みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
91.《ネタバレ》 監督はタランティーノでしたか。どうりで、残酷な描写が多いわけだ。 そして無駄なシーンも多い。正直ちょっとだれるところもあります。 とくにマスクをかぶるかぶらないのやりとりに、あんな尺を使うなんて。タランティーノ以外に許されませんww。 この単純なストーリーなら2時間以内に収めてほしいものです。 尺が長かった割に、ジャンゴの奥さんヒルダの出番は終盤だけ。ヒルダの人物の描き方が足りないように思います。 ジャンゴとシュルツの旅と同時進行で、時折ヒルダの現在の状況も教えてくれたら、もっと感情移入できたかもしれないです。 復讐劇や救出劇なら、ヒロインの魅力ってとても大事だと思うんですけど、その魅力がいささか足りなかったように感じます。 基本わかりやすいストーリーなんですが、終盤の流れだけなぜあんなめんどくさいことになったのか、いまいちよくわからなかったです。ディカプリオ演じるカルビンは、結構話が通じそうな相手に見えましたけど。普通に売買交渉できそうでしたけど? あれ?気づいたら不満を書き連ねている(^_^;) 今更ですが、面白い映画でした。 ジャンゴがメキメキと銃の腕を上達させていくのは爽快。ジャンゴとシュルツに信頼関係が築かれていくのも心地よい。 そしてアクションではなんといっても早撃ちが最高。そのスピード感はトップクラス。 映画全体をもう少し尺を削ってコンパクトにまとめてくれたら、より高評価になったかも。 あ、この人ここで退場になっちゃうの?っていう意外性は、タランティーノならではですね~。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-08-29 23:43:23) 90.《ネタバレ》 レッド・デッド・リデンプション2を実写化したような世界観。 3時間コースでも飽きずに楽しめる。 タランティーノ監督の世界観は嫌いではないが、あまり残酷なのも苦手なので、そこは少ししんどかったかも。 ジャンゴといえば、昔見た、棺桶ひきずるほうのジャンゴとなにか関係あるのかな、と思いきや(オープニングの音楽・字幕などがオマージュ)ストーリー自体は連続性等はなさそうだ。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-19 12:18:50) ★89.《ネタバレ》 面白い。 タラちゃんは本当にストーリーテリングが上手い。 冒頭から「これは一体、どんな物語が始まるのか!?」と観客に期待させる映画的醍醐味。 ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツを筆頭に芸達者達の演技合戦も楽しい。 姉さんの撃たれ方、お屋敷の吹っ飛び方、痛快! 本作を観てこんな事を思うのは私だけかも知れないが、アメリカが過去の悪行を様々に形を変えて映画の形を借りて描くと言う意味では、本作(奴隷制度)とオッペンハイマー(原爆製造と使用)は同じカテゴリーの作品だと思った。 そして、両作を比較すると全ての点で本作の方が遥かに優れていると私は思った。 今に至る分断の根源をエンタメの形を借りて描き切ったタラちゃん、やっぱり凄い監督さんだ。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-04-25 22:50:35) 88.クリストフ・ヴァルツさんのファンなのです。 どの場面の演技も素晴らしいと、たっぷり堪能した。 賞をいくつか受賞したそうだ。 その価値はあると思った。 白人が主のウエスタンを、黒人主人公で描きたかったのか? 主役のジェイミーさんにもうちょっとオーラがあれば、他の大物たちと対等にに立ち向かえたのかも、と感じた。 L・ジャクソンさんやディカプリオさんも憎たらしくて良かった。 【たんぽぽ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-10 15:35:49) 87.面白かったのですが、驚きはありませんでした。もう少し捻りがあるとよかったかな。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-06-13 14:53:13) 86.歳を重ねるごとにジャック・ニコルソン的雰囲気を醸し出してくるディカプリオさんですが、そろそろ彼の悪役を見てみたいなあと思っていたところで本作品を知りました。彼の役柄についてはちょっとイメージしていたものと違いましたが。 タランティーノ監督の言葉へのこだわりがひしひしと伝わってくる脚本がとても好きになりました。普通、そこでそんなこと言う??というようなウザい絡みが最高です。 まるで呼吸をするように殺人をするような映画は本当は嫌いですが、それでも見たいと思える魅力に溢れていました。見て良かったです。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-22 16:53:24) 85.むかつく奴をぶちのめす爽快感は、悪役のレオナルド・ディカプリオらの憎たらしさがもたらしているのでしょうね。 いやあ、面白い。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-20 23:02:06) 84.《ネタバレ》 タランティーノ節満載の歴史娯楽作ということで少し期待したのだけれど、タランティーノの作風は僕の好みとはあわない(「いい」「悪い」の問題ではなく)。近年は、合わないことはわかっているのに、魅力的な場面が必ずあって見過ごすことができないという、不思議な位置づけの監督だ。今作のよかったところ。まず冒頭のシーン。歯医者の馬車と怪しげな外国人の登場。タランティーノ映画の冒頭としては最高レベルだと思う。そこから、ジャンゴとシュルツのバディ・ムービーとしても素晴らしい。とくに、個人的に好きなのは、シュルツが語るドイツの昔話をジャンゴが聞くシーン。子どものように目を輝かせるジャンゴ。冒頭は絶望と憎しみだけしか感じなかった「奴隷」ジャンゴが、少しずつ「人間」になっていく過程が本当に素晴らしい。こうゆうヒューマンな絵をタランティーノの独特の節回しで語られると、なんだか妙にグッときてしまう。ところがどうも自分の好みから離れていくのは、ディカプリオ登場後のシュルツ&ジャンゴ対キャンディ一家の対決になってから。一つ一つのシーンが長く、台詞が長く、へんな緊張感だけで引っ張られる。好きな人は好きなんだろうなと思いつつ、だんだんうんざりしてくる。それから、これは個人的な事情だけど、このあたりから、膨大な台詞量を英語で聞いて処理する限界量を超えてしまったようで、まったく頭に入ってこなくなってしまった。とくに、最後の「黒幕」のサミュエル・L・ジャクソンの黒人英語の台詞は何言ってるか、本当にわからず・・・。物語は単純なので、どういう話かは十分理解できたけれど、細かい台詞の内容を味わうことはかなわなかった。このあたりは日本語字幕版で見直したいけれど、たぶん何言ってるか理解できても評価はあまり変わらないと思う。タランティーノの映画は、台詞の内容よりも、台詞のやりとりが生む緊迫感とそれと一体化したバイオレンスが、やっぱり真骨頂だと思うし、それこそが、自分が「合わない」と感じてる部分なので。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2020-02-08 23:57:52)(良:1票) 83.《ネタバレ》 いや~、これは面白かった。 安っぽいマカロニウエスタン風のオープニングテーマから全く期待していなかったので、 メチャクチャハードル下げて見ました。 登場人物が派手に殺されていくやり方が実に爽快でした。 私は基本ドンパチものは嫌いなんですが、この作品には本当にやられました。 全く予備知識なしで見たものですから、ドン・ジョンソンやディカプリオが登場したのは意外でした。 タランティーノまで登場しましたが、彼らを羽振りよく殺してしまう脚本は素晴らしかったです。 黒人の最大の敵を黒人にしたのも面白い設定でした。 まさかあの黒人さんがサミュエル・ジャクソンだったのは見終わって知りました。 凄い役者ですね。 私の採点は8点はソフト購入なんですが、ちょっとソフト購入まではいきませんが、 この映画は8点献上したいと思います。 ホント、何も考えずに見れる最高の娯楽作品です。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-01-16 13:22:21) 82.《ネタバレ》 ディカプリオが殺されるぐらいまでは、リアルな人間ドラマで、かつ張り詰めた緊迫感が良くて「さすがタランティーノ監督」と思ったのですが・・。その後の銃撃戦は、ジャンゴが超人過ぎて「さすがにあり得ない。マンガか?」と思いました。トマトを潰したかのような過剰な血のりも嘘くささを助長していて私は受け入れられませんでした。本当に、途中まではイーストウッドの「許されざる者」のような殺伐とした乾いたリアリティがあっただけに残念です。 【wayfarer】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2019-11-25 21:20:38) 81.タランティーノ監督だと言われなければ、気が付かないかも。昔ほどのパンチ力はないのですかね? 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-11-04 00:05:23) 80.タランティーノ映画にしては普通の作品。「デス・プルーフ」以前の独特な作風・演出が抑えられ、何か物足りなさを感じてしまう。ただ、それでもやっぱりタランティーノ映画は面白い! 監督の他の作品にも言えますが、今作の選曲も相変わらず素晴らしく、未だにサントラを聴き続けています。ジャンゴ演じるジェイミー・フォックスがとにかくカッコよく、他の登場人物もみんな個性があるだけでなく、どのシーンを見ても演技に妥協がない。ラストシーンのケリー・ワシントンの仕草がめちゃくちゃかわいい! 【たけたん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-09-28 17:29:38) 79.《ネタバレ》 歴史が裁けなかった巨悪をタランティーノが映画で成敗します・・! シリーズ第2弾。本作はC・ヴァルツが圧倒的に楽しい。膨大な台詞もなんのその、スラスラと流暢に自らの言葉のように溢れだす姿は観ていて本当に楽しい。そんな愉快な彼をいつまでも観ていたかったのに、、、一番楽しいキャラの途中離脱はやはり残念、無念。後半、J・フォックスも孤軍奮闘で頑張っているが、如何せん口数が少なすぎてタランティーノ映画の主演向きじゃない気がします。やはりこの監督の映画では、ガンアクションよりも言葉遊びを楽しみたい! と改めて思ったのでした。KKKの描き方は面白いと思う。彼らをここまでコケにして茶化した描き方をしたのは、映画史上でもタランティーノが初めてでは? 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-01-16 21:39:33) 78.悪くはないんだけども。昔のタランティーノ作品のもつ突き抜けた面白さがない。逆に言うと、正統派の映画になってきているのだけれども。レオ様の演技は、いつものように上手い。心に響くかどうかは別にして。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-22 22:08:17) 77.《ネタバレ》 緊張感ある会話劇で観客を繋ぎ止め、激しいバイオレンスで爆発させる。 それを除けば、タランティーノにしてはビックリするほど正攻法な映画で、 小手先のテクニックに頼らずとも、もはや巨匠の領域に入っているほどの演出力と画の重厚さを証明させる。 同時に若さゆえの鋭さがなくなって、ちょっと寂しい限りだが。 我慢に我慢を重ねて、キャンディを撃ったのが同じ白人のシュルツであり、 ジャンゴが止めを刺した黒幕が同じ黒人のスティーブンというあたり、 善悪のステレオタイプに陥らないタランティーノの知性の良さが感じられた。 とは言え、165分はとにかく長く、ラスト20分の仕切り直しはいらなかったような。 クライマックスの銃撃戦で決着をつけて欲しかった。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-06-23 16:48:59)(良:1票) 76.滅茶苦茶やるのはいんだけど、やりすぎで後半は醒めてしまった。 【爆裂ダンゴ虫】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-08-27 00:33:02) 75.《ネタバレ》 イングロリアスバスターズに続き、ホント面白い。 タランティーノが好む暴力シーンは健在で差別社会の理解しがたい時代に何とも言えない怒りが込み上げてくるがジャンゴが気持ちよく血しぶきブシャーと吹き飛ばしてくれる。まさに爽快。 長い時間も気にならないくらいサーっと観賞できた。シュルツがちょっと可哀想だったかなぁ~。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-02-08 10:52:48) 74.《ネタバレ》 南北戦争前の奴隷黒人があたり前のアメリカ南部を舞台に、ドイツ人と黒人のコンビの賞金稼ぎを描いた、一種のバディもの、そして血しぶきがブチャーと飛び散るマカロニウェスタンもの。突然出てくるドイツ人のヘンテコな馬車、そして奇妙なやりとりからの瞬殺の銃撃で、いきなり映画の世界にのめり込まされ、あとは、どこを切り取っても、かっこーいーのオンパレードで、気が付きゃ終盤、悪い奴らをボッコボコにするカタルシスとともにスカッとして終わり。「イングロリアスバスターズ」ではユダヤ人が、そして今作では黒人の観客が大喜びしそうな、歴史的に虐げられてきた者たちへ捧げるシリーズとでも言いましょうか、とにかく、最後は銃撃バンバンで、こっちのテンションはウヒョ――――ってなって、大満足でした。古いけど新しい所とか、奇妙な会話劇からの激しいアクション、エゲツナイ所は徹底的などタランティーノらしさも存分に味わえました。長いけど。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-11-02 01:38:19) 73.《ネタバレ》 前作でナチスをコテンパンにやっつけたけど、オレは別に何のこだわりもないんだぜ、ってことなのか、この作品ではドイツ人のナイスなオヤジが登場。マカロニウェスタンがベースかと思わせて、実は何でもアリアリ。 主人公のジャンゴは黒人で、物語の背景には奴隷制度というものがあるけれど、別に人種差別を批判しようってな意気込みがあるようにも思われなくって(ホントはあるのかも知れんが)。単に「ヒーローは虐待を受けねばならぬ」「敵は理不尽でなければならぬ」「最終的に敵は徹底的に殲滅されなければならぬ」「だってその方が面白いもん」というサドマゾ的お楽しみのためには、うってつけの題材が奴隷制度だった、ってな感じですね。 後半は(終盤を除き)会話が中心になりますが、そんなにスピーディーなものではなく、ディカプリオがネチッこい。で、たまりかねたのかクリストフ・ヴァルツ演じるシュルツがこれを射殺し、「すまん、ガマンできんかった」などとアッサリのたまうのが絶妙。前半において、あくまで自分は法に基づいた処刑を行っていることを強調していたこととの対比。あるいは、ジャンゴが3兄弟に「つい」手をかけてしまったこととの連関。 おそらくは「派手な死」ほどオイシイ本作の中で(だって、ねえ、カントク)、せっかく頑張っていた(頑張り過ぎていた)ディカプリオにも、もう少し盛大な死をプレゼントしてあげて欲しかった気もしつつ。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-10-28 14:31:44) 72.《ネタバレ》 この作品の構成には媒介項が不可欠である。まずは、黒人の味方をする白人が筋を引っ張る(黒人主人公と助力白人が捜索の旅に出る)→それを、白人の体制に忠実な黒人が妨害する→とうとう主人公の黒人の大活劇。プロップの『昔話の形態学』における、説話の必勝パターンのことを考える。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-28 21:57:43)
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