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大空港

Airport
1970年【米】 上映時間:136分
ドラマサスペンスシリーズものパニックもの小説の映画化
[ダイクウコウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(1970-04-18)


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監督ジョージ・シートン
演出左近允洋(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
キャストバート・ランカスター(男優)メル・ベイカースフェルド(空港長)
ディーン・マーティン(男優)バーノン・デマレスト(機長)
ジーン・セバーグ(女優)タニア・リビングストン(旅客係)
ジャクリーン・ビセット(女優)グウェン・メイヘン(旅客係)
ジョージ・ケネディ〔男優・1925年生〕(男優)ジョー・パトローニ(保安主任)
ヘレン・ヘイズ〔1900年生〕(女優)エイダ・クウォンセット
ヴァン・ヘフリン(男優)D.O.ゲレロ(イネスの夫)
モーリン・ステイプルトン(女優)イネス・ゲレロ(ウエイトレス)
ロイド・ノーラン(男優)ハリー(税関職員)
バーバラ・ヘイル(女優)サラ・デマレスト(バーノンの妻)
ジェシー・ロイス・ランディス(女優)ミセス・ハリエット・ダバリー・モスマン
ウィット・ビセル(男優)デヴィッドソン
ダナ・ウィンター(女優)シンディ・ベイカースフェルド
ヴァージニア・グレイ(女優)ミセス・シュルツ
石森達幸メル・ベイカースフェルド(空港長)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
佐々木功バーノン・デマレスト(機長)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
宗形智子タニア・リビングストン(旅客係)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
水鳥鉄夫D.O.ゲレロ(イネスの夫)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
佐々木勝彦(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
千葉耕市(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
林延年(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
小野健一(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
斎藤志郎(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
金尾哲夫(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
中博史(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
小形満(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
喜田あゆ美(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
仲野裕(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
小林昭二メル・ベイカースフェルド(空港長)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
羽佐間道夫バーノン・デマレスト(機長)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ/テレビ朝日】)
木村俊恵タニア・リビングストン(旅客係)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
大宮悌二ジョー・パトローニ(保安主任)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
堀越節子エイダ・クウォンセット(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
巖金四郎(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
麻生美代子(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
田中亮一(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
八奈見乗児(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
岡本茉利(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
森功至(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
小宮山清(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
田の中勇(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
瑳川哲朗メル・ベイカースフェルド(空港長)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木弘子グウェン・メイヘン(旅客係)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林清志ジョー・パトローニ(保安主任)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤本譲D.O.ゲレロ(イネスの夫)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田勝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沼波輝枝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢木郁也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
龍田直樹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
徳丸完(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塚田恵美子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西村知道(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岡和男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アーサー・ヘイリー「大空港」(早川書房)
脚本ジョージ・シートン
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影アーネスト・ラズロ
ロイヤル・グリッグス(second cinematographer)
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
ロス・ハンター〔製作〕
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
美術アレクサンダー・ゴリッツェン
E・プレストン・エイムズ
衣装イーディス・ヘッド
録音ウォールドン・O・ワトソン
その他アルフレッド・ニューマン(指揮)
あらすじ
様々な人々が行き交うリンカーン国際空港は数十年ぶりの暴風雪に見舞われていた。  すでに手狭になっていた空港にとって、この吹雪は運行能力の限界を路程する結果を生み出してしまう。  管理責任者のメルは現状を回復しようと奔走するが、大型ジェットが足を雪に奪われ滑走路に巨体を横たえてしまっていた。  そんな時、吹雪をおして出発したローマ行きTGA2便に大事件が起き、リンカーン空港へ引き返すのだが・・・・

Moviegoers】さん(2003-10-27)
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【クチコミ・感想】

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39.《ネタバレ》 若い頃に見た映画であり、1970年代のパニックブームの火付け役になった映画である。登場人物それぞれにドラマがあり、一つの事件・事故を通して物語が展開する。実におもしろく、ハラハラどきどきの連続だった。これ以降この映画をまねたパニック映画がたくさん作られたが、これを超える映画はそうたくさんは出て来てないと思う。
この映画とちょうど同じ頃、よど号ハイジャック事件が起こり、その後は空港でのチェックが厳重になったが、それまでは機内に危険物を持ち込むような心配はされてなかった。今思うと信じられないことではあるが・・・。
やはりこの映画ではヘレン・ヘイズ演じるただ乗り婆さんであろう。助演女優賞受賞も当然と頷ける。
こういったとっさの事故では、機長の指示に従うことが極めて重要であり、機長にはそれだけの責任とカリスマが要求される。ディーン・マーチンの機長はその点では無難こなしはしたかもしれないが、やや公私混同の感がある。
バート・ランカスターの空港長夫妻の離婚話も、一件落着になって良かった。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-18 21:12:17)

38.《ネタバレ》 パニック映画というほどパニックしていないんだけど、後のパニック映画ブームの源流的な位置づけの作品だと思っています。吹雪の空港に起こった事態に対して警鐘を鳴らすような内容ではなく、そこで働く人たちの仕事と人間関係と人間性がテーマになっている。そうなると不倫や離婚や妊娠といったゴシップ要素も絡んで来る訳だけど、ジメジメした後味を残さないのがこの作品の良いところ。主人公の離婚や爆弾男の自殺などを、心情に沈潜せずにサラッと流し、タダ乗り婆さんや保安担当のジョージ・ケネディの個性なども同じ深度で描写する。人の営みを普遍的に描いた作品という印象で、堂々としています。久しぶりの鑑賞だったけど、ジャクリーン・ビセットはやっぱり麗しい。彼女を不倫妊娠させたディーン・マーチンが憎らしかったです。ヤキモチです。 アンドレ・タカシさん [地上波(吹替)] 6点(2011-04-16 23:15:20)(笑:1票)

37.面白かったけど・・・もう一押し欲しかったです。パニック物としてタワーリングインフェルノやポセイドンアドベンチャーなどと比べると、悲劇性や悲壮感があまり感じられないのが物足りない所。 TAKIさん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-05 22:52:00)

36.飛行機パニックもの、または空港パニックものがくっつき、最後まで登場人物の活躍が続く。で、ラストはハッピーエンド。テロリストや重大犯罪があるわけでなく、地味な話だけど、充分ドキドキする。ジャクリーヌビセット、ジーンセバーグ共に美しかった。あのただ乗りおばあちゃんも、いい味出してる。きれいな女優さんや頼りになる男たちがグランドホテル形式のストーリーで一気に話をたたみかける。娯楽作品とはこういう作品なんでしょうね。面白かった。でも空港の応接室が立派すぎたのが、ちょっと可笑しかった。 トントさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 18:16:25)


35.《ネタバレ》 見所が随所にあるものの、盛り上がりに欠け、パニックものの名作になりえていない。パニック部分は、飛行機爆破と滑走路の飛行機除去。危険人物が乗車しているのが判明する物語はよく描かれているが、犯人が孤立して爆破に至るまでが短かすぎる。もっと説得なり、争いがあってしかるべき。爆発も被害が小さく中途半端。爆発後、時間を置いて天井や側壁がはがれるなどパニックを持続させるべき。飛行機除去は、マックスパワーで移動できたが、後にはブルドーザーが控えていた。まずブルドーザーが失敗して、その後マックスパワーで成功とすれば盛り上がった。着陸も一工夫欲しい。視界不良で進入に失敗し旋回、何とか着陸するものの障害物などにより、クラッシュ、翼がもげるなどの見所が欲しい。騒音問題は竜頭蛇尾。強引な反対派に説得させる感動場面が欲しい。ドラマの部分は冗長的。タダ乗り老婆はいいが、不自然なほど長い。航空長や機長の不倫の部分はいらない。不倫で妊娠したスチュワーデスが怪我をしても可哀想とは思えない。悲劇の部分は悲劇に徹すべき。機長はあくまで正義感に溢れていてほしいものだ。爆破犯の心理の掘り下げは不十分。どれほど悲惨な人生を歩んできたとか、戦争や仕事で辛酸をなめたとか、妻や子供を愛しているとか、この人物が自殺までしてまで家族にお金を残したかった状況を同情できるように描いてほしかった。単なる異常者扱いではだめ。犯人に同情できれば、心に残る映画になったと思う。更に事件の顛末はテレビで放送されていたのだから、その様子も描くべきだろう。緊迫したアナウンサー様子や、それを見た家族の心配する様子など、盛り上がる要素だ。ツボは、保安主任ジョー(ジョージ・ケネディ)の葉巻。マックスパワーのとき葉巻に火をつけていない。成功したら、ばんざいで後ろに放り投げてしまった。操縦席は禁煙だからだろうか。最後メルからせしめたであろう葉巻の箱をかかえ、葉巻をくわえて登場。飛行機によくやったとねぎらいの言葉をかける。火がついているか知らないが、かっこいいです。絵になる男ですね。ジョーの人間ドラマの部分は少ししか描かれてないが、こういう小物を使うことによって、どういう人物か伝わってくる。他の主要人物のドラマ部分も見習うべきだった。昨今のパニックドラマは、パニック部分がメインで、ドラマが少。そういう意味で、貴重な映画。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-08 04:09:22)

34.’70の幕開けとして封切られたと思いますが、その当時に映画館で観ました。密航常習の老婦人のコミカルで可愛いくて微笑ましい演技に後で気づいたんですが、「武器よ、さらば」でゲーリー・クーパーの恋人役のあの美しい看護婦さんヘレン・ヘイズだったんですね。あれから今年は、すでにもう39年!!驚きと同時に月日のたつのはまさにアッというまですね。 白い男さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-21 14:43:35)

33.《ネタバレ》 前半は空港で働く人たちの地味なエピソード集を見せられ続けます。後半になるとやっと映画的展開になるのですが、パニックムービーを期待して鑑賞したのに、誰もパニックに陥っていず、冷静そのもの。ドラマチックな展開がある訳でもなし。地味だなぁ。 すべからさん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-22 23:52:13)

32.《ネタバレ》 パニック映画ではなく、パニックを媒介した人間ドラマの良作、といった感じ。特にアカデミー賞に受賞(ノミネート)された2人のキャラクターのドラマにひきつけられます。ただ、巨匠A・ニューマンのテーマ曲は素晴らしいのですが、会話のシーンでのスコアがやたら古ったいのが気になってしょうがなかった… j-hitchさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:51:47)

31.《ネタバレ》 おかしいなあ。飛行機がある高度以下になると爆発するパニックムービーのはずなのに…これからか?もう一展開あるのか?と思っているウチに飛行機が無事着陸して終わりました。そうです、ずっと『夜空の大空港』と間違って観ていました。 カタログさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2008-09-14 23:47:12)

30.用意した事件に関わる人物へちょっとしたドラマ描写を加えただけなので、それ程芸のあるものではない。
群像劇というのは、よっぽどそれぞれの思惑が緻密に交錯してあるうねりを生んでいる場合でもなければ感心させられることはない。 カラバ侯爵さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-08-19 08:31:03)

29.《ネタバレ》 一つ一つの話はある程度の面白さがあるものの、群集劇にしてはまとまりに欠け、テンポもそれほど良くなかった。 TOSHIさん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-08 23:33:08)

28.《ネタバレ》 これはやっぱり、ジョージケネディーでしょう。たしか、葉巻をくわえながら(ちがうか?)”こんなのチョロイゼ!”といった感じで、大雪にはまった旅客機をマックスパワーで脱出させるところ。吹雪のなか、滑走路上にて何度もスラストレバーをふかして、旅客機を動かすシーンは私の永遠のあこがれのシーンです。 映画”タワーリングインフェルノ”は、ジョージケネディーが出ていないから大勢死んだんだ!という、いつか、どっかのだれかが言った発言を思い出す。追加!バカな大学生のころ、せつない孤独の昼過ぎ、東京FMかなんかで”成田フライトインフォメーション”というのを、見知らぬはるか海外に思いをはせながら聴いていた。”そんときの!”番組に流れてるBGMが”大空港ラブテーマ”だったとは!!生きていてよかった。ああせつない。また、追加!願わくば、ジョントラボルタ主演、実機使用で”エアポート2011”かなんかできないかなあ。 1970年!こどもの私。日本ではアメリカやハリウッドが”夢あこがれ”として存在していた時代の、エアライン、アーキテクト、ファッション、ミュージック、アトモスフィア!全てに魅力の詰まった大好きな1本! 男ザンパノさん [地上波(吹替)] 7点(2007-06-06 01:01:55)(良:1票) (笑:1票)

27.群像劇、パニック映画のもはや古典となった。とにかくキャストが豪華。満腹、ごちそうさんといった感じで、とても面白く見た。 ジャッカルの目さん [地上波(吹替)] 8点(2007-05-06 10:25:35)

26.飛行機でのパニック映画としては物足りないけど、まあまあ楽しめた。リマスターなのもあるけど古い映画の割に映像が良かったし、前半の多くのストーリーが1つにつながったりというのも面白かった ラスウェルさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-07 23:04:19)

25.《ネタバレ》 飛行機のパニック物だとばかり思っていたので、あまりの前置きの長さに「あれ~?これって単なる人間模様を描いた作品だったのかぁ~」と観ていたら、上映時間の3/4にさしかかったところでやっとパニック映画らしくなった。それにしても飛行機の胴体に穴が開くまで長いこと、その前に描かれているドラマが若干コミカルに描かれているからとてもパニックになりそうな雰囲気ではなかったが、そのギャップが意外に新鮮だったりする。 みんてんさん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-17 18:52:33)(良:1票)

24.《ネタバレ》 空港の裏側、人間模様が面白かったです。パニック映画で括ってしまうと物足りなさは否めませんが、1970年に作られたなら納得もします。ジャクリーン・ビセットの若い時が見れるのがお得(゚▽゚=) うさぎ大福さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-16 21:59:51)

23.70年代の災害もののはしりだとか。この後、ポセイドン・アドベンチャー、大地震、タワーリング・インフェルノ等が製作されたと聞きます。本作もシリーズ化されたらしいです。今観ると、ややおとなしい感がありますが、グランドホテル形式にのっとって、空港と旅客機の中の空間でそれぞれの人間の人生模様を描いた秀作です。人間を描くには、この程度のトラブルがちょうどいいかと思います。バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジョージ・ケネディー。骨のある男性を中心としたドラマに、うまくジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、そしてヘレン・ヘイズがからまってまとまりよく仕上がっています。 ひよりんさん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-28 21:36:03)

22.《ネタバレ》 管制塔とコックピット、乗客と航空会社・・

人間関係がそれぞれ丁寧に緻密に描かれ好感が持てる。

すべてがジグゾーパズルのように繋がるよくできた秀作。

アクションシーンがあまりなくても、

これだけ緊迫感のあるそしてコミカルな暖かいジョークも忘れない。

パニックになった乗客の反応もそれぞれ面白くもさえある。

特によかったのが助演女優賞を本作で受賞した、

したたかでいい味のおばあちゃん役のヘレン・ヘイズ。

他にも出演女優が美しいのが目をひきますが、

特にスチュワーデス役のジャクリーン・ビセットがいい。

カメラワークも彼女の目線で撮られたシーンは楽しいし、

画面が切り替わるわかりやすい演出もいいです。

サスペンスはわかりにくいほどいい作品と勘違いしていませんか?

こんなに丁寧に作られたわかりやすいサスペンスもたまにはいいですよ。

なにしろ人間関係がよく描けていてこのシリーズ中一番人気なのもうなづける。

のちの映画にも影響を与えていると思われます。

おばあちゃんと爆弾犯人が並んで座るシーンは、

テリー・ギリアムの「12モンキーズ」のラストのシーンそっくりだし、

スピルバーグの「ターミナル」の中にもこの作品のいくつかのシーンが・・

サスペンスなのに人情モノ。

そしてコミカルであるけれども暖かい。

バート・ランカスターはこの役は適役であったし、

あいかわらず(このシリーズ全編出ている)ジョージ・ケネディもいい。

寒い寒い真冬のターミナルを舞台にあったかい人間ドラマ、

出会いと別れもありますし、

付近住民問題まで描かれています。

映画を観たなぁ・・という充実した後味を味わえることでしょう。


アルメイダさん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-23 15:01:09)(良:1票)

21.《ネタバレ》 次の「エアポート'75」とはたった4年の差なのに、「'75」は70年代のニオイぷんぷん、対してこちらの「大空港」は古き良き時代のハリウッドのニオイぷんぷん。映像のダイナミズムは実機を存分に空撮で捉えた「'75」に軍配が上がりますが(「大空港」は雪上での脱出シーンはともかく飛行シーンはミニチュア丸出しでコントみたいになっちゃう)、映画を見た!って充実感はやはりこの第一作がいちばん。様々なドラマを抱えた登場人物達が一夜の空港に集い織り成す物語は、ハッピーエンドに集約されてしまう訳にはいかない複雑な重層構造。私が特に印象に残ったのは、保険金目当てに飛行機を爆破してしまう事になる男の、その妻のエピソード。職のない夫に代わってカフェで働き、手持ちの金もなく、それでも夫を愛し、夫の身を案じて空港に駆けつけ、そして最後は乗客達に向って謝罪してまわり、泣き崩れる・・・全く救われてないよ、悲しいよ。その後の多くのパニック映画がラストには希望を提示して終わる中、この映画の人々はみな一様に輝く希望を与えられてはいないのですよね(無賃旅行のおばあちゃんを除いて)。そして現実は続く、という終わり。それがこの映画の味わいだと思います。それにしてもこの映画では職人魂を見せたジョージ・ケネディ扮するパトローニは、その後、副社長になったりパイロットになったり、波乱万丈の人生を歩んでおりますなぁ。 あにやん‍🌈さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-04 11:51:53)(良:2票)

20.群像劇としてはなかなかよく出来ています。ただ序盤は情報量が過多ぎみで、登場人物の整理がうまくできていません。ここを乗り切れるかどうかで、この映画を楽しめるかどうかが決まるでしょう。 Kさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-10 00:32:23)

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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 6.73点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
311.69% line
435.08% line
558.47% line
61322.03% line
72033.90% line
81525.42% line
911.69% line
1011.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.40点 Review5人
2 ストーリー評価 8.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.16点 Review6人
4 音楽評価 9.00点 Review4人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1970年 43回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞ヘレン・ヘイズ〔1900年生〕受賞 
助演女優賞モーリン・ステイプルトン候補(ノミネート) 
撮影賞アーネスト・ラズロ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アルフレッド・ニューマン候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞E・プレストン・エイムズ候補(ノミネート) 
美術賞アレクサンダー・ゴリッツェン候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞イーディス・ヘッド候補(ノミネート) 
脚色賞ジョージ・シートン候補(ノミネート) 
編集賞スチュアート・ギルモア候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1970年 28回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞モーリン・ステイプルトン受賞 
助演男優賞ジョージ・ケネディ〔男優・1925年生〕候補(ノミネート) 
作曲賞アルフレッド・ニューマン候補(ノミネート) 

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