みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 ジャパニーズホラーを満喫できる佳作。 転校生、占い、未解決事件、廃墟、悪夢。ジャパニーズホラーに必要不可欠な要素がぎっしり。『日本の湿ったホラーが見たい!』というときにはまさにうってつけです。 カッター、カビ、冷蔵庫、お堂、古い新聞、破れかけのポスターなど、雰囲気を盛り上げてくれるギミックも盛り沢山。 さあ、舞台は整った。あとは、『謎』が充実していれば、完璧です。 『龍介君とはいったい誰なのか?』『おかしくなっていく母親が執着する壁のカビに隠された真実とは?』『女子高生の間で伝わるいわくつきの「辻占い」とは?』 怖いけれど、怖すぎない。血しぶきが舞うけど、グロすぎない。そして続きが気になって仕方がない。 この吸引力こそが、日本のホラーが持っているパワーです。 ・・・そして、ラストのオチで期待を裏切るのも、日本のホラーでは、本当によくあること。 この作品も例外ではありません。 現実と悪夢、リアルと幻想の境界をうまいことぼかし、抜群のバランス感覚で完璧なまでの進行を見せていたのに、最後の最後で何故ファンタジーに逃げるのでしょう。だって精神病院から抜け出した頭のおかしい二人が、転校手続きなんてできるわけないじゃん。せめて二人は本当の親子で良かったのではないですか。奇をてらえば良いってもんじゃないのに、とにかくあっと言わそうという日本のホラーの悪いところが最も残念な形で出ちゃってます。 ラスト15分ですべて台無し。ですが、龍介君が榎本はるかに殺されるくだり。ここだけはサイコティックで現実感もあり、現在とばっちりリンクするのでグッジョブ。むしろ、それだけで良かったのです。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-05-18 14:54:40) ★5.期待度ゼロで(←ここ大事)見ましたが結構良かった。一番は展開のうまさだろうけど、役者陣が意外にはまっていてびっくり。まるでゆうこりんの様な後藤理沙の舌っ足らずや、見た目だけの松田龍平など、マイナス要素と思えるものを本当にうまく使っています。もちろん自分の持ち味をしっかり出した三輪姉妹や秋吉姉さんも良かった。たまに入る印象的な映像がB級臭いんだけど、全体の雰囲気が壊れるまではいっていない。そして一番感心したのは後半のネタばらし。題名でバレちゃってるじゃーん。と思っていたけど、きっとわかっていて付けたんでしょう。本当にうまい作りでした。そしてもう一つ。この映画を見た人の大半が見どころに挙げるであろうシーン。「好きで、好きで・・・」。これは鳥肌立ちました。怖い! 【オニール大佐】さん [インターネット(字幕)] 7点(2009-01-28 17:38:18) 4.三輪ひとみの生霊ストーカーの妖艶さを見るだけでも価値あり。限りなくか弱い華奢な躰に不釣り合いに自己主張する胸、整った顔立ち、闇と一体化する瞳、獲物を舐め回すぬめぬめと光る舌、精気を吸いつくす紅い唇。 【海野やよい】さん 7点(2004-08-27 00:32:02) 3.期待しないで鑑賞いたしましたが、秋吉久美子と後藤理沙親子だと思っていたのに、ビックリ致しました。浴室の壁に何かあると思ったけどやっぱりね。何故精神病院に入ったのか知りたくなりました。 【SAT】さん 6点(2004-05-06 22:50:31) 2.映像化された伊藤潤二作品の中ではトップクラスの出来。主人公二人の演技が学芸会レベルだけど「うずまき」に比べれば全く無問題。完全に主人公を食ってしまっている三輪姉妹の怪演も必見。 【終末婚】さん 7点(2004-03-08 21:23:02) 1.期待していなかったせいか、結構面白かった。伏線の張り方が巧い。教師のスズメの話やボロボロになった尋ね人ポスター、浴室のシミ……等々、これらが物語の進行に合わせて、パズルのピースのように一つ一つハマっていくのには、ある種の快感を覚える。 【松下怜之佑】さん 8点(2001-11-08 10:41:41)(良:1票)
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