みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
16.《ネタバレ》 流行を追う雑誌の世界がまずあり、それから一時は最先端だったものが古物になりかけているツタンカーメンの占いマシンがあり、さらに後ろに骨董・折れ釘が控えていて、その背後には蔵・何者かを潜ませている沼、そして河童の世界につながっている。そんな世界観。雑誌の世界を追われたヒロインの、最後の世界までのオデュッセイ、ってなところか。「本当の父親探し」なんてのもほとんど骨董の世界の物語だ。そういった古いものとインスタントなものの対比、というか混交。ラストは、「インスタントの中からでも空駈けるものは出てくる」と肯定的に見るのか、「現代では空駈けるものもインスタント」とショボンと見るのか、どっちにも取れる。冒頭のシークエンスなんかすごく凝っていて、手間暇かかってる。“どうだ、ささいなクスクス笑いのために、これだけ手間かけてるんだぞ”といった自慢げな意気込みが感じられる。ほかにもけっこう手間かけてるなあ、と思うシーンがあったんだけど、ほら、もう思い出せない。瞬発的には感心するんだけど、けっきょくクスクス笑いの元なので、さして記憶に残らない。そこらへん、なにか映画としてもインスタント感が漂ってしまった、意図したものなのかどうかは知らないけど。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-08 11:58:28) 15.《ネタバレ》 三木聡と麻生久美子ってことでかなり期待してたけど、正直、ストーリーがちぐはぐで水道の蛇口ネタ以外はぱっとしなっかった。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-02-22 22:49:29) 14.つまらなくはないが、突き抜けてはいない。長くはないが、各シーンで少しずつダレる。小ネタが多すぎるが、最後の大ネタの為だとしたら多少許す。 ヒットはしなかったと思うがこれはかなり手間暇がかかった映画だったろう、結構いろいろ作りこんでいる感じが伝わる、でもその辺はさりげなくやってほしかった。画はいいのに所々アフレコが合っていないようにも感じた。もともとハードルの高くない映画なのに細かいところを気にさせるので普通の評価になっちゃいました。ちょっと残念。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-02-05 10:31:25) 13.前半のOL時代のストーリーは要らないでしょう。加瀬亮は演技力ありすぎで、パンク姿が自然すぎて面白くない。多分、オダギリジョーだったのでしょう、この役は。でも電球さんが登場してからの世界観はとても大好きです。 【爆裂ダンゴ虫】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-04 22:51:54) 12.死んだフリする松坂慶子に大爆笑しました。 基本すべってるように感じるけど、時々そうやって面白いネタを挟み込んでくるから困ってしまう。 アベレージとしては平均以下かも知れないけど、何箇所かツボに嵌ったので得した気分です。 ラストはなんだか元気になれたような気がするし、もしかしたらいい作品だったのかも知れない。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-22 11:52:21) ★11.《ネタバレ》 三木聡映画といえば、子ネタや登場人物のクドさが映画のほとんどを占めていたり、そうでない場合は、それらが内容の邪魔になっていたりすることもあったりと、見づらいものが多かったが、本作は今までの作品で最もバランスが良い。 前半はちょいとダラダラしてるけれど、小ネタを抑えながらも、ストーリー全体がほどよいネタ感を保ちながらも、暴走感はなく、しっかりと見れる面白さ。 奇人変人にならない程度におかしいけれど魅力的な登場人物達も良い。 しかもメッセージ性が強いことにちょっとビックリ。ラストシーンで全部セリフでまとめちゃうのはダメだけど、蛇口のくだりとか、心に残るセリフやシーンも多く、意外性もあって、とても良かったです。沼のシーンで終われば良かったのに。 それにしても麻生久美子かわいかったなー。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-01-01 19:45:03)(良:2票) 10.辛いことばかりのような世界だけれど、ふと気付くだけで、世界はこんなにも楽しいことに溢れているんだよ。 ということを、相変わらずの三木聡節で笑わしながら教えてくれる傑作だと思う。 しょうもない人間の滑稽さを並べ立てて、クスクス笑う映画だけれど、その中心にはしっかりと「芯」が通っている。 それは、滑稽だからこそ見えてくる人間の本質的な「価値」だと思う。 悩むことも、喜ぶことも、怒ることも、笑うことも、泣くことも、すべてひっくるめて人間というもので、そのすべてに対して「価値」があるということ。 そういうことを信じられるかどうかで、人生なんてものはいかようにも転じると思う。 何と言っても、麻生久美子が良い。 「時効警察」ですでに実証済みの三木聡監督の世界観の中でのコメディエンヌぶりは、麻生久美子という女優の幅を大いに広げている。 笑い、泣き、怒り、踊り……コロコロと変わっていく彼女の表情こそが、この映画が描く人間の本質だと思う。 「河童がいる」ということを基本的には信じていなくていいけど、「ちょっと今日は信じてみようかな」という日があった方が、きっと楽しい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-12-28 00:16:58)(良:4票) 9.この監督のいつものノリの映画です。悪くはないんですけど最後の「青年の主張」みたいのはちょっといやだ 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-22 21:35:53)(良:1票) 8.いいんじゃないでしょうか、麻生久美子。相変わらず小ネタ満載だが、一本筋が通っている(ような気がする)し、好きだな~、こういう映画。信じるか信じないかはあなた次第。でも、たまには信じてみたっていいんじゃない?目には見えない不思議なものを。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-21 00:40:58) 7.三木聡にしてはメッセージ性がややある作品かな。笑いのセンスが合う合わないは人によって全然違うと思うけど、僕にとっては今回もスマッシュヒット。最初のテンポ良いイントロから結構やられました。 で、蛇口をひねるだけでテンションが上がるとか、理想の折れ釘は人によって感じ方が違うとか、泣いている時間よりも笑っている時間の方が長いとか、むちゃくちゃ強いメッセージ性はないけど同感できる内容。 麻生久美子が叫びすぎのような気もするけど、きっと時効警察よりもっと麻生久美子をフル活用したかったんでしょう。砂に埋まったり竜に糞をかけられたりと結構ひどいけど・・・ 落ち込みやすい人は見てもいいかもねー。 【とむ】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-12-19 17:22:43) 6.《ネタバレ》 本作のテーマと思えるものを、ラストシーンでヒロインが、そのまんま、セリフとして叫び上げます。モノを表現する上で、なんぼなんでも、そんな「乱暴」はないだろう。しかし、「人生、リセットしたい」とのたまう主人公の言葉を、一瞬で唾棄するシーンはよかったので、3点。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-12-11 08:19:01) 5.《ネタバレ》 最高!かなり笑いました。なんか全てがツボです。特にラストのミラクルには驚きました。それに結構じ~んときたりもして。最近、賃金カットやらなんやで落ち込んでいた私ですが、この作品を見終わったあと確実に元気になれました。そんな作品です。・・・ただ、好みは完全に分かれる作品だと思います。麻生さんが可愛いです。 【いさいさ】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-12-04 20:33:12)(良:1票) 4.この映画のテーマは、ずばり「楽しむことの自由」である。僕ら人間は、出来合いの作られた「楽しさ」をお金を出して買うことが多い。でもその「楽しさ」は「消費」の一種でしかないし、みんなが楽しいといっていることをやってみたら、たぶん楽しいだろうという、ある意味確実性の高い、でも別の意味で凝り固まった世界観でしか成り立たない。この世界観では、「みえないものは存在せず、みえるものだけが存在する。」三木監督はどの作品でも、この「出来合い」の「楽しさ」に対して、別の形の「楽しさ」がちゃんとあるんだよと言っているように僕には思える。その「楽しさ」とは、「みえないものだって、存在する」というハチャメチャな世界観の延長線上に現れる。世界は、そのままで楽しくて、可能性に満ちているはずだ。世界を固めるか、柔らかくするかは、人間次第なのだ。すでに見えているものから何かを選ぶ自由は、まだ本当の自由ではない。本当の自由とは、世界をじーっと見つめることで、世界の新しい見え方に気付く事なのではないか。ゆえに、この映画をみて、「あーおもしろかった」、「つまんなかった」という感想を抱いているだけでは、この映画を本当に理解したことにはならないのだ。その意味で、この映画は、映画を超えたなの傑作である。 【wunderlich】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-08-10 15:37:10)(良:1票) 3.《ネタバレ》 麻生久美子さんの、怪演奮闘が、光ります。今日横浜シネマリンで、鑑賞しました。ロケーションに横浜を使っているので、気持ちが入ります。都橋商店街が、ここでも、大活躍でした。インスタントな沼なのは、タイトルどおりでした。ライトコメディですから、多少の不条理を受け止めて、深く考えてはいけないのですね。最近の邦画ブームのトレンドといっていいのでしょうか。手厳しいことをいえば、タイトルからして、予想通りの“こジャレタ"映画もよいのですが、骨太のコメディもみてみたいものです。守護天使のコメントにも書きましたが、私は、日本人として日本の文化に、誇りを持つように、努力します♪ 【クゥイック】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-07-20 19:58:19) 2.《ネタバレ》 独特すぎる世界観、常連キャスト、はまらない人はお呼びでないという、いつもの徹底的にぶっとんだ三木作品。麻生久美子の口をとんがらせたような喋りは正直そんなに好きじゃなかったが、あまりにあっけらかんと分かりやすい「ハッピーエンド」が、今まさに人生に行き詰まっている、中盤のハナメ以上にやばすぎる「ジリ貧」状態の私にはとても愉快・痛快だった。元気をもらえた。こんくらいめちゃくちゃでも、楽しければいいのです!(注・面白いというのとは私の場合ちょっと違いまして…ツボの問題)個人的にパンクの加瀬亮さんにはもっと暴れて欲しかったなあ。 【よーちー】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-07-03 17:35:51) 1.転々を見たときにも思ったのですが、この監督は、いい意味で往年のハンサム俳優を使うのがうまいですね。今回も風間杜夫が好演しています。 ただ、(どうでもいい感じの)話がごちゃごちゃ多すぎでしたかね。 あいかわらずちょこちょこした笑いが多くて楽しめますが、好みとして、転々のほうが好きなのでこの点数で。 だらんとしたい日の昼下がりにでも、ビール片手に楽しんでください。 【なつこ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-13 22:08:54)
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