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パピヨン(1973)

Papillon
1973年【米・仏】 上映時間:150分
ドラマ刑務所もの犯罪もの実話もの
[パピヨン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-01)【M・R・サイケデリコン】さん
公開開始日(1974-03-16)


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監督フランクリン・J・シャフナー
キャストスティーヴ・マックィーン[俳優](男優)アンリ・‘パピヨン’・シャリェール
ダスティン・ホフマン(男優)ルイ・ドガ
ヴィクター・ジョリイ(男優)酋長
ドン・ゴードン(男優)ジュロ
アンソニー・ザーブ(男優)トゥーサン
ヴァル・エイヴリー(男優)パスカル
ダルトン・トランボ(男優)(ノン・クレジット)
宮部昭夫アンリ・‘パピヨン’・シャリェール(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
東野英心ルイ・ドガ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林清志(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
安原義人(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
渡部猛ジュロ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田中康郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
内海賢二アンリ・‘パピヨン’・シャリェール(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
愛川欽也ルイ・ドガ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
穂積隆信(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富山敬(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千葉耕市トゥーサン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ダルトン・トランボ
ロレンツォ・センプル・Jr
音楽ジェリー・ゴールドスミス
編曲アーサー・モートン〔編曲〕
撮影フレッド・J・コーネカンプ
スティーヴ・ヤコネリ(アシスタント・カメラ)
マイク・ベンソン〔撮影〕(アシスタント・カメラ)
製作フランクリン・J・シャフナー
製作総指揮テッド・リッチモンド
配給東宝東和
特撮アルバート・ホイットロック(特殊撮影効果)
美術ヒュー・スケイフ(セット装飾)
衣装アンソニー・パウエル
編集ロバート・スウィンク
録音リチャード・ポートマン
字幕翻訳清水俊二
あらすじ
1930年代。胸に蝶の刺青があることから「パピヨン」と呼ばれる男(スティーブ・マックイーン)は、無実の罪で投獄され、フランス領ギアナの監獄島に送られる。地獄のような環境で、非人間的な扱いを受け続けるなか、親友となった贋金作りのドガ(ダスティン・ホフマン)とともに、パピヨンは執拗に脱獄計画を練るのだった。アンリ・シャリエールの自伝小説を映画化。

円盤人】さん(2004-02-27)
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【クチコミ・感想】

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123.《ネタバレ》 フランクリン・J・シャフナーとダルトン・トランボ、スティーブ・マックィーンが組んだ傑作。

シャリエールの原作では、主人公はその後ベネズエラ市民権を獲得したらしいが、本作の主人公はひたすら「自由」に向かって諦めようとしなかった。

金庫破りと殺人の冤罪で刑務所に放り込まれた「パピヨン」。
蝶のように自由に生きてきたこの男は、監獄という針で標本にされようとしていた。
マックィーンが捕まるのは「大脱走」や「ネバダ・スミス」を思い出す。

だがパピヨンは最後の最後まで諦めない。
隙を伺い、泥を這いずり油虫すら食してひたすら耐えに耐える。
やせ細り、髪が白んでも眼の輝きと魂は灯火を絶やさない。
かつて「大脱走」で見せたマックィーンの不屈の精神!
友情を結んだ「ドガ」をいつも気にかけてくれた情の厚さ、看守を睨む不敵な笑み。

何度でも逃げ、何度でも戻ってくる。
そして最後の最後に「自由」を掴み取る!

基本的には暗く陰惨だが、言葉が通じずとも心で通いあった村人との交流、教会でのやりとりなど見所も多くそれなりに楽しめる。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-07 17:29:35)

122.名作なんだと思うけど、飛び抜けてはいない。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-16 13:39:58)

121.テーマ曲とともに忘れることができない名作です。 cogitoさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-02 18:59:08)

120.《ネタバレ》 ○主演二人の演技を見るだけでも価値ある作品だが、内容的に二時間半かけるほどだったかは微妙。○最後にダイバーが見えているのが本当に残念だな。指摘されて気付くレベルならまだしも。 TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-01 00:34:48)

119.《ネタバレ》 脱獄を三たび敢行。胸に蝶の刺青のある脱獄王の、実話に基づいた壮絶な人生をスティーブ・マックィーンが体現。まさに魂揺るがす怪演。その傍らには名脇役のダスティン・ホフマン。無実の罪で孤島の刑務所に収監、厳しいムショ生活、ワクワクの脱獄アドベンチャー、なぜか上半身が生まれたままの姿の民族との安らぎのひととき、捕らえられ再びムショへ。それでもなお、海に飛び込み自由を求め行く。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-01 00:04:06)

118.いわゆる脱走物ですが、同じスティーブ・マックイーンの『大脱走』では脱走活劇を主軸にしたのに対して、こちらは脱走するまでの人間ドラマや駆け引きが主軸となっています。よって、あまり派手さはありませんが、協力者と組んだり、脱走のためにある人物と交渉したり、裏切られたりといったドラマが展開され、なかなか見どころがあります。ネタバレになるので詳細は控えますが、ある人物の裏切りにより、主人公が独房に入れさせられるシーンは衝撃的でした。極限状態に陥るため、あれまでも食しようとするシーンはかなり強烈・・。 けんおうさん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-25 19:35:20)

117.《ネタバレ》 パピヨンの生きる力が凄まじい。
何が何でも生き延びて脱獄しようとする強靭な意志と果敢な実行力。
地獄から這い上がる逞しさに感動を覚える。
諦めずに闘い続ける姿は驚嘆に値し、不屈という言葉が最も当てはまる人物だ。

拷問のような独房生活で、ドガの名を最後まで白状しなかったのも人間業とは思えない。
ドガとの友情は極限状態を共にする戦友を彷彿させる。
S・マックィーンとD・ホフマンの共演はさすがに見応えがあった。

半死半生のパピヨンの夢に出てきたシーンが暗示的。
犯したのは殺人よりもっとひどい、人間としてのの最悪の罪――それは人生を無駄にしたこと。
パピヨンはそれまで人生を無為に過ごしてきたのだろう。
死や拘束に直面して初めて生や自由のありがたみを知る。

ギロチン処刑、ゴキブリ入りの食事、ハンセン病の村、原住民の裸族との交流など、刺激的な画もあって盛りだくさん。
でも、内容が重いこともあって2時間半は少し長い。
冗長にならないように二、三十分カットしたほうがテンポがよくなると思う。 飛鳥さん [DVD(吹替)] 7点(2013-12-01 19:36:11)

116.ものすごく期待して見たのですが、思った程でもなかったかな…マックイーンのかっこ良さには感心させられますが。 カニばさみさん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-14 16:13:08)

115.《ネタバレ》 独房のシーンのコントラストのきいた映像は、絵画的な芸術性でもってパピヨン(スティーブ・マックィーン)の生への執念を見せ、ドガ(ダスティン・ホフマン)との長きにわたる友情もよい。 パピヨンが金庫破りではあっても、殺人犯は冤罪であるという複雑な立場も一筋縄ではいかない人間味。 が、一番心に残るのはハンセン病の首領との関わり。 最初は彼の姿をはっきりとは見せず、徐々に観客に慣らしていく。 慣れてしまえばどうということはない。 自分が病から逃れられないのを知っていて、カンパの缶をパピヨンに渡す彼には「せめてお前だけでも自由に」との思いがあったろう。 その気持ちを缶と一緒に受けとったパピヨンは彼の腕をしっかりと握り締める。 首領は他人が感染しないのはわかっていても、積極的には自分に触れたがらないのを知っているだろうから驚いたはず。 そしてパピヨンの体温とともに、久々に病をわすれて人間らしい気分を味わえたはず。 彼がパピヨンに思いやりを示したからこそ得られた、この触れあいの瞬間はとても尊いと思う。 レインさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-10 07:00:09)(良:3票)

114.《ネタバレ》 パピヨンの執念はよくわかりますが、島の原住民が出てくる件がちょっと長いような。
特別編集版だったからなのかも。前に見たときはもっとテンポがよかったように思えました。 KINKINさん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-05 19:39:47)

113.若い頃見たときはあまりの壮絶さに声も出なかった想いがある。その後脱獄囚自身の自叙伝に基づく映画ということを知り、そのリアルさがただならないことを思い知った。
この映画は男同士の真の友情を描いたものであり、不撓不屈の男のドラマでもある。しかしよくよく考えてみれば、刑務所というものがいかにむごたらしいものであったか、何故に人権が全く存在しえなかったのかという社会派ドラマでもある。DVDで改めて見て、マックィーンとダスティン・ホフマンの演技力に脱帽。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-29 22:29:05)

112.前半までのエピソードだけで2時間弱でまとめてくれれば、満点の脱獄劇。マックィーンの不屈の精神に圧倒され、D・ホフマンとの深い絆に心揺さぶられ。不可解な原住民が登場するあたりから、緊迫感に急ブレーキがかかった感じがして戸惑った。実話に忠実に制作したんでしょうが・・。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-19 01:10:57)

111.《ネタバレ》 シスターをはじめとする溢れる裏切りに苦渋を舐めるばかりのパピヨンが、心身ともに粉々に踏みにじられても、ドガの名を口にしない姿、崩れかけたけれど踏みとどまり紙を食べた姿にひれ伏すばかりでした。悪魔島で豚に名をつけ、トマトを植え、ベランダを作ろうかと思案するドガを見るにつけ、老いた状況で楽しい事があるかどうか定かではない脱獄を命をかけてする必要があるのかと思ってしまいました。しかし、犯していない罪を償う理不尽さは受け入れられないという一念を貫かない後悔より貫いてする後悔を選んだのでしょう。見送るドガもその事を承知しているやに見えました。切なさに身を捩るラストシーン、不屈の生き様に圧倒されるラストシーンでした。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-29 17:57:00)(良:3票)

110.脱獄ものというと、娯楽映画をイメージしてしまうが、友情に重きを置いた、
人間ドラマの要素が強い作品。原作では主人公は金庫破りで捕まり、
仲間内の様々な容疑を被せられたらしいのだが、本作ではそういったシーンは削除され、
主人公が刑務所に送還されてくる場面から始まる。「俺は無実だ!」とは語っているが、
真相はこちら側にはわからないので、そのあたりの描写を入れたほうが、
彼の行動にも説得力が出て、もっと感情移入ができたかと思う。
劇中でもキャラのまったく違う、マックイーンとホフマンの役者対決が見所。
静かながらも、火花を散らせるような熱い演技を見せてくれる。
ヒューマンドラマとしても、中々の良作。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-24 23:28:30)

109.《ネタバレ》 公開当時はスティーブ・マックイーンの映画は必ず観に行っていたのですが、本作だけは例外。そのわけは、マックイーンがゴキブリを食べるシーンがあるという情報が宣伝にあったから。というわけで遅れること38年で初鑑賞、なんてことはない、観てみればそんなシーンはどこにあったの、って感じだったので拍子抜けしちゃいました。 でもさすがに泣く子も黙る悪魔島、あの独房暮らしはホント苛酷ですね~、独房入り2年だなんて凄い刑罰がほんとにあったんですね驚きました。思ったよりどぎつい描写は少なく、自由を奪われた人間がどんどん尊厳を失ってゆく過程は観ていてほんと恐ろしいものです。よく観てみれば脚本書いたのは“不屈の男”ダルトン・トランボなんですね、こりゃ彼にはピッタリの題材だったわけです。 とにかく、マックイーンと名優ダスティン・ホフマンのただ一度の共演がフィルムに残されただけでも感謝です。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-17 20:35:26)


108.尺が長かったけど、その分じっくりとした時の流れを感じることができた。パピヨンの自由への渇望がその演技の気迫を通じて実感できる。ダスティンホフマンの演技もよろしい。理詰めでもエンターテイメントでもないけど、感じるものを残せる作品。 タッチッチさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-12 17:35:20)

107.《ネタバレ》 「俺は自由だ!!」最後のセリフがこの映画のすべてだ。「自分は本当に自由なのか?」「小さな幸せに目をくらまされて自分の本当の自由が見えなくなってしまっていたのではないか?」と、深く考えさせられた。 ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 10点(2011-06-12 06:09:17)

106.《ネタバレ》 見ているときははらはらどきどきで最後まで一気に見切れたのだが、振り返ってどこが主題だったのかと考えると、意外に難しい。どちらかといえば、時間をかけて盛り上げている部分よりも、一瞬の切り取りの描写の方が印象に残った。例えば、2回目の独房の5年間を一切描かず、白髪と足腰の弱りだけで表現するセンスとか。また例えば、最後の最後に、割とさらっと発されるホフマンの一言の重さとか。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-07 13:17:02)

105.《ネタバレ》 この映画もそうだけど脱獄ものって大抵高評価ですね。自由を求め、そして掴む主人公の姿に憧れを感じるからかな。 のははすひさん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-03 17:44:35)

104.《ネタバレ》 パピヨンとドガの男と男の友情、生きるために自由を求めて逃げる二人、しかし、何度逃げてもどこへ逃げても必ず邪魔が入る。自由を手に入れることの厳しさ、この世に自由なんて本当に存在するのか?と見ていて思わずにはいられなくなるほどこの映画はとにかく全てが重苦しさで充満している。独房でのパピヨン(スティーブ・マックイーン)がとにかく恐いし、凄い。何が何でもドガ(ダスティン・ホフマン)からの差し入れを貰ったことを話さなかったパピヨンが食事を半分にされようが絶対に口を割らない。友達のためなら、また自由を手に入れるためならどんな辛さも絶えてみせるという男の中の男ぶりに同じ男として私にはとても真似は出来ないものを感じさせる凄さ、見ていてとにかく楽しいとか面白いとかそういう感覚よりも人間ってどこまで我慢出来るものなのか?というものをこの映画を観ると思わずにはいられない。人は目的のためならどんな苦しみだって耐えてみせる。例え食事を与えられなかろうが殺されかけようがそれでも絶対に諦めない。物事、諦めたらそれで終わりであるというものをこの映画は私達に教えてくれている。諦めなければ必ず報われる。若い裸の女性とも出会える。えっ?それは違うって?でもきっとそういう希望みたいなもの、かすかな夢、望みを持って生きていくことがどれだけ素晴らしいことかと思わずにはいられなくなるし、ラスト、海に飛び込んで本当の自由を手に入れてみせたパピヨンの「俺は生きてるぞ!くそったれ!」て台詞を聞きながら見ているドガ、この二人の対照的な二人の演技がもたらす男の人間臭さいっぱいの映画である。 青観さん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-08 21:38:28)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 143人
平均点数 7.64点
000.00% line
100.00% line
210.70% line
321.40% line
421.40% line
564.20% line
6149.79% line
74128.67% line
83826.57% line
91812.59% line
102114.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.75点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.77点 Review9人
4 音楽評価 7.87点 Review8人
5 感泣評価 8.14点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1973年 46回
作曲賞(ドラマ)ジェリー・ゴールドスミス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1973年 31回
主演男優賞(ドラマ部門)スティーヴ・マックィーン[俳優]候補(ノミネート) 

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