりのとーちゃんとなるが、 しんのすけにはロボとーちゃんも人間とーちゃんも等しくとーちゃんなのだ。 もうここには全くの等価値である、という、この時点でしんのすけはまたしてもすごい。 普通の哲学的クイズの場合、人間のほうがよりとーちゃんである、ロボは偽物、で終わる。 そこで終わらず、等しい存在であると言い切るのがしんのすけである。 まぁ意地の悪いことを考えると「本物の本物」がロボのほうだった場合、どうなるかという話。 この話の場合は物語を終わらせるためにロボとーちゃんは自分が偽物であると自覚して死んでいく。 大人帝国もなかなか良かったが、この作品もPKディック的で非常に良い。 その非常に良い映画もラストのあたりのコロッケがうざすぎた。 これさえなければアニメによらず邦画の中でもかなり上位になれたのに。 だが、コロッケ以外は非常に良いので8点献上。 【にんじん】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-09-25 22:31:17) ★27.《ネタバレ》 笑えて泣ける、素晴らしい映画。吊り橋効果はツボった。 【クレイバード】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-06-11 22:36:11) 26.《ネタバレ》 ぎっくり腰の治療に行ったひろしがロボットになって帰ってくるというのが面白い設定だが、実はそのロボットはひろしの記憶と人格をコピーしただけの存在というのは賛否ありそうに感じるも、これにより本人をそのままコピーしたロボットは本人と言えるのかというSFによくあるテーマを扱った作品としての面白さもあり、素直に楽しむことができた。前半はロボットになったひろしが家族に受け入れられるまでを描いているが、しんのすけがすんなりと受け入れたのに対し、それをなかなか受け入れられずにいるみさえがドデカシティーでのしんのすけたちの事故をきっかけにロボひろしを受け入れられるようになるというのが良かった。しかし、後半の生身のひろしが復活したあとに、みさえがロボひろしの前を横切り、生身のひろしに駆け寄っていくシーンはロボひろしの切なさがなんとも言えず悲しかった。そんなロボひろしもしんのすけにとってはひろし同様とーちゃんに変わりなく、だからこそ、最後のひろしとロボひろしの腕相撲のシーンで「どっちのとーちゃんもがんばれ!」と両方を応援する姿にぐっとくるものがあるし、泣ける。その後のロボひろしが家族をひろしに託して消えていくシーンも泣けて仕方なかった。(このシーンはロボひろしの視点のみで描かれているが、最初にロボひろしが家に帰るシーンも視点のみのワンカットで描かれていて、対になっているのが良い。)シーンが前後するが、しんのすけが正気を失ったロボひろしに拷問と称して嫌いなピーマンを大量に食べさせられるシーンも、しんのすけが家族を助けるために勇気を振り絞ってピーマンを全部食べる姿には思わず感動してしまった。もちろん、泣けるシーンばかりではなく、「クレヨンしんちゃん」らしいバカバカしさも健在で、中でもクライマックスの最終決戦で五木ひろしロボが登場して、コロッケの声で「契り」を歌い始めるシーンはついこの間の連休に五木ひろしの「契り」が主題歌になっている「大日本帝国」を見たばかりだったこともあって、かなり笑ってしまった。父ゆれ同盟というのもバカバカしいネーミングだが、それが、「父よ、勇気で立ち上がれ」の略称なのは何か世の父親たちに対するメッセージとも解釈できて、そういう父親たちへのエールとも取れるネーミングで、そう考えると奥の深いネーミングだと思えてくる。こういうバカバカしさの中にも深さが感じられるのも「クレヨンしんちゃん」の良いところだ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2019-05-11 23:46:41) 25.《ネタバレ》 ワタシもだいぶくたびれてしまいましたが、子供らの父でもあります。よれよれの父であるワタシにとって、本作中の、年季の入ったお父さん立つのステレオタイプな取り扱いは、けっこうげんなりしたなあ。父親なんて、子供がある程度大きくなってしまえば、そもそも無用のものと思っています。ロボとーちゃんが身を引いたように、生身のとーちゃんも、いつかは子供のことは「世間」に任すしかないときが来るんだからな、と変な悪態をついておきます。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-04-29 17:00:27) 24.《ネタバレ》 オトナ帝国や戦国大合戦と並ぶ傑作かと言われると否。確かに前半は良かったと思う。ある日突然ロボットにされたひろしが、尻に敷かれた現代の弱い父親像を投影して哀愁を漂わせるも、ロボットの力を最大限に生かして、家族から信頼と居場所を得ていく過程が快い。途中、身体が破損し首だけ助かって、「これからどう元に戻るんだ?」と思ったら、実は本物が別に囚われていた設定に意外性があり、ロボットは父親としてのアイデンティティーに葛藤する。しかしながら、後半でその良さは一気にかき消された。犯行を起こした黒幕のバックグラウンドにおいて、ひたすら三枚目に描きすぎて、五木ひろしネタも誰得で寒いとしか言いようがなかった。ただただ打ちのめされて終わり。なので「父親とはどうあるべきか?」は描けても、「虐げられた父親の救済」は描き切れていない、その中途半端さが残念に思える。 【Cinecdocke】さん [地上波(邦画)] 5点(2019-04-28 00:28:02) 23.《ネタバレ》 親父は家族の愛で強くなる、しかしだからといって親父も図に乗るんではなく他人の気持ちを考えろよ、という映画でした。 みさえとロボとーちゃんがすれ違う一瞬のカットと、最後の腕相撲シーンは良かった。笑いで言えば、五木ひろし(コロッケ?)はさすがに草。若い子にはわかんねーだろそれw しかし物足りなさを感じてしまうのは、今回の舞台や敵、洗脳された勢の影響範囲など、それぞれの規模が小さかったから、もしくは今作には思い出補正が無いから、そんなところかなーと思った。ただし、決してつまらなくはなかった。 【53羽の孔雀】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-01-25 15:38:10) 22.久しぶりに「オトナ帝国」「戦国大合戦」を観賞して、 最近の映画クレヨンしんちゃんはどうなんだろうと思い、2010年以降の 割と点数の高い本作を観ましたが、がっかり。 完全に子供向け作品です。 観るのが辛かった・・・・。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 4点(2017-12-09 21:46:28) 21.《ネタバレ》 記憶上はオリジナルと同一のクローン人間に感情移入させ、最後に消失することで喪失感を与える脚本だった。 途中まではクローンじゃなくて改造されただけだと思っていたので素直に驚いたのと 最後にクローンが死ぬときは感動した。 感動(=喪失感)を与えるために、視聴者の心の中にクローンの存在感を大きくする必要があり クローン変化後に家族が戸惑い、受け入れ、家族に尽くすまでの描写に時間を多く費やしていた。 (家族に認められるという欲求以外の)自分の利益を顧みず、子供の危機を救い、家事をする献身性に みさえが心を打たれたが、同時に視聴者も心を打たれたと言える(みさえは視聴者に近い立ち回りだろうか) 喪失感を与えるプロットが十分に練られている一方で、黒幕の「父親の復権を目論む」というシナリオがかなりおざなりになっており 社会に参画する組織として怪し過ぎたり、事故を起こしたロボット施設への大人からの言及がなかったり 公園で父親と主婦が対立する問題も、最終的に会釈をして済ませていたが和解やお互いの内省を描写する演出が欠けていた。 警視が黒幕で頑固親父ロボットを操るというネタは裏をついていたが 警視の美への拘りと家庭で蔑ろにされたトラウマの関連性が弱かったし 何よりこの問題に野原家もロボとーちゃんも関与せず、黒幕への回答も「かっこ悪い」とピーマンを進んで食べることで済ませていた。 このテーマに本質的に言及するなら、父親側の代弁者と母親側の代弁者を用意して、歩み寄りをする必要があり それはたとえ子供相手の作品であったとしても、難解な表現にならないよう気を付けなければならないというだけで 両側の代弁者が必要という本質は変わらないはず。 たとえば、サブキャラの段々腹(新米女性警官)に、公園で父親を退ける主婦側の役割を持たせて 当初はやや傲慢な主張をさせながらも主婦側の傲慢さや父親の頑張りに気づき内省する機会を与え 最終決戦でその経験を踏まえた歩み寄った主張をして相手を説得することで「父親の復権を目論む」というテーマを前面に出せる。 さらに、ロボとーちゃんの働きに感化され父親側の頑張りに気付くというシナリオにすることで 野原家やロボとーちゃんとテーマの紐付きが強固なものになる 父親復権を目論む黒幕と父親を蔑ろにする段々腹 →黒幕側の復権計画の発端として家族の繋がりを絶つためにひろしをロボ化 →ロボになっても家族に尽くしたいという家族愛の顕在化として、ロボとーちゃんの家事への励み・救出 →ロボとーちゃんを通じて父親には深い苦労と家族愛があり尊重しなければならないと内省し学ぶ段々腹 →その学びを通じて黒幕を説き伏せる段々腹と、自らの計画が発端となり巡り巡って反発する形で帰ってきた黒幕 もっと踏み込むと、敵幹部の女は「結婚できない嫉妬から子連れ主婦を憎悪いている」する設定にして段々腹と対立するが ひまわりを守るみえさの姿を通じて反省し段々腹と和解、最終的に黒幕を説得する側に回ると話が収束するし野原家とテーマの関わりが強くできると思った。 問題は97分に収まるかという点と子供も理解できる表現にできるかだが、不可能ではないはず。 子供向けとして笑いを取る場面は数多くあり、 しんのすけが我慢してピーマンを食べるという描写により教育教材的側面を兼ねてた点は良い。 【Donatello】さん [映画館(邦画)] 7点(2017-07-23 10:37:43)(良:1票) 20.《ネタバレ》 ある人間と同じ記憶・人格を持つロボットは果たして本人と言えるのか?という、別段珍しくもないテーマが下敷きになっているんだけど、しんのすけの「どっちのとーちゃんも頑張れー!」というセリフでもう号泣。直前まで「いくらなんでも五木ひろしロボットはどうなのよ」と思っていたことも忘れてハンカチを濡らしました。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-05-31 00:58:46) 19.《ネタバレ》 アマゾンビデオで観賞。いや、驚いた……。クレヨンしんちゃんは昔々雑誌(アクション)でたまに見たが、へったくそで雑な絵、ほんとしょうもない下品な展開、あーくだらねぇくだらねぇ、完全に幼児向けだな、それもしょうもない幼児向け……というのが正直なところだった。子供が見るから映画を何本か一緒に見たが、わけわからん展開と笑えもしないオチでますます低評価だった。ところがこの映画は……。なんなんだよこれ(笑)。自分がみた数本のしんちゃん映画とはまるで違う。段違いに出来がいい。ロボとーちゃんの奮闘する姿が美しい。腕相撲の場面でしんちゃんが「どっちの父ちゃんも勝て!」と応援するところなんか最高。映画を見ている全員がそう思っただろう。父子愛の生々しさに圧倒されてしまう。ドラえもん映画よりもずっと上じゃないか。一体いつからこんなことになったのか、過去の作品にも目を向けてみたくなった。ちなみにこれはもしかすると「いぬやしき」の元ネタということになるんじゃないだろうか……。 【空耳】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-05-03 02:07:29) 18.《ネタバレ》 映画館で見ようと思ったものの、タイミングが合わずにDVDにて鑑賞。 もう、最後のシーンで泣きました。 前情報が一切なかったので、最初はひろしが改造されてしまって悪と戦い、最後には元に戻ってめでたしめでたし …と思っていたら、まさかコピーロボットだったとは。 最初はロボであることを受け入れてもらえないロボとーちゃんが、様々な活躍の末ついにみさえにひろしとして認めてもらえた …のに、本物のひろしが登場すると(当然だけど)みさえはそちらを選ぶわけで。 身体はロボだけど、中身はひろしそのものなのですから、自分の最愛の人から(あえて表現しますが)捨てられるという感覚は相当なものだったハズ。 もう、切なさ全開です。 自分に置き換えたら恐怖そのものです。 そして、最後の腕相撲からのラストシーン。 途中でこうなるだろうな、というのは読めていました。読めていたけど泣いた。 ロボとーちゃんは人間ではありません、ですがこれは紛れも無く親と子の「死別」 ベッタベタだけど、こういう展開にはすこぶる弱いのです。 五木ひろしロボはぶっ飛び過ぎだとは思いましたけど。 【HIGE】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-02-04 13:31:31) 17.《ネタバレ》 ロボとーちゃんを通して、家族愛や父親のあり方を描いた内容で、クレヨンしんちゃんの「いつものパターン」でありながらも、涙を誘うシーンがいくつもありましたね。特にしんのすけへの拷問シーン、ベタだなぁ・・・とは思いながらも涙が止まりません。ただ、本物のとーちゃんと記憶をコピーしたロボとーちゃん、それに対して家族は・・・?というテーマを、子供でも楽しめる内容にしようとすると、どうしても掘り下げ方が甘くなるし、自分的には、なんだかスッキリしない・・・という印象です。 それよりも、警察署長(だっけ?)の黒岩仁太郎というキャラに興味が湧きました。家族から冷たく扱われ、でも何も言い返すこともできない・・・その鬱屈した心が今回の引き金となっているわけですが、これ、イジメられる子供や、理不尽な目に遭っても抵抗できないタイプの人の精神構造ですね。そして「いつかやっつけてやる!」という妄想だけが膨らんでいき、あまり良くない方向に進んでいく・・・。そういう彼が最後、ただ「やられて終わり」では、ちょっと救いようがないような気もしました。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-12-06 20:22:25) 16.またまた笑えたし泣けた。劇場でみるならこっちがよい。 【HRM36】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-04-21 16:00:01) 15.《ネタバレ》 腰痛を治すために怪しげな病院(?)に行ったら、とーちゃんがロボになってしまいてんやわんや。喜ぶしんのすけと、受け入れられないみさえ。こちらは笑いながらもこれって笑い事ですむのか?どうなっちゃの?と、心配しながら見つめることになる。社会生活もバリバリとこなし、徐々に馴染んでいくロボとーちゃん。難病のようにもう治らなくてもいっか! と割り切って付き合っていくべきなのだろうか。ここまでが前半の流れで、非常に丁寧に物語が進んでいく。 そして、後半になるとSF的にはよくあるかもしれないが、まさかこのクレヨンしんちゃんの流れでそれをやるか!という展開になる。ロボとーちゃんが必至に戦った後、みさえが夫として迎え入れるのは当然、生身のとーちゃんであるという哀しさ!! ロボとーちゃん本人としんのすけにとっては「本物」であるロボとーちゃんは、社会(みさえ)的には「偽物」になってしまう。ここが物語のラストシーンで描かれ、本当にグっとくるのである。 と、大筋の物語はクレヨンしんちゃん映画でもブッチギリの良さである。 それなのにラスボスが「五木ひろしの物まねをするコロッケロボ」って、誰が喜ぶの?うだつのあがらない父親達への問題提起からでてきたボスキャラなのに、五木ひろしと何の関係があるの? 亭主関白の象徴ってこと?それ、絶対子供わからないよね。ラストバトルが寒々しすぎて辛かった。 野原家とロボとーちゃんをこれだけ丁寧に描いているのに、なんでこーなっちゃったんだろう。ラストバトルが、凄くどうでもいいモノにしか見えなくなった。 ラスボスだけ差し替えたバージョンが見たい! 【すべから】さん [映画館(邦画)] 7点(2015-03-27 23:32:40) 14.「恋人や家族がロボット」という話は、個人的に大好きなので期待し過ぎたかも知れません。悪くはないのだけど、あと一歩踏み込みが足りなかった感じです。この手の映画は、①物凄いことができるが、人間界の常識を知らないため起きてしまう騒動、②これ(?)はロボットなんだぞ・・・という葛藤、そして③人を助けるために大破した際、手足が千切れたりする描写と、ロボットであるが故、平気な顔で残った部分を動かそうとする時に観る側が覚える何とも言えない違和感、この3つが重要だと考えます。今回は、話の構成上①は無理だったと思いますが、②、③をもっと掘り下げてほしかったです。オトナ帝国には残念ながらおよびませんが、アナ雪やベイマックスよりは良い作品だったかな。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-28 00:30:52) 13.《ネタバレ》 さすがに荷が重すぎたかな、と。 これって「ひろしがロボになった」話でもあり「ひろしが二人になった」とも言える内容なわけです。一方は記憶や性格のコピーで「生まれた」ロボット。つまり、「人の記憶をコピーした機械には人としてのアイデンティティは存在するのか」みたいな、攻殻とかあっちの領域のテーマに足を突っ込んじゃってるところがあるんですね。 しかし、本作が描こうとしているのはあくまで「家族愛・父親愛」。クライマックスシーンでロボひろしが息絶えても、ロボであるけどひとりの人間の死であることには違いないという倫理観には一切ノータッチ。あくまで家族の幸せのために身を呈した父親としてしか描いていません。 このテーマと素材の齟齬感が、どうもスッキリしない。 さすがにクレしんで、精神転送という、倫理を問われるアイテムを取り扱ったのは、マズかったんじゃないかと。 【Jar_harmony】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-12-27 10:51:43) 12.《ネタバレ》 もうすぐ3歳児の父ですが、深夜にひとりで鑑賞。 ひとりで見てよかったと思うほどボロッボロに泣けてしょうがなかった。ロボとーちゃんの心はまぎれもなく父であり、野原ひろしそのものであり、その死は子どもとの別れそのもの。そうだよなあ、ロボとーちゃんだって、ずっと家族を守りたいよなあ、ずっと一緒にいたいよなあ、しんのすけやひまの成長を見守りたかったよなあ……。 しんのすけが最後までロボとーちゃんを愛してくれたのが、本当に救いだった。個人的にクレしん映画で最高の名作。 【ブラック武藤】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-12-10 02:15:39) 11.前評判の高さから、オトナ、戦国を越えるものを期待して見に行ったせいで すこしがっかりしてしまう。 何も知らずに見たかった。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-28 00:18:44)
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