みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★10.《ネタバレ》 後半 マンガをがんばるようになってから、少し失速した感じです。プレゼンのところは面白かった。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2024-10-14 16:56:58) 9.《ネタバレ》 邦画のタイムループものは珍しいですね。皆さんのご指摘にもあるように、邦画ならではの味付けと言いますかテーマ設定と思います。 大抵の洋画タイムループものは、主人公が独りその置かれた状況に悩んだり苦しんだり悪戦苦闘して脱出する、あるいは最良のタイムパラドクスを導き出すといった展開が多いかと思いますが、状況を理解する人間が少しずつ増え、一丸となって解決を図るというところも如何にも日本的だなと思いました。これも既にご意見が出ていますね。 また、タイムループの原因・発端が極めて個人的、しかも他人の個人的理由であることが明確になっているところも、多くの同種作品が不条理系に留まっているのとは対照的。本作も考えようによっては部長の精神世界に部下たちが吸い込まれてしまったかのように見えなくもなく、そういう意味では不条理系なのですが、このあたりは好みが分かれるところでしょうか。とは言え、矢張り邦画ならではのテイストだと思いますし、その解決によって齎されるエンディングは感動的とさえ思えました。 細かな(細かくないかも)矛盾や疑問点はあるものの、そこは基本的にコメディであるということがオブラートになって気になりませんし、必要以上の説明を削ぎ落した展開なのだと思えば寧ろ潔いとも思え、前評判以上の佳作に7点献上します。 ただ、エンドロールに挿し込まれたカットは必要なのかな?と最後の最後に疑問が残りました。無くて良いのでは? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-11-08 11:26:44)(良:1票) 8.《ネタバレ》 タイムループものは好物なんだけど、このカテゴリーの邦画は初めて鑑賞。劇中でも言及があるように『ハッピー・デス・デイ』や『オール・ニード・ユー・キル』そして『恋はデジャヴ』なんかが有名作だけど、これらが恋や死をテーマにしているのに対して本作では仕事がテーマになっているのがいかにも日本らしいところです。謂わば“社畜たちの最悪の一週間”がテーマでループしてゆくわけだけど、ラストで“個人の夢をかなえる”と“仕事はチームワーク”というオチで閉めるところは、いかにも日本人らしいが自分としては少し薄っぺらい様な気がしないでもない。私が今まで観てきたタイムループものはループの幅が一日程度が多かったが、一週間というループ幅は最長かもしれない。そりゃあ人間誰しも仕事や生活で失敗した時、「嗚呼、もし時間を戻れたら…」と臍をかんだことが一度はあるでしょう、でも一週間を何度も繰り返すならそりゃどんな仕事や作業でも完璧にこなせるのは間違いない。もしループしていることに気が付いたなら、その間に社会で起こる出来事を参考にしてとんでもない金儲けや、それこそ犯罪だって平気で犯せる、まあ一週間たてばもとに戻るんだから意味ないか(笑)。最初は徹夜続きの社畜たちを尻目にさっさと帰宅しちゃう部長・マキタスポーツはとんでもない奴だと思わせておいて、実はストーリーに感動要素を与えてくれるキーマンだったというのは、ちょっとあざといかなと思うけどまあアリかなと思います。 なんか腑に落ちないところはあるけど、誰もが憂鬱になる月曜日と毎日同じことの繰り返しのようなサラリーマン生活をタイムループのストーリーに落とし込んだ発想は、けっこう上手くいっていると感じます。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-10-21 22:49:59) 7.《ネタバレ》 最初は正直、軽めのコメディかと思ったのですが、後半はかなりマジメに深く共感できるというお話でしたね。ちょっと『100万回生きたねこ』とかも思い起こされてしまいました(感動しましたです)。 前述どおり、間違い無くコメディ with タイムループというオーソドックスなヤツだとは思うのですが、同時にかなり高度で真剣なお仕事映画だとも思うのですよね。私だって確かに、ちょっと前までは月曜が来るのが死ぬホド憂鬱な時期がありましたし、或いはも~「現時点から一週間(一か月)キング・クリムゾンで吹っ飛ばないかな…(⇒その私自身の未熟さ故の結果は甘んじて享受するが、その過程には金輪際関わりたくない!)」なんてコトもよ~在ったな~とも思うのです。時間操作系のヤツって、実は仕事系のお話とは根本的に相性好いんだろ~な…なんて思ったりも。 んで、そんな今作はまず、前半はしっかりそのコメディ部分がかなり好く出来ていたと思いますし、かつ後半はお話の方がまたしっかりしてる=テーマとゆーか信念とゆーか(その「仕事」や「人生」における)価値観がハッキリと語られる、という意味で二回チャンと美味しい映画だったのが非常に好きなタイプ+意外性から生じるお得感もあってとても好かったと思いました。テーマの部分もまた、押し付けがましくないとゆーか(流行りの)ダイバーシティ的なとゆーか、ソレこそ仕事における価値観・流儀になんて絶対的・単一的な答えなんて無い!とは私もつくづく思ってるトコロではありますし(「(最後に)頼りになるのは自分だけ」も「大きな仕事こそ仲間と協力して成し遂げるモノ」もどっちも真理だと思うのですよね)。小品ですが、誰にでも臆するコトなくオススメできる良作である様に思います。短尺でサックリ観れますし、是非。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 8点(2023-09-23 21:24:04)(良:1票) 6.《ネタバレ》 ただループを脱出してめでたしめでたしではなく、個人としてもチームとしても成長したという結果に爽やかな後味がありました。最後にもう1回巻き戻すんなじゃないかと心配しましたが、そういう嫌がらせはなかったです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 8点(2023-08-11 00:01:16) 5.《ネタバレ》 低予算・小規模公開ながら口コミで話題となった邦画の一つ。タイトルに「このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」とあるが、ほんとのところは気づかせても終わらない。同じ一週間を繰り返しているという非現実的なことを信じさせるよりも難しかった"あること"。それを成し遂げるためみんなが結束していく。お仕事ムービーといえば同じ年にハケンアニメ!が公開され、賞レースを賑わせていたが、こちらも全然負けていない快作だ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-07-27 22:35:21) 4.《ネタバレ》 ループ現象の代名詞として「オール・ユー・ニード・イズ・キル」と「ハッピー・デス・デイ」を引き合いに出した同僚に対し、そこは「恋はデジャブ」でしょと返した映画オタクと思しき眼鏡くんが微笑ましい(彼は「インディ・ジョーンズ」も「インディアナ」だと正していましたね)。前出の作品だけでなく数々の傑作を輩出している超優良ファンタジー設定。現象そのものが面白いだけでなく、人生の教訓を示唆する作品も多く、本作は特にその傾向が強いと感じました。要するに寓話ですな。 似たような一週間を繰り返すのは割とよくある話であり、ある意味幸せなことです。一般的にルーティンと呼ばれるもの。これは「平穏」に通じる状態であり、決して否定されるものではありません。しかし引き換えに「時間」や「可能性」「機会」を失っているのも事実であり、利益と損失が本当に見合っているか時々検証する必要はあるでしょう。『齢五十にして天命を知る』上司(マキタスポーツ)が、強い後悔の念から超常現象?を誘発したのも、妙に説得力を感じてしまいます。嘘です。 人生に後悔は付きものですが、なるべく少ない方がいいのも間違いないので、自己実現と社会的役割、義務と権利のバランスを保ちながら、程よい頃合いのエンディングを迎えたいものです。そう、劇中漫画の結末なんか最高じゃないですか。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-07-27 16:26:45)(良:1票) 3.《ネタバレ》 これはいいんじゃなでしょうか。はんかくさい業界ものから昭和のガロ漫画の世界へのなめらかな移動という縦軸に、タイムループものという横軸が絡み合う。「部長が夢を叶えるところを見たい」というセリフにムネ込み上げてしまいました。タイムループものに外れなし(作中マンガも含めて)。マキタスポーツうまいなあ。ワタシもおすすめ。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2023-06-02 15:01:46) 2.《ネタバレ》 『カラダ探し』に続くタイムループもの。アチラがタイムループの繰り返し表現が少ないためにタイムループものとしての面白味が欠けていたのに対して、コチラは繰り返し表現がちょっとクド過ぎてゲンナリしちゃう感じがあって。ちょうどいいバランスって難しいわね。劇中で『ハッピー・デス・デイ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、そして『恋はデジャ・ブ』に触れているくらいなので十分に研究してはいるんでしょうけれど。 でもコチラは「仕事」をテーマに楽しい映画に仕上がっているわ。 職場で繰り返されている一週間。映画の最初の時点で月曜日から同じ一週間を繰り返していることに気づいている社員が2人いて、いかにみんなに気付かせるか、そして原因と思われる部長に気付かせてタイムループから抜け出すかが明確になっていて。 全員がタイムループしてるって解釈は新しいかも。タイムループものって大体1人~3人くらいだけが時間の流れから取り残されてる、って設定のものが殆どだから。でも逆に2人(正確にはごにょごにょ・・・だけど)はみんなループしてるってどうして判断できたのかしら? ヘタしたら世界全体がループしてたのかしら? そこら辺は気にすんな、ってコト? ヒロインが気付いてから映画が具体的に動き出すのだけれど、職場の序列に従って段階的に上に気付かせてゆく流れが面白く、部長に判らせるためにプレゼンしてみせるあたりは面白さの最高潮ね。ここはループの描写をキレイに省略、簡潔化して笑いに転化させていてお見事。そこで解決に至らず新たな展開になってからは少しシリアスになって映画の温度がちょっと下がっちゃった気がしないでもなく。 でもみんながループに気付いて同じ週を繰り返すうちにどんどん仕事が円滑に進むようになり「絵」も巧くなってゆく、協力して仕事を成し遂げてゆく感じが良いわ。 個人とチームとプライベートと仕事。この身近にして多くの人を悩ませる素材に対してこの映画が描いた姿は必ずしも正解とは言えないけれど(その理想はブラック企業的な面もあるわ)、仕事を生きる人たちには何かしら感じるモノがある映画ね。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2022-11-08 14:07:43)(良:1票) 1.《ネタバレ》 充分面白いです。社会人のタイムループと言う新しい作品を作り上げたと高く評価します。 社会人だから「やることやっとかないとループを抜けた後で大変な事になる」と仕事しつつループを抜ける為に動く。しかもみんなを納得させるにも1階層ずつ上がっていかないといきなり部長に話しても通じない、とか色々趣向が凝らしてあった。結局みんなで分かり合えるまでの物語だった。ループしつつ成長していくドラマが感動的でもある。 見終わって思い直すと腑に落ちないと言うかちょっと辻褄が合わないところもあるが、見てる間は全く気にならなかった。良作。おすすめ。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 8点(2022-10-28 14:38:34)
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