みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.《ネタバレ》 全体的にいい雰囲気だったのに会社の人とボクシングの練習するあたりでしらけた。映画「タクシードライバー」へのオマージュは良。原作未読だがキャストは適役だったように思われ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-29 15:07:25) 13.漫画をほぼ忠実に再現できており、ダメ男っぷり、恋愛も仕事もスマートに進まないところが面白い。ドラマを見る感覚で気楽に見れるので、そんな気分の時にはぜひ。 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-11-26 22:25:41) 12.《ネタバレ》 田西君は誕生日の夜にデリヘルのおでぶちゃんと抱き合ってました。自分は誕生日の夜に、この映画を見てしまいました。すごい偶然です・・・。嫌になるくらい。 この映画の田西君はほんとうにかっこ悪かったと思う。 最初のうちは上から目線でくすっとなるんだけど、段々と自分と目線がシンクロしてきて、痛すぎて途中で見るのが苦痛になった。 どうにかして彼女を取り戻そうとする田西君。色々な作戦に出ます。 結婚式のスピーチも自分に酔ってる節があったと思う。 殴りこみに行く事だって、彼女の為というよりも、情けなくて無様な自分の自尊心を傷つけられたことに怒ってた節があったんじゃないかなと思う。彼女は、それを無意識的に感じてたんだと思う。だから届かなかった。 最後、お漏らしまでして無様の底辺の状態になった田西君。 駅のホームで初めて、自分を捨てて彼女にぶつかっていきます。 最後の最後に、かっこつけや、ナルシシズムなんか捨て去った本音の言葉を吐くのです。 それが、彼女の胸を打ったんだと思う。 言ってることは、卑猥で下劣でどうしようもないけれど、今まで見た映画の、どんな「愛している」という言葉より、弾丸のように胸に届いてくる愛の告白だと思った。 かっこいい男とは、無様な自分をさらけ出して、それでも勇気をだして前に走っていく奴のことなんだな。 ラスト、街を疾走していく田西君は、ナルシシズムに溺れたままのタクシードライバーのトラヴィスなんかより、最高にかっこよく見えました。 【Nujabest】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-24 02:41:09)(良:2票) 11.《ネタバレ》 原作漫画は未読で、正直前半の下品な感じに先が思いやられたが、電話での宣戦布告から一気にボルテージが上がった。あしたのジョー(も、よくは知らないけど)ばりに熱血スポ魂モノみたいで燃えないわけにはいかない、ビールばっかり飲んでたおっさんの本気も凄くいい、だんだん様になってくる田西、必殺・名刺作戦も考えて、いよいよ青山をボコボコにする時が来たのだ! と、思ったら、人生甘くないな~。見事に返り討ちに遭いボコボコ、しかもその後ちはるにとどめの一言を食らって涙目という凄いオチなのに、不思議と後味の悪さは無かった。雑草魂を持った田西は立ち直ると思えたし、「大脱走」じゃないけど、何かに真剣になってた時期は後から考えると凄く良い日々になるんだよな~。殴られても踏んづけられても田西みたいに強く生きていけたら・・・ そんな風に思いました。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-17 23:46:07)(良:3票) 10.《ネタバレ》 いるよ、いる ちはるのような女の子。 いるよ、いる、青山クンのような腹立たしい男。 そして田西クン‥‥ わんさかいますさ そこら中。 だが、しかし‥‥ 常識外れのアホを承知でマンモス商事に出向いて行く男が役一名。 『必ずぶん殴りに伺いますから』 と田西クン。 仕事そっちのけで 私情丸出しで怒りに震えた田西クン。 彼のような男ったらそうはいない。彼は男だ。 というかこの機に及んで男になったのだ。いいことだ。そして、その常識外れを『タニシは、クビにはしませんから。もう 存分にやってもらいますよ』 と援護射撃を放ったリリー社長。あんたも男だ。というか彼に関しては、イマイチ褒め言葉としては弱くなってしまうから、褒め言葉として言い換えておくならば、〝あんた器の大きな男だ 素敵だよ〟ってところかな。。。そして走り出してくボーイズ・オン・ザ・ラン。 主題歌だって強烈。冒頭出て来たおデブちゃんだって見苦しいほど強烈。YOUの要らん事やらかしちゃった加減だって強烈。そしてラストに至って田西の本音爆発マシンガントークが炸裂しちゃって、そしてとうとう、ちはるの『いいよ、お口でだったらしてあげるから。トイレに行きましょ』的な。 怒涛のラストを迎えてしまったボーイズ・オン・ザ・ラン。痛々しさったら相当なもんだったが最高だ。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-11-14 17:32:48)(良:3票) 9.無様な男と、無様な女、そのありのままの「無様さ」を“綺麗ごと”なんて完全無視して描きつけた“ヘン”な青春映画だった。 主人公は玩具メーカーのうだつが上がらない29歳の営業マン。援交相手の醜女に逆切れされ、憧れの同僚とはいい感じになりつつも、肝心なところで大失態を繰り返し、挙げ句ライバル営業マンに寝取られる始末……。 最初から最後まで汚れまくりで、良いことなんてほとんどない。 実は、自分自身29歳の営業マン。仕事の合間にネクタイを締めたままこの映画を観ていた。 “イタイ”主人公の姿に笑いつつ、キワドいリアリティが突き刺さってきた。 自分がものに出来なかった女の仇を討つため、軟弱な主人公は“ブチ切れ”、鍛え上げ、「タクシードライバー」のトラヴィスと化す。 普通の青春映画であれば、主人公の「達成」をもって爽快感を導き出すのだろうけれど、普通の青春映画ではない今作は、それすらも許さない。 主人公が終始「無様」なまま、この映画は終焉する。 映画を観終わり、再び仕事に戻るため、土砂降りの中を営業車で走った。 けれど、僕の心は何故か晴れ晴れとしていた。 それは、この映画が無様で阿呆でしょうもないけれど、確かな「勇気」に溢れているからだと思う。 主人公は何も達成しない。ただただ己の小さな自分の人生を走る。その様は決して格好良くないし、転びまくる。でもその目を背けたくなる程に痛々しい等身大の姿は、問答無用に胸に迫る。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-10 02:03:50)(良:3票) 8.モテない男にとって、女性は天使か娼婦のどちらかでしかない。しかしもちろん彼女もただの人間で、清らかな部分と醜い部分を両方持ち合わせている。さて、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』だ。正直観ている間はタニシのあまりのダメっぷりに引いてしまっていたが、観終わって何日も経ったのに、この映画のことが忘れられない。別れ際のタニシの台詞には、(モテない)男の本音が滲み出ており、思わず涙が零れそうになる(笑)ヒロインを演じた黒川芽以ちゃん、『グミ・チョコレート・パイン』も素晴らしかったが、今回はスゲエ!オレ的アカデミー主演女優賞は彼女に決まり!リリー・フランキーも何気に良かった(助演男優賞もの)。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-10-02 07:58:00)(良:2票) 7.《ネタバレ》 あの原作をこの完成度で映画化するとは・・・!こういう駄目駄目な主人公の話ってめちゃくちゃ心に突き刺ささる。テンポ良し、演出良し、そしてキャスティングはYOUを除いて完璧だと思う。田西は峯田以外考えられないね。ジャニーズとか松山ケンイチ等のごり押しイケメン俳優が田西をやってたら、最後は青山を倒しちゃったりして失敗作のゴミ映画になっていたことだろう。 最後の別れ方は原作よりも救いがあって少し安心した。原作通りで終わってたらほんとに辛い。 この映画、世の女性方には拒否反応が出そう。 原作の後半も映画化されて欲しい・・・。観たい。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-09-30 22:02:16) 6.《ネタバレ》 ダサダサなタニシがとても愛らしく母性本能をくすぐられました。駅のホームで彼女に当たるシーンは本音が感じられて良かった。銀杏ボーイズの方、はまりまくりですてきでした。 【kaneko】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-08-28 10:57:54) 5.田西ってさ、3日前の俺じゃん(笑)。だからって訳じゃないけど、田西を笑う人間は許せない。 ていうか、なんなんだマンモス商事の奴等。まともな人間はいないのか。 その辺含め、ときどき漫画剥き出しになる描写はあまり好みではなかったのだが。。 まあ人間なんて、みんなちっぽけで、もがいてるんだ。したり顔で見下す側になるより、空回りでも刃向かってくほうがマシ。 田西はカッコいいよ。男だ。確かに鈍い。でも、分からんかね。田西の胸の内が。 誰もお前のために戦ってない。男のプライド。 気付けよ。 走り出した田西には、もう追いつけないだろうけれど。 【xxx】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-03-20 00:33:05)(良:1票) 4.うーん!主人公と自分と重ね合わせて、おれのほうがもっと悲惨だとおもう。だって、この主人公のような体験ゼンゼンないもん!すげー、いい環境の会社や、ひとたちだし、ヒロインもかわいくてエロだし。でも、結局これは、主人公自身の性格がこの環境を呼び寄せてるんだよなあ。ようするに、ホントに鬱屈した若者っていうのは、この主人公、以前の問題なのだ。そうでなけりゃ、ニッポンは少児化なんかにゃならねえよ。オレを含めて走り出していないって事。最後の電車ホームでの主人公のセリフに笑いながら泣けた!!! 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-03-03 22:05:19) 3.《ネタバレ》 自分も主人公と同じようにダメで不器用な恋愛しかしたことないので、共感しまくりの内容でした。嫌な女と分かっているのに、気になって仕方がないヒロインの存在感がすごいです。 すごく痛くて辛い話なんだけど、ラストの主人公のすっきりとした笑顔で救われます。 【バナナシェイク】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-03-02 12:33:07)(良:1票) 2.《ネタバレ》 素晴らしい映画でした。まず役者さんが総じて良いです。特にYOUとリリー・フランキーのやる気の無い雰囲気はとっても良かった。黒川芽以のバカ女っ振りや松田龍平のクソ野郎っ振りも観ていて面白かった。 ネットでは「男の恋愛は"名前を付けて保存"、女の恋愛は"上書き保存"」という格言(?)がありますが、これに共感できるダメ男子はこの映画を観るべきですよ!恋愛をしている時、人は周りが全然見えない。相手が理想の女として固定されちゃっていて修正が効かないって事は誰にでもある事だと思います。この映画の主人公もそういう状態なんです。でも傍から見たら、この映画の中のちはるは只の男にとって都合の良い、スグにヤラせてくれる女なんですよね。ここら辺の信じたいけど信じれない女性の清純さのバランスが絶妙!過去に縛られているボンクラ男子はこの映画を観て、次の恋に突っ走るべきだ! 【民朗】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-02-27 17:14:17)(良:3票) ★1.………見終わってしばし呆然。こんなのってあり? 現時点で、今年ナンバーワン邦画だ。 鑑賞翌日に、漫画喫茶で原作読破しました。 何とかネタバレなしで感想を。 まず、素晴らしかったのがキャスト陣。 原作以上に気持ち悪くオドオドして気持ち悪く、明日なき暴走を見せる生々しいどうしようもないヘッポコオーラを見せた峯田くんは素晴らしかった。 そして、純真無垢な笑顔、軽蔑の表情、やさぐれた表情、無感情な相手へ接するときの話し方、その他複雑な感情うずまく一筋縄ではいかないヒロインを演じた黒川芽以は堂々と演じており、そら恐ろしささえ感じた。 その他、脇役にも全く隙はなく、配役がまさにパーフェクト。 個人的には超大絶賛な一本だが、決して万人には薦めない。 かなり笑える部分も多く、笑い声も結構あがっていたが、笑いのシーンはほとんど汚い下ネタ。それを差し引いても、この映画からは吐き気がするほどカッコ悪い男の、臭~い我慢汁の匂いがプンプンするのだ。 「恋なんて楽しいわけねーだろっ! 苦行だ! 恋なんてクソだっ!!」 と時には言いたくなるような気持ちを抱えたモテない男にこそ響く、果てしなく痛々しい恋の物語。 決して目を背けないでください。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-02-02 11:36:27)(良:3票)
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