みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.実話に基づいているといっても映画の出来はどうかと・・ 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-09-21 23:03:53) 12.《ネタバレ》 長かった。 映画2本見たくらいのボリュームで、2本目で忽那汐里の出番が増えたので、頑張って最後まで見られたけど、疲れました。 作品の内容としては、正直言って恩着せがましい。 自らのことを省みず、困っている人を助けるのは良いことだけど、流石にここまでやられると嘘臭い。 食べるのにも困ってるくらい貧乏なのに負傷者の為に食料を提供するとか、戦争が始まって自分たちの命も危ないのに救援機の席を譲るとかあり得ないことだらけ。 感動物語の脚本を発注して、こんなストーリーを作って来られても即却下でしょう。 それくらい酷いべたな感動物語だけど、実話と言われてしまうとぐうの音も出ないです。 そんなわけで、娯楽作品としてはどうかと思うけど、後世に伝える為の記録映画としては良く出来てるんじゃないかと思います。 あと、どうでもいいことだけど、鑑賞環境を邦画にするか、字幕にするか、悩みました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-05-22 18:56:28) 11.《ネタバレ》 実話を基にしたトルコと日本が仲良くなるきっかけとなった事件を題材にした話。 トルコに旅行に行くとみんな無料で案内役を買って出たりと すごい親日国だそうです。 そのキッカケがエルトゥルール号事件。 トルコ海軍が日本の沖合いで沈没した時に和歌山の漁民が嵐の中救助したという事件と 逆にイランイラク戦争時取り残された日本人をトルコの航空会社が 危険を冒して救助した事件が描かれる。 ただ映画作品として見るならちょっとグダグダな内容。 【Dry-man】さん [映画館(字幕)] 3点(2016-11-13 13:05:08) 10.海難事故もテヘラン邦人救出も実話が基になっているのでケチはつけたくないが、メヘラーバード国際空港でのやり取りでは、トルコの人が何故道を開けたのかわからないと思うのだが? もうちょっと、演出を変えたほうが良かったんじゃないかなぁ。 どうでも良いが、あれだけ国民が残っているならもう1~2機飛ばせばよかったんじゃないのか?(乗組員も志願していたことだし) 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-11-02 23:14:13) 9.《ネタバレ》 まず前半では、海難と遊興の対比が意味不明だとか、悪人が突然転向して本当はいい人だったことになるといったマイナス要素が何かと多いが、そういうのも感動物語に紛れて見過ごしにしてしまう面がなくはない。一ついいと思ったのは、日本人は相手に頭を下げられると頭を下げ返さずにはいられない人々だというのを映像化していた場面だった。 しかし素朴な疑問として、両国の民に共通のメロディがスコットランド民謡(誰かさんと誰かさんが麦畑)だったというのは実話なのか。2013年の別の映画でも似たような場面があったが、それは当の相手国の歌であり(蛍の光/Auld Lang Syne)、かつ原歌詞がその場面に合っていたからこそ感動的だったのであって、トルコ人相手に同じことをしても違和感しかない。表層的な文化は違っても、人の心は間違いなく通じたというだけでいいのではないのか。 また劇中の海難救助が「村人たちにとって当たり前のことなんだ」というのは紀伊大島に限らずその通りと思うが、それなら助けられた当人を相手にして、これでもかこれでもかと恩を着せるようなことを言うものではない。トルコ人は船が難破すると生存者を殺して財物を奪う民だとでも言いたいのか。自分の善行を強調しすぎて相手を貶めている。 後半に関していえば、日本人も陸路で逃げればいいのでは、という素朴な疑問を解消しようともしないまま、トルコ人の一部を排除してまで日本人が割り込んだ形になっていたのは非常に抵抗感がある。助けられたのは事実であるから感謝しなければならないが、そもそも日本国政府とナショナルフラッグキャリアの尻拭いを他国にやらせておいて、それは恩返しだから当然だ、というような映画を作ったのは日本側として恥ずかしくないか。そんな根性でよくも前半では偉そうに説教などしたものだ。 加えて、緊急時に怒鳴るばかりで妻子を危険にさらすような男を、よりによって真っ先に助けるなどという展開は全く受容できない。男児が泣いていたのは父親が激高していたのが原因だろうが。自分だけ残って死ね馬鹿が。 以上、ネット動画で見ていればいいものをまともに映画化などするような話か、というのが正直な感想だった。点数は日本人とトルコ人の友情のために入れておく。ちなみに個人的には自室の壁にトルコの青い目玉の魔除けを3個も飾ったりして親トルコ派のつもりだが、最近は何かと物騒な国になってしまったのが悲しい。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-07-30 21:40:59) 8.《ネタバレ》 一世紀以上の時を経て、受け継がれるトルコと日本の友情物語。和歌山串本沖でのトルコ船海難事故とイラン・イラク戦争。それぞれにおいて両国が何をして何をしてもらったか、それを知って初めて両国の友情の意味がわかるというもの。同じ俳優を起用しての時と国を越えた友情に関して、無理はあるんだけど伝わるモノはあった。素直に心温まるフィナーレ。この映画を観た限りでは両国関係は当分の間、磐石なり。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-01-11 23:12:20) 7.良い話ではあるんですけどね。わざとらしい演技と話の展開に冷めてしまいました。 この話なら、誰だって感動作に出来ると思うんですよね。 正直、ネットのエルトゥールル号とトルコ航空の話の方が感動してしまいます。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-01-11 13:14:29) ★6.《ネタバレ》 直球勝負の良い映画。 串本町に行って慰霊碑に祈りたくなる作品。 トルコの皆さん、あの時は不甲斐無い日本政府に代わり日本人を助けてくれて本当に有難うございました。 【たくわん】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-01-11 13:00:06) 5.《ネタバレ》 感動的作品です。国家や民族、宗教を超えて人間としての「真心」が通じ合うということを歴史的事実として教えてくれています。遭難現場で後日、慰霊を行うシーンでは、イスラム教のコーランが唱えられている横で、村民たちが仏式で手を合わせ拝んでいました。人の死を悼む気持ちにはいかなる宗教に区別があるものではないことや、本来のイスラム教は決して排他的な宗教でないことをあらためて感じます。 一方で、映画としてはやや「難」が多い作品となってしまっていたようです。 まず、ストーリーの構成が中途半端です。「遭難事件」と「イラン脱出」のつながりが弱く、それぞれが別のエピソードのように感じられてしまいます。後半部では“エルトゥールル号”というセリフは一切なく、なぜトルコの人たちが大使館員の説得に応じたかという背景になっていません。特にトルコ俳優になじみのない我々にとっては、大使館員とトルコ士官の俳優が同一であることに一見しただけではわかりにくく、そのため「どこかでお会いしたような気がする…」というセリフが全く生きてきていません(その原因は大使館員がひげをはやしていなかったためです)。 定石ではありますが、理想的な構成としては、 ①イラン=「日本人がイランで脱出できない」→「トルコが救援機を出すことになった」→「なぜ、トルコが?」 ②日本=「エルトゥールル号遭難事件(遭難→村民の救護→人々の「真心」) ③イラン=「恩返しとして救援機を出す」→「全員は乗れない」→「エルトゥールル号を思い出せ(大使館員の説得)」→「日本人脱出」 ④イラン空港=(女)「どこかでお会いした気がする…」(大使館員)「ええ、トルコは真心を忘れない…」 というようにすれば、もっと感動が増したのではないかと考えます。 秋月達郎さんの「海の翼」という小説もこのような構成になっていました。 【pascal649】さん [映画館(邦画)] 7点(2015-12-31 01:43:24) 4.《ネタバレ》 日本とトルコの友好自体とても素晴らしいし、和歌山沖で座礁した エルトゥールル号の乗務員を救った逸話を映画化した事はステキだと思いますが、 何点かわざとらしい演出が鼻につき、首を傾げてしまう部分が個人的に残念でした。 例えば荒波にもまれて転覆した船のシーンなどの迫力は素晴らしかったですが、 その波と宴会してる所での金魚蜂が転倒するところをシンクロさせて見せたり するのはちょっとセンスないなと感じたり。 かたせ梨乃、竹中直人などの役者の使い方もいまいち活かされていないし、 大作の雰囲気を出したかったとしてももう少し全体の進行テンポを上げて 救出されたトルコの方の心情を掘り下げても良かったかなと感じました。 終盤トルコから脱出を試みる現地の方と日本人のシーンはとてもよかったです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-12-29 20:03:50) 3.作品の出来とかそういうことよりも、日本とトルコが合作でこの映画を完成させてくれたことが嬉しい。 1890年、エルトゥールル号遭難時。 献身的にトルコ兵の看病をし、遭難時に痛み、汚れた彼らの所持品の手入れをする串本の人々。 トルコ兵が奏でるトランペットに乗せて串本の人々が合唱する”故郷の空” 1985年、イラン・イラク戦争時。 日本人のために即決で対応してくれたトルコの官邸、トルコの航空会社。 危険を冒しても日本人のためにもう1機飛行機をテヘランに向かわせ、 テヘランの空港で見捨てられようとしていた多くの日本人に飛行機の席を譲ってくれたトルコの人々。 多少の脚色はあるのかもしれませんが、100年の時を経てつながる様々な真心に感動しました。 トルコの人々への感謝と共に日本とトルコ両国のますますの友好を願わずにいられない作品でした。 【とらや】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-12-22 17:35:13)(良:1票) 2.《ネタバレ》 NHKをはじめとする様々なドキュメント番組、書籍などを通して、ある程度知識の底入れがあった。串本の人々が生活に余裕のない状況も顧みず献身的にトルコの遭難者を救助したこと、また、イラクの戦場の地で、トルコの人々が日本人のために危険を承知で陸路を選んだこと、この2点が事実であるなら、どう描いてもこてこての美談になるだろうという予感があった。つまり、映画で表現すれば 「やりすぎだ」 と言われても不思議ではない話が現実に起きていて、感動が偽物に感じかねないほどの美談だった、ということ。初めからそういう思いで鑑賞した。トルコ海兵たちを見送るために、浜の人々が総出でずらっと並んだ光景が出たときは、鳥肌が立つほどの感動がきた。(ここ、思い切りネタバレですが → ) エンドロールが終わって席を立とうとしたとき、トルコの現首相が大きく映し出され、私たち観客に向かってあいさつの言葉を述べられた。この映画は、単なる安っぽいプロパガンダ作品ではなく、日本とトルコ両国の絆を深めるための、尊い記録映画でもあるのだと思う。ちなみに、安倍首相は映らなかった。トルコで上映される場合は、日本の首相があいさつしていて欲しいと切に思う。 【tony】さん [映画館(邦画)] 10点(2015-12-16 23:36:05) 1.《ネタバレ》 トルコとの合作だけあって比較的お金が掛かっており、邦画特有のチープさは何とか避けられている。作りは感傷的で臭みを感じるが、台湾映画の『KANO』も似たようなものなので伏せておこう。ただ、1890年のエルトゥールル号と1985年のテヘラン脱出劇との繋がりが希薄で、前半のエピソードで多く割いている分、後半の別ジャンルを見ている唐突さが否めない(『アルゴ』を意識?)。トルコ大使館員の説得でこれだけ動かせるには説明不足というか、エルトゥールル号の件がなくても事が進みそう。もし、輪廻転生を匂わせるなら同時進行で描くエンタメに徹するか、事実を重んじ、エルトゥールル号のみに絞ってドライに描くべきかと。これはどちらも描き方が中途半端だから煮え切れない印象が否めない。『KANO』のように作り手の本気が感じられたら違っていたかも。 【Cinecdocke】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-12-14 21:08:10)
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