みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.話題作というだけで衝動的に鑑賞してきました。 原作の漫画はチラッと読んだことがある程度ですが、大まかな概要は把握しておりました。 観終わった感想を単刀直入に申し上げるなら、「非常に残念な仕上り」と言わざるを得ない。 これは単に、製作費の問題や監督の力量の無さだけに留まらず、根本的な部分で言えば、脚本が失敗している。 映画の良し悪しは、脚本で決まるというくらい大事なもの。ダメな脚本でも莫大な資金、監督の手腕、センスで良い映画はできるけども、監督は明らかな人選ミスでしょう。これが第2の失敗。 挙げればキリがないためこれ以上は申し上げません。 昨今の邦画界は、テレビドラマや漫画・アニメの映画化ばかり。 確かに、作品の知名度もメディア露出も良い上、他媒体とのコラボもあったりと、劇場以外での収益の見込みが立て易いのも確か。 しかしながら、これだけは言わせて頂きたい。 お金目的以外に実写化させる意味・意図がないのならば、少なくとも私はこれならアニメでも充分じゃんって感じました。 (ハッキリ言って頑張ってはいるけどCGレベルは低い。予算の問題もあると思うけど、この出来栄えでGOしてしまうあたり、作品に対する愛情は感じられない)細かい演出ひとつとってもベタ過ぎてプロ監督なのか疑うレベル。 本当に、これなら、、アニメで充分である! 決してつまらなくはない。上映時間も短いのが幸いして、チープで滑稽な演出・シーンをダラダラと見ずに済む。 ただ、これに満足しちゃったら日本の映画界に未来はない。 【シネマブルク】さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-04 09:53:11) 6.《ネタバレ》 特撮の部分は凄かったです。冒頭の巨人の人間踊り喰いの連続から、終盤のエレンが変身した巨人の大暴れまで、あの阿鼻叫喚の場面を映画館で観れた満足感は大きかったです。特に後者に関しては、今まで人間たちが成す術もなく食い散らかさせる場面を繰り返し見せられたせいもあり、その巨人たちを圧倒的な質量で殴り殺すシーンにはカタルシスを覚えました。 しかし残念ながら、個人的に良かったなと思えたのもその部分だけで、後はかなり歪な部分が目立つ作品になってしまっていたと言わざるを得ません。先ず、脚本については不味い点が散見されます。あれだけ壁外に行く前に、「巨人は音に反応するから、大声を出すな」と言われているのに、やれ戦場で喧嘩をするわ、やれピアノを弾くわ、普通にエンジン音がでかい車に乗るわ、etc……。好意的に「まあ周りの索敵を終わらせた上での行動なのだろうなぁ」と勝手に解釈していたら、後半で「実は巨人を確り呼び寄せちゃってました」ってされてもなぁ。人類の未来を背負っているにしては余りにも無能と呆れるしかないです。中でも赤ちゃんの声が聞こえたと言って、巨人をむざむざ呼び寄せてしまったという中盤の展開は、ひどすぎる。謂わば、巨人に隊が襲われるという結果のために、無理矢理に原因を作りましたと言う感じ。あと原作の序盤の胆が「自由を求めなければ人間は家畜と同様である」「世界は言うまでもなく残酷である。強者が弱者を食い殺す実に単純明快な世界である」というメッセージは分かりますし、それぞれ私が原作で最も好きな部分ではありますが、実写化したときにキャラクターにそれをそのまま喋らすのは余りにも下策です。漫画で成り立つセリフを映画にそのまま持ち込んでも説明臭くって堪らないんですよね。色々と脚本が残念な映画でした。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-08-04 07:20:43) ★5.《ネタバレ》 原作はずっと前に1回読んだだけで大まかなストーリーしか把握していない状態での鑑賞。あらゆるレビューサイトで酷評を受けている印象の本作だが、敵の巨人たちの生理的な気持ち悪さ、序盤の捕食シーンの絶望感はなかなかのもの。アクションシーンが短く、しょぼかったり、出てくるキャラクターの8割以上がバカだったり、悪いところを探せば枚挙に暇がないのは確か。実写化されると聞たとき、巨人対巨人のシーンより立体起動のシーンに期待していたので、紀里谷和明作品の出来損ないみたいなシーンが出てきたときはがっかりしたのも事実。しかしながら、言われてるほど悪くはなかったように感じた。少なくとも100分緊張感を持続して見れたので及第点。一番良かったのは後編の予告編。あ、あと石原さとみ。 【bolody】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-08-02 23:02:30) 4.《ネタバレ》 冒頭、不発弾の上でぴょんぴょん跳ねるエレンの台詞でもうダメだと思いましたが、ハードルを下げたら意外に観れました。巨人の群れが和風妖怪みたいで不気味で良かったです。立体機動はワイヤにググッと引っ張られる感じがなく、ただ空を飛んでいるだけで残念でした。武田梨奈と清野菜名が出てるのに彼女たちのアクション無しとはどういう事なのでしょうか。ミカサはやはり橋本愛が良かったです。後半画面が暗すぎてつまらなかったです。原作改変は大歓迎でしたが、兵隊の話なのに熱いとか格好良いとか全くなくて残念でした。町山君は他人が作った映画を批判したり、プレスを読んだだけなのに観たつもりになって持ち上げるという高度な技を駆使しながらアメリカ西海岸で暮らしていますが、何故自分の名前が残る映画では糞脚本を書いてしまったのだろうか。私はお喋りが上手い町山君の事が好きだったのにがっかりです。 【DAIMETAL】さん [映画館(邦画)] 0点(2015-08-02 11:18:03)(笑:1票) 3.《ネタバレ》 言わずもがなの原作に加え、傑作の誉れ高いアニメまでを背景に抱え、この実写版はいかにして負け戦を戦い抜くのかという点に感心があったのですが、監督はかなり良い仕事をしています。エッジの立った世界観の醸成には成功しているし、残酷描写からも逃げていません。どうやって実写で表現するのか見当もつかなかった立体機動装置での戦闘シーンは期待以上によくできており、ビジュアル面では問題を感じませんでした。邦画の厳しい制約条件下でこれだけのものを作れたのであれば、成功と言えるでしょう。ビジュアル面ではの話ですが。 問題は、ドラマパートの出来が致命的に悪いこと。今どき青春ドラマでもやらないような臭いセリフの応酬戦には失笑の連続でした。これは役者や監督のせいではなく、マンガやアニメでは成立しても、実写でこれをやらせるとおかしいという判断ができなかった脚本家の手落ちです。脚本を務めたのは渡辺雄介氏と町山智浩氏。渡辺氏は『20世紀少年』『GANTZ』『ガッチャマン』といった粗悪品を連打している邦画界の要注意人物。一方の町山氏は映画秘宝のゴッドファーザーであり、彼の起用により、批判の急先鋒となるであろう映画秘宝を取り込み、渡辺氏に対して映画ファンが抱く懸念を中和しようとした製作陣の奇策は面白いと感じましたが、当の町山氏は映画評論家としては高名であっても脚本家としては素人同然であるため、作品のクォリティには貢献できていません。 作戦中にフラフラと個人行動をとったり、大声を出してはいけない場所で叫んだりして危険を呼び込むという、この手のパニック映画でやって欲しくない行動が多くてイライラさせられます。一応は自らの意思で志願して訓練まで受けた職業軍人でありながら、登場人物達には恐ろしく規律がなく、巨人が支配する危険地帯に足を踏み入れているという緊張感もありません。挙げ句の果てには、どうでもいい痴話喧嘩まで始める始末。エレンがミカサに惚れているのを知って「ミカサとヤってんだぜ」自慢するシキシマ、そんな二人の関係を知って落ち込むエレンに擦り寄り、「子持ちの女はお嫌い?」と言って胸を揉ませるヒアナと、もうメチャクチャなのです。安全の確保された基地でならともかく、最前線でいつ巨人から襲われてもおかしくないシチュエーションでこれをやってるのだから呆れます。 一応、完結編も見ますが、相当頑張らないと挽回は厳しいと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-02 00:48:28) 2.《ネタバレ》 不安定な足元の世界でキャラ達がもつれるように動いてゆきます。明確な前進のベクトルの無い、運命に囚われた世界。 だけど映画自体が足もつれまくっちゃってるような状態で。 特撮に期待しましたが周囲がヨイショし過ぎたせいか「結局こんなモンか」って。革新的な映像!とか視覚的興奮!とか、そういうトコには行ってなくて。「大きい巨人キタわ~!・・・って『学校の怪談2』のラスボスに似てね?」みたいな。小型サイズの巨人は普通の日本人の方々が演じていらっしゃいます、ってのがよーく見えてちょっといたたまれなくなっちゃいますし。立体機動はハニメーションみたい、つーか『キャシャーン』あたりからちっとも変ってない感じ。 でもね、そんなでも結構面白く見られました、巨人シーンと立体機動シーンは。 問題はドラマ部分で、これがもう面白くもなんともなくて。なんでしょ、ドラマがちゃんとドラマとして昇華されていかない感覚、キャラにちっとも心が動いていかないもどかしい感じ、様々なエピソードや表現が上滑りしまくってる印象、脚本とか演出とか編集とか音楽とか、もうちゃんとまとめようって気が無いのかいな、っていう分裂症気味なシーンの連続なんですよね。カットごと、いや1つのカット内でも画面上のキャラごとにテンションやリズムがバラバラなの。流れが無くて混沌としていて。それは狙った混沌とは違う混沌が生じてるんでないかと。 樋口監督は役者さんを上手く撮る人ではないので、そこを改善できないかなぁ。唐突なスローモーションに頼ってもそれが印象的になるって訳ではないですしねぇ。とりあえず目線、なのかなぁ。もっと印象的な目があれば。 っていうか、それは巨人も同じで。平成ガメラも敵怪獣には目線が存在してないんですよね。ギャオスも成体レギオンもイリスも黒目が無いの(群体レギオンにはあったような気がしてきた・・・確認すんの面倒クサイ)。巨人は黒目があるのですが、その目で見られる恐怖ってのが薄かったなぁ、と。『大魔神』の恐ろしい目、アレが欲しかったなぁ。 人の目を見て話しましょう、って、過去作から見てもそこら辺がウィークポイントになってるのかな。 ただ、IMAXで見るだけのサイズ感はある映画だと思います。邦画には稀有ですから、その点だけは、はい。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2015-08-01 19:15:05) 1.原作既読。まぁ大傑作である原作も最近テンションが落ちてきてるんで、ここいらで喝入れの意味で盛大にぶち壊してやろうと言う意図なら分からなくもないです。(そう言う意図が全くないのは承知の上で言ってます)。それとハンジ役の石原さとみは原作を良く読み込んでいるのか立派にハンジを演じてました。評価できるとしたらこのくらいですね。 後はちょっとどこから突っ込んでいいのか途方にくれる作品なので、とりあえずこの辺で・・・。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 3点(2015-08-01 13:35:21)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS