みんなのシネマレビュー

2重螺旋の恋人

Double Lover
(L'amant double)
2017年【仏】 上映時間:107分
サスペンスミステリーエロティック
[ニジュウラセンノコイビト]
新規登録(2018-08-10)【ヴレア】さん
公開開始日(2018-08-04)


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監督フランソワ・オゾン
キャストマリーヌ・ヴァクト(女優)クロエ
ジェレミー・レニエ(男優)ポール/ルイ
ジャクリーン・ビセット(女優)クロエの母
ドミニク・レイモン(女優)婦人科医
脚本フランソワ・オゾン
音楽フィリップ・ロンビ
配給キノフィルムズ
あらすじ
主人公のクロエは原因不明の腹痛に悩まされ、精神分析医の所へ通っていたが、自身の恋人にそっくりな事に気付く。実は双子だった?性格の全く異なる双子の男の間で揺れ動くクロエはやがて禁断の恋にのめりこんで行く。

ヴレア】さん(2018-08-10)
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 ただのエロティックサスペンスではなく、ストーリーに深い秘密が隠されていて、どんでん返しの展開がある。
双子だったのはポールではなく、女の方だった。
子宮内で双子の片方が他方を吸収するというのが、現実に症例があることとは知らなかったので一つ勉強になった。
『マルホランド・ドライブ』のデヴィット・リンチやクローネンバーグ作品を彷彿させるが、それらは自分の好みではない。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 5点(2024-06-28 07:10:56)

4.《ネタバレ》 恋愛系サスペンスかと思って観ていたら、終盤は完全にサイコ・スリラーの様でしたね。ただ肝心の結末部分に関しては、ソレっぽいコトを言ってドヤ顔を決め込んで居るだけでお話としては全くケリを付けられていない、と言ってよいでしょう。オシャレ不条理映画とでもゆーならまだしも、ここまで思わせぶりな描写を積み重ねてサスペンス風をカマしておいてこのオチは無いっしょ、とゆーのが個人的結論ですかね(私にとって、モヤっと終わるサスペンスとノンアルコールビールほどに存在価値の分からないものは無いのです)。

ただ、百歩譲ってオシャレ不条理映画と看做すならば、そのオシャレで耽美エロティックな映像面の出来はかなり高水準だったと言ってもよいのではないかと。主演女優さんは単純に美人で、細身でちょっと神経質そうな感じも役柄に非常にマッチしてて、かつ体を張った演技も結構凄めだったので、そこら辺は諸々フツーに褒められるトコロですし。お話の完成度か、映像美&空気感の完成度か、どっちをより重視するかで全体の評価も大きく変わってくる、という作品に思います。 Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-04 18:00:10)

3.《ネタバレ》 非常に興味深い。

セックスバイブルみたいな映画。

フランソワオゾンがエロティックな映画監督でありながら、
女性に支持されるのもよく分かる。 トントさん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-18 22:59:02)


2.終幕の”オチ”まで妙な緊張感が持続する疲れる映画。
決してつまらなくは無いが、あの”オチ”はある意味でそれまでの物語の全てを自ら全否定する様なもので、
厳しい見方をされるレビュアーの方々には駄作と判断されるかも知れない。
ヒロインの容姿に”ローズマリーの赤ちゃん”の影響が見て取れる。
もしかしたらオゾン監督は彼なりの解釈で同作を撮りたかったのかも知れない。
かなり趣味の悪いスプラッター・ムービー的な場面も有り、
また女性の妊娠と言う出来事が物語を構成する上で大きな要素を占めているので、
女性はかなり不快感を感じるのでは無いだろうか。
なので、本作はお洒落なエロティック・スリラーの様な宣伝をしているが、
鑑賞されるならば、それなりの覚悟をされてからの鑑賞をお薦めします。
たくわんさん [映画館(字幕)] 7点(2018-08-26 09:06:00)

1.官能と狂気の、めくるめく双子の世界。

主人公の女性は精神に異常をきたしており、自分には双子の姉が居たと信じる。
また、自身のかかりつけの医者が一緒に暮らしている恋人にソックリな事に気付く。
もしかして彼も双子なの?
できれば、双子と一緒に抱かれたいわ(注:そんなセリフはない)という妄想に取り憑かれて行く…。
段々と明らかになる衝撃のサスペンスはフランソワ・オゾンと油断していたら、クローネンバーグの映画のようなおぞましさと共に異様な展開を見せており面白かった。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2018-08-10 14:13:14)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.60点
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