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マンチェスター・バイ・ザ・シー

Manchester by the Sea
2016年【米】 上映時間:137分
ドラマファミリー
[マンチェスターバイザシー]
新規登録(2017-02-27)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-10-01)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-05-13)


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監督ケネス・ロナーガン
キャストケイシー・アフレック(男優)リー・チャンドラー
ミシェル・ウィリアムズ(女優)ランディ
カイル・チャンドラー(男優)ジョー・チャンドラー
ルーカス・ヘッジズ(男優)パトリック
カーラ・ヘイワード(女優)シルヴィー
テイト・ドノヴァン(男優)ホッケーのコーチ
スティーヴン・ヘンダーソン(男優)エメリー
ヘザー・バーンズ(女優)ジル
マシュー・ブロデリック(男優)ジェフリー
高橋広樹(日本語吹き替え版)
園崎未恵(日本語吹き替え版)
内田直哉(日本語吹き替え版)
河西健吾(日本語吹き替え版)
日野由利加(日本語吹き替え版)
村治学(日本語吹き替え版)
脚本ケネス・ロナーガン
音楽レスリー・バーバー
製作マット・デイモン
クリス・ムーア〔製作〕
アマゾン・スタジオ
製作総指揮ジョン・クラシンスキー
配給ビターズ・エンド
パルコ
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【クチコミ・感想】

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14.《ネタバレ》 抑えた演技のC・アフレックが感情を露わにするのは、取り調べ後に自殺を図る場面と、元奥さんから赦しを受ける場面だろうか。心を鷲掴みにされる。現在と過去を交えた物語の構成の巧さに、映画だということを忘れる自然な演技と的確な演出の妙が加わった良作。ボートで海に出る場面を始めとラストに対比させるのは、王道かもしれないが秀逸。 カワウソの聞耳さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-04-01 20:49:51)

13.《ネタバレ》 主人公・リーが人を拒絶しながら生きている現在パートと、快活な性格で友人も多かった過去パートが交互に映し出され、リーを変貌させたものは一体何だったのかというミステリーが提示される序盤の引きはかなり強く、また2つの時制の物語が両方よくできていることから、前半はかなり集中して見ることができました。
しかし、ミステリーの正体が明かされ、時制も一本化される後半は間延びしており、実際の上映時間以上に体感時間を長く感じました。リーとパトリックの関係性がこのパートのメインであるものの、両者にさほど変化がないまま似たようなイベントが何度か起こるだけなので、とても単調なのです。
ただし、ラストは意義深く感じました。リーが心を開いて終わりかと思いきや、パトリックのことは好きだしなるべく要望には沿ってあげたいけど、それでも過去が重すぎてマンチェスターでの生活は無理だわと言って去って行くのですが、人間の感情はそう簡単に折り合えるほど単純なものではないというある意味での真理を突いたオチとなっています。
あと本作で失敗だったのは、配信が字幕版のみだったので字幕での鑑賞になってしまったことで、会話はリアリティを重視してか、ある人物が話し終わらない時点で他の人が話し始めたり、複数の人物が同時に話していることもあったりと、字幕の情報量が原語の情報量をまったくカバーできておらず、吹替版を選択できるメディアで見ればよかったと後悔しました。 ザ・チャンバラさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-03-24 02:17:59)

12.《ネタバレ》 「乗り越えられない。」過去を背負って生きていかなければならない。心に刺さる映画でした。元妻との「あなたを憎んでいない。」のセリフもぐっときますね・・ 東京ロッキーさん [インターネット(字幕)] 9点(2018-03-13 12:59:34)

11.アカデミー脚本賞作品、いや~ なかなかシリアスな作品でした..途中で、主人公の理解できない言動の理由が明らかに..重い、とても重い、十字架を背負った彼の心中は、到底計り知ることはできない..自分が同じ立場だったら..と考えるだけで、なんとも言えないやるせない気持ちに..良作です..ドラマ好きの方、オススメ! コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2018-02-22 00:54:36)

10.《ネタバレ》 悲劇を経験して、陰気になってしまった男。
これがまたアメリカ人らしくない。
というか今までアメリカ映画が描いてこなかった陰気な男だ。
北欧的というか・・

この男の子のこれからも心配だ。
16歳の男の子を置いて、他の男と結婚してしまう母親って・・
後見人がいるから、これもアリなのかな?

アメリカ映画らしくない、アメリカの地方の人間模様。
こういう人たちの方が多数なんだろうね。
どこの国もよくある映画みたいな世界はないんだろうね。 トントさん [DVD(字幕)] 6点(2018-01-22 10:58:24)

9.《ネタバレ》 米北東部の小さな港町、マンチェスターを舞台にした人間ドラマ。そこに住む人たちはみんなマジメだけど、ぶきっちょ。それぞれの思いが交錯して気持ちが伝わらず、何だか笑えてしまうほどにもどかしい。そんな愛すべきキャラたちの人間模様を静かに綴る。素朴で哀愁漂う名演により、米アカデミー主演男優賞を掴んだケイシー・アフレック。ベン・アフレックの弟にして表情があのMr.ビーンにどこか似ているように見える!?良作。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2018-01-20 22:37:07)

8.《ネタバレ》 曇りの空や雪の降る海がとても似合う映画だった。この映画は限りなく「静」に近く、話はゆっくり進むものの、そのぶん丁寧に進行する。セリフから動作に至るまで群を抜いて自然かつ現実的で、主演のケイシー・アフレックは特にすごい。
一人の男を、これほどまでにかというほど深く掘り下げるので、感情の機微たる変化が手にとってわかり、彼が抱える過去や苦悩がリアルに感じられる。過去&現在といった時系列が交差するのも味わい深くて良かった。 カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-11-23 09:26:06)

7.ただただ暗い。。。予想はしていたが。ハッピーな金曜の夜に観る映画としてはバッドチョイスか。でも映像はとても綺麗。いい映画ではある。 kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-17 23:35:11)

6.《ネタバレ》  映画が始まった時点で主人公は既に終わってるんですよね。もうロクでもない状態でしかなくて。この映画が描くのは、主人公が何故終わってしまったのか、であって、これは救済の物語でも再生の物語でもありません。

 短い映像とバラバラな時間軸がモザイク状に散りばめてあって、徐々に主人公の世界が明確になってゆく、そのドラマは辛く、切なく、そして、でも、決して彼が癒されたり救済されたりが許されたりする訳でもない事もまたハッキリとしてゆきます。失われた者に対するその責任はあまりに重く、生易しい赦しなど存在しようがないのですから。
 彼は兄の遺志によって甥との関係を通して人間性を取り戻しそうにも見えますし、元妻の言葉によって救済されたようにも見えます。ですが映画の最後に至っても結局は映画の冒頭と同じように酒場で他人に殴りかかるような生き方しかできない、彼がもう終わっている事がハッキリしただけのこと。何処にも彼の居場所なんて、ありはしません。彼の辛い思い出の地であるマンチェスターは、そしてその地の人は、その気候と同様に彼に冷たい存在でしかありません。

 エンドロールの美しい風景の、だけど主人公を拒む限りない淋しさが染みる映画でした。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2017-06-27 19:55:15)

5.アカデミー賞脚本賞受賞しただけあり、たしかな構成と語り口で無駄がなく最後まで引き込まれた。
主人公の男が色々と闇を抱えているんだけど、次第に明らかになる過去と、現在の人々との関りを通じて揺れ動いて行く様を丁寧に描き出しており、不器用ではあるけどその生き方は素晴らしいもので感動的だった。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2017-06-25 21:07:00)

4.《ネタバレ》 ○無理なものは無理。リーの「I can't beat it」が物語る。リーもランディもパトリックもお互いにできる限りのことは頑張ってきたし、歩み寄ってきた。○登場人物同士の距離感の描写が見事だった。ラストの釣りのシーンも、ランディとの突然の再会のシーンも、パトリックが母親とその旦那と会うシーンも。○一方で音楽は微妙だった。 TOSHIさん [映画館(字幕)] 8点(2017-06-04 12:36:47)

3.《ネタバレ》 アメリカの小さな港町マンチェスターの冬の景色がとても美しい。

映画の後半、ミッシェル・ウィリアムズの「あなたを恨んでいない」の一言にはグッときて号泣してしまった。 爆裂ダンゴ虫さん [映画館(字幕)] 8点(2017-05-29 23:29:39)

2.《ネタバレ》 終盤で語り合うケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムズのツーショット。和解のムードだが、
二人の背景にあるのは、両者を縦に隔てる壁と空のラインであり、安易なハッピー/バッドエンド作劇を良しとはしない。

ボールをやり取りしながら坂道を歩く義理の父子の、引きのショット。あるいは釣り糸を垂れる二つの寡黙な背中のほどよい距離感が絶妙だ。
胸に沁みるラストになっている。 ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2017-05-15 23:59:35)


1.《ネタバレ》 (なんと一番乗りですか・・・ 責任重大ですね)
太鼓持ちでも何でも無く、アカデミー賞主演男優賞・脚本賞獲得も納得の素晴らしい作品。
時系列を巧みに入れ替え、ケイシー・アフレック演じる主人公リーの人となり・心情、そして心の傷を、台詞による説明を多用せず細やかに描いていく過程が素晴らしい。
主人公リーの抱える心の傷は余りにも深く、恐らく一生癒える事は無いだろう。
でも、図らずも後見人となった甥っ子との束の間の共同生活と不器用なぶつかり合い、そして郷里の人々とのふれあいを経て、
ほんの僅かではあるけれど主人公の心に光が差し始める過程は感動的だ。
何故、兄は自分の息子の後見人に弟を指名したのか。
映画冒頭の船の上でまだ幼い甥っ子と楽しげに釣りをするシーンと、
ラストのお互いに余計な事は喋らず、ただ黙って互いに釣り糸を垂れる描写がその回答ではなかろうか。
出番は少ないながらも、傷ついた弟と身寄りを無くした息子の行く末を案じた兄を筆頭に、主人公以外の他キャストも皆素晴らしい演技を魅せてくれる。
アメリカ映画は潤沢な予算に物を言わせたCGテンコ盛りの大作が殆どと誤解されがちだが、
本作の様な巧みな脚本・カメラワーク・素晴らしい音楽・素晴らしい演技で緻密な心理描写を紡ぎ出す事が出来る事に、
改めてアメリカ映画の懐の深さ・拡さを思い知らされた次第。
たくわんさん [映画館(字幕)] 9点(2017-05-15 13:03:01)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 7.26点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
325.88% line
400.00% line
500.00% line
638.82% line
71544.12% line
8926.47% line
9411.76% line
1012.94% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review4人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ケイシー・アフレック受賞 
助演男優賞ルーカス・ヘッジズ候補(ノミネート) 
助演女優賞ミシェル・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞ケネス・ロナーガン候補(ノミネート) 
脚本賞ケネス・ロナーガン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2016年 74回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ケイシー・アフレック受賞 
助演女優賞ミシェル・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞ケネス・ロナーガン候補(ノミネート) 
脚本賞ケネス・ロナーガン候補(ノミネート) 

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